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人類の覚醒と真実 地球という場所の真実 宇宙の中の地球

人類で2番目に月面歩行をおこなった元アポロ11号乗組員のバズ・オルドリン氏はこう言った : 「私たちは月に行っていない」

投稿日:2018年8月3日 更新日:

7月29日のインターナショナル・ビジネス・タイムズの記事より


IBT




 

「カプリコン・1」の呪縛から41年

今回は、久しぶりにアポロ……というか、月面着陸の関係する話です。

実は、In Deep は、昔からわりとアポロ計画や「人類の月面着陸」についての記事をご紹介させていただくことが多いのです。

私自身はそんなにアポロ計画などには興味がない人だと思っているのですが、なぜこんなに何度も何度もアポロについて取りあげるのかと考えてみますと……中学2年の時に遡ることに気づきます。私は小学校の高学年頃から、かなり頻繁にひとりで地元の映画館に行くようになり、田舎の映画館ですから上映される作品はたかが知れているのですが、それでもいくつもの映画を見た中で、1977年頃だと思いますが、

「カプリコン・1」

という映画を見たのです。

もうこれが、ストーリーもアクションシーンもセットも大変に面白い映画でして、今でも好きで仕方ない映画で、どんな映画かをひとことで説明するのは難しいですが、大体下のような感じとなります。

人類初の有人火星探査を目的とした宇宙船「カプリコン1号」が打ち上げられようとしていたが、発射数分前に三人の乗組員は、船内から連れ出され、砂漠の真ん中にある無人の古い基地へと連れていかれる。

そこで「計画は中止となった」と告げられ、しかし、国民に知られるわけには行かないので、乗組員たちは砂漠の中の建物に設営された「火星のセット」の上で演技をすることを求められる。戸惑う乗組員たちだが、実質上、家族を人質にとられ、やむなく従い、カメラの前で火星上陸の演技を続けることになる。

しかし、この計画の最後はカプリコン1が地球への再突入時に爆破し、乗組員は全員死亡という筋書きだった。その中で、砂漠から懸命の逃避行を試みる乗組員たちの運命やいかに。

……というもので、陰謀論的なテーマを別としても、映画としてとても面白いものでした。

映画カプリコン・1より。火星上陸を撮影するためのセット。ここで乗組員たちは「演技」を続ける

Capricorn One (1977)

中学生の時にこんな映画を見たもので、「ああ、宇宙飛行士たちの宇宙での上陸は、みんなこうやって NASA に脅されて……」思うようになり(短絡的かよ)、それが今でも続いているのかもしれません。この『カプリコン・1』という映画は、それほど強烈なインパクトを若い私に与えた映画ではありました。

最近やっと、DVD の廉価版が出ましたが、この Amazon のコメント欄でも、この映画への高い評価ぶりがわかるかもしれません。

今思えば、これを映画館で観られた私は幸せだったと思います。

というわけで、

「宇宙飛行士の活動を見たら、まずは疑う」

という悪いクセが中学生の時からついていて、それで、執拗にアポロに絡むことになってしまっているのかもしれません。

NASA とかアポロの関係者には申し訳ない気もしますけれど、もはや止めることなどできはしないのです。

というわけで、今回の記事は冒頭に貼りました、人類で2番目に月面に降り立ったとされるバズ・オルドリン氏が、

「私たちは月には行っていないのです」

と述べた動画が今、話題になっていまして、それについてご紹介したいと思います。

バズ・オルドリン氏というのは、次のような方です。

バズ・オルドリン(1930年1月20日 - )は、アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士、空軍軍人、エンジニア、宇宙航法学博士。ジェミニ計画及びアポロ計画に飛行士として搭乗、アポロ11号の月着陸船パイロットとして人類初の月面着陸に貢献し、月面歩行を行った史上2番目の人類となった。(Wikipedia

オルドリン氏は現在 88歳ですが、お元気なようです。

そのオルドリン氏が、2015年にアメリカのワシントンD.C. でのナショナル・イベントにおいて、子どもの質問に対し、以下のように述べたというものです。


Secureteam10

下の動画はその部分に字幕をつけたものです。

https://youtu.be/fWl70qq_qX0

このように言っています。

女の子「なぜ、こんなに長い間、誰も月に行かないのですか?」

オルドリン氏「それはあなたの疑問というより、私の疑問なのです。その理由を知りたいです。しかし私は知っているのかもしれません。…… 何しろ、私たちはそこ(月)に行かなかったのですから。それが起きていたことなのです」

映像自体が編集されたものであるフェイクの可能性を含めて、いろいろと言われているのですが、「この発言があった」こと自体は事実のようです。

まずは冒頭のインターナショナル・ビジネス・タイムズの記事をご紹介します。その後に、最近の私の「アポロに対しての思い」を少し書かせていただこうかと思います。


NASA cover-up: Buzz Aldrin admits he didn't land on moon?
IBT 2018/07/29

NASAの隠蔽 : バズ・オルドリンが彼は月に上陸しなかったことを認めた?

バズ・オルドリン氏が NASA による月面着陸を偽造だと言わんばかりの「自分たちは月に行っていない」と述べている動画が、陰謀論者やエイリアン研究家たちの間で話題となっている。

この動画は、女の子の質問に答える形で、オルドリン氏が「宇宙飛行士として月に行ったことがない」ことを明らかにしているとされるものだ。

この映像は、ワシントン D.C. のウォルター・E・ワシントン・コンベンション・センターで 2015年に行われたナショナル・ブック・フェストにおいて実際に撮影されたものだ。

動画は、陰謀理論を展開するチャンネル「セキュアチーム10(Secureteam10)」によってクリップが共有された後にネットの世界で拡散された。

UFO研究者のタイラー・グロックナー(Tyler Glockner)さんは、二人目の月面歩行者であるバズ・オルドリン氏のこの発言は、NASA が月を訪れたことがないことの直接的な認証であると主張する。

また、SNS 上では、この動画に対してのさまざまな意見が議論されている。

月面着陸を NASA とアメリカ政府の捏造だと考えている人たちは今でも多く、彼らの中には、人類は1度も月には行っていないと考える人たちや、少なくとも、1969年のアポロ11号は月には行っていないと主張する人たちが数多くいる。

また、エイリアン理論を信じる陰謀理論家たちの中には、月面に秘密の基地があると主張する人たちも多くいる。

その一方で、オルドリン氏が「私たちはそこに行かなかった」と言っていることについては、専門家たちは、動画を作った側が、オルドリン氏の長い答えから様々な言葉を切り出して編集したと考えている。

しかし、陰謀理論家たちはこのような説明を受け入れるつもりはなく、NASA が映画の撮影スタジオで月面着陸を撮影したと主張している。

「そこに言っていない」という発言の背後にある本当の真実は計り知れないものの、実際に、オルドリン氏は、1972年12月以来、人間が月に行っていない理由を明らかにしようとしていた。


 

ここまでです。

 

アポロ計画の周辺につきまとう異様な雰囲気

ところで、アポロ計画については、「人類が月に行ったか行かないか」という選択では、現在の強い証拠では「行ったことには行った」ということになっています。

それはたとえば、1971年に月面着陸ミッションを行ったアポロ15号が撮影した月面の写真が、それから 37年後に、日本の月周回衛星「かぐや」が撮影した月面の写真の地表と「一致」したということなどを含めて、他にも「行ったことには行ったように思われる」ことを示す証拠はたくさんあります。

アポロ15号が撮影した月面とかぐやが撮影した月面の地表の一致


Univers Today

しかし、それでも「カプリコン・1」世代は、そんなことでは屈しません。

宇宙飛行士は、みんなアメリカ空軍の最新鋭の武装ヘリコプターで命を狙われて、ヘビの生き血をすすりながら、テリー・サバラスの操縦する古い複葉機で逃げるしかないのです(映画を見てない人はわからないって)。

ただ実際には、最近、私は「アポロ乗組員たちが経験したこと」について次第にわからなくなってきているというのが事実で、そうなったのは、日付けを見ますと、ちょうど2年前の今頃書いた記事ですが、下の記事を書いた時からそうなっています。

NASAのアポロ計画のすべての公式通信記録が機密指定解除。そして、そこに残される「宇宙飛行士たちが月で経験し続けた謎と驚異の世界」

これは、「機密指定が解除された NASA アポロ計画の全通信記録」が公開され、その一部をご紹介したものです。

ところが、この内容が、

「何だか不気味」

なのです。

訳していても、「この人たちは何を言っているのだろう」というような奇妙なやりとりが続いていて、

「彼らが何を見て」

「そこはどこなのか」

が、次第にわからなくなってくるのです。

興味のある方は上のリンクから記事を読まれていただければ幸いです。

資料は、アポロ10号からの資料が公開されていますが、たとえば、今回のオルドリン氏が乗組員だったアポロ11号のミッション中の通信記録の一部を抜粋しますと、以下のようなものが含まれています

会話の冒頭にある数字は時間で、ミッション開始からの経過時間が秒単位で示されます。

機密指定を解除されたアポロ11号の通信記録より

03 08 20 18 船長:「ものすごいクレーターだ」

03 08 20 42 司令船操縦士:「おお…、これらのクレーターと円錐形の物体ほど荒涼とした風景が他にあるだろうか」

03 08 20 50 船長:「ここに住んでいる人々はおそらく絶対に出てこないだろう」

03 L0 55 20 司令船操縦士:「...おお神よ、あのモルトケ元帥を見てくれ。私の好きなモルトケ元帥を。あれは何だ? あそこにある全部の道路が見えるだろう。三角形の道路があれを正しく導くのか?」

03 L0 55 29 船長:「そうだ」

03 L0 55 30 司令船操縦士:「あれは米国だと思うが?」

03 L0 55 31 船長:「そうだ」

こんな感じなんですが、何だか何を言っているのだかよくわからなくないですか?

モルトケ元帥というのは、近代ドイツ陸軍の父と呼ばれる 19世紀のドイツの軍人なんですが、それより「三角形の道路」だとか「あれは米国」だとか、当時も訳していてもよくわからなかったのです。

「三角形の道路」の下りの原文は、

  You see all those roads – triangular roads leading right past him?

で、「あれは米国」の下りの原文は、

  That’s US , I guess, huh?

なんですが……「何を言っているのだろう」と思うと同時に、「彼らはどこにいて、どんな光景を見ているのだろう」というのが全然わからないのです。

ちなみに、アポロ14号の通信記録には以下のようなやりとりがあります。

機密指定を解除されたアポロ14の通信記録より

03 12 22 39 「これは本当に興味深い物体だ。この物体は……どう説明すればいいのだろう……右側が込み入った構造になっていて、中央に頂点がある構造だ」

03 12 23 37 「高い場所にある太陽。そのひとつの光がそこに落ちている。その光がすべての光景を支配している。非常に明るいクレーターだ。そちらからの位置だと、太陽の位置の問題でこれは見えないだろう。そしてこれは……私が思うには……採掘場だ」

こういうのを読みますと、アポロ乗組員たちが、「どこで何を見ていたのだろう」と思わざるを得ません。

というのも、ここに記録されている通信の内容は、私たちが知っている月面の光景とはおよそまったく違うものだからです。

アポロ計画の真実は、その総予算から考えても、そんなに単純なものではないであろうことは想像できますが、陰謀論の側面から言われるような単純な捏造ではない気はするし、もちろん、普通に報じられる通りの月面到達だったとも考えにくい部分はあるし、今の私の正直なところは、

「何もかもわからない」

というところです。

それが何らかの「悪意」に基づいているものなのか、そうではなく、悪意に基づくものではない何らかの意味があり、このような複雑なプロジェクトになっていったのか……。そして、そういうことの真実がわかる可能性は時間と共に次第に消えていっている気がします。

映画カプリコン・1は一応のハッピーエンドで終わるのですけれど…。

 

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