In Deep

地球最期のニュースと資料

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血に染まった過去を持つアゾフ海に隆起する「泥火山による新しい島」。その場所は地獄と化したウクライナとロシアが共有する場所だった

      2017/12/06

ロシアのアゾフ海の海岸近くに作られつつある新しい「泥の島」

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THE WATCHERS

 

やや悪魔な香りのする時代だから思い出す『事件記者コルチャック』

中学生の頃、毎週必ず見ていたテレビ番組に、アメリカのドラマ『事件記者コルチャック』というものがありました。Wikipedia を見ますと、日本での放映は 1976年とありますので、中学1年生くらいの時ですかね。

どんな内容かといいますと、その Wiipedia から抜粋しますと、

シカゴの新聞社インディペンデント通信社の、冴えない中年事件記者コルチャックは、編集長のヴィンセントに怒鳴られながら取材に走り回るが、彼の関わる事件はなぜか怪物や心霊現象のからんだものばかり。

切り裂きジャック、亡霊、狼男、ゾンビ、吸血鬼、果ては宇宙生物までが、次から次へと登場する。

というようなものですが、本当にコワイ話が多かったですが、そこに、主人公の日本語吹き替えをされていた声優の大塚周夫さんのコミカルな声の演技が組み合わさり、何ともいえない独特の世界観を作り出していたのでした。

大塚周夫さんといえば、ルパン三世の初代の石川五右衛門やゲゲゲの鬼太郎のネズミ男など、日本を代表するアニメのキャラクターの数々を演じた大御所ですが、このコルチャック役の「当たり役」も異常なほどで、もしかすると、原語の英語版をはるかに上回る面白さだったかもしれません。

なんで、こんな話を書いているかといいますと、事件記者コルチャックは、毎回の「日本語タイトル」が良かったんですね。

英語版の原題をほとんど無視して、むしろ内容に忠実なタイトルにしたものが多いんですが、たとえば、

「地獄の底からはい上がる女悪魔」

とか、

「地獄をさまよう悪霊ラクシャサ」

とか、「悪魔」とか「地獄」とか「魔術」とか、そういう言葉がてんこもりの邦題で、ふと思うと、この事件記者コルチャックのタイトル・センスの影響が In Deep のタイトル付けに影響しているなあと。

今回の記事など、

「血に染まった過去を持つアゾフ海に隆起する「泥火山による新しい島」。そして、その場所は地獄と化したウクライナとロシアが共有する場所だった」

というような一種まがまがしいタイトルですが、コルチャックのタイトル「的」な雰囲気がありまして、コルチャックの影響は今もなお続いているなあと思った次第です(そんな説明のために、こんな関係ないことを長々と書いたのかよ)

 

しかし、今、当時の予告編などを見てみますと、今になって知ることと通じるようなことは多かったことに気づきます。

たとえば、コルチャックでは、

・人間社会に入り込んでいる「悪魔」の存在

・地底に「悪の存在」があること

・物質に「怨念」が留まること

などが何度も出てきまして、ブログを書き始めてから知り得たことと通じる部分もないではないです。

話はどれも恐い内容でしたが、毎回の「次回予告」も、とても楽しみにして見ていました。予告も大塚周夫さんの声で内容が語られるので、恐そうであるのですが、「やっぱり見たい」と思い、来週を楽しみにまた1週間を過ごしたのでした(北海道での放映は日曜日の夜 10時 30分という結構遅い時間でした。)

下は「悪魔に魂を売った男」という回と「地獄をさまよう悪霊ラクシャサ」という2本分の当時の予告ですけれど、「逆五芒星のペンダントをつけた犬」とか、「蘇ったインドの神話の悪魔」などのフレーズは、今は別の意味で見たい気もします。

上の動画より、逆五芒星のペンダントをつけた犬
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この「逆五芒星をつけた犬」なんてものを中学生の時にすでに見ていたあたり、後に「悪魔に興味を持つ」ようになるのに十分だったかもしれません。

さて、余談が長くなってしまいましたが(ほんとだな)、最近、ロシアにある「アゾフ海」という内海で、冒頭の写真のように、「泥火山」というものの活動により新しい島が出現したことが報じられていたのですが、そのことで何となく思い出すことがありました。

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3年前のアゾフ海で起きていたこと

タイトルに「血に染まった過去を持つアゾフ海」とありますが、これは比喩などではなく、下のようなことが起きたことを記事にしたことがあります。

azov-red-01

▲ 2012年7月25日の English Russia より。

この記事を、

赤の意味: 再び現れた赤い海と赤い雨
 2012/07/31

という記事でご紹介したことがありましたが、短い記事ですので、そのイングリッシュ・ロシアの記事を再度掲載しておたきいと思います。


 

アゾフ海が血の赤に変わった

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ウクライナ南東部にあるベルジャンスク村付近で、アゾフ海の海の色が「血の色」に変わったという出来事で起きており、住民の人々と、そして科学者たちも困惑している。

地元ではパニックも

地元の住民の中には、「これは何かが起きる前兆なのではないのか」と言う人々が多くいる。地元の当局は、これはあくまで自然現象であり、通常のことであると説明することで住民たちに平静を求めているが、しかし、長年住んでいる住民たちにとっては、この現象が「普通のことではない」と感じているという。

現在、科学者たちによって分析が進められているが、今のところは原因はわかっていない。有毒な物質である可能性も排除できていないため、解明が待たれるところだ。


 

という内容の記事でしたが、この記事の、

> ウクライナ南東部にある

という部分に気づかれるかと思います。

冒頭の泥火山の報道では「ロシアのアゾフ海で」とありますが、実は、アゾフ海というのは下の位置にあるのです。

アゾフ海の位置
azov-map・Google Map

 

このアゾフ海こそ、「ロシアとウクライナの双方に面している」場所にある内海なのでした。

そして、その「ロシアとウクライナに接する内海が真っ赤に染まった」のは、3年前の 2012年のことでした。

その翌年から、ウクライナでは「本当の血が流れ続ける」事態が激しく進行し、あるいは今も続いています。

ロシアとウクライナの問題は常に複雑とはいえ、2013年頃から始まり、2014年に本格的な暴動や内戦に突入したウクライナの状況はすさまじいもので、まさに「地獄のような」という形容が合う状況が続いていた(あるいは、続いている)と思います。

2014年1月のウクライナ・キエフ

nt-ukraine

▲ 2014年3月1日の In Deep カオス化する2014年 : 地獄の業火に包まれ続けたウクライナと「プロビデンスの目」を結びつけるもの より。写真の元記事はニューヨーク・タイムズ

 

さきほどリンクしました赤の意味…という記事では、書いているうちに、内容が「なぜ赤血球は赤いのか」というようなことを中心とした記事になってしまいましたが、そういう複雑なことでなくとも、この「ロシアとウクライナに接するアゾフ海が血の色に染まり、そして、その後のこれらの国の状況」を見ていると、自然現象には

 

「単純な予言性」

 

みたいなものも含まれているのかなあと今にして思います。

 

さきほどのイングリッシュ・ロシアの記事で、ウクライナの住民たちの中に、

> 「これは何かが起きる前兆なのではないのか」と言う人々が多くいる。

とありましたが、前兆かどうかはともかく、「何かは起きた」と言えるのかもしれません。

 

ちなみに、「なぜ赤血球は赤いのか」については、赤血球に含まれるヘモグロビンのためなのですが、一言でいえば、私たちの血が赤いのは「鉄」の分子から赤血球が構成されているからということになります。

つまり、私たちは「体の中を駆け巡る鉄によって生きている」ともいえるし、「鉄によって生かされている」という極端な言い方もできないではないです。

そして、非常に興味深いことは、血を赤くしている赤血球は、

 

「 DNA を持たない」

 

のです。

ヒトだけではなく、哺乳類の赤血球は、成熟の途中で細胞核などの細胞器官を失っているので、どんな動物も、血を赤くする赤血球に DNA はないのです。

私たちの体中のシステムの中で、唯一といえるような「生き物的ではないもの」が赤血球なんです。

そして、その赤血球が象徴するものが「赤」なんです。

 

・ DNA を持たない組織 → 生命ではない

・その「生命ではないもの(血)」が流れて、ヒトは生きられている

・その「生命ではないもの(血)」が流れることは死も意味する

 

というようなことで、このあたり、ここ以上には考えが進まないですが、人間(と、あらゆる哺乳類)の肉体というのが、根本のところで、「生命と定義できなそうなものに牛耳られているというのは、何となく興味深いことでした。

まあ、「血の真実」のことはさておき、その、いわくありげなアゾフ海に、今度は「泥火山」による新しい島が形作られているということになっていて、その報道をご紹介したいと思います。

泥火山自体が珍しい現象であるということではなく、「赤く染まったことのある場所に、泥の新しい島が作られている」ということが気になった次第です。

「新しい島」というのも一昨年から続いているキーワードでもあります。

[参考記事]
大陸の隆起の時代 : トンガ沖の「新しい島」や西之島が急拡大している中、アトランティスやレムリア大陸の幻想は現実になる?
パキスタンの新しい島を見て、最近の「海底の異変」の場所を思い返してみました
ドイツの沖合で「新しい島」が浮上を続けおり、その地は鳥たちの聖域に

 

短い報道ですが、それをご紹介して、今回は締めたいと思います。

なお、記事の動画は、オリジナルのものが、撮影した人たちのロシア語の会話が大きくて、それをカットして短くしたものです。


A new mud volcano island forms in the Sea of Azov, Russia

THE WATCHERS 2015/10/27

 

ロシアのアゾフ海で新しい泥火山の島が作られている

 

 

ロシアのアゾフ海で、新たに泥火山による島が形作られていることが、ロシアのメディアで報道されている。

10月25日に、アゾフ海のタマン半島の海岸からわずか数メートルのところに島が作り出されているという。地元住民たちが、その様子をカメラに収めた。

泥火山は、「火山」と呼ばれるが、必ずしも火山活動と関係してはいない。

このタイプの泥火山は、クラスノダール地方のテムリュク地区で、過去 50年間で約 30個が発見されており、基本的には人に害を与えるものではない。

ロシアでは、クラスノダール地方などで一般的な現象で、その泥は化粧品や治療用の「泥風呂」などに使用される。



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