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2020年からの世界 人類の未来 健康の真実

医学誌ランセットの臨床記録で「中国湖北省の病院では新型コロナウイルス患者のほぼすべてが《中国伝統漢方だけで完治》していた」ことが判明。そして、アイスランドの研究者が、さらに「40の突然変異」を発見

投稿日:

秘伝の漢方煎じ薬の配合も判明


NY Post




 

中国の新型ウイルス治療の主薬は漢方である可能性

新型コロナウイルス情報を発信しているウェブサイトの中で、最もアクティブで現実的な報道を続けているタイのタイランド・メディカル・ニュースが、昨日 3月26日に、医学誌ランセットに掲載された湖北省の臨床データに関する論文を紹介していました。

それは、

「湖北省のひとつの病院のデータでは、102人の入院患者のほぼすべてが、中国伝統医療の漢方薬《だけ》で回復した」

ことを示すものでした。

以前の「中国の上海市政府が「ビタミンCの大量投与」を新型コロナウイルスの標準治療に正式に採用…」という記事で、新型コロナウイルスに対しての、上海市の治療基本方針について取り上げたことがありました。

それによれば、上海医師会の新型コロナウイルス患者に対する基本的な治療計画は、以下のようになっていました。

上海医師会の新型ウイルスコロナ患者に対する治療計画の概要

・抗ウイルス薬
・プロバイオティクスの投与(腸内の微生物環境を改善する)
・ビタミンCの大量投与
・経鼻等での栄養補給
・マスク酸素療法
・免疫調節薬
・中国伝統医学の活用(漢方、ハーブ等)

抗ウイルス療法などと組み合わせて、中国伝統医学(一般に TCM と呼ばれます)を用いるというニュアンスに見えますが、ところが、ランセットの論文によれば、

「中国伝統医療を単独で使用したほうが治療成績が良い」

ことがわかったようなのです。

抗ウイルス薬を使用した場合と比較して、中国伝統医療の漢方単独のほうが、症状と発熱がさらに短くなることが示されたとあります。ただし、重症患者は、抗ウイルス薬と組み合わせる治療となっていたようです。

なお、2月の中国の報道では、その時点で、「中国の 87%の医療施設で中国伝統医療、つまり漢方の煎じ薬が使われていた」とあり、それ以来、飛躍的に治療成績が上がったと報じられていました。

私は今でも、中国の感染終息の状況をほとんど信じてはいませんが、「治療に関しては」中国伝統医療、つまり漢方を徹底的に導入した「中国の医師団たちの努力」が実っている部分がありそうです。

ランセットの論文を見る限り、現在の中国の新型コロナウイルスの治療成績は確かに「世界と比べてダントツに良い」可能性があります。

もちろん、これは中国共産党の成果ではなく、現場の中国の医療関係者たちの努力の話であり、そして、この「伝統医療での治療の成果」が世界に伝われば、新型コロナウイルスに対しての治療についての概念の変化、あるいは、

「各国の伝統医療への認識の変化」

というものに繋がるのではないかとも思います。

ランセットにこの論文が掲載されたのは、3月13日のことでしたが、3月25日からオンラインでも閲覧できるようになっていました。

以下にあります。

Traditional Chinese medicine for COVID-19 treatment
  (COVID-19治療のために使われた伝統的な漢方薬)

その論文にある「漢方の煎じ薬」の配合を調べましたので、記しておきたいと思います。おおむね合っていると思いますが、間違っているものもあるかもしれないですので、論文の英語表記を優先して記しておきます。

この中国伝統医療の煎じ薬の名前は、英語で「 Qingfei Paidu 」と記されているのですが、漢字では、「清肺排毒(シンセイ・パイドゥ)」となるようです。肺から毒を排出してきれいにする作用という意味ですかね。

以下がランセットに記されていた配合で、さすが中国伝統医療、ものすごい種類の配合です。

清肺排毒煎じ薬の配合

・Ephedrae Herba 麻黄
・Glycyrrhizae Radix et Rhizoma Praeprata cum Melle 甘草根
・Armeniacae Semen Amarum 杏仁
・Gypsum Fibrosum 石膏
・Cinnamomi Ramulus ケイヒ (桂皮 / シナモン)
・Alismatis Rhizoma タクシャ
・Polyporus タマチョレイタケ(サルノコシカケ科の菌類)
・Atractylodis Macrocephalae Rhizoma ビャクジュツ (白朮 / オケラ)
・Poria マツホド(茯苓 / ブクリョウ)
・Bupleuri Radix サイコ (柴胡)
・Pruckeria Rhizoma Aizumium Rhizoma Recens ショウキョウ
・Asteris Radix et Rhizoma シオン (紫菀)
・Farfarae Flos フキタンポポ(カントウカ / 款冬花)
・Belamcandae Rhizoma やかん (射干片 / ヒオウギという植物)
・Asari Radix et Rhizoma サイシン (細辛)
・Dioscoreae Rhizoma サンヤク (ヤマノイモ)
・Aurantii Fructus Immaturus キジツ (ナツミカン)
・Citri Reticulatae Pericarpium 陳皮 (オレンジの果皮を干したもの)
・ogostemonis Herba パチョリ(シソ科の植物)

配合の分量については、以下のような表がありましたが、これはランセットのものではないですので、これが正しいかどうかの確証はありません。


tellerreport.com

この中に「石膏」というのがあり、「石膏って薬になるの?」と思って調べてみますと、中国語圏では「石膏の薬剤」がネットでも販売されていまして、ポピュラーなものなのかもしれません。

以下は台湾のオンラインショップからです。


herbalmedicine.com.tw

石膏は、体内から「熱」や「火」を排除する作用があるのだそう。

今回の配合を見ていますと、古代の中国人はすごいものだなあと改めて感嘆しますけれど、少なくとも中国では、現在でも、この漢方が新型コロナウイルス患者に対して非常に効果的であるようです。

これらは、ウイルスそのものに干渉するわけではないと思われ、対症療法のひとつだと思われますが、ただ、気になることは、

「新型コロナウイルスがどんどんと変異している」

ことです。

 

 

アイスランドの研究チームも「変異株」を発見

少し前の以下の記事では、タイランド・メディカル・ニュースで紹介されていた、公開されている複数の論文が、「新型コロナウイルスの変異を明らかにしている」ということをご紹介いたしました。

[絶望的な進化能力]公開された数々の論文から、突然変異により《塩基配列の異なる49種類の新型コロナウイルス株が存在する》ことが判明。これにより、ワクチンの開発は事実上不可能となる可能性

3月24日、今度は、アイスランドの研究者たちが、やはり「新型コロナウイルスの変異株」を発見したと報じられていますが、その突然変異は、

「 40にのぼる」

と研究者たちが発表しています。

新型コロナウイルスが驚異的な進化能力を持っていることは、これまでさまざまな面で私たちはそれを知らされています。

その変異の速度もかなりのもののようです。

今後、このウイルスがどのような姿に変化していくのかは想像もできないですが、どんな形になったとしても、「逃げるのではなく、付き合っていくしかない」のだとは思います。

断言してもいいですが、人間がこのウイルスを制圧することはできないと思われます。「苦しい共存」以外には思い当たる部分がありません。

では、アイスランドの研究について報じていたアメリカのニューヨーク・ポストの報道をご紹介して、今回の記事を締めさせていただきます。


 

アイスランドの科学者たちはコロナウイルスの40の突然変異を発見したと報告した

Iceland scientists found 40 mutations of the coronavirus, report says
NY Post 2020/03/24

報告によると、アイスランドの科学者たちは、アイスランド国内で致命的な病状を抱えている人々の中に、新型コロナウイルスの 40の変異を発見した。

アイスランドの医療情報メディアによれば、研究者たちは 3月24日、648の症例が報告されているアイスランド国内の COVID-19 患者たちのウイルスを分析した際に、ウイルスの変異またはウイルスのゲノムの小さな変化を発見した。

保健当局は、バイオ医薬品会社と共に、すでに確定診断されている人、症状のある人、リスクの高い人を含む 9,768人をテストした。症状を示さなかった約 5,000人もテストに参加することに同意し、そのうち、48人がウイルスの陽性反応を示した。

この結果は最終的に、蔓延するウイルスが最初にどのようにアイスランドに入ったかを決定するのに役立ったという。

英国デイリー・メールによると、バイオ医薬品会社の責任者は、「アイスランドに来た新型コロナウイルスの一部はオーストリアから来ました」とし、そして以下のように語った。

「また、イタリアで感染した人々からもたらされた別のタイプのウイルス株があります。そして、イギリスで感染した人々に見られる 3番目のタイプのウイルス株があります」

なお、この研究はまだ他の科学者によって正式にレビューされていないが、しかし、デンマーク・コペンハーゲン大学の免疫学および微生物学部のウイルス学者であるアランランド・ラップトムセン教授は、この調査結果は「理にかなっている」とアイスランドのメディアに語った。

ラップトムセン教授は以下のように述べている。

「これは特定の感染源にさかのぼることができる 3つのクラスターに分類される 40の亜種を特定していることについて興味深いものです。コロナウイルスは、かなり激しく変異するウイルスとして知られています。私たちも、すでに中国からの亜種の報告を見ています」

中国で実施され、今月初めに発表された以前の研究は、新型コロナウイルスの発生以来、2つの異なるタイプの株が人々に感染していたことを示している。一方が他方より攻撃的な株だった。

英ランカスター大学の感染症専門医であるデレク・ギャザー博士はデイリーメールに「時間が経つにつれて新しいウイルスはより伝染性が増すかもしれないが、深刻な症状を引き起こす変種は絶滅する可能性がある」と述べている。

 

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