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4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

人類の未来 人類の覚醒と真実 悪魔の輪郭

生まれる前の赤ちゃんに個体識別バーコードがつけられ、何十億人もの情報がインターネットで一括入手できる時代に、もはや個別の事案に感情的になっても…

投稿日:2018年3月22日 更新日:

スペインで開発された「受精後の胚に装着できる個体識別バーコード」

newatlas.com

米国特許商標庁に登録されている神経コントロール方法の特許申請書より


Google Patent




 

「全体主義的」に走る時代だからこそ自分で決断することは大事かも

先日、以下の記事で、Facebook (以下、フェイスブック)についての記事を書かせていただいたことがありました。

フェイスブックやインスタグラムを含むSNSが、「人間の心理学的な脆弱性を悪用する」意図で設計され、「いかに子どもの脳を破壊しているか」が元CEOより暴露される
投稿日:2017年11月10日

これは、このようなソーシャルネットの様々は、もともとが、あまり善良な観点から成り立っているものではないというようなことと関係した話ではあるのかもしれないことを書いたものでした。

しかし、その先日の記事で翻訳してご紹介した記事には、

> 物事の善悪の判断は自分自身でおこなうものであり、周囲の善悪の判断は関係ない。

という部分があり、私は今の時代は、これがとても大切なことだと思うのです。

というのも、結局、「善」とか「悪」という価値観は、見る側によって全然違うものですので、「全体で良いとか悪いとか決められる価値観はない」といっていいのだと私は思っています。

私自身、「これの何が悪いのかわからない」ということはたくさんあります。それが一般的に犯罪と言われるようなもの含めて、です(これは相当昔からのことで、幼い頃から世の中に違和感を感じ続けて生きてきました)。

しかし、現実の世の中では、そのように「その何が悪いのかわからない」ということでも、それが全体として「悪い」とされているものら、それを行った場合は結果として、たとえば刑罰のような制裁が用意されていることが多いです。

つまり、これに関しては、こう考えて生きていくしかないわけです。

「何が悪いのかわからないけれど、全体が悪いという価値観に従おう」

と。

幸いなことに、私は生涯で警察のお世話になったようなこともあまりなく、上の「何が悪いのかわからないけれど、みんなが悪いという価値観に従おう」という生き方を、ある程度は守っているとはいえます。

それでも、今でも「それの何が悪いのかわからない」のは同じで、そういうことによってニュースに取りあげられるような人たちの報道を見たりするときに、「何で報道されているのか、よくわからないけれど、とにかく《それ》に違反すると、この人たちのようになるのだな…」というように、そこから勉強するしかないわけです。

まあ、私個人のことはどうでもいいですけれど、このように、

「個人の価値観」

と、

「全体の価値観」

は、決して一致するものではないものでもあります。私ほどひどくはなくても、多少は多くの人たちもそうだと思います。

それでも、私たちは社会の中で生きているわけですから、その「全体に対して適応を求めているルール(法律など)」には、本人がどう思おうと従うしかないのですけれど、しかし、法律が関係ない価値観の場合には、価値観に対しての考え方は自由なはずだと思っています。

法律や刑罰的なことと関係のない部分での、「良い」と「悪い」を決める部分は自分にあると。あるいはそれを決めるのは自分だけだと。

ところが、最近は何だか、

「全体がそれを決めていく」

というような傾向が強いというのか、「思考の全体主義」というようなものが、国を超えて支配しやすくなっているように思います。

先ほどのフェイスブックの件にしても、情報漏洩( 5000万件と伝えられる)と、そのアメリカ大統領選挙戦への関係などの事案が明るみになった後、英語圏などで「フェイスブックから離脱しよう」的な運動が起きています。

これは日本語でも報じられていて、下は AFP の記事の冒頭部分の抜粋です。

Facebookデータ不正、アカウント削除呼び掛け運動に勢い

AFP 2018/03/22

2016年米大統領選挙でドナルド・トランプ陣営が利用したデータ分析会社がフェイスブック利用者の個人情報を不正に取得したとされる問題を受け、同サイトの利用者にアカウントの削除を呼び掛ける運動が勢いを増している。

 

このことで、どれだけの人がその動きに合わせるのかはわからないですが、こういうのは、もう「自分で決める」ということから逸脱している概念でもあります。

この場合は、単にソーシャルネットのアカウントの話ですので、大したものではないですが、今はいろいろなものがネットなどでは「運動」的になりやすい気がします。どんなものかをに具体的な書くつもりはないですが、何というかこう、たくさんあります。

しかも、それらの中には、傍目に見れば「正義に見える」というようなものも多いです。つまり、大義名分が成立しているので、誰も何も言えない。言った者は、即座に弾劾されるばかりという状態となりやすい。

「正義ならいいのでは」という意見もあるのかもしれないですけれど、それは先ほどの話に戻るわけでして、つまり、

「善悪についての全体的な価値観は実際にはこの世に存在しない」

と私は思っていますので、価値観に対しての「運動」というものを、どうも認めにくいのです。

そして、大事なことは、今の世の中では、

その動機が「正義」だとしても、そうではないにとしても、どんなものでも「逆に利用される可能性は常にある」もの。

だとも思うのです。

そもそも「インターネット」というものに対しては、たとえば私などもそうですが、かつては「インターネットは、既成のメディアから放たれた自由なコミュニケーション媒体になるにちがいない」というような一種の幻想もあったのですけれど、今となれば、

「以前より、さらにがんじがらめで、以前よりさらに人々の管理や統制を強めるためのツール」

となってしまっている感じもないではなく、それと共に、個人の情報収集も、以前よりはるかに「楽」に行われているはずです。

話は変わるかもしれないですが、以前から、中国のような大国が、インターネットのような「自由な」媒体をそのままにしているのはどうしてかなとは思っていました。もちろん、中国のインターネットは非常に強く管理されていますけれど、存在そのものはどんどん発達している。

「いくら国家で管理しているといっても、そのうちコントロールできなくなるのでは?」というようにも思ったりしていたのですが、最近のいくつかの報道などを見ていますと、「インターネットこそ、中国の国家にとって大歓迎のツールだったのかもしれない」と思うようになっています。

最近、中国では「社会信用度の低い人たちに対しての移動の制限」の方針が打ち出されたと報じられています。西欧などでは昨日以来ずいぶんとこのことが記事で取りあげられていました。

メディアの中には、それを「(中国以外の国も)未来はこのようになっていくのだろうか」というような論調の記事も多くありました。

2018年3月21日のアメリカのメディアより


The Future is Here? China’s “Social Credit” System blacklists Citizens

このことについては、日本語でも多少報じられていますが、わかりやすすぎるほどわかりやすい記事にしているのが、ロシアのスプートニクの以下のものです。

中国 信用できない国民は勤労と飛行機移動ができなくなる

スプートニク 2018/03/18

中国で、社会信用システムによる全国民のランキングが作られる方針だ。社会信用システムの得点が低い国民は様々な規制に直面する。信用出来ないと判断された人には、列車や飛行機の搭乗券が販売されない。

社会信用システムで国家は学歴、収入レベル、キャリアなどを評価する。ランキングにはインターネットでの行動も影響する。低い数値の国民は就職活動が困難になるなどの問題が待っている。

このシステムは行動の1つ1つにより点数が上下する。例えば、ネットでの購入履歴は評価に大きく影響する可能性がある。

ここに、

> インターネットでの行動も影響する。

というようにあるように、「人物の社会的な判断基準」として、インターネットは中国にとても役に立っているということになっているようです。

その人物が、どういうサイトをよく閲覧し、どういうものを購入しているか。

昔なら「どんな本を読んで、何を買っているか」などの「何億人分のデータ」などは、わかりようがなかったものですが、インターネット時代の今なら「簡単に」集められる。

これは日本人を含めて、インターネットにを利用している全世界の人々に適用できる概念でもあります。

ある人が「どんなことがに興味があり」、「どんなものを買っているか」という何億人あるいは何十億人分のデータなどいう存在は、昔なら想像もできなかったほどすごいものですが、今なら、組織によっては簡単にアクセスできる。

そして、そういうデータはすでに「ある」わけで、それをどう利用するかということに対しては、そこにアクセスできる人たちの善意だとか、そういうようなことに委ねることになるわけですけれど、それを信用できるのかどうかは人それぞれの判断だと思います。

 

ところで、冒頭に載せました、以下のふたつのこと、

・スペインで開発された胚にバーコードをつける技術

・テレビやパソコンの画面を通じて、人々の意志をコントロールする方法(アメリカの特許)

にはあえて年代をつけなかったのですが、実はこれらは「最近のものでない」のです。

胚のひとつひとつにバーコードをつけることができる技術がスペインで開発されたのは  2010年で、こちらの記事に書いたことがあります。そして、モニターを通じての神経コントロールの方法は、アメリカで特許を獲得しているもの(米特許番号 6506148 B2)で、それが登録されたのは、 2001年のことでした。

つまり、それぞれ 7年前と 17年前のものなのです。

それぞれが今に至るまで研究が続けられていたとすれば、特に後者は、この 17年の間には、驚異的なテクノロジーの進展があった他に、新たな端末(スマートフォン等)が登場して世界を席巻していることからも、相当な「進歩」を遂げているような気はします。

私たちは、そういう世界に住んでいるわけで、ひとつひとつ報道などで明らかにされる事象に反応して感情的になっている時ではないのかもしれません。

もはや「全部がそういうようになっている」可能性さえあると思います。

「じゃあ、どうすればいいのか」ということへの答えは難しいです。

文明生活から離れれば、それだけで済む話なのですけれど、そう簡単にできるものでもないですしね。

 

なお、冒頭の「胚のバーコードをつける」というニュースに関しては、今回の記事を書いていて思いだしたことでしたが、聖書の「ヨハネの黙示録」などと照らし合わせても、なかかな興味深いことではありますので、今回その記事の翻訳をし直しました。それを掲載させていただいて、記事を締めようと思います。

ちなみに「胚」というのは、生物の発生の初期の個体のことで、「初期の小さな胎児」という表現でもいいかと思います。

つまり、哺乳類の場合でしたら「赤ちゃんそのもの」にパーコードをつけることに成功したということです。これが 7年前です。

なお、これをおこなう理由は「体外受精を合理的におこなう」という大義名分があります。また、記事ではスペインの保健局がヒトへの実験を許可していて、それが 7年前ですので、スペインではすでに現実化しているのかもしれません。

ここからです。


Scientists attach barcodes to mouse embryos – human ones coming soon
New Atlas 2010/11/23

科学者たちは、バーコードをマウスの胚に貼り付けることに成功した。人間への実用も間もなく始まる

映画『ブレードランナー』には、人工的に作られたヘビの体内に、そのひとつひとつの固体を識別するための小さな固体識別番号(シリアルナンバー)がつけられているというシーンがあった。

しかし、現実の科学はどうやら映画の中で予測されていたテクノロジーを凌いだようだ。そのテクノロジーとは「生物の胚へバーコードをつけること」だ。

スペインのバルセロナ自治大学などの科学者からなる研究チームは、マウスの胚と卵子に、シリコンで作られた小さなバーコードを付着させることでの固体識別システムを開発した。

研究者たちはもうじき、このシステムを人間の胚と卵子(卵母細胞)で試す。

このシステムの目的は、体外受精と胚移植手順を合理化することだ。卵子と胚が迅速かつ容易に特定されることができれば、手順の流れもスムーズになり、成功率も高くなる。

バーコードのラベルは、細胞膜と透明帯の間にある「囲卵腔(いらんくう)」に微量注入される。

なお、バーコードのラベルの付着は、生物学的に無害であることが以前に行われた医学的調査でわかっている。研究では、バーコードのラベルをつけられた胚は、胚盤胞ステージまで通常に成長することが示された。

スペインのカタロニア州保健局は、人工授精を行うスペインの複数の病院でこのシステムを、人間の胚と卵母細胞でテストすることを許可した。


 

ここまでです。

参考までに、聖書『ヨハネによる黙示録』 13章の「666」が出てくる部分も抜粋しておきます。

ヨハネの黙示録 13章 16-18節

小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。

そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。

ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は666である。

 

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