7月19日のロシアの英字紙より
・earth-chronicles.com
どうも、こうプライベートが慌ただしく、日中は望まない雑多で過ぎていく日々が続きます。
こういう時には、ただただ「災いだ災いだ」と歌っているだけでもいいのかもしれないですが、そうもいかない部分もありまして、時間のない日々が続いております。
そんな中で、トルコで「羊の集団が自主的に崖から次々と飛び降りて死ぬ」という出来事が起きたことが報じられていまして、ちょっとご紹介しておきたいなと思いました。
羊たちは何かに追われていたわけでもなく、原因はまったくわかっていませんが、特筆すべきは「これが初めての出来事ではない」ということです。
まあ、動物の場合は「自殺」という言葉でいいのかどうかわからないのですが、人間において現在、「奇妙に自殺が増えている」というようなことはありまして、そのことは、過去記事の、
・伝染病のように世界中に拡大する「自殺」の流行 : そして、自殺が増加している本当の理由
2016/05/18
というものに書いたことがありますが、ふと思うのは、「全体が死に向かう時代」というのもあるのかな、とか。
報道によれば、この事象が発生したのは、トルコ南東部のムラディエという山岳地域でした。
羊の飼い主のエルカン・オゼール(Ercan Ozer)さんによれば、羊の群は全部で 79頭で、そのうちの1頭が突然崖から飛び降りた後、残ったすべての羊が後を追って飛び降りたのだそうです。
崖から飛び降りた羊たちを回収する飼い主
トルコ・ムラディエ地区
・Google Map
オゼールさんは必死で止めようとしましたが、どうやっても無理だったそうで、すべての羊が飛び降りて死んでしまいました。
動物などに追われていたわけでもなく、飼い主も「理由がまったくわからないのです」と述べています、
ただ、このトルコでの羊の集団での自殺はこれが初めてのことではなく、2005年には、トルコ東部で 400頭以上の羊が自殺し、2010年にも 50頭の羊の自殺が記録されているそうです。
2005年の英国BBCの報道より
・Turkish sheep die in 'mass jump'
そして、今年6月には、スイスで「牛の崖からの集団での飛び降り」による大量死が起きていました。
2017年6月6日の報道より
・Thirteen Cows Mysteriously Jump Off a Cliff in Switzerland
彼らがなぜ集団で死に向かうのかは、現在の動物学などにもある生態の部分からも、いまだにわかっていません。
しかし、彼らは確かに「自分で死を選んでいる」ようです。
こういう「自ら死に向かう」ことが人間社会で拡大しているということを含めて、何か地球のトレンドになっているというようなこともあるのかな、とか思った次第です。
動物も植物も私たちに「世界の現実」をリアルタイムで見せてくれる鏡だという部分もありますし、そういう時代なんですかね。
そんなわけで、ざっくりとした紹介になってしまいましたが、今話題となっている羊の集団死を取り上げさせていただきました。
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