今年5月に大きな変更が静かに発表されていた
えーと、前回の記事で、
> ファイザー社のコロナワクチンについて、非常にショッキングな事実(かもしれない)ことを知り
というように曖昧な表現で書かせていただいたのですが、この内容自体はともかくとして、
「この 5月からファイザー社コロナワクチンの《性質が変わった》」
ことは書いておきたいと思いました。
これは CDC (アメリカ疾病予防管理センター)のウェブサイトに明記されていまして、非常に小さな表記なんですが、以下の CDC のページの……まあ長いページでして、中盤のやや下あたりに、以下の記載があります。太字はこちらでしています。
英語の専門用語の略記は日本語に換えています。
(CDC のページより)
> ファイザー社は、16歳以上の個人で使用するCOVID-19ワクチン(コミナティ筋注)について、2021年8月23日に最初のFDAの生物学的製剤認可申請のライセンスを取得しました。
>
> FDAは、承認された新しいCOVID-19ワクチンの商品名「コミナティ筋注」を含む 2つの新しい型番(0069-1000-03、0069-1000-02)と新しい商品名のラベルの画像を記載した生物学的製剤認可申請の添付文書を公開しました。
>
> これらの型番は製造されません。その後、生物学的製剤認可申請で承認されたトリススクロース製剤の型番のみが製造されます。
これは、簡単に書きますと、
・これまで使われていたファイザー社コロナワクチン(商品名:コミナティ筋注)は、今後「製造されない」
ことが書かれてあり、それでは、今後、製造されるのは何かというと、
・トリススクロース製剤の型番「のみ」が製造される
とあります。
この「トリススクロース製剤」というものについて書かせていただいたメルマガの部分を抜粋します。
2022年6月10日の In Deep メルマガより
トリススクロース製剤の型番「のみ」とあり、今後、この製剤の形式だけが製造されるということのようです。
ここからわかるのは、最初に承認されたファイザー社ワクチンは、「トリススクロース製剤ではなかった」ものだったのが、今後、配布されるコロナワクチンは、
「トリススクロース製剤になる」
と。
さて、何が異なるのか。
こちらのサブスタック記事が、製薬企業の記事へのリンクを示してくれています。
それを読みますと、一言でいうと、トリススクロース製剤のワクチンは、
「超低温冷凍「ではなくとも」 mRNA の安定性が保たれやすい」
ということのようです。
その医学記事には、以下のようにあります。
> ファイザーCOVID-19ワクチンは、約-73℃以下の超低温で保存する必要がある。この温度は、標準的な冷凍庫で見られる温度よりもはるかに低い温度だ。
そして、
> ワクチン内のmRNAが安定していることを保証するために、約-73℃以下の超低温の冷蔵が必要だ。
とあります。
このような温度でなければ、従来のファイザー社ワクチンに含まれる mRNA は「安定しない」ようです。
日本全国、あるいは世界の各地でファイザー社ワクチンが接種されていますが、このような超低温が「すべての接種場所で保たれているのかどうか」は、実際には疑問の部分もないではなかったです。
そして、この超低温でない場合には、mRNAが不安定になり、
「まともにスパイクタンパク質を作り出すことができないワクチン」
となってしまうようです。
ところが、今後のファイザー社ワクチンで使用される、CDC のページに書かれている、「トリススクロース製剤」の場合、
「超低温ではなくとも、mRNA が安定する」
ということです。
つまり、これまでより「 mRNA が壊れにくいワクチン」ということになるようです。どうやら、もともとのコミナティより「強いワクチン」のようです。
先ほどのサブスタック記事には以下のようにあります。
> ファイザーワクチンの臨床試験は、この CDC の記載にある変更されたトリススクロース成分なしで実施された。
>
> そのため、このことが重要であるかどうかは不明だ。
新しいコロナワクチンが、この「トリススクロース製剤」として登場することが、重大なことかどうか今はわからないと記しています。
しかし、私は重大だと思います。
(略)
コミナティは、もともと mRNA 濃度にバラツキがあることが問題視されていましたが、このトリススクロース製剤だと、「 mRNA の安定度がアップする」ことになります。
従来より「安定してスパイクタンパク質が作られる」可能性が高いです。
ここまでです。
この CDC のページが更新されたのは、今年 5月ですので、何ともいえないにしても、
「 5月、6月出荷分あたりから、この製剤となっている可能性がある」
とも思われます。
従来のファイザー社ワクチン、あるいはモデルナ社ワクチンも同様ですが、その mRNA の不安定さにはかなりのものがあり、以下の記事で書きましたように、医学誌もそれを問題視していました。
[記事] 不完全なmRNAから成る水ワクチンの探究でロシアンルーレットに勝つ消極的な方法
In Deep 2021年8月7日
この記事では「ロットごとの品質」を問題としていましたが、ロットの問題を別にしても、従来型は、何しろ -70℃などの超低温でない場合、すぐに「不安定化する」製品でもありましたし、接種会場によって、あるいは保管状況によっては、すぐに mRNA が不安定化していたと思われ、考えようによっては、
「もともと最初から mRNA が不安定になるような構造で製造されていた」
と言えなくもないのかもしれません。
mRNA が不安定だと、世では「抗体」とか言われることもあるスパイクタンパク質をまともに作ることができません。
そして、実際には、このような、「不完全な mRNA を接種した人たちが大変に多かった」ようにも感じています。
つまり、
「それによって助かった」
と。
そもそも、冷静に考えると、超低温が維持されない場合、mRNA 構造が崩壊するような商品だとすると、
「接種した瞬間から、大部分の mRNA 構造の崩壊が始まる」
ということも考えられなくもないはずです。
ですので、今では私は、「これまで展開されていたワクチンの(多くは)事実上のプラセボだったのではないか」と思うようになっています。
それはともかく、ファイザー社ワクチンの多くが、このように、事実上「すぐにプラセボワクチンと化してしまう」という構造的な欠陥のため、実際に被害を受ける人の数も比較的少なかったのではないかと最近は考えるようになりました。
これは「欠陥」ではないでしょうけれど。
意図されていたとは思います。
しかし、今、「プラセボ化の道が閉ざされた」のです。
スパイクタンパク質自体が毒素であることは何度も記していますので、個別の記事へのリンクはしませんけれど、2020年の時点でわかっていまして、このことを最初に研究で見出したのは、米国ジョージタウン大学の鈴木有一郎教授の以下の論文です。
(論文) 肺血管細胞におけるSARS-CoV-2スパイクタンパク質を介した細胞シグナル伝達
SARS-CoV-2 spike protein-mediated cell signaling in lung vascular cells
スパイクタンパク質の毒性についてのブログ記事一覧は以下にあります。
(記事リンク) スパイクタンパク質の毒性についてのブログ過去記事
スパイクタンパク質は凶悪な存在です。
それが多数身体で生産されて、「まったく何でもない人」は多くない気もします。
ですので、従来型のファイザー社 mRNA コロナワクチンが「ある意味では中途半端な作りだった」ことについては、実は人類にとってはラッキーだったのです。
ところが、トリススクロース製剤に変更となり、
「その不完全さが是正された」
と。
改良型は、以前よりはるかに「きちんとスパイクタンパク質を生産するワクチン」となっていると見られます。
ですので……まあ、これは今は何とも言えないのですが、
「今後問題が大きくなる可能性もないではない」
とも思うのです。
日本に、その新たな製剤となったファイザー社ワクチンが、いつから入るのかは、よくわからないですが、仮に 6月あたりから入るとしますと、厚生労働省の「検定合格情報」を見てみますと、
6月6日 ロット番号 FM9088
というのがあります。
まあ、在庫状況だとかいろいろとあるでしょうから、いつから入るのかは、私には何ともいえないですが、いずれにしましても、今後少しずつ、「トリススクロース製剤」の mRNA コロナワクチンが日本にも入ってくるのだと思われます。
その影響は、もちろん現時点ではわかりません。
ただ、「良い方に進む」ということは、どうしても考えられず、そうではない方向に拡大していきそうな感じはしないでもないです。
トリススクロース製剤というものが、どの程度の温度まで mRNA を安定させるのかは定かではないですが、少なくとも、「 mRNA の安定化に関しては大幅にパワーアップしている」とは思われます。
つまり、本当のコロナワクチン接種が始まるのはこれから、のようなのです。
日本でも世界でも、多くの人々が、コロナワクチン接種に抵抗感をなくしている中、実際に、3回4回と接種する人たちがたくさんいます。
理由は、多くの人たちにそれまで「何もなかった」から だと思われます( 200人に 1人程度以外は)。
今後、来年などにかけて状況が変わる可能性が高いかもしれません。
ちなみに、現在、アメリカで裁判所命令で開示が続いているファイザー社の機密書類のひとつのページには、以下のような記述もあります。
> 母乳育児をしていた 133例の試験参加者のうち、116例が、母乳を介した母乳育児中のワクチン曝露を報告した。 (12ページ)
「本物」のほうのワクチンは、このように、赤ちゃんにほぼ伝播する。
というか、エクソソームを介しての大気中の伝播も、より激しくなっていくようにも思います。本物の率が増えるわけですから。
今でもすでに世界中で起きている小さな子どもたちのさまざまな疾患については、以下のような記事で、その原因が「母親からのスパイクタンパク質の伝播 (場合によっては mRNA そのもの)」なのではないかと書いています。
[記事] コロナワクチン後天性免疫不全症候群(VAIDSとも)への警告に関する論文からも、ストレートな曝露を受けた小さな子どもたちへの懸念がさらに
In Deep 2022年5月4日
このようなことが現実だとすれば、これは、これからさらに拡大します。
これまで 0.5%程度の率の問題だったことが、場合によっては、その数十倍、数百倍の確率となる可能性が出てきています。
今回のワクチンの製剤変更というのは、とても大きなことであり、影響は今は未知ながらも、書かせていただきました。
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