コロナワクチンによる血液障害発生のメカニズム
世界のワクチン接種回数が、 9億5000万回に達したことが示されていますが、その中で、英アストラゼネカ社のコロナワクチン等で「血栓や血小板減少症などの血液系障害」が複数報告されたために、ヨーロッパなどの一部の国においては、接種が中止されたり、接種年齢の調整などを行っています。
その「アストラゼネカ社のワクチンにより血栓や血小板減少症が発生するメカニズム」が、ドイツのグライフスヴァルト大学の研究者たちによって解明され、論文が発表されています。
今回はその論文の内容を紹介していた医療系メディアの記事をご紹介したいと思います。
ただ、実際には、米ファイザー社やモデルナ社のワクチンでも、かなり血栓などが報告されています。
たとえば、米国 CDC のワクチン有害事象報告のデータ(VAERS)では、4月16日までの報告数は、
・血栓、血液凝固あるいは血小板減少の報告 1,123件
となっています。
実は昨年 12月にアメリカの医師団体「米国医師・外科医学会(AAPS)」は、ファイザー社とモデルナ社の mRNA ワクチンについて、
「 mRNA ワクチンが、脳、心臓、肝臓、腎臓に微小血管損傷を引き起こす可能性があるため、追加の安全試験の必要性がある」
という警告を FDA (アメリカ食品医薬品局)に通知していたことが、最近の報道でわかっています(FDA は通知を無視いたしました)。
このファイザー社のワクチンは日本で用いられているということもあり、それに関する記事も続けてご紹介したいと思います。
記事をふたつ紹介するため、長くなりそうですので、早速入ります。
まずは、アストラゼネカ社のワクチンが血栓を起こすメカニズムについて突き止めたドイツの研究についての医学記事です。
論文そのものは以下にあります。
Towards Understanding ChAdOx1 nCov-19 Vaccine-induced Immune Thrombotic Thrombocytopenia (VITT)
ChAdOx1 nCov-19ワクチン誘発免疫血栓性血小板減少症の理解に向けて
ドイツの科学者たちが、アストラゼネカ社のワクチンがどのように血栓を引き起こすかを解明した
Scientists Find How AstraZeneca Vaccine Causes Clots
webmd.com 2021/04/22
ドイツの科学者たちは、アストラゼネカ社製ワクチンが、まれではあるが壊滅的な血栓を引き起こし、血小板の供給を食いつぶす 2段階のメカニズムを解明したと述べた。
これまでのところ、ヨーロッパの規制当局は、ワクチンを受けた患者の異常な血栓と血小板減少症を 220例以上報告している。アストラゼネカ社のワクチンは、米国政府のオペレーション・ワープスピード・プログラムからの資金提供を受けて開発され、 COVID-19から人々を保護するための一連のワクチン開発に拍車をかけたものだ。
なお、アメリカでは、アストラゼネカ社のワクチンは使用がまだ許可されていない。
ドイツのグライフスヴァルト大学病院の、免疫学が専門であり、輸血医学研究所の所長でもあるアンドレアス・グレイナッハー博士は以下のように述べる。
「これは、私の意見では、(血栓を引き起こすメカニズムの)確固たる証拠と言えます」
博士は、できるだけ早く情報を入手することが急務だと感じていたと語る。
「その理由は、すでにワクチンの接種キャンペーンが始まっているからです。これが私たちの原動力であり、これらのデータをできるだけ早く提供する大きな動機でした」
グレイナッハー博士は、アストラゼネカ社のワクチンとまれな凝固反応を結びつけるメカニズムは、他のワクチン、たとえば、ウイルスのスパイクタンパク質を細胞に生成させるための指示を送るためにアデノウイルスを使用する他の製品にもそのメカニズムが適用される可能性が高いと述べたが、これについては仮説だという。
博士は、アストラゼネカのワクチンに対する反応のみを研究したため、他のアデノウイルスを使用したワクチンにも同じ作用があるかどうかは確信が持てないと付け加えた。しかし、以前の研究では、アデノウイルスが、博士が研究した反応で見たタイプの血小板活性化を引き起こす可能性があることが示されている。
また、ジョンソン&ジョンソンのワクチンも、アストラゼネカと同じようにアデノウイルスを用いているが、博士によると、COVID-19ワクチンの研究に協力するようジョンソン&ジョンソンに呼びかけ、合意に達したと語った。
ジョンソン&ジョンソンの単回ワクチン接種を受けた人々では、同じパターンの異常な血栓の少なくとも 7つの症例が記録されている。これまでに、700万を超えるジョンソン&ジョンソンワクチンが米国で投与されている。
血栓反応は非常にまれだが、状態は深刻な場合がある。バージニア州の 45歳の女性はそれにより亡くなった。そのため、CDC と FDA は、先週、ジョンソン&ジョンソン社のワクチンの投与を一時停止するよう求めた。同社は、反応についてより多くの回答を得るために臨床試験を実施すると発表した。
博士たちのグループの研究では、ワクチンがこれらの大きな血餅を作る前に体内で起こるべく一連の事象について説明している。
博士は、誰もが異常な血餅につながる基本的な免疫機構を持ってはいるが、それはほとんど常にバランスが保たれていると説明している。そのため、多くはプロセスが制御不能になるのを防いでいる。
ただし、場合によっては、稀に(血栓を引き起こす)各段階が次の段階に進み、最終的に制御するのが非常に難しい最悪の状況があり得る。
体を凝固亢進状態にする自己免疫攻撃は、通常、数週間後に自然に燃え尽きる。したがって、患者たちが迅速な治療を受けることができれば、その状態はほとんど常になくなる。
2段階のプロセスが血栓につながる
最初のステップでは、ワクチンのアデノウイルス・シェルが、ワクチンが増殖する細胞からのタンパク質とともに、血液からの血小板と接触する。
血小板は、感染や怪我の部位に血液が凝固して出血を止めるのを助ける無色の細胞断片として最もよく知られている。それらはまた、体の免疫応答において重要な役割を果たしている。
これらの化学信号は B細胞を目覚めさせ、血小板第4因子(PF4)と呼ばれるタンパク質に対する大量の抗体を生成する。PF4は血液凝固の調整に役立つ。
そして、体内では、大量の病原体に反応していると体内が誤って考えるため、免疫系がオーバーシュートする。抗体は血小板に結合し、血小板は白血球を動員し、「それからすべてが爆発していきます」と博士は言う。
これらの反応の 2番目の重要なステップは、アストラゼネ社のカワクチンに添加されるカルシウム結合剤および安定剤である EDTA (エチレンジアミン四酢酸)によって引き起こされる。
EDTAは、アストラゼネカのワクチンに添加されているが、ジョンソン&ジョンソンのワクチンの成分にはリストされていない。
EDTAは、血管壁を形成する細胞間の結合を開き、血管を漏出させる。これにより、タンパク質と血小板によって形成された巨大な複合体が血液循環に入り、非常にまれなケースだが、全身の警報状態が引き起こされる。
ワクチンをより安全にするためにできることがあるかどうか尋ねられたグレイナッハー博士は、最初の考えとして、プロセスの 2番目のステップを引き起こす EDTA をワクチンから取り除くことを試みることであると述べた。
しかし、博士自身はそのワクチン開発者ではなく、アストラゼネカワクチンの処方にとって、 EDTA がどれほど重要であるかはわからないとも述べている。
ヨーロッパのいくつかの国では、アストラゼネカワクチンの使用を変更または放棄している。
デンマークは先週、ワクチン接種プログラムにアストラゼネカ社を含まないことを発表した。イタリアは、60歳以上の人々にのみ使用することを推奨している。英国当局は、30歳未満の人々に代替手段を提供すべきであると述べた。一方、欧州医薬品庁は、ジョンソン&ジョンソンワクチンの製品情報に血栓と血小板減少のリスクに関する警告を追加する必要があると述べた。
ここまでです。
次は、ファイザー社のワクチンについての記事です。こちらは、医学系のメディアではなく、アメリカの弁護士ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏のサイトの記事です。
ここからです。
科学者たちはファイザー社とモデルナ社のワクチンは共に血栓を引き起こす可能性があると警告する
Scientists Warn Pfizer, Moderna Vaccines May Cause Blood Clots, Too
childrenshealthdefense.org 2021/04/16
米国とヨーロッパの保健当局は、ジョンソン&ジョンソン社とアストラゼネカ社の新型コロナワクチンを、ワクチン接種者に血栓と関連する血液障害を引き起こす可能性があるとして精査している。
しかし、ファイザー社とモデルナ社のワクチンもまた、同様の副作用を引き起こすという証拠が増えている。事実、米国の規制当局は、2020年12月に、血栓と関連する血液障害事実についての警告を受けていた。
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は4月14日に、予防接種実施諮問委員会の緊急会議を招集し、ジョンソン&ジョンソンのワクチンの禁止を解除するかどうかを決定した。ジョンソン&ジョンソンのワクチン血栓の報告を受けて、アメリカでは使用が認められていない。
4月13日に、米国食品医薬品局(FDA)の生物学的製剤評価研究センターの所長であるピーター・マークス氏は、記者からの取材に、ファイザー社とモデルナ社のワクチン接種後に血小板減少症を伴う脳静脈洞血栓症(CVST)の症例は報告されていないと述べた。
しかし、マークス氏のこの声明は、多くのニュース、最近の研究、さらには昨年末に米国食品医薬品局に向けられた科学者たちの警告と矛盾する。また、CDC のワクチン有害事象報告システム(VAERS)のデータとも矛盾している。
有害事象報告システムには、血液凝固障害に関連する血栓の報告を含む症例が、2020年12月14日から 2021年4月1日まで 3つ(ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン)のワクチンすべてについて報告されており、報告数は合計 795件となっている。
報告された 795件のケースのうち、ファイザー社のワクチンでは、それに起因する血液凝固障害に関連する血栓の報告は 400件で、モデルナ社で 337件、ジョンソン&ジョンソン社のワクチンでは 56件の報告事例があった。
また、最近発表された研究は、ファイザーとモデルナのワクチンと血栓を結び付けるものだった。
4月16日に発表された英オックスフォード大学による論文(リンク)の研究では、COVIDワクチン後 CVST (血小板減少症を伴う脳静脈洞血栓症)を引き起こした人の数は、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカでほぼ同数だった。ジョンソン&ジョンソンのワクチンは、研究が行われていた際には、英国での使用が承認されていなかったので、研究に含まれていない。
研究によると、100万人に 4人がファイザーまたはモデルナワクチンのワクチン接種後 2週間で血栓症を経験したのに対し、アストラゼネカワクチンは 100万人に 5人だった。
しかし、研究者たちは、新型コロナウイルスに(自然に)感染した人では、血栓のかなり高い発生率をがあることを発見している。
チルドレン・ヘルス・ディフェンスの代表リン・レッドウッド名誉会長は、以下のように述べる。
「このオックスフォードの発見は、ワクチンによって誘発されたスパイクタンパク質が、ACE-2受容体との相互作用を介して細胞シグナル伝達を引き起こす可能性があるメカニズムについて、私たちが持つ知見と事象(血栓などの有害事象)と一致します」
「このようなことが起こると、血管の上皮内層に炎症や他の多くの潜在的な病理学的事象が発生し、凝固系を活性化します、そして、抗凝固経路をダウンレギュレート(神経伝達物質などへの応答能が低下すること)し、血栓形成を引き起こす可能性のある炎症誘発性サイトカインを誘発する可能性があるのです 」
今年 2月に血液学の専門医学誌ジャーナル・オブ・ヘマトロジーで発表された研究では、ファイザー社のワクチン接種後に脳出血で死亡した最初の患者である 56歳のフロリダ州の医師の死亡に対応して、ファイザーとモデルナのワクチン接種後の血小板減少症が調査された。
研究者たちは、CDC、FDA、米国保健社会福祉省、ワクチン有害事象報告システム(VAERS)のデータを使用して、既存の血小板減少症のない 17例を含む、ワクチン接種後の免疫性血小板減少症(ITP)患者 20例の症例報告を調べた。
データを分析した後、研究者たちはファイザーとモデルナのワクチンが血小板減少症を誘発する可能性がある可能性を排除できず、ワクチン接種後の血小板減少症の発生率を決定するための追加の監視を推奨した。
レッドウッド氏は、オーストラリアのプリンセス・アレクサンドラ病院の血液学専門のロバート・バード博士の記事を引用して以下のように言う。
「免疫性血小板減少症に関連する主な懸念は出血ですが、免疫性血小板減少症が、血栓のリスクを 20%増加させていることと関連しているというのは驚きかもしれません」
「米国医師・外科医学会(AAPS)」は、4月5日のプレスリリース(リンク)で、米国で緊急使用が承認された 3社のワクチンすべて(ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン)がヒトの細胞にスパイクタンパク質を生成させ、それが免疫系にそのタンパク質に対する抗体を作るように誘導すると発表した。
予防接種を受けた人がウイルスにさらされると、免疫システムは脅威を認識し、少なくとも症状を最小限に抑える必要のある防御策を講じる。
スパイクタンパク質はウイルスの断片にすぎないため、スパイクタンパク質(またはそれをコードする mRNA)が感染を引き起こすことはない。
しかし、スパイクタンパク質自体が組織受容体に結合するときに害を及ぼす可能性があるかどうかについての懸念があると米国医師・外科医学会は説明した。
米国医師・外科医学会の医師と科学者たちは、スパイクタンパク質を介して、この mRNA 製品が「脳、心臓、肝臓、腎臓に微小血管損傷(微小血栓と呼ばれる小さな血栓)を引き起こす可能性があるとして、安全試験の必要性を FDA に通知した」
今のところ、FDAは応答していない。
レッドウッド氏によると、(自然に)新型コロナウイルスに感染した場合も、やはり脳静脈血栓症が報告されているという。レッドウッド氏は、自然の新型コロナウイルスに感染した人に発生する可能性のある同じ状態が、コロナワクチンを接種した人にも発生する可能性があることを説明している。
氏は以下のように述べる。
「科学的な研究は急速に進んでおり、COVID に感染することなく、スパイクタンパク質だけで体内を移動して ACE-2受容体に結合し、さまざまな有害事象を引き起こす細胞シグナル伝達経路のホストを活性化することができることが認識されています」
ネイチャーに掲載された画期的な研究(論文)では、マウスに注入された COVID-19スパイクタンパク質(S1)が、血液脳関門を通過して脳に入るだけではなく、マウスの肺、脾臓、腎臓、肝臓も通過したことが報告されている。
医学誌「ニューロバイオロジー・オブ・ディジーズ」に発表された研究(リンク)では、ウイルスを含まない SARS-CoV-2 スパイクタンパク質は、このスパイクタンパク質そのものが、ACE-2受容体との相互作用による内皮機能障害の強力な誘導因子であり、血管内層に炎症誘発性反応をもたらすことが報告されている。
ここまでです。
これらを読んでいまして、少し懸念に感じたことがありますので、書かせていただきます。
体内で作られたスパイクタンパク質はいつまで体内で作られる、あるいは残るのか
この中で、わりと重要なのは、
> スパイクタンパク質が、血液脳関門を通過して脳に入るだけでなく、マウスの肺、脾臓、腎臓、肝臓も通過した
ことと、
> スパイクタンパク質のみが、ACE-2受容体との相互作用による内皮機能障害の強力な誘導因子であり、血管内層に炎症誘発性反応をもたらす
という部分で、つまり気道感染症の病原体としてのコロナウイルス云々ではなく、そのパーツであるスパイクタンパク質(トゲのように見える部分)「だけ」で、身体にさまざまな悪影響が起こるという部分です。
これは、「どういう形であれ、体内にスパイクタンパク質を誘発させるものは、すべて有害事象と関係する可能性がある」ということです。
もっと端的にいえば、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質による悪影響は、
「自然感染でもワクチンでも同じ」
ことになる可能性があるのです。
世界で接種されているコロナワクチンのほぼすべてが体内にスパイクタンパク質を作るものです。
そして、私が知りたいと思うのは、
「体内で作り出されたスパイクタンパク質というのは、いつ消えるのか? あるいは消えないのか?」
ということです。
ワクチンで注射される mRNA 自体については、多くの当局者が「短期間で消える」と言っているわけですが、以下の記事で取りあげました岡田正彦 新潟大学名誉教授は以下のように述べています。
岡田正彦名誉教授の動画より
「本来このメッセンジャー RNA は、一回タンパク質を作ると役目が終わりになりますので、数分から、せいぜい 10時間程度で分解されることが知られています」
「しかし、ファイザー社とモデルナ社のコロナワクチンの RNA は、分解されないように改変されています」
新潟大学名誉教授が訴える「新型コロナワクチンの危険性」の内容。これらのワクチンの身体への不安な影響は、場合により「永続的」に続く
投稿日:2021年3月16日
体内で誘発あるいは生成されたスパイクタンパク質は、その後どうなるのか?
これは消えるのであれば、消滅でも「排出される」のでどちらでもいいのですが、「消滅」ということが仮にないのであれば、「排出機能のない器官」には永久的に残ってしまうのではないかと。
たとえば、脳には異物を排出する機能はないように見えます。
脳には、外部から異物が入らないようにする「血液脳関門 (BBB)」という部分がありますが、これは、かつてネイチャーに掲載された論文によれば、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質は、
「その血液脳関門も通り抜けて脳に入ってしまう」
ことがわかっています。そのネイチャーの論文は以下の記事で取りあげています。
血管に注入された新型コロナのスパイクタンパク質は、脳のバリア「血液脳関門」を簡単に通過し脳全体に広がることを知った日に…
投稿日:2021年2月11日
しかし「脳に入った異物」には「脳から出るチャンス」はあるのでしょうか。脳の微細な血流や神経に入りこんだ異物が排出されるメカニズムが想像できないのです。
あるいは、肺もそう見えます。肺に入りこんだ異物が外部に排出される仕組みというのは存在するのでしょうか。
そのあたり、私は人体の科学をあまり知らないですのでわからないのです。
どうして、こういうことを気にするのかといいますと、
「コロナの長期の後遺症」
ということが、最近非常によく報道されます。
最初は、「気のせいでは?」というように思っていたのですが、以下の日経サイエンスの記事のように、中国の大規模研究では、「発症から半年後も 6割以上の人が後遺症を訴えている」というのです。
コロナ後遺症「ブレインフォグ」 免疫異常が関与か
新型コロナウイルス感染症にかかった人には、回復後も強い倦怠感や、頭がぼうっとする「ブレインフォグ」に悩むケースが多い。周囲の人には理解されにくく、とかく「気のせい」と思われがちだ。最近の研究から、こうした症状には免疫の異常が関わっている可能性が出てきた。
長期にわたる倦怠感は、新型コロナの後遺症の中で最も頻度が高い。
中国・武漢の研究チームが 1月に英医学誌ランセットに発表した退院患者のアンケート調査では、約 1700人のうち 6割以上が発症から半年たった後も倦怠感や筋力の衰えを感じると答えた。 (日経サイエンス)
この記事では、専門家の話として、自己免疫反応ではないかというような話が出るのですが、仮にこれが正しいとした場合、「何がその自己免疫反応を引き起こしているのか」ということについて、素直に考えますと、それはスパイクタンパク質なのでは,という気がするのです。
実は最近、ややコワイ系統の記事がありまして、ネイチャーに最近掲載された論文が紹介されているのですが、これは内容をご紹介しようかどうかまだ迷っていますので、リンクのみを示しておきます。
Long-COVID-19 News: Study Shows That Survivors Have A 59% Increased Risk Of Dying Within Six Months After Contracting The SARS-CoV-2
調査によると、SARS-CoV-2に感染してから 6か月以内に生存者が死亡するリスクが 59%増加していることが判明
なお、自己免疫反応について、先ほどの岡田正彦名誉教授は以下のように述べていました。
「もし、この人工遺伝子が半永久的に残るのだとしたら……それは大変なことです。つまり先ほどの「免疫細胞による免疫反応」がいつまでも起きるわけです」
実際にどのようになるのかは、半年後あるいは数年後、10年後などの単位で見ないとわからないものなのかもしれないですが、やはり人々の今後がどうなるのかは気になります。
改変された人工 mRNA の働きは永久的なものなのか、あるいはそうでないとしても、体内で作られたスパイクタンパク質は体内でその後どのようになるのか。
もうすぐワクチン接種数は 10億回を超えます。
>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
▶ ご登録へ進む