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3月15日にメルマガニネベの年に起きること。そしてガンと寄生虫の関係を発行させていただきました。

人類の未来 地球という場所の真実

世界で再び始まった「鳥の大量死」の連続から思い至ったこと。それは、「現在の異常な動物の大量死は自分たちの現在と未来を見ている」に過ぎないということ

投稿日:2016年2月26日 更新日:

アメリカの「国鳥」ハクトウワシ13羽がメリーランド州で謎の集団死


13 Bald Eagles Died in Mysterious Incident




 

また鳥が落ち始める日

10日くらい前に、

死の谷に花が咲き、ハートの赤い雲が示唆するバレンタインの予言は2016年3月の何を指すのか
 2016/02/16

という、不毛の地ともいえるデスバレーに「花が咲き乱れている」ということをご紹介した記事を書いたのですが、今朝の Yahoo! ニュースに、“世界一暑い場所”米デスバレー、史上最多の花咲くというものがあり、このデスバレーでの開花が過去最大の咲き乱れであることが書かれていました。

デスバレーはカリフォルニア州にありますが、この花満開事象のように生命の力にあふれた話もある一方で、たとえば、同じカリフォルニア州では、おびただしい数のツグミやヒワなどのスズメ目の小鳥たちが大量死を起こし続けていることが報じられています。

カリフォルニア州で続いているスズメ目の小鳥たちの大量死

Nature World News

 

実は、この2月になってから、アメリカを中心として「鳥の大量死」の報道がとても多く、冒頭にご紹介しました報道も、アメリカのメリーランド州でハクトウワシの集団死が見つかった記事が大きく報じられていたものの中のひとつです。

ここ数年のアメリカでは鳥の大量死は珍しいことではないとはいえ、過去の例を見ますと「鳥などの大量死が起きる時は、短い期間に集中して、あるいは連続して起きる傾向がある」ようにも感じるところがありまして、今後も続く可能性もあり、最近の「鳥の大量死」について、少しご紹介しようかと思います。

そして、他の動物の大量死の報道になぜこんなに気を引かれるのかという理由も何となくわかりまして、そのことも少し書いておきたいと思います(タイトルに書きました通りのことですが)。

 

ここ最近の世界の鳥の大量死

ここ1週間くらいで報じられた世界の鳥の大量死は、先にご紹介したものを含めまして、下のような場所で起きました。

これらの報道の見出しなどをご紹介しておきます。

内容に特にふれていないのは、どれも「原因がわかっていない」ためです。

つまり、どの報道も、おおまかにいえば、

「○○という種類の鳥が〇〇羽死亡しているのが見つかった」

「当局や科学者たちが現在、原因を調査している」

というものですので、省略しています。

バレンタインの日からペリカンなどの海鳥の大量死が始まったフロリダ州のビーチ

Marine Science Center says the cause for recent sea bird deaths is still unknown

米国オハイオ州で原因不明の鳥の大量死

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WFMJ

アラスカで起きた前例のない(少なくとも8,000羽以上の)海鳥の大量死

Livescience

道路に大量のムクドリが落ちてきたウクライナのオデッサ

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ペルーのトルヒーヨで多くの海鳥が「餓死」

La Republica

というような感じですが、ここ2〜3年は、一度鳥の大量死が起きると、長い期間にわたり大量死が繰り返し起きるという傾向がありますので、今後もまだ続く可能性はそれなりにありそうです。

 

鳥の大量死が増加している原因

動物の大量死は明らかに最近増加していて、その原因は基本的にはよくわかっていないといえますが、「鳥」に関していえば、そのひとつには「地球の磁場が低下している」ということは関係していそうです。

鳥は基本的に「磁場で生きている」生物(鳥は磁場を見て移動し、それにより食べて生活の場を得るため)といっていいかと思いますので、実際に減少し続けている地球の磁場の中では「鳥は生きにくくなっている」ことは言えそうです。

このことは、過去に何度か記事にしたことがありますが、最近では、

おそらく人間を含めた「全生物」は磁場により生きている…
 2015/11/23

という記事に、最近になって解明しつつある、鳥や蝶がどのようにして「磁場を見ている」のかということなどについて記しています。

また、地球の磁場の減少と、世界的な鳥類の減少の間にも相関関係があることなどにもふれさせていただきました。

過去130年間の地球の磁場の変化

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ヨーロッパの鳥が大幅に減っていることを報じた英国ガディアンの記事

Guardian

 

そして、最近の記事で、

「大量死が著しく増加している原因」も「アルツハイマー病が著しく増加している原因」も、どちらも同じ理由が絡んでいるかもしれない…
 2016/02/21

という、生態系に影響を与える藻類の毒素が世界中で増えていることは、鳥や水生生物の大量死が増え続けていることと「もしかすると」関係しているかもしれないことを書きました。

そして、上の記事の時に忘れていたのですが、2014年8月のアメリカの報道をご紹介しました、

「アメリカの水が完全に飲めなくなる日」…
 2014/08/05

という記事で、2014年の時点で、すでにアメリカでは「藻の増殖が大きな問題」となっていたことをご紹介したことがありました。その記事の中にある下のグラフでも、アメリカの水源の深刻な藻の大増殖の様相がわかります。

2013年夏期に全米で藻による毒素の報告があった件数

Quartz

 

上のグラフの出ていたアメリカのクォーツの記事は、このことは「生態学的に壊滅的な事態」としており、そして記事の後半は以下のようになっていました。

今や全米 20州で毒素を持つ藻類が大発生している

なぜこのようなことが起きているのか? 

もちろん、藻が悪いわけではない。彼らは水生の食物連鎖の重要な位置にいる。

しかし、湖に流出する肥料や動物の飼料に含まれるリンと窒素などにより、藻たちは狂ったかのように大繁殖をはじめる。

また、米国の産業廃棄物は藻類を食べる魚を殺し続けてきた。さらに悪いことには、生き残った魚たちさえ、藻の大繁殖そのものにより大量死に至る。

藻の大繁殖は人間の健康を脅かすだけではなく、生態系全体を破壊する可能性をもっているのだ。

実際、藻による魚の大量死は、アメリカに限らず頻繁に起きているのですが、その魚を食べている他の生物たちも数多くいるわけでもあり、それらが影響を受けないとは考えにくいです。

鳥も水中には住んでてなくとも、水辺を生息域としている種類は多いはずです。

ここ2〜3年は、他にも、カメやアザラシなどの大量死が長く続いていて、つい最近も、メキシコで100頭以上のウミガメが死亡して海岸に打ち上げられる大量死が現地メディアで報じられていました。

今は海水温度が異常ですから、海洋生物の大量死の原因のほうは、そのあたりにもありそうですが、それらを含めまして、今の世界は、

・地球の磁場が減少し続けている

・海水温度の異常が続いている

・世界中で藻の毒素が水中に増加し続けている

というような「大量死の条件」が整っているように見えるわけで、そして、とても重要なのが、「どれも事態が好転する可能性を想像しにくい」ということがあります。

これ以上悪化するかどうかはわからなくても、「突然、磁場の減少が止まり、突然、海水温が正常になり、突然、藻の毒素が消えていく」というようなことになるとは思えないのです。

ということは、単純に考えますと、どうしても、

「鳥や海洋生物の大量死はまだまだ増える」

と考えるしかないようです。

あるいは、人間についてもです。

 

動物の大量死の意味

人間もまた磁場の影響を受けている生物であるならば、地球の磁場の減少は、過去数十年の中で、人間の生命力や自己免疫力に影響を与え続けてきたように思います(細胞の免疫力の異変によって起きる病気であるガンなどの病気の増加も、あるいは関係あるかもしれません)。

また、藻の毒素を体内に携えている鳥や動物や海洋生物、あるいは、その水で成長した植物などを人間は「食べる」わけで、ここからも、人間は「何らかの影響」を受けていると思います。

まあ・・・思ってみますと・・・人間は確かに、神話や聖典などにあるように、他の地球上の生物とはやや違う立場を多く持っているものではあるとは思いますが、しかし、その生体そのものは、基本的に他の生物と同じような構造になっているわけで、つまり、

「他の動物たちが大量死を起こしている中で、人間だけが影響を受けない理由がない」

というのが私の最近の思いです。

人間の病気がおびただしく増えているのも、それぞれの具体的な原因はさておき、他の動物の大量死が続いている間は、人間の病気の増加と、それによる大量死は止まらない気がします。

そして、毎日毎日、世界中で病気で亡くなっていく人の数(推定で 1日10万人以上)を想像してみれば、それは鳥や動物の大量死をはるかに上回っていることがわかります。

昨年の暮れに書きました、

2015年の世界全体の死者数は「5760万人」。私たちは日月神示の「1日10万人の死…」の警告をはるかに越えた時代に生きている
 2015/12/23

という記事に記しましたが、WHO のデータでは、1年間に、下のような数で人々が亡くなっています。

・心臓血管病(脳梗塞や心筋梗塞など) 1700万
・ガン 700万人
・糖尿病 100万人
・慢性閉塞肺疾患( COPD ) 310万人
・気道感染症 310万人
・HIV / エイズ 150万人

この中には、「数十年前にはほとんどなかったか、まったくなかった」死因も含みますが、いずれにしても、ここでわかることは、

「人間が真っ先に大量死を起こしていた」

ということです。

「病気で死ぬことは昔からあった」という意見もあるかと思いますが、最近は「本当にそうだったのだろうか」と思うこともあります。

大昔の人間社会には、人間には実は病気はほとんどなかったのではないか……と思うことさえあるのです。

それはともかくとして、今までずっと動物の大量死を調べてきたりしていたわけですけれど、その意味はあまりわからずにやっていたことでしたが、今は漠然とながらわかります。

動物の大量死は自分たちの人間社会の反映そのものだったようです。





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Oka In Deep

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