10月20日にスペインのエス・ベルデ島沿岸に出現した渦
・UH Noticias
2010年5月25日配信のウェブボット ALTAレポートより
・ 「渦巻き状のもの」が空や宇宙に現れるとのデータがある。これは時計回り、ないしは反時計回りの「渦巻き状のもの」で、主に北半球に現れるとある。
・ 「渦巻き状のもの」というキーワードのデータ上のつながりをたどって行くと、「宇宙からの未知のエネルギー」と関係が深いことが分かる。
▲ 20014年05月19日の In Deep むしろ謎が深まる中国の落下体。そして、死者の日の祭典が行われるメキシコ・オアハカに出現したノルウェータイプの「光の渦」より。
渦の出現で知った、いわくありげなスペインの島と海域
先日、スペインの海域の島の横に冒頭のように見事な「渦」が出現したという報道を見かけました。
「渦」といえば In Deep と誰しもが言うほど(そうなのかよ)、いや・・・まあ、過去に少し記事にしたことがある程度の話なんですが、たとえば、空に出現した渦なども上のように 2010年頃からはとても頻繁に見られるようになっています。
今回のスペインの海の渦もなかなか美しく、私の「渦コレクション」の中でもかなり巨大で美しいものだということは言えます。
さて、渦に絡んだ有名なダジャレとして知られる(そりゃ今はいいわ)・・・そうですか。
では、それは後半に回すとして、過去の「渦」の中で海に出現した渦としては、2010年11月6日に、島根県の東部と鳥取県の西部にまたがって位置する「中海」という湖で、巨大なアオコ(藻)の渦巻きが観測されたことがありました。
2010年11月に鳥取県に出現した渦 / 直径50メートル
▲ 過去記事「南極上空に現れた「月のサイズ」ほどもある渦巻き」より。
これらも含めて、単に渦が現れたというだけなら、よくあることかもしれないのですが、冒頭の写真が載せられていたスペインのメディアの記事には、
> アトランティスと呼ばれているエス・ベルデ島
という記述があるのですね。
「スペインのアトランティスの話なんて聞いたことないなあ」と思いまして、そこに興味が出てきたのでした。
冒頭の記事は短いものですので、まずは先にご紹介しておきます。
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Captan una sobrecogedora espiral en el mar entre Sa Pedrera y es Vedrà
UH Noticias 2015.10.24
イビサ島とエス・ベルデ島の間で、息をのむような美しい渦が撮影される
スペインのイビサ島近くにあるエス・ベルデ島の海域で、息をのむような壮大な渦が出現した。
エス・ベルデ島は「アトランティス」として呼ばれていることでも知られている。
この写真がフェイスブックにアップロードされて以来、数多くの人々がこの光景に魅了されているが、その一方で、このような現象が自然による現象なのかどうかということで論議がおこなわれてもいる。
この光景を目撃して撮影した人物の1人にジャック・ランバートさんがいる。彼は、嵐の後の 10月20日に友人と島のこのエリアを訪れていたが、その時、海岸から広がるこの圧倒的な渦を目にしたのだった。
彼はすぐにその光景を撮影した。彼らが山の頂上に到着した時には、すでにこの渦は消えていた。
この現象については、海流の流れと雨によって崖から海に流れで出た泥水の組合せにより出現したとする主張があるが、いずれにしても、アトランティスを中心に展開するこの巨大な渦は、この島に数多くあるミステリーの新しいリストになり得る。
それにしても、この神秘的な巨大な渦は、本当に海流による、異なる色の海水の組合せで起きたものなのだろうか。
あるいは、地元の人たちにアトランティスと呼ばれるこの島で起きたこの不可解な現象は、まさに伝説の水没都市アトランティスの隠しゲートだとか? しかし、それらは結局わからないままだ。
ここまでです。
というようなものなんですが、「アトランティス」とはどういう意味なのかはわからないままです。
「渦に満ちた島」エス・ベルデ
まず、そのエス・ベルデ島という島の場所なんですが、スペインの海域にイビサ島という観光でわりと有名な島があります。
そのイビサ島の南西部にある小さな無人島がエス・ベルデ島のようです。
下のような島です。
・ES VEDRA, ONE OF THE MOST MAGICAL PLACES IN IBIZA
しかし、「なんでアトランティスなんだ?」ということがどうしてもわからず、少し調べていましたら、いろいろと写真を検索していますと、このエス・ベルデ島という島は、「どうも渦に溢れている」のですね。
エス・ベルデ島を展望できるイビサ島にあるという渦状の石
エス・ベルデ島にかかる渦状の雲
・Es Vedrà, the mysterious island
そして、どうやら、エス・ベルデ島という島には、昔からミステリー系の話が多く存在していることを、イビサ島の観光サイトで知りました。
その内容の概要をご紹介したいと思います。
ここからです。
エス・ベルデ島
イビサ島の観光客たちのお気に入りのスポットとして名高い場所に、2002年以来、自然保護区に指定されているエス・ベルデ島だ。この島は7つの小さな島から構成されていて、最も高い場所で 385メートルの小さな島だ。
昔から、この島はエネルギーの貯蔵庫と伝えられており、数多くの伝説とミステリーが存在する。
このエス・ベルデ島では、非常に多くの人たちが UFO の目撃を主張してきた歴史がある。しかし、一方で、この島を訪れる観光客たちの中には、ヒッピーや、幻覚剤などを使用している人たちが多いことも事実で、それが UFO 目撃の多い原因ではないかとも言われる。
しかし、ヒッピーはさておき、地元の漁師たちもまた、彼らの船の下の海域で「光を目撃した」と主張しているのだ。また、地元のダイバーたちは、海の中で強力な金属音を聞くと言う。
超常現象などの専門家や研究者たちは、エス・ベルデ島がカルペ岩によって形成される、いわゆる「バミューダトライアングル」と呼ばれる海域と同じ特徴を持っていると主張している。
あるいは、この島の磁気放射は、ストーンヘンジの石や、エジプトのピラミッド、イースター島の彫像などと比較することができるとも言う。この磁気放射は、イビサ島全体に影響を与えているとも言われている。
イビサ島では、ハトなどの鳥類が飛ぶ方向を見失う例がよく見られるが、その理由はこの磁気放射で説明できるという。
ここまでです。
アトランティスと地元で呼ばれる明確な理由はわからないながらも、大体の、この島の「輪郭」はわかってきました。
何かこう、「島、あるいは周辺海域から強い磁気を放射している可能性がある」ということらしいのですね。
そういうのがあるのであれば、今回の冒頭の右図のようなことも、起き得るのかもしれないと。
ところで、この、
「磁気による渦」
というフレーズを聞きまして、ずいぶん昔の記事ですが、
・2008年、なぜ世界中の海軍は海賊征伐の目的でアデン湾に向かったのか
2010/12/06
という記事でご紹介した海外の記事を思い出しました。
アデン湾とは、中東の下の位置にある海域です。
信憑性がやや乏しいかもしれないメディアの記事ではありますが、今でも興味深く感じることは事実ですので、その時ご紹介した記事の一部を抜粋します。全体に関しては、上のリンクから読んでいただけると幸いです。
謎の「渦」が世界的な天候カタストロフ(大災害)を引き起こすと警告
ロシア北洋艦隊のマクシーモフ提督が、同国のプーチン首相に対して奇妙な報告をする準備をしている。
その報告によると、現在、アデン湾に「謎の磁気の渦」が存在しており、それが、ロシアと米国と中国との連携を阻んでいるのだという。
さらに、その磁気の渦が何なのか、そして、どうしてそれが存在するのかということを確認することさえできない状態だという。
今回の報告によると、この「渦」が形成されたことに最初に気づいたのは、米国の科学者で、それは 2000年後半のことだった。
「渦」は、2000年11月に発見されてから、比較的そのままの状態で安定していたが、 2008年の後半になって、渦は「拡大」し始めた。米国はこの謎の現象について「通常ではない警告」を、各国に発令し、各国は海軍をこの地域に派遣した。
というものでした。
こういう話は、わりと「スターゲート」とか、そういう話と絡みやすくなったりするようで、上の記事も原文は次第にそちらの方向に進みますが、そのあたりは私はよくわからないですので、ふれていません。
スターゲートだとか「別宇宙」とかの話でいえば、先日の記事、
・「ブラックホールを創り、パラレル・ユニヴァースとコンタクトする目的」のためのCERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の過去最大のエネルギーによる稼働は継続中。結果はどちらに転ぶ?
2015/10/22
なんかも継続しているようで、「いろいろな宇宙との接触」という概念がいろいろなところで広がっているのかもしれない・・・と考えるのも楽しいといえば楽しいですね。
過去の「渦」を少しご紹介しようと思っていましたが、少し記事が長くなりましたので、過去記事のリンクに留めておきたいと思います。
・太平洋上に出現した3つの「渦」: アメリカ数州で非常事態宣言と大統領災害宣言が発令
・木星・土星などに続いて「金星の極点」でも確認される奇妙な巨大渦巻き
渦の現象はこれからもまだ増えるのでしょうかね。
さて、締めとして、渦に絡んだ有名なダジャレとして知られる(そりゃ、やっぱりいいわ)・・・そうですか。