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2018年からの世界 地球という場所の真実 日本の未来

日本国内のバラバラの場所でのマグニチュード4 / あるいは震度3以上の地震が連続しすぎていることで実感する「日本列島の地質の活溌化」

投稿日:

6月26日に震度を記録した日本の地震(赤の囲みはM4以上)


地震情報

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先ほどふと「今日は震度 3以上の地震が多いなあ」と思いました。

それで、今日(6月26日)と最近の地震情報を見ていまして、知ったことや気づいたことを、やや雑談めいたものになるかもしれないですが、書かせていただこうと思います。

今日に関しては、注目すべきこととして、

「それぞれほとんど別の場所で、マグニチュード 4以上の地震が、5時間くらいの間に連続して起きている」

ということでした。

地震大国の日本とはいえ、マグニチュード 4以上の地震が平時にこれほど連続するということは、そんなにあることではありません。

ちなみに、大阪の地震のあった場所はもはやまったく絡んでいません。

 

これを書いている今は、6月26日の午後 9時頃なのですが、その時点までの一日で「震度を記録した地震」の数は 11回に上ります。

これが多いのかそうでもないのかはわかりにくいかもしれないですが、震度を記録した地震という括りでは、多いほうにあたります。

たとえば、この 6月の日本での毎日の地震の回数を調べてみますと以下のようになります。

2018年6月に「震度」が記録された日本国内の地震

06月01日 0回
06月02日 2回
06月03日 12回
06月04日 3回
06月05日 1回
06月06日 7回
06月07日 6回
06月08日 2回
06月09日 3回
06月10日 2回
06月11日 4回
06月12日 6回
06月13日 1回
06月14日 9回
06月15日 5回
06月16日 14回 ※ 千葉で地震が連続した日
06月17日 6回
06月18日 23回 ※ 大阪で M5.9が発生
06月19日 16回
06月20日 8回
06月21日 5回
06月22日 6回
06月23日 2回
06月24日 4回
06月25日 8回
06月26日 11回

こう見てみると、この 11回というのが、なかなか多いということがおわかりかと思います。

6月16日に「 14回」という日があるのですが、この日は千葉県で地震が多数起きた日でして、一般的な説明では、以下の記事で取りあげました「スロー地震」が関係しているのではないかとされています。

6月初めより千葉・房総沖で「スロー地震」が発生。プレート境界の地盤が数センチメートル動く。防災科学技術研究所は今後の地震に注意をと

6月18日は、大阪でマグニチュード 5.9の地震が起きた日ですが、もともとがそれほど巨大な規模ということでもなく、 この地震の予震は3日目くらいまでには、ほとんど収まっています。

そんな中で、私が何となく注目したのは、

6月3日

と、そして今日、

6月26日

のふたつの日で、一日に起きた地震の数もわりと多かったのですが、その「震源」が、

「日本を縦断している」

のです。

それぞれ印をつけましたので、ご覧下さい。

6月3日 日本国内で震度を記録した地震の分布

そして、以下は今日 6月26日の地震の分布です。

6月26日 日本国内で震度を記録した地震の分布

どちらも、「偏りなく日本列島を縦断している」という雰囲気があります。

そして、今日の場合は、このような震源の配置で、マグニチュード 4を越える地震、あるいは震度 3を越える地震が連発していたというのが興味深いところです。

日本列島の北から南まで満遍なくマグニチュード 4程度の地震が起き続けるという日は,ちゃんと調べたことはないですが、平時では多くはないはずです。

だから何がどうなるということではないですが、

「 6月のこの異様な感じ」

というものを今日もちょっと感じた次第です。

まあ、過去記事で取りあげていますように、今の時期、地震はいつ起きても、どこで起きても不思議ではないのですが、上の地震の分布図を見ますと、日本列島全体での「地質の躍動」みたいなものが感じられ、それなりの出来事も近いのかもしれないとも思います。

なお、この「起きても不思議ではない」というのは、地質学的根拠は以下の記事に、

「地球の回転が《謎の速度低下》を起こしている」 :アメリカ地質学会の衝撃的な発表。そして来年、大規模地震の発生数は大幅に上昇するという予測も公開

サイクル論からは以下の記事などにあります。

「ハワイとグアテマラは序章に過ぎない」 : 2011年の東北の大震災を正確に当てていた金融の世界で知られる驚くべき地震と火山噴火のサイクル理論が示す「2018年から2020年は怒濤の自然災害の時代」に (前半)

もちろん、どちらも否定する要素はいろいろとあるかもしれないでですし、「そういうものもある」という程度の認識で構わないと思っています。

また、かつて日本の東京大学の研究チームが「満月と超巨大地震が関係する」という論文を出したことがあります。

それについては以下の記事でご紹介しています。

これらは本格的な地震の時代の近づく気配? そして東京大学の研究チームが出した「満月と新月は超巨大地震と関係する」とする結論をどのように受ければいいのかということも

これに関しては、自分でも検証したことがありますが、「やや関係しているかもしれない」という感じはありますが、「関係している」と断言するのは厳しいものとはなりました。

ちなみに、次の満月は、明後日の 6月28日です。

そんなわけで、最近の地震の発生と火山活動の状況を見ていますと、地質的に不安定(言い方を変えれば「活動的」)になっていることは否定しようがありません。

その中で直近がどのようになるのかはわからないにしても、少し長いスパンの間で(それもそんなに先ではなく)、これらの活動の「収束点は何であったのか」ということがわかるのかもしれません。

なお、先ほどの分布を見てもわかるように、日本全国で活動が活発ですので、「どこそこのエリア」というような地域的なリスクはそれほど関係なさそうにも感じ、「日本ならどこでも」ということになりそうです。





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