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気象コントロール戦争レースの行く末は… : 世界最大級の「高層電離層の攪乱システム」を建設している中国政府。そして「2025年までに気象を手にする」と宣言したアメリカ政府。「地球の気象を牛耳る」のはどちらか

投稿日:2018年6月28日 更新日:

香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストの記事より


South China Morning Post

カナダのメディア「グローバル・リサーチ」の記事より


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この馬鹿げた競争の「副作用」はとんでもないものとなるかもしれない

最近、立て続けに「気象コントロール」に関する報道を見ました。

これらは陰謀論系などでも語られるものですが、見たのは、香港の著名な英字紙サウスチャイナ・モーニングポストと、カナダのグローバルリサーチという、それぞれ政治的な偏向はあるかもしれないですが、かなり普通の報道メディアです。

アメリカの気象コントロールについては、以下のような過去記事でもふれたことがありました。

ベトナム戦争の気象コントロール「ポパイ作戦」とハリケーン縮小計画「ストームフューリー・プロジェクト」以後、アメリカの気象兵器開発は進んでいるのか、いないのか
 In Deep 2015/02/16

しかし、今回紹介する記事に出てきますが、アメリカ軍が「 2025年までに気象を手にする」と記していた文書を出していたり、中国が建設している気象コントロールに関する装置が、

「上層大気の電離層の電子数に介入する」

ものだったりするあたりに、「あーあ」という感じは受けます。

何が「あーあ」かというのは、たとえば、このブログでかつて何度か取りあげていました「 2011年3月11日の日本の巨大地震の直前に高層大気で何が起きていたか」という下の記事などをご参照いただいてもおわかりかと思います。

衝撃のデータ: 3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化
 In Deep 2011/05/20

この記事に書かれていることを簡単に書けば、

「 3月11日の巨大地震の直前に、東北上空の電離層の電子数が急増していた」

ということが起きていたのです。

これがどうして起きたか、あるいは、どうして電離層の電子数が増えることが巨大地震の発生と関係するのかなどはまったくわかっていませんが、電子数が増えたこと自体は科学的も検証的に認められていて、反証のない確定的な事項となっています。

まあ・・・個人的には、こういうことは「宇宙からの影響」だと思っているのですが、中国の新しいシステムは、

「それを人工的に起こせるものなのかもしれない」

というようなことが、今回ご紹介するサウス・チャイナ・モーニングポストの記事を読んでいると感じてしまうのです。

そして、ふと思ったのが、アメリカの HAARP の開発も含めて、

「地震を含めた地上での自然事象と高層大気の状態のあいだに関係がある」ということを、いくつかの国の一部の人々は研究によって気づいていたのかもしれない。

ということも今回初めて思いました。

それなら、上層大気に影響を与えるという HAARP の「実験としての意味」もわからなくもないです。

今回は、冒頭のふたつの記事をご紹介しますが、ただ、基本的に地球の気象も地質的事象も、それを作り出しているのは、宇宙と地球の間で古来から続いてきたメカニズムであるわけで、そこに「中途半端に介入する」ということの危険性はとても大きいような気はします。

まあ……ここまで歯車がくるったこの地球にこれから何が起きても、そんなに大差のあることだとも思わなくなってきているのも事実ですが。

では、ここから冒頭の記事を続けてご紹介します。まずは、アメリカの気象コントロールの歴史と現状についてのカナダのグローバルリサーチの記事です。


Does the US Military “Own the Weather”? “Weaponizing the Weather” as an Instrument of Modern Warfare?
Global Research 2018/07/24

アメリカ軍は「天候を手中に収める」? そして、現代の戦争の道具としての「気象の兵器化」が実現する?

環境を改変するための技術は、アメリカ軍にとっては、この半世紀以上にわたって利用可能なものであった。この問題は、気候変動の議論の一部になるべきものでもある。

なお、最近の気候変動(アメリカのハリケーン等)に関連して、それらが「気象の改変」に関係しているという証拠はないが、同時に、このような気候の不安定性が、いわゆる温室効果ガスの排出に起因しているという確かな証拠もない。

環境改変技術の広範な問題は、慎重に分析しなければならない。というのも気象兵器としての機器群はアメリカの大量破壊兵器(WMD)の一部であり、そして、アメリカ軍からこれらの道具を「敵」に対して使用することが提案されていることは、人道に対する犯罪であるだけでなく、惑星地球に対しての脅威である。

今回のこの記事では、これらの脅威が現実であり、対処されなければならないという反駁できない証拠を控え目に提示しているアメリカ軍の文書から直接引用してみたいと思う。これは環境改変技術の使用に関する文書だ。

まず、注記しておきたいことは、アメリカ合衆国は、1976年に採択された国際条約『環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約』に締結している国家だということだ。当時のソ連もこの条約に締結している。

この条約は、以下のように始まる。

(第1条)敵対的使用の禁止

締約国は、他の締約国に対し、「破壊、損害又は傷害を引き起こす手段として広範な、長期的な又は深刻な効果をもたらすような環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用」を禁止される。

この「環境改変技術」の定義は、第2条に示されている。

(第2条)定義

「環境改変技術」とは、「自然の作用を意図的に操作することにより地球(生物相、岩石圏、水圏及び気圏を含む。)又は宇宙空間の構造、組成又は運動に変更を加える技術」をいう。

アメリカの数学者であるジョン・フォン・ノイマン(John von Neumann)は、米国防総省との連携の中で、冷戦時代の 1940年代後半に気象変動に関する研究を開始した。そして、ノイマンは「誰も想像できないような気象戦争の形態」を予見した。

ベトナム戦争では、1967年から「ポパイ計画」の名の下で、ベトナムのモンスーン・シーズンを延長して、ホーチミン路に沿った敵の供給ルートを遮断することを目的としたクラウドシード技術(目的地に雲を作り、雨を降らせ続ける)が使用され、成功した。

その後、アメリカ軍は、気象パターンを選択的に変更できる高度な機能を開発している。この技術は、1990年代に HAARP(高周波活性オーロラ調査プログラム)の下で最初に開発されたもので、これは、戦略防衛イニシアチブ「スターウォーズ」計画の付属物であった。

軍事的な観点から、HAARP は、2014年に正式に廃止されたが、これは大気圏外から、世界中の農業および生態系を不安定にすることが可能であった大量破壊兵器だった。

正式の発表では、アメリカ軍の HAARP プログラムはそれがあったアラスカにおいては閉鎖されている。しかし、文書では、1990年代半ばまでこの気象操作の技術は、完ぺきに機能していたことが確認されている。

しかし、アメリカ軍による気象操作が完全に機能していたことは確認されているとはいえ、敵に対して軍事的にそれを使用していたという証拠はない。

この気象操作の問題は、環境アナリストたちの間ではふれることがタブーとなっている。そして、気象改変の運用を明らかにするための詳細な調査は行われていない。

皮肉なことに、気象改変技術の軍事使用への影響は、1990年代の初めに、カナダの CBC テレビのドキュメントによって報じられた。

CBC テレビの報道によると、アラスカ州にある HAARP 施設は、台風、地震、洪水、干ばつを誘発する能力を持っていた。

この指向エネルギーは、電離層を加熱して気象を戦争の武器として使用できる強力な技術だ。

洪水で都市を破壊し、あるいは、砂漠に近づいている軍隊を竜巻で壊滅させることが可能となる、ということを想像してみてほしい。

アメリカ軍は、戦闘環境のコンセプトとしての気象改変に膨大な時間を費やしてきた。

 

 

戦力多重増強要因としての気象。そして気象を手にする

以下は、軍事目的としての気象改変技術を分析する 1996年のアメリカ空軍の文書からの主要な引用を提供したいと思う。以下のアメリカ軍の文書からのものだ。

軍事的見地からの根底にあるこの目的は「天候の所有」だ。

本文書の記載された目的は以下の通りとなる。

「この文書では、気象の改変を適切に使用することで、これまでには想像できないような戦闘空間での優位性を提供できることを示している」

「将来的には、このような作業により、空と宇宙の優位性が向上し、戦闘空間形成と戦闘空間認識のための新たな選択肢が提供されることになるはずだ」

「そして、2025年には、私たちは「天候を所有する」ことができるようになり、戦う人々に敵を倒すための様々な選択肢を提供することができるようになる。それは例えば洪水やハリケーンや干ばつなどだ」

「気象改変は、アメリカ国内および国際的な安全保障の一部となり、そして、一方的に行うことができる。 それは攻撃的で防御的な道具を持つことになり、抑止の目的に使用することもできるものだ」

「地球上に雨を降らせ、霧や嵐を発生させたり、あるいは、宇宙天気を変更したりする能力など、人工気象の生産はすべて軍事技術の統合されたセットの一部だ」

「気象の改変は、地上のコミュニケーション能力と宇宙空間のコントロールの支配を完ぺきにするためのもので、自然な天気パターンの小規模の仕立てを介しての操作を強化したり、敵地の天候を混乱させる能力を持つ」

このアメリカ空軍から委託された完全な報告書は下のリンク先にある。

http://csat.au.af.mil/2025/volume3/vol3ch15.pdf


 

アメリカの気象コントロールの記事はここまでです。

ここから中国のほうです。

こちらのシステムは現在南シナ海に建設中ということで、いつ完成するのかわからないですが、時期によっては、「気象戦争の一騎打ち」というようなことも、南シナ海から太平洋にかけて起き得るのかもしれないです。

 


Could this new Chinese radar system really be used to play God with the weather?
South China Morning Post 2018/06/07

新しい中国のレーダーシステムは本当に天気に介入して、神を演じるために使用することができるのだろうか?

中国は南シナ海で通信システムを完全に遮断できるシステムを構築しているが、これらのシステムは、たとえばハリケーンのような自然災害を引き起こすこことが可能だと確信する科学者も多い。

サイエンスフィクションのように聞こえるこのシステムは、パルス状のエネルギービームを用いて、高層大気の荷電粒子を操作する。

これには民間および軍事的な用途があり、両方の分野でアメリカの優位性に挑戦するものである可能性がある。

アメリカ軍はすでに同様の技術に取り組んでいるが、ハリケーン、台風、津波などの災害を引き起こすことは、政府が神を惑わす可能性があるようなものだとして、批判され論争を呼んだことがある。

しかし、アメリカ空軍と海軍、そして大学の資金提供を受けているアメリカ政府のプログラムは、予算削減のためにその継続に対して不確実な未来に直面しているが、中国はこの分野でその仕事をスピードアップする用意があるのだ。

当紙は、中国政府が海南島のリゾートである三亜で強力なシステムを建設する準備を整えている情報を入手している。

ハイパワー・インコヒーレント・スキャッタ・レーダー(High-powered Incoherent Scatter Radar,)と呼ばれるこの装置は、シンガポールから 2,000キロメートル以上離れたところにある原子核粒子の流れに影響を与えることができるとされている。

この施設は、南シナ海で最も強力なレーダーであり、このシステムが極端な気象事象を発生させるために使用できるかものかどうかはともかくとしても、現実的に、中国の潜水艦戦闘能力を向上させたり、他国の通信ネットワークを混乱させたりするような「 大気中にブラックホールを作り出す」ことができるものではあるのだ。

この装置は、電磁エネルギーの急速なパルスを生成することによって働き、地球の高層大気圏である電離層にそれらを伝播させることができる。





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