今回のタイトルは、3年くらい前の記事、
・夜空の大三角形の下で「わけの判らん虫」に占拠されていく地球
2013/05/27
に倣ったもので、パート2というところでしょうか。
そして、今回のタイトルにあります、鳳凰(フェニックス)とは下のようなものです。
2016年2月18日にアイスランドで撮影されたオーロラ
レイキャビク在住の写真家が撮影したものだそうです。
顔だけはフェニックスというより、1939年の映画『オズの魔法使い』のブリキ男の顔となってしまっていますが、全体の姿形は素晴らしいです。
上層大気状態の組み合わせの妙なのか何なのかわからないですが、こういうオーロラは珍しいです。
そして、このフェニックスを見て、昨年 12月にスウェーデンで撮影された、やはりオーロラを思い出しました。
2015年12月19日にスウェーデンで撮影されたオーロラ
最初、タイトルには「犬神」ではなく、「オオカミ」と書いたんですよ。それは、これを報じていたスウェーデンのメディアの見出しが「オオカミのようなオーロラ」という言葉がついたものだったことがあります。
しかし、ふと、
「このイメージ、何かで見たような・・・」
と思い、それが何かを思い出そうとしたのですが、なかなか出てきません。
おそらく、うちの奥さんと子どもがテレビで DVD か何かで見ていたもののような気がしていて、ネットで適当に検索し続けていましたら、
「あ、これだ」
と思い当たったのが、下の絵柄でした。
これは、名作の誉れ高い『もののけ姫』のワンシーンだそうで、私は残念ながら見ていないので、このオオカミのような存在がどのような立場なのかわからないですが、もののけ姫 - Wikipedia を見ますと、
モロの君
二本の尾を持つ白く大きな三百歳の犬神。人間に捨てられたサンを育て、娘として側に置く。人語を解し、高度な知能と強靭な力を持つ。シシ神の森を侵すエボシ御前を憎み、命を狙っている。
サンと同様に人間を嫌っており、アシタカがサンを人間界に返すように抗議してきた際には、「黙れ小僧!」と一蹴している。
最期は、完全に祟り神になりかけた乙事主との戦いで力尽きるが、死に際、首だけになりながらも、執念で、エボシの片腕を食い千切り、飛び散ったシシ神の体液に飛び込み死亡した。
それぞれの固有名詞はわからないですが、この存在は、犬の神様で、
> 人間を嫌っており
> 最期は、完全に祟り神になりかけた乙事主との戦いで力尽きる
というような存在らしいですが、このイメージの形が昨年の暮れに空に現れたということになるということになりそうです。
私は昔からアニメ映画をあまり見ないで過ごしてきまして、スタジオジブリの作品も家族で2本ほど見ましたが、この『もののけ姫』は見ていないですので、来週にでも子どもと一緒に見てみようかと思います。
ちなみに、Wikipedia によりますと、もののけ姫のキャッチコピーは、
「生きろ」
だそうです。
さて、そしてタイトルの「わけの判らん虫」というフレーズの話に続きます。
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訳のわからない事象はすでに多発してはいますけれど
この「わけの判らん虫」というのは、「日月神示」の下のフレーズにあるものです。
日月神示 第12巻・夜明けの巻
天の異変気付と申してあろが 冬の次が春とは限らんと申してあろが。夏雪降ることもあるのざぞ。人民の邪気が凝りて、天にも地にも、わけの判らん虫わくぞ。
訳の判らん病ひどくなって来るのざから、書かしてある御神名分けて取らせよ。
旧九月八日までに何もかも始末しておけよ。心引かれる事 残しておくと、詰らん事で詰らん事になるぞ。もう待たれんことにギリギリになってゐる事判るであろがな。
この短いセクションの中に、下のようなことが書かれていて、それらが起きると「時が近い」異変の徴候であると。
・夏に雪が降る
・空にも地面にも訳のわからない虫が出てくる
・奇妙な病気が拡大してくる
このようなことが起きてくると、いろいろと「ギリギリ」になってきているということになるので、旧暦 9月8月までに準備しておきなさいと。
なお、旧暦 9月8月は、2016年では 10月8日です。
でも、これらの、
・夏の雪
・訳のわからない虫
・奇妙な病気
は、もう頻繁に起き続けているといっても構わないとも思いますので、地球はすでに「いつでも旧暦 9月8月」のような気もします。
昨年と今年のことだけでも、たとえば、「夏の雪」は、最近では、オーストラリアのタスマニアに夏の雪が降ったことが驚きと共に報じられています。南半球のオーストラリアは、今が夏です。
2016年2月16日のオーストラリアABCニュースより
・Snow surprise for Tasmanians after a summer of weather extremes
上のニュースの見出しに「両極端」とありますのは、今年のオーストラリアは「極端に暑い夏」だったからです。下は今年 2月10日のオーストラリアの最高気温の分布ですが、メルボルンが 18℃で、パースは 42℃と、もはやムチャクチャな感じとなっていました。
そして、この数日後にメルボルンより南にあるタスマニアで雪が降ったのですから、もう何が何やら。
オーストラリアの熱波は下の記事になどに記したことがあります。
・西オーストラリアが「世界で最も暑い場所」になった日。その気温は47℃
2016/02/12
・記録的な熱波と強風と砂嵐の中で迎えたオーストラリアのクリスマス。南部では最高気温が 47℃などに
2015/12/25
「夏の雪」といえば、昨年、山の上ですが、ハワイに7月に雪が降ったということがありました。
2015年7月17日のハワイ島のマウナ・ケア気象センターの光景
・ハワイの夏の雪 : ハワイ島のマウナ・ケアが「7月の暴風雪」に見舞われる
日月神示にある「奇妙な病気」についても、先日の、
・開き続けるパンドラの箱:アメリカ国立感染症研究所の感染症マップが示す、この30年間が「異常な病気の出現の時代」であったこと…
2016/02/15
という記事に書きましたように、
「この 30年間は、おそらく人類の歴史上で最も病気が多発した時代だった」
という事実があります。
1984年から2015年まで新しく出現した感染症疾患(1984年の時点ではエイズのみでした)
「夏の雪」と「奇妙な病気の圧倒的な増加」の「条件」は何となく満たしているような感じで、いわゆる「リーチ」という状態といえます。そして、あとは「訳のわからん虫」で「上がり」、あるいは「あたり」ということになりますが、これも以前に数多くご紹介したことがありますが、虫の写真を次々と再度掲載するのもなんですので、「訳のわからん虫の出来事はたくさんあった」と。
今回の「訳のわからん虫」の事例は極めつけです。
場所はアルゼンチンです。
アルゼンチンといえば、先月の記事「2016年の十の災い(2): イナゴで農作の壊滅がささやかれるアルゼンチンの状況などから振り返る…」で書きましたように、すでにイナゴの大群の被害の渦中にあるのですが、今回のは、カブトムシなんです。
カブトムシの異常発生ということ自体も、あまり聞かないことですが、今回ご紹介する出来事は、カブトムシ自体というより、その現象自体がよくわからないのです。
なぜか、無数のカブトムシが「海岸に集まっている」のです。
下はそのアルゼンチンの海岸ですが、真っ黒に覆い尽くしているのは海の生物ではなく、すべて「カブトムシ」なのです。
しかも、アルゼンチンの複数の海岸で。
アルゼンチンの海岸を埋め尽くしているカブトムシ
・C5N
その現地の報道をご紹介して今回の記事を締めたいと思います。
記事そのものはとても短いです。
ちなみに、衝撃的だったのは、カブトムシの侵攻を受けたアルゼンチンの海岸のひとつの名前が、Mar de Ajo と書かれてあり、これは読み方は「マル・デ・アホ」となり、つまりは・・・日本語の「まるでアホ」と同じ音となることでした。
カブトムシにもバカにされているような。
いや、そういうことではないような。
Una invasión de escarabajos se registró hoy en playas de Mar de Ajó y San Bernardo en Argentina
JOANPA.COM 2016/02/27
アルゼンチンのマル・デ・アホやサン・ベルナルドなどのビーチで今日、大量のカブトムシの侵略が記録された
アルゼンチンの公共テレビチャンネル C5N が報じたところによれば、無数のカブトムシによる大規模な侵攻がいくつかの海岸で見られている。
マル・デ・アホ(Mar de Ajo)やサン・ベルナルド(San Bernardo)の海岸では、突然のカブトムシたちの出現に地元の人々や観光客たちは非常に驚いたという。
これまで、アルゼンチンの海岸でこのような現象が起きたことは一度もない。