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地球という場所の真実 宇宙の中の地球

それはニビルかネメシスか・・・「惑星X」と呼ばれ続けた惑星の存在がカリフォルニア工科大学の研究で実在濃厚に

投稿日:2016年1月21日 更新日:

2016年1月21日のカナダ CBC ニュースより


CBC news

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惑星X、あるいはニビル、ネメシスやテュケーと呼ばれてきたものの実在

今朝、ニュースを見ましたら、冒頭のように「太陽系の9番目の惑星の存在」についての報道がおこなわれていました。

このことについては、今日のうちに、日本語でも数多く報道されていまして、たとえば、下のように報じられていました。

太陽系に9番目の惑星か 海王星の外側に

 日本経済新聞 2016/01/21

カリフォルニア工科大のチームは20日、海王星の外側に新たな惑星が存在する可能性があると発表した。実際に観測によって見つかると、太陽系の第9惑星になると期待される。

チームによると、惑星は地球の10倍程度の質量があり、太陽から約45億キロ離れた海王星よりも20倍離れた軌道を回っているとみられる。太陽の周りを1周するのに1万~2万年かかるという。

日本の報道はその他も同じような感じですが、英語系のメディアと大きく違うところは、欧米の報道では、冒頭のように、「惑星X」と見出しに入っているものが多かったことです。

惑星Xというのは、Wikipediaによりますと、

惑星X

惑星Xとは、海王星よりも遠い軌道を公転していると仮定される惑星サイズの天体 である。

惑星Xが存在するという説は、ガス惑星、特に天王星と海王星の軌道運動に理論との矛盾が見られたことから、最初は9番目の惑星として、1930年の冥王星発見以降は第10惑星として主張されてきた。

20世紀末以降に発見された多数の太陽系外縁天体の分布や、長周期彗星の起源などを説明する根拠として再び惑星Xの存在を仮定する説が唱えられている。

ということで、1800年代から「海王星の外側に巨大な惑星が存在する」という説はあったのですね。

そして、実はこの数年、「近いうちに、この惑星Xについての公式アナウンスがなされるのではないか」という話も多く出ていました。

5年ほど前に記事にしたこともあります。

太陽系9番目の巨大惑星の存在についての公式アナウンスが近いという報道
 2011/02/15

下のような位置に「暗くて巨大な惑星」があるのではないかと。

darkobject

 

この海王星より外にあると仮定されている惑星は、名称としては、惑星Xの他、「ネメシス」(ギリシア神話に登場する女神の名)とか、あるいは、「テュケー」(ギリシア神話に登場する女神の名)などの名称で仮定づけられていたようです。あるいは、「惑星Xがニビルという仮説上の天体」だというような説があったりとか、いろいろと言われてきたものですが、名称はともかく、今回の発表によれば、

「その位置に巨大な惑星が存在する可能性が相当高くなった」

ということになるようです。

それぞれの名称がどのような仮説上の天体かといいますと、

ネメシス

ネメシスとは、オールトの雲以遠の、太陽から5万から10万天文単位の軌道を回っているとされる仮説上の赤色矮星、または褐色矮星。地球史上の周期的な生物の大量絶滅を説明するために仮定された。

というもので、シカゴ大学の古生物学者の研究グループが 1984年に、過去 2億5000万年の周期的な大量絶滅の分析でて説明づけた論文で、

・地球には過去に12度の大量絶滅があった
・大量絶滅間の平均的な長さは約2600万年と推定された

ということが導き出され、「その原因は何か」という研究の中で、上の図のあたりの場所にある天体が、2600万年ごとに彗星の群があるオールトの雲(太陽系を取り巻いていると考えられる仮想的な天体群)を攪乱して、太陽系に雨あられと彗星を降らせたのではないかという説が出てきたというものです。

要するに、このネメシスが「地球の大量絶滅を周期的に作り出している」という仮説といってもいいのかもしれないです。

ちなみに、「ネメシス」は、ギリシャ神話の女神様ですが、どんな女神様かといいますと、ネメシス - Wikipedia によりますと、

> 人間が神に働く無礼に対する、神の憤りと罰の擬人化である。

という「復讐の女神」のような概念の女神様のようです。

もうひとつのテュケーは、

テュケー

1999年に、ルイジアナ大学のジョン・マティスが提唱した仮説上の天体である。また、太陽の未発見伴星ネメシスの提唱者のダニエル・ホイットモアも、この学説を強力支持し、予測を立てていた。

長周期彗星の軌道を計算した結果、太陽から2兆2440億kmぐらいのところに、木星もしくはそれ以上の質量の天体が、180万年ほどの周期で、太陽を周回していると予測された。

というものです。

このように、いろいろと「太陽系の外側に何かある」という説はいろいろとあったわけですが、今回のカリフォルニア工科大学の研究によって、それらのどれに該当するのかよくわからないですが、ともかく、

「それはある」

という方向性が大変強くなったと考えられます。

ちなみに、この「9番目の惑星」は、冒頭の CBC ニュースの報道でもそうですが、イラストなどでは「青い惑星」として描かれることが多く、何となく、「ホピの予言」というようなものも思い出します。

もうひとつのホピの予言」と呼ばれているものを抜粋しておきます。「今の4番目の世界はまもなく終わることになるだろう。そして第5の世界がはじまる」として、以下のように続きます。

もうひとつのホピの予言

第一のしるし 白い肌の人たちの到来。この人たちは、自分たちのものでもない大地を取りあげて、敵を稲妻で打ちのめす。

第二のしるし たくさんの声とともに回転する車輪が訪れるのをわれわれの大地は目撃する。

第三のしるし 大きくて長い角をつけたバッファローのような奇妙な獣が無数にこの大地にあふれかえる。

第四のしるし 大地を縦横に走りぬける鉄の蛇たち。

第五のしるし 巨大な蜘蛛の巣が大地の隅々までを覆い尽くす。

第六のしるし 描かれた太陽のごとく無数の石の河が縦横に走り巡らされた大地。

第七のしるし 海の水が黒くかわり、そのことでたくさんの命が失われたとの風の知らせ。

第八のしるし 一族の者のごとく髪を長く伸ばした多くの若者たちがやってきて部族の国々に加わり、生き方や知恵を学ぶ姿を目撃する。

第九のしるし 天界の居住施設が大音声とともに落下して地表に激突。青き星が姿を現し、そのあとをおいかけるようにホピの人たちの儀式が止むとき。

というようなものです。

何となくですが、「第六のしるし」あたりの「石の河」を舗装された道路や鉄道のようなイメージで考えてみますと、「そこまでは来ている」という感じはします。第7の「海の水が黒く変わり」というのがどうなのかというような。

ともかく、この第9のしるしに、

> 青き星が姿を現し

とありまして、以前から「青い星はどれだろうなあ」と、よく考えることがあったりしました。

あ、でも、そういえば、海王星(太陽系の8番目の惑星)は青いですね。

NASA のボイジャー2号が1989年に撮影した海王星
NeptuneNASA

 

では、カナダの CBC ニュースから、9番目の惑星についてご紹介します。

 


Planet X? 9th planet, beyond Pluto, may exist, new study suggests
CBC News 2016/01/21

惑星X? 太陽系で9番目の惑星が冥王星の外側に存在する可能性を示す新しい研究

kuiper-belt-orbits

 

太陽系に9番目の惑星の存在があることが濃厚になった。

この惑星は、地球から遠く離れた冥王星の 5000倍の質量を持ち、地球と比較すると 10倍の大きさを持つ。その距離は、冥王星への距離よりさらに数十億キロ遠い。この惑星が太陽の公転軌道を1周するのには1万から2万年かかると推定される。

1月20日、カリフォルニア工科大学の科学者たちは、この惑星Xの存在について「十分な証拠を得た」と述べた。

カリフォルニア工科大学の研究者たちが「惑星ナイン( Planet 9 )」と呼ぶこの新惑星は、まだ発見はされていない。

しかし、研究者たちは、数学的およびコンピュータモデルに関する調査結果をベースにして、5年以内の望遠鏡での発見を期待している。

彼らは、天文学者たちがこの惑星を発見するための手助けとなりたいために、この研究結果を天文学専門誌で報告した。

「私たちは次の5年間を、空を探索しながら静かに過ごすことになると思いますが、しかし、私たちより先に他の誰かが発見することをも、むしろ望んでいるのです」と、天文学者のマイク・ブラウン( Mike Brown )氏は AP に語った。

また、ブラウン氏は、「このことは、過去 150年で初めて太陽系の惑星配列の知識には、いまだ不確実な部分があるという証拠となります。太陽系のかなりの部分がいまだに未解明の状態なのです。そして、これは、とても胸を躍らせることでもあります」と言う。

 

これは近くにあるスーパーアースなのか?

ワシントンにあるカーネギー研究所のスコット・シェパード( Scott Sheppard )氏は、

「この新しい研究は非常にエキサイティングなものです。そして、これは、太陽系の中に、近場のスーパーアース(地球質量の数倍から10倍程度の太陽系外惑星)が存在することが事実となる可能性があるのです。その実在の確率は、50から 75パーセントほどあると見積もっています」

と述べる。

この「惑星ナイン」は、卵形をした軌道にあるため、その存在を確認するために宇宙望遠鏡が必要な場合があると研究者は述べる。

あるいは、太陽に比較的近い公転周期の場合、高度な地上の望遠鏡でも、それを見つけることができるかもしれないと彼らは付け加えた。

距離は、 100億〜 200億マイル( 160〜 320億キロメートル)離れた場所にあると推定される。

この惑星を、カリフォルニア工科大学の研究者たちは、歴史的に言われてきた「惑星X」とは呼ばずに、「惑星ナイン」と呼ぶことを好む。

さまざまな説や噂がつきまとう惑星Xには、「エイリアンの存在」や、「差し迫った地球の破壊の時」などが語られることがあるが、しかし、それらの推測を裏付けるデータはないとブラウン氏は語る。

そのこともあり、研究者たちは新惑星を惑星Xと呼ばない

太陽系で発見された最後の惑星は、1846年の海王星(8番目の惑星)だ。1930年には、冥王星が発見される(冥王星は 2006年までは9番目の惑星で、現在は「準惑星」扱い)。

人類は昨年7月、NASA の無人探査機ニューホライズンズの撮影によって、初めて、小さな氷の世界である冥王星とその主な衛星カロンをクローズアップで撮影した。

冥王星とカロン
150713-false-color
NASA

 

この NASA の無人探査機の現在の位置は惑星ナインのある位置とは逆であり、残念ながら、惑星ナインの検出に使用することはできないと研究者たちは言う。

なお、ブラウン氏は、実際にこの新しい惑星が観測されるまでは、懐疑論が存在し続けることを覚悟しているというとも述べている。

 





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