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2019年からの世界 これからの太陽活動 宇宙の中の地球

死んだように弱い太陽活動の中でも黒いコロナホールが太陽嵐を作り続けている。そしてそれは地球を直撃する

投稿日:

2019年7月27日の英国エクスブレスの記事より


Solar storm is predicted for next week - and could cause chaos




 

2019年8月1日頃から弱い磁気嵐が地球を直撃 

もはや太陽活動は完全に弱い状態となっていまして、もちろん、太陽フレアなどはずっと発生していません。

ところが、それなのに、

これから地球は太陽嵐の直撃を受ける

のです。

日付けとしては、NOAA (アメリカ海洋大気庁)の最新の予測では、日本時間で 8月1日から 8月2日頃にかけてだと思われます。

もっとも、強い太陽嵐にはならないと予測されていますので、冒頭にある英国エクスプレスの記事のタイトルのように「カオス」になるというようなことはないと思われます。

しかし、太陽活動がほぼ終息している中で、なぜ、太陽嵐が地球を直撃するのかといいますと、それは、以下の記事とも関係することなのです。

「半分、黒い。」 : 磁気を噴出するコロナホールが太陽の大部分を占める異常な状態が「定着」し、人類が太陽からどんな影響を受けるのかがもはや分からない

ここでいう「黒い」というのは、太陽表面に発生する「コロナホール」という領域でして、この1年間くらいは、このコロナホールが、かつては見られなかった位置に異常なほど頻繁に発生していまして、今もまた、複数のコロナホールが太陽に出現しています。そこから磁気嵐が発生しているのです。

なお、今の太陽は以下のようになっています。

2019年7月30日の太陽


NASA SDO

ちなみに、これを見た瞬間に、

「アル・カポネみたいな太陽だな」

と思いました。

これだけ書きますと、何を言っているのかおわかにならないかもしれないですが、これは、基地局のガイダンス的な話ではなく、写真を時計回りに 90度回転させますと、以下のようになることに気づいたのでした。


NASA SDO

笑顔の似合うギャングとして名互いアル・カポネさんが、葉巻をくわえてニヤッとしている感じであります。

 

それにしても、視覚的な錯覚なんでしょうけれど、こう向きを変えますと、

「何だか太陽が楕円のように見える」

のはどうしてですかね。

ちなみに、「太陽はこの世にあるものの中で最も正確な球体」であることがわかったことを、ずいぶん以前の以下の記事で取りあげたことがあります。

私たちの太陽が「宇宙の中で最も完全な球体」であったことが判明してショックを受ける科学者たち
 In Deep 2012年08月18日

太陽が完全な球体であることに対して、なぜ科学者たちが「ショック」を受けたかというと、現在の宇宙モデルからは、「太陽は赤道付近が少し膨らんでいなければならない」のです。ところが、計測すると、「完全な球体」だったのです。

それで「理屈と合わない」と科学者たちが呆然としたと。

なお、このように、「太陽は完全な球体」であることが、この 2012年にわかったのですが、その少し前には、やはり科学的研究で、

「原子は、この宇宙にあるものの中で最も正確な球体だった」

ことも判明しています。

これは以下の記事で取りあげています。

電子は「宇宙に存在するものの中でもっとも丸い存在」だった : 英国の研究者たちの10年間に渡る執念の研究が突き止めた「宇宙の奇蹟」
In Deep 2011年05月27日

私たちが日常で接するものの中で、

最も大きいもののひとつである太陽

と、

最も小さいもののひとつである原子

が、共に、この世にあるものの中で、最も完全な球体ということだったのです。

しかし、先ほどのアル・カポネの太陽を見ていますと、太陽の「完全な球体」ぶりにも異変が起きているのでしょうかね。

 

それはともかく、話を戻しますと、太陽のコロナホールから噴出している磁気による太陽嵐がやってはます。

ちなみに、なぜか、欧米でこのことが話題となっています。

今回は、そのような記事をまとめていたアメリカのブログ「ジ・エンド・オブ・アメリカンドリーム」の記事をご紹介します。

これは、何というか「巨大な太陽嵐についての基本的な知識の学習」的な部分もありますので、いつかはこういう知識が役立つ時も来るのもかもしれません。

ただ、現実としては、今回やって来る弱いと思われる太陽嵐を含めて、基本的には、しばらくは、太陽で巨大なフレアが起こることは想定できない状態になっていますので、ここで語られているような巨大な太陽嵐が地球を直撃する可能性は、少なくとも今後数年はあまりないと思われます。

とはいっても、過去の強力な太陽嵐の発生時期を調べてみますと、わりとランダムに発生していたりもしますので、何ともいえないものなのかもしれません。

 

というわけで、記事をご紹介します。

なお、ご紹介する記事のタイトルに「ブラックムーン」という言葉がありますが、これは、いろいろな定義がありますが、ここでは、

1ヶ月に新月が2回あること

を示します。

今年 2019年の8月は、8月1日と 8月30日の 2度、新月が訪れます。これはそれほど珍しい現象ではないでいすが、それでも、前回は 2016年10月で、次は、2022年5月までありませんので、数年に一度の現象ではあるようです。

もちろん、このような月の現象と、太陽の活動に関係があるということはないでしょうけれど、まあしかし、以下の記事でご紹介させていただきましたように、

「太陽は、太陽系の惑星に活動をコントロールされている」

という事実が最近判明してもいるわけで、いろいろなことが、「関係ない」と断定するものではないのかなとも思います。

[衝撃] 太陽は地球を含む太陽系の惑星に支配されていた : ドイツの科学機関が、《太陽活動が金星 - 地球 - 木星の惑星直列にコントロールされている》ことを科学的に裏付ける

最近は「それまでまったく関係ないと思われていたこと」の数々が、「実は関係しているかもしれない」というようなことも多くなってきました。

 


A Large Solar Storm Will Hit Earth On July 31 Or August 1 At The Same Time That The “Black Supermoon” Happens
The End of the American Dream 2019/07/28

「ブラックムーン現象」が起こるのと同時に、7月31日から 8月1日に巨大な太陽嵐が地球を直撃する見込み

非常に巨大な「穴」が太陽の上層大気に形成された。この穴はコロナホールと呼ばれる。

そして、今週後半にかけて、この黒い穴は地球に面した方向に回ってくる。その時には、地球は太陽嵐に見舞われるが、今の段階ではどの程度の規模の太陽嵐になるかはわかっていない。

太陽嵐のレベルが小さなものだった場合は、衛星の通信が中断されるなどの影響はあるにしても、私たちの生活に関わるようなことは起きないだろう。しかし、嵐が非常に深刻なものだった場合、停電などを含む影響を受ける可能性がある。

英国エクスプレスによれば、太陽嵐は、7月31日から 8月1日 (日本時間では、それぞれ翌日)に地球を直撃する。この際、北半球では、オーロラが観測される可能性があるとエクスプレスは指摘しているが、それ以上の問題が起きる可能性も記されている。

太陽嵐の直撃を受けた場合、北半球の多くが磁気の影響を受けるが、起きる影響として、最も可能性が高いのが、宇宙空間にある人口衛星への影響だ。衛星による GPS や、携帯電話、衛星通信サービスなどが干渉される可能性がある。

しかし、地上は、地球の磁場により太陽嵐から保護されているので、普通は太陽嵐による地上への影響はほとんどないはずだ。

だが、ほんの数カ月前には、巨大な太陽嵐による電力網への脅威がアメリカでも報じられていたわけで、太陽からの影響が、そのような被害を伴うものになる可能性は常にある。

その際、ビジネスインサイダーは以下のように記していた。

過去に起きた最大級の太陽嵐と同じ規模のものが、たとえば、ニューヨークを直撃した場合、想像できないことかもしれないが、電力網は一瞬にして破壊され、場合によっては、何か月も復旧しない可能性さえあるのだ。

このビジネスインサイダーで述べられている「過去最大級の太陽嵐」というのは、たとえば、1972年8月に発生したのも含まれる。これは、Wikipedia では次のように説明されている。

1972年8月の太陽嵐

「 1972年8月の太陽嵐」と呼ばれる事象は、第20太陽活動周期中の 1972年の8月上旬に起きた歴史的にも強力な一連の太陽嵐の発生を示す。 1972年8月上旬、極端に強力な太陽フレアと、それによる太陽からの粒子の噴出と、地磁気嵐の事象が発生した。

この事象は、北アメリカの大部分と、そして衛星に混乱をもたらした。 また、1972年8月4日に、この太陽嵐により、北ベトナム・ハイフォンの近くにあるアメリカ海軍鉱山で偶発的な爆発が多数引き起こされた。コロナの太陽から地球への到達時間は、これまでに記録された中で最速だった。

この 1972年8月4日には、イギリスの南海岸でさえ明るく輝いたオーロラが見られ、さらには、スペインのビルバオでもオーロラが観測された。この状態は 8月5日まで続いた。無線の中断、あるいは停電が各地で発生した。

アメリカでは、メリーランド州とオハイオ州、テネシー州、アラバマ州などで異常が報告された。テキサス州からノースダコタ州では、64%の電圧の崩壊が起きた。

歴史上で、さらに大きな太陽嵐事象は、1856年に起きた。それは、「キャリントン・イベント」とも呼ばれる次のような事象だった。

1859年の太陽嵐

1859年の太陽嵐とは、第10太陽活動周期の期間中の1859年に起こった強力な太陽嵐のことだ。記録に残る中で最も大きな太陽フレアが観測された。

1859年8月28日から9月2日まで太陽表面上に多数の太陽黒点や太陽フレアが観測されたが、9月1日の正午前イギリスの天文学者リチャード・キャリントンは最大の太陽フレアを観測した。このフレアでは大規模なコロナ質量放出があり、17時間かかって地球に直接降り注いだ。このような太陽から地球への粒子の到達には通常3日間から4日間を要するので、異常に速いものだった。

この時、アメリカでは、北東部がオーロラにより異様に明るくなり、人々は、夜にオーロラの光で新聞を読むことができた。オーロラは地球の北極圏からメキシコ中南部、クイーンズランド、キューバ、ハワイ、そして、日本南部および中国のような低緯度地域でも観測された。さらには、コロンビアのように赤道上にある場所でもオーロラが観測された。

この 1859年の太陽嵐が、観測史上で最も激しい太陽嵐だった。

しかし、この 1859年当時の私たちの人類社会は、太陽嵐の影響を受ける可能性のあるテクノロジーを持っていなかった。

すなわち、強力な太陽嵐が影響を与えるのは、電力、通信、インターネットなどの現代社会にあるシステムなのだ。なので、現代社会でこの 1859年の太陽嵐のような事象が発生した場合、私たちの文明は壊滅的な状態に陥る可能性が高い。

なお、過去の太陽嵐事象を調べていると、これらの太陽嵐が、いわゆる「ブラックムーン」と呼ばれる月の現象の後に起きていることがわかった。もちろん、この月の現象と太陽嵐に直接の関係があるわけではないが、興味赤い。





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