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2020年からの世界 人類の覚醒と真実 健康の真実

国際的な研究により、新型コロナウイルスは「332種類のヒトタンパク質」を利用してヒト細胞と結合できる驚異的な感染能力を持つことが見出される。治療薬開発は厳しい局面に

投稿日:2020年4月5日 更新日:


Thailand Medical News




 

次々と明らかになる驚異的な能力

以前、新型コロナウイルスについて、通常のウイルスとは異なり、このウイルスは「複数のヒトの細胞内の受容体を使って感染できる」という、とても高い感染能力を備えていることが、公開されている複数の論文で明らかとなったことについて以下の記事に記したことがありました。

[完璧なウイルス]新型コロナは「3種類の感染受容方法」を持ち、増殖するための酵素を「8種類利用できる」おそらく史上最強のウイルスであることが判明。これにより治療薬の開発は不可能である可能性が高まる
In Deep 2020/03/10

ここでは、「 3種類の受容体に感染できる」ということをご紹介しました。

具体的には、3月中旬くらいまでの研究で、新型コロナウイルスは、

・ACE2という受容体を利用して細胞と結合できる

・フーリンと呼ばれる酵素を介して細胞と結合できる

・GRP78という受容体を利用して細胞と結合できる

という能力を持っていることがわかっていました。

また、以下の記事でご紹介しましたように、この新型コロナウイルスは(人為的に組み込まれたのではなく、あくまで自然進化の中で)エイズウイルスと同様のタンパク質を 4カ所持っている」ことが判明し、それにより感染能力が大変に高くなっていることがわかっています。

インドの科学者たちが発表した「新型コロナウイルスの中に存在するHIV要素」を中国やフランスの科学者たちも発見。それにより、このウイルスは「SARSの最大1000倍の感染力を持つ可能性がある」と発表
In Deep 2020/02/27

複数の感染経路を持っているということは、「より感染しやすい」ということになりますが、

これだけでも「すごいものだなあ」と思っていたのですが、最近公開された論文により、それどころではない能力を持つ可能性があることが示唆されたのです。

それは、

「新型コロナウイルスは 332 種類の細胞内のタンパク質を利用して結合できる」

ことを示唆した衝撃的な研究でした。

以下の論文にあるものです。

A SARS-CoV-2-Human Protein-Protein Interaction Map Reveals Drug Targets and Potential Drug-Repurposing
 SARS-CoV-2のヒトタンパク質との相互作用マップは、薬標的と潜在的な薬物転用を明らかにする

これは、治療薬の開発のための研究で、この新型コロナウイルスが「細胞のどこを利用して感染しているか」を最新の分析技術で明らかにした中で判明したものです。

この論文は、査読されていないものですが、しかし論文作成の研究に関わった人数を見ますと、かなり大規模な国際的研究だと見られます。

以下の論文のタイトルの下にある英文字が、研究に参加した科学者たちです。


biorxiv.org

こんな数の科学者たちが研究に参加している論文は、そう見るものではないです。

研究者たちは、アフィニティー精製による質量分析法という方法を用いて、新型コロナウイルスが相互作用する人のタンパク質を分析した結果、

「相互作用する人のタンパク質が 332 特定された」

というものでした。

論文には。以下のようにズラーッと、新型コロナウイルスと相互作用するタンパク質が並んでいます。


biorxiv.org

この 332 という数字を見て、

「本当にスーパーウイルスなのだなあ」

と改めて思います。

最近では、日々明らかになる、この新型コロナウイルスのあまりにも高い能力を知る中で、恐怖や懸念より、尊敬の念に近い感情が生じていまして、そして、おそらくはまだ能力については新たに発見されていくように感じます。感染方法や変異について、そして自らが死滅しないためのメカニズムなどを含めて、さらに多くの特性と能力を持っているに違いないと感じます。

なお、論文には、「 SARS-CoV-2 ヒト宿主因子を標的とする既存の薬物の同定」というセクションがあり、「その 332 という相互作用するタンパク質に対して、治療薬として利用できると同定される可能性のある薬剤」は、以下のようになっています。

・承認された薬物 15
・臨床治験中の新薬 4
・前臨床候補 18

約 40種ほどの薬剤が治療薬候補として特定されているようですが、相互作用するタンパク質が 332 という数なのに対して、現実の薬剤候補はこのような数となっていて、治療薬の開発ということに対しては、かなり絶望的な状況が広がっています。

この論文を最初に紹介していた、タイランド・メディカルニュースの記事をご紹介します。

 


SARS-CoV-2 ウイルスは332個のヒトタンパク質を標的とし、さまざまな結合部位を持っている。そして40の新薬候補が特定された

COVID-19 Research: SARS-CoV-2 Virus Can Target 332 Human Proteins, Have Variety Of Binding Sites! 40 New Prospective Drug Candidates Identified
Thailand Medical News 2020/04/03

医学、ゲノム、生物学分野の国際的専門家たちの主要な共同研究により、SARS-Cov-2 新型コロナウイルスは、すでに見出されていた ACE-2 受容体を含む 4つの結合方法だけではなく、 332 のヒトタンパク質を標的とすることができることが判明した。

新しい研究は、新型コロナウイルスが、人類がこれまでに経験した中で最も強力なウイルスのひとつとして説明できることを示している。ウイルスのゲノムの構造と、これがヒトのさまざまなタンパク質と相互作用する方法の分析により、研究者たちは、COVID-19 の治療に使用するために再利用できる 40 の新薬も特定した。

研究の結果は、複雑な数学、物理学、およびコンピューティングを利用するネットワークサイエンスに基づく感染ダイナミクスのモデリングツールに由来している。

新しいツールセットは、COVID-19 を引き起こす新型コロナウイルスが細胞に侵入した後の、ヒト細胞内のタンパク質の動作をマッピングした。

研究者たちが、他のヒトウイルスを研究するために 2012年に最初に研究グループと共同で開発した AI モデルは、SARS-CoV-2 が脳内の細胞を攻撃する可能性があることも予測した。

この発見は、報告書が述べているように、初期の COVID-19 の症状には、嗅覚や味覚の喪失が含まれているという最近の報告を説明するのに役立つ可能性がある。

新型コロナウイルスがは、体内に入った直後にヒト細胞を乗っ取り、ウイルス複製マシンを再構築する。これは、コロナウイルスのすべての株が持ち、太陽のコロナの形状をしたスパイクタンパク質に依存している。これらのウイルスのタンパク質が、健康なヒトの細胞のタンパク質と結合すると、ヒト細胞内の基本的な機能を破壊し、何百万ものウイルスのバージョンの複製を始める。

ウイルス感染のモデリングの最初のステップは、SARS-CoV-2 がどのタンパク質を攻撃してヒト細胞を乗っ取るかを理解することだった。

その結果、研究者たちは、これらのタンパク質が 332 あると報告した。

研究者たちのツールセットは、コロナウイルスが標的とする 332 のタンパク質のそれぞれの働きをモデル化し、これらのタンパク質が細胞内で発動して、新型コロナウイルスの症状を引き起こす可能性があるメカニズムを予測した。

そして研究者たちは、最良の治療薬剤の候補は、 SARS-CoV-2 が最初に攻撃するタンパク質を標的とするものではなく、おそらく、同じ細胞内近傍で機能するものだろうと述べている。

「現在市場に出ているほとんどの薬剤は、細胞のタンパク質自体を直接ターゲットにしていません。ウイルスが標的とするタンパク質がわからないため、阻害するための薬剤を見つける知識が今のところ十分ではないため、細胞内ネットワークの近傍のネットワークを十分に理解する必要があると考えられます 」

ハーバード大学医学部の生物医学情報学の助教授であるMarinka Zitnik博士は、機械学習を使用して、すでに市場に出回っている薬物やCovid-19の治療に転用できる臨床試験で利用可能なデータをバラバシのグループが調査するのを支援しました。

研究筆頭者バラバシ博士は次のように述べる。

「他のすべての研究者が、すぐに候補となる薬剤を構築して研究できることを可能とするために、新たな結果が出た場合には、すぐに研究を公開します。新しい薬剤候補の分野で進歩を遂げることが差し迫って必要となっており、今は、既存の学問や既存のビジネスに妨げられている場合ではないのです」


 

ここまでです。

この記事の研究者の言葉を読むだけでも、治療薬の開発は、不可能ではないにしても、かなり厳しいことが伝わります。

どうもこう……新型コロナウイルスに対して、現代医学的な手法で打ち勝つことは今後も難しいことが予測されます。

例えば、西洋医学が提案している封鎖対策にしても、その結果は以下のようになっています。多くの国や地域で、封鎖や外出禁止は「節目とされている2週間を超えている」状態でこうなっています。

2020年4月5日の感染確認者状況

coronavirus

新型コロナウイルスのパンデミックへの最善の対策については、医学の専門家ではない私に何か言う部分はないですが、現在までの見識としての西洋医学的な概念に沿った感染症対策が効果を出すのは難しいのではないのかな、と思う部分もないではないです。

現在、多くの国や地域が封鎖と移動の制限でボロボロになっていますが、福祉大国として知られる北欧フィンランドで「福祉が崩壊しつつある」ことが報じられています。

そのことを報じていたブルームバーグの記事をご紹介して、締めさせていただこうと思います。フィンランドも「国家封鎖」と「ビジネスの停止」をおこなっています。それが招いた結果です。


 

フィンランドは新型コロナウイルスの流行に福祉国家として対処できないと述べる

Finland is told its welfare state can't cope with virus fallout
Bloomberg 2020/04/02


フィンランドのサンナ・マリン首相

新型コロナウイルスの流行が、フィンランドで大量の失業を招いており、世界で最も資金のある福祉国家の 1つが崩壊し始めている。

フィンランドの失業給付制度は、現在の急激な需要の急増に対応できないと同国最大の失業基金組織は述べる。

新型コロナウイルスの流行の中、30万人以上のフィンランド人が、レイオフまたは完全な人員削減のいずれかにより、突然仕事を失った。失業基金組織によると、急激な失業手当申請の増加により、その福利厚生申請を処理できず、フィンランドの失業者の大部分が、最初の給付金を受け取るために来年まで待たなければならない可能性があるという。

しかし、4月までに、さらに失業基金申請の「洪水」が予測されている。

フィンランドは、北欧の隣国とともに、給与支払いをやめた人が何らかの形で毎月のサポートを受けられる寛大な福祉システムに依存している。そのセーフティネットが破綻し始めると、北欧諸国に典型的である「政府への高いレベルの信頼」を支える社会モデルを覆すリスクがある。

フィンランド失業基金組織によれば、今後、さらにフィンランド国内で、 27万人以上が仕事を失う危険にさらされているという。

 
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