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2017年からの世界 人類の未来 地球という場所の真実

NASAの観測衛星が捕らえ続けた「地球から発せられている800以上の巨大な十字の光の点滅」が示すこと

投稿日:2017年5月18日 更新日:

2017年5月16日のNASAのニュースリリース

nasa.gov

5月16日に、NASA のゴダード宇宙センターのニュースで、「地球から発せられる巨大な光の数々が発見された」というものがありました。

NASA と NOAA (アメリカ海洋大気庁)が運営するディープ・スペース・クライメイト・オブザーバトリー(DSCOVR / ディスカバー)という地球と太陽観測をしている衛星の写真から発見されたもので、下のようなものです。

NASAの人工衛星ディスカバーが撮影した866個の光のうちのひとつ

NASA

科学者たちが、衛星が撮影した他の写真すべてを詳細に確認していったところ、「全部で 866 個の光のフラッシュ」が発見されたというのです。

しかも、写真を見る限り、大きなものでは、その大きさは「数百キロメートル」にも及ぶようなものでした。

今回はこのことをご紹介しようと思うのですが、このことだけでしたら、ご紹介しようかどうか迷ったのですが、上に載せました「巨大な十字の光」の場所を自分なりに調べていくうちに、やや興味深いことが見出されまして、そのことを後述します。

まずは、NASA のニュースリリースをご紹介します。

その後に、補足として、いくつか記してみたいと思います。

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NASA’s EPIC View Spots Flashes on Earth
NASA 2017/05/16

NASA衛星によって撮影された地球から発せられる不思議な複数の光

地球から約 150万キロメートル離れたところにある NASA 人工衛星のカメラは、私たちの地球から反射された予期せぬ不思議な複数の光の姿を捕らえた。

NOAA(アメリカ海洋大気庁)と NASA が運営する人工衛星ディープ・スペース・クライメイト・オブザーバトリー(DSCOVR)が、この1年間に数百回の光のフラッシュを捕らえたことが明らかにされた。

DSCOVR に搭載された NASA の地球多色撮像カメラ(EPIC)は、地球と太陽の間に位置する場所から、地球をほぼ1時間単位で撮影している。

そのカメラが撮影した地球から発せられる光。

新しい研究で、科学者たちは、この光は、高所で水平に方向づけられた氷の結晶による大きな反射だと原因を解明した。

NASA ゴダード宇宙飛行センター の DSCOVR プロジェクトの科学者であるアレクサンダー・マーシャク(Alexander Marshak)博士は、地球物理学連合の科学誌「ジオグラフィック・リサーチ・レターズ(Geophysical Research Letters)」に発表した論文に、「この光のフラッシュの光源が地球の地上にあるものではないことは確かだ」と述べている。

そして、

「これは間違いなく大気中の氷であり、水平に配向した粒子からの太陽光の反射である可能性が最も高い」

とした。

マーシャク博士は、宇宙船などにより、これをはるか遠方から発見することで、外宇宙の惑星を研究することができるはずだと語る。

博士は現在、これらの水平の氷の粒子がどれほど共通しているか、大気中のどの程度の太陽光が通過する時に大きな影響を与えるかを調べている。

それにより、地球にどのくらいの熱が届いているかをコンピュータモデルに組み込むことができると彼は語る。

見つかった鮮やかな輝き

この光のフラッシュを最初に見出したマーシャク博士は、衛星 DSCOVR から送られてくる撮影画像を毎日見ている中で、「海面に時折、光が点滅している」ことに気づいた。

マーシャク博士は、このことについてさらに調査すると、チームが見出した、この薄い青色の光のフラッシュと同様の反射が 1993年に、天文学者カール・セーガン( Carl Sagan )氏の関心を引いたことを発見したのだった。

セーガン氏は、1989年に木星とその衛星を研究するために打ち上げられた木星探査機ガリレオ宇宙艇の画像を見ていた。

セーガン氏と彼の同僚は、探査機ガリレオが遠方から木星に生命の徴候を検出できるかどうかという重要な問題をテストするために、それらの画像を用いた。

木星には、青い海と見かけ上の海岸線の広大な広がりがあり、画像の精密な検査では、海洋において「鏡のような光の反射」が示されたと記されていた。それは陸地の領域では見当たらないものだった。

マーシャク博士は、惑星の海洋部での光の反射は容易に説明できる可能性があると述べる。つまり、海や湖などの平らな部分に太陽の光が当たることで、そこから鏡のように光が反射するという理屈だ。

これはセーガン氏もそのように言及していた。

しかし今回、NASA の科学者たちは、探査機ガリレオの画像をもう一度見てみると、彼らはセーガン氏とその同僚が明らかに見逃していたものを発見した。それは、海だけではなく、「陸地でも光のフラッシュがあった」のだった。

マーシャク博士は、衛星 DSCOVR が撮影したすべての画像をウェブサイトに掲載し、フラッシュが何であるのか、この現象に興味がある人々から電子メールを受信し始めた。

「私たちは、陸地の上に非常に明るいフラッシュがいくつか見出しました」と彼は語る。

「最初は、そこに太陽の光が反射する可能性のある水があるかもしれないと考えましたが、しかし、光反射自体がかなり巨大なものなので、そうではないと考えるようになりました」

この光のフラッシュは、地上の水に太陽光が反射しているものではないかもしれないと考えたマーシャク博士とチームは、このフラッシュの原因を確認するために、一連の実験をおこなった。

最初に、彼らは衛星 DSCOVR からの画像上で、陸地の上に当たる予定となる、すべての太陽光線をカタログ化し、そして、2015年6月と 2016年8月の DSCOVR の打ち上げの間に 866 のフラッシュを発見した。

科学者たちは、これらの 866 回の閃光が、太陽光の反射によって引き起こされた場合、それらは地球上の特定の場所に限定されると考えた。そして、地球の傾きと宇宙船の位置を考慮して、それらの角度が一致する場所でフラッシュの位置を予想すると、実際のフラッシュの場所と一致した。

このことは、これが雷などのような現象ではないことを意味する。

また、衛星の計器の2つのチャンネルは雲の高さを測定するように設計されているため、このデータは、点滅が地上からのものではなく、「高所」からのものであることを確認するのに役立った。

マーシャク博士は、「この光のフラッシュの光源は地上にあるものではなく、これは大気中の氷であり、水平に配向した粒子からの太陽光の反射である可能性が最も高い」と述べている。


 

ここまでです。

この光の正体については、NASA としては、推定として、「地球の高度大気の氷の結晶に光が反射しているものだろう」ということになっていますが、まあ、それはそれとして、こういう光が何百も宇宙に向けて発せられているということに新鮮さを感じた次第です。

ちなみに、この光がどのくらいの大きさかを、先ほどの NASA の写真から推定してみようと思いました。

光はいろいろな場所で、また、いろいろな大きさがあると思いますが、先ほどの写真は「十字を描いている」あたりも印象的でしたので、それで調べてみました。

 

 

巨大フラッシュの源の場所は…

さて、まず、先ほどの「巨大十字光」の場所ですが、南米の下のあたりになります。

巨大クロスの位置。地図の★がフラッシュの中心

・NASA

ベネズエラの上空で光っていたようです。

そして、その大きさと、もっと正確な位置を知るために、さらに拡大してみますと、ベネズエラの下の位置で輝いていたことがわかりました。

巨大クロスの位置とサイズ

・NASA

これを見た途端、私は、

「うへ」

と思わず呟きました。

というのも、この場所はですね、地理的には「マラカイボ湖」というところに沿うような位置なのですが、10日くらい前の記事、

南米に出現しまくるイエス・キリスト的な曖昧な偶像の連続の中で…
 2017/05/08

で、「ベネズエラのミサの会場に出現したイエス的な雲」をご紹介しました。

2017年4月23日 ベネズエラでのミサの会場に出現した雲

・noticiaaldia.com

その後、ベネズエラでは「マリア様の像が涙を流す」というようなことも報じられていました。

先ほどの「巨大十字のフラッシュ」は、まさにこれらの起きた場所なのでした。

最近のベネズエラでの事象の地図

・Google Map

 

だからどうしたと言われれば、実際には別に何もどうもしていないのですが、こういうことは、少なくとも私自身に関しては、

「流れ」

というようにとらえられます。

今、このようなニュースに接して、それがベネズエラを指しているのなら、そこら見ろ、と。

奇跡のほうを見るのではなく、「現実を見ろ」と。

まあ、このベネズエラは、今ちょっとした地獄となっていまして、経済破綻とか、暴動なども続いているのですけれど、たとえば、医療が破綻したことで、死者がものすごく増えていることなども報じられています。

下は最近の CNN の報道からの抜粋です。

経済混乱のベネズエラ、乳児や妊婦の死亡急増 医薬品足りず

CNN 2017/05/11

深刻な経済危機が続く南米ベネズエラで、医薬品の極端な不足のために命を落とす乳児や妊婦が急増し、マラリア患者も激増していることが分かった。

同国保健省の統計によると、2016年に確認されたマラリア患者は24万人に達し、前年より76%増えた。妊婦の死亡は66%増の756人に、乳児の死亡は30%増の1万1466人に上る。(略)

同国の医師の約20%に当たる1万3000人は、医療が成り立たなくなったことを受けてベネズエラから出国した。

国民は深刻な食料不足にも見舞われている。食べる量が減ったり食事を抜いたりする生活の中で、最貧困層に属する国民の体重は昨年1年間で平均8.6キロ減った。

スーパーマーケットへ行っても食品が買えるとは限らず、インフレ率が720%に迫る中、国民の窮状は同国の政情不安を一層加速させている。

 

医療が崩壊し、そして医者たちも国外へ逃げているという状況です。

これはいつの日か日本でも起きることだと思いますが、ベネズエラではすでに起きていて、そして少し先の未来も良くなる状況は見えていません。

考えてみれば、そういう中で、ベネズエラのミサで「イエスのような雲」が現れれば、それに感動する人がたくさんいても不思議ではないかもしれません。

本当に「神様、助けて下さい」という状況でしょうから。

しかし、歴史上、そういう局面で神様が助けてくれたことはありません

今、ファティマ 100年目の期間が進行していて、さまざまな「奇跡のような光景」が起き続けるかもしれませんが、それも同様に、何も助けないはずです。

トルコでは、本当かどうかわからないですが、下みたいなのも出てきていますし。

トルコで撮影された不思議な光が周回するホールパンチ雲

 

ともかく、現実を現実として認識して生きていく時だけ、その現実だけが人を助けることもあるのがこの世だと思います。

とまあ、ヘンな締めとなりましたが、地球の光の話からこちらの方向になったので、書いておきたいと思いました。

今年 10月までは、良い意味でも悪い意味でも混乱期だと思います。





  • この記事を書いた人

Oka In Deep

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