・Finding a Balance amid Chronos and Kairos
物理的には存在しない「時間」に挑むという意味
なんだかこう、どんどんと世界が自分たちが懸念していた方向にエスカレートしていっていて、最期の決戦場のひとつだったアメリカ大統領選も現在の報道のような感じで進行しておりまして、いろいろと「そっちにまっしぐら」という感じです。
先日、
・アメリカ大統領選挙で「すでに死んでいるたくさんの人たちがバイデン候補に不在者投票している」ことが投票者情報と米国死亡者記録データから判明…
投稿日:2020年11月6日
という「数十年前に死亡している複数の人たちが有権者登録されていた」ことについて少しふれましたが、その後、この数は何千、何万、あるいは、それ以上かもしれないことを知りました。
実はこのことは、今年はじめのアメリカ大統領選挙の予備選の時期に、すでにその一部が判明していたのですね。
2019年12月12日のFOX ニュースの報道より
・FOX2
これは、アメリカのデトロイトでの話ですが、上の FOX ニュースの報道画面に書かれてあるのは以下のようなことです。
・4,788人分の重複した有権者の登録が見つかった。
・デトロイトの実際の有権者より登録した有権者の数が 3万2,519人多かった。
・2,503人の「死者」が有権者登録していることがわかった。
・その中には、1823年に生まれた有権者もいた。
これで訴訟が起こされたそうです。
アメリカの選挙制度は「穴」が多いのですかね。
いずれにしましても、人口 70万人のデトロイトだけで、この時には「 2500人の死者が有権者として投票していた」ようなのです。
このようなことが、仮にアメリカ中の都市でおこなわれたとすれば、何万、何十万という数はいくらでも積み増すことができそうにも思います。
この報道を見ますと、「死者を有権者登録できる」という「智恵」は、すでに以前から存在していたようで、いつ頃からそのようなことがおこなわれていたのかもわからないですが、決して短絡的な行いではなく、長い時間をかけて計画されてきたもののような感じはします。
まあしかし、何がどういう背後かはわからないにしても、選挙の結果は決まりつつあるようで、日本を含めた世界中のマスメディアは無邪気に大統領選の結果を報じています。
事実上実務能力がない人がトップに立つと、「いつかは実務は他の人が行う」のが普通で、そうなりますと「予測できる未来」にアメリカと世界は向かうのだなと。
ところで、今回のこれらのことを考えていて、ふと思い出したのが、ずいぶん昔のブログに書きました記事でご紹介した内容と、今年の春に発行したメルマガの内容でした。
ブログのほうは、アメリカ南北戦争で南部連合の将軍だったアルバート・パイクという人が書いた書簡で、「第三次世界大戦」に関して記されたものです。
パイク将軍は、秘密結社フリーメイソンの最高位( 33階級のトップ)の人物であったとされていますが、1871年に書いた書簡に、第一次世界大戦から第三次世界大戦までの「発生のあるべき形」についてが記されているとされたものです。
世間的に陰謀論的とも言われていますが、解釈はともかく、その書簡は、第三次世界大戦は政治的シオニストとイスラム世界の意見の相違を利用することによって助長されるべきだ、と始まるものですが、その後、以下のような文言が続きます。
1871年8月15日のアルバート・パイク将軍の書簡とされるものより抜粋
一方、他の国家においては、この問題に関しての分割は、完全に物質的で道徳的で精神的で、そして経済的な疲弊などを焦点として戦うことに制約される。
私たちは、無神論者と無政府主義者(アナーキスト)たちを解放してやる。そして、私たちは、無神論が野蛮と最たる流血の混乱の起源であり、明らかに国家に恐ろしい社会的大変動を引き起こすものだと人々を扇動しなければならない。
次に、そこら中にいる市民たちに、世界の少数派の革命家たちから市民各々が自らで守ることを義務づけることによって、市民たちは文明の破壊者たちを駆逐するだろう。
そして、群衆はその時に、何の指示も方向性も示さず、観念的な心配をするだけの理神論のキリスト教に幻滅を感じるだろう。しかし、崇拝を描き出す場所を知らなくとも、教義の普遍的顕現を通じて、ルシファーの真の光を受け取ることが、公共の視点にもたらされるだろう。この徴候は一般市民たちの反動的な動きの結果として現れる。
そして、キリスト教と無神論の両方を破壊する動きに続くだろう。共に征服され、この世から消滅するのだ。
というように、第三次世界大戦へ向かう中のひとつの側面としては、
・無神論者とアナーキストたちに意図的に破壊活動を行わせる
・その無神論者とアナーキストたちが市民から駆逐されるようにする
・それにより何もできないキリスト教に幻滅を感じさせる
・最終的に、キリスト教と無神論(あるいは無政府主義者)の両方を消滅させる
というなことがあると書かれているのですね。
これを久しぶりに読みまして、
「なんか今っぽーい」
とギャル風に思うとともに、「もうこれは起きてるよな」と納得もしました。
この全文については以下の記事にあります。
・「第三次世界大戦が侮辱画から始まるとは誰が想像しえたか」
2015年01月14日
なお、関係なさすぎる話ですが、このアルバート・パイク将軍という人は、その顔や風体が、私の人生で最もお世話になった人で、6年前に 40代で亡くなった人とそっくりで、当時は驚きました。パイク将軍の姿を見て、
「田中くんじゃん!」
とつぶやいたほどでした。
今年も田中くんのお墓参りの日が近づいてきました(12月が命日です)。
まあまあ、それはともかく、先ほどのブログを書いた時には曖昧だったあたりが、最近は、どんどん現実化しているという感じもいたします。
もうひとつ今年 2020年の状況を見ていて思いだしたのは、ジョン・タイターという人が 2001年に述べていたことです。
ジョン・タイターという人は「 2036年の未来から 2001年にやってきた」と自称していた人で、基本的にフェイクだと認識するのが一般的で、私も信じているわけではないですが、最近になって、「言っていた通りになってるじゃないのよ」という感じもしないでもないです。
すでに年代はすべて予測として外していますので、年代を載せないで彼が記したことを羅列しますと、以下のようなことが述べられていました。
ジョン・タイターが記した「2036年までの世界で起きること」
・アメリカは内戦状態になる。
・第三次世界大戦が発生。
・その核戦争により30億人が犠牲となる。
・出生率は低い。
・核戦争による汚染が長く続く。
・人間の平均寿命が60歳に満たなくなる。
・オリンピックというイベントが長期間消える。
・それぞれの国が孤立化した状態になり、活発な外交関係はなくなる。
・他国への航空便は存在するが、本数は今よりも格段に少なくなる。
他にも、
「アメリカ合衆国の都市部で急激に警察国家化が進み、都市内部と都市外部で内部抗争が発生する。」
とか、
「アメリカの外交権麻痺に乗じて中国が覇権主義を強化。台湾、日本、韓国を強引に併合する。」
とか、
「アメリカの地方区分は、現在の州ではなくなる。分裂したときの 5勢力で構成され、社会主義国家に近くなる。」
とか、どれもそれほど遠くはない未来にあってもおかしくなさそうな話でもないでもないのかなあと。
警察国家化は、現在は、アメリカよりヨーロッパのほうがそれに近いですけれど、ジョン・タイターはアメリカ人なので、アメリカのことを書いたのだと思われます。
このジョン・タイターという人が述べていたことを、ふと思い出したのは今年の春のことで、各国がロックダウン等を強圧的に始めたころ、「警察国家」という言葉が、欧州のさまざまな SNS で発信されていたこともあります。
今回は、その春(2020年5月)に発行したメルマガから編集してご紹介します。
メルマガは、いつも意味のない日記から始まることが多く、この抜粋では、ダジャレと共にすべて割愛しています。
2036年のタイムトラベラーが語る「世界線」とモンタニエ博士が突き止めた「人間の量子性」から見る今の世界
In Deep メルマガ 第90号
2020年05月08日発行
かつて、「2036年からやってきたタイムトラベラー」だというジョン・タイターという人物の存在が話題になったことがありました。
Wikipeida には、この人が述べたこととして、以下のようなことがありました。
> タイターが2001年に新聞などで見た大企業は、
> そのどれもが(2036年の時点では)存在していない。
という部分があるのですが、タイムトラベラーとしてのジョン・タイターという人の真偽はともかく、この、
「現在のあらゆる大企業が 10年後にはないのかもしれない」
とは個人的にも思うことはあります。
自称タイムトラベラーのジョン・タイターさんが、はじめて地球のインターネット上に書き込みをおこなったのは、2000年11月のことで、今から20年前です。
その当時は、荒唐無稽な話としかうつらない話も、たとえば、量子力学や平行宇宙などの観点で、「過去も未来も少しずつ変化する」というところから見れば、ジョン・タイターさんが語った「未来」は実に現在と似てきています。
たとえば、彼の言う 2036年までの世界として、その年代はすべて外れていますので、年代は入れないですが、以下のようなことが述べられていました。
・アメリカは内戦状態になる。
・第三次世界大戦が発生。
・その核戦争により30億人が犠牲となる。
・出生率は低い。
・核戦争による汚染が長く続く。
・人間の平均寿命が60歳に満たなくなる。
・オリンピックというイベントが長期間消える。
・それぞれの国が孤立化した状態になり、活発な外交関係はなくなる。
・他国への航空便は存在するが、本数は今よりも格段に少なくなる。
こういう、たとえば、「航空便は今よりも格段に少なくなる」なんてことは、なかなか想像上では語りにくいことだとも思います。
普通、未来を語るなら、むしろ、少し前の実際の私たちの経済活動で語られていたような、
・自動運転の車が流行する
とか、
・格段に速度の早い旅客機が発明され海外との交流が活発になる
とか、そっち方面で語られるように思うのですが、
「未来はその逆だ」
とタイターさんは言っていたのですね。
そして、思うのは、タイターさんは、これらの状態が、
「内戦や世界大戦によって、そのようになる」
としていて、どうして内戦や世界大戦が起こり得るのか、ということについて、「2000年問題によって引き起こされる」としていたのですが、「未来と過去は常に変更される」という概念から、この「2000年問題」を「パンデミック」という言葉にかえると、タイターさんの語る「未来」はとても合理的に訴えかけます。
タイターさんは「未来のアメリカ」からやってきましたが、アメリカの内戦については、今現在、以下のブログ記事に書きましたように、規模を別にすれば、発生する可能性のほうが高くなっています。
◎パンデミック後の「アメリカの内戦 / 第二次南北戦争」の問題は、起きるか起きないかではなく、「いつ発生するか」が焦点に。すでに民兵組織125団体の7万3000人が即時戦闘状態下に
第三次世界大戦についても、これは、起きる可能性云々については言えないとしても、大国はそれを意識している」とは言えます。
この半月くらいは、いろいろな報道があります。
4月14日のビジネスジャーナルより
《米国、予備役兵100万人を緊急応召…第3次世界大戦の初戦と認識し戦時体制》
トランプ大統領は予備役の緊急召集を発令した。
戦場で負傷者の治療や看護に当たった経験を持つ予備役兵100万人の戦線復帰を命じたのである。米軍の最高指揮者である大統領による非常事態対応の最たるものといえよう。
また、国防総省ではエスパー長官の指示で、軍の上級幹部はコロラド州にある地下の核シェルター基地への移動が行われた。もともと冷戦時代に旧ソ連による核攻撃を想定し建設された地下の巨大な軍事基地である。
4月28日のエポックタイムズより
《コロナ禍で中国の軍事的挑発は深刻化 尖閣、台湾、南シナ海に拡大》
新型コロナウイルスの流行が拡大するなか、中国は日本の尖閣諸島、台湾、そして南シナ海での軍事的挑発を活発化させている。
2月以降、中国人民解放軍の軍用機や軍艦は、台湾との中間線を越えたり、台湾の防空識別圏に夜間飛行訓練で接近したりするなどしている。また、台湾周辺での演習も頻繁に行い、空母「遼寧」艦隊の軍事演習は宮古海峡を通過し、4月25日まで南シナ海で軍事演習を行った。
日本周辺での軍事的な挑発も増している。
防衛省や海上保安庁によると、1~3月の中国公船による尖閣諸島周辺の接続水域内への進入は289隻と、前年同期比で57%増えた。中国機に対する航空自衛隊の戦闘機の緊急発進回数も、同期間で152回に上る。
大国の動きは、「戦争を想定している」かのような動きにもなっています。
先ほどのジョン・タイターさんは、その世界大戦のために、
「30億人が犠牲となる」
としていましたが、しかし、私は、世界大戦が起きなくとも、今後、それくらいの死者は出てくるのではないかと思っています。
最大の原因は「食糧不足」ということになるでしょうけれど、それに加えて、何度かふれていますけれど、新型コロナウイルス対策の
・ロックダウンによるマスクとストレスと太陽光の欠如
・過剰な衛生観念
によって、全世界の人たちの健康が危機に瀕していると思うのです。
今後 10年間くらいは「感染症以外の死が激しく増加する」と思っています。
まあしかし、それは今回は置いておきまして、先ほどの未来から来たジョン・タイターさんですが、2036年頃には、
「人間の善悪についての考え方が大きく変わっている」
としています。
その理由は、人々の間に、
「一人の人間がとるあらゆる行動は、どこかの世界線において行われている」
という世界観が広まったためだそうで、ここで言われる「世界線」という言葉は馴染みがないものですが、つまりは「平行宇宙」という概念で考えるとわかりやすいのではないかと思います。
つまり、未来の人間は、
「平行宇宙という観念を普通に受け入れている」
というようにタイターさんは言っていたと。
この世界は、実際には、多数の世界が重なって存在していて、私たちは、「そのどこかの世界にいる」と。
そのことをタイターさんは、「世界線」と呼んでいたようです。
私自身は、「人間はその他の世界との間を常に移動している」と考えていますが、それはともかくとして、ジョン・タイターさんは、「多次元の世界は、時間の異なる別の世界線であり、恐らくは無限に存在する」として、
「無限の種類の世界が同時に存在する」
としていました。
ここからは、ここまでと関係する話というわけではないのですけれど、ちょっと殺伐とした話が続きましたので、別の話題で締めたいと思います。
実は、最近のブログ記事と関係のある話でもあるのです。
ノーベル賞受賞者である科学者リュック・モンタニエ博士が「新型コロナウイルスは人工」だとする声明を発表したことを以下の記事で取りあげたことがあります。
◎ HIV発見の功績でノーベル賞を受賞したリュック・モンタニエ博士が「新型コロナは人工ウイルス」とする論文を発表。そして「人為的な改変は必ず消える」とパンデミックが干渉と共に終わる道筋を表明
この記事ではふれなかったのですが、実は、このリュック・モンタニエ博士の研究については、以前も In Deep で取り上げたことがありました。
それは 10年近く前の 2011年1月のことで、その時に、リュック・モンタニエ博士が発表した論文は、
「 DNA がテレポーテーションしていることを発見した」
というものだったのです。
以下の記事にあります。
◎「 DNA はテレポーテーションしている」: HIVを発見したノーベル賞学者リュック・モンタニエ氏が発表
この記事を書いた時には、意味がよくわからなかったのですけれど、このメルマガを始めてから知った、いくつかのことで、この時のリュック・モンタニエ博士の「発見の重大性」が、「今になってわかった」のです。
昨年の12月のメルマガ70号で、以下の、ややふざけている雰囲気があるタイトルのものを書かせていただいたことがあります。
《恋する量子とDNA。量子力学からる「この世界はふたりいなければ始まらない」こと》
あるいは、以下のブログ記事で、DNA と光子についての不思議な関係を示した記事を書いたことがあります。
◎この世の創造神はDNA?:人間のDNAが光子に規則性を与えることで「この世の物質をコントロールしている可能性」が示された実験が行われていた
どうやら、量子というものは、
「ひとつであり、ふたつであるもの」
だという原則がわかり初めていて、つまり、「私たちはペアである」というようなことを上のメルマガなどでは書きましたが、量子という物質を超えて、
「私たちの DNA そのものが、ひとつであり、ふたつである可能性」
を、このリュック・モンタニエ博士の2011年の実験は示していたかもしれないのです。
その 2011年にご紹介した海外の記事の翻訳をご紹介させていただきます。
2011年11月の米科学報道より
《 DNA 分子が「テレポーテーションをしているかもしれない」とノーベル賞受賞学者が主張》
2008年にノーベル賞を獲得した生物学者リュック・モンタニエ氏が、実験により、 DNA の断片が複数の試験管の間を「テレポート」したか、あるいはその痕跡が認められるという実験結果を発表し、科学界で大きな論争となっている。
今回のモンタニエ氏を中心とした研究チームは、かつて HIV とエイズの関係を突き止めたことで知られている。
研究チームの試験は以下のようなものだ。
2本の試験管のひとつに小さなバクテリアの DNA の断片を入れ、そして、もうひとつの試験管には真水を入れる。そして、この2本の試験管の周囲を 7Hz の弱い電磁界で囲む。
18時間後、ポリメラーゼ連鎖反応(※ DNA を増幅させるための方法)を用いて DNA の遺伝子が増幅した後には、まるで手品でも行ったのように、最初に DNA を入れていない単なる真水が入れた試験管の中からもDNA が検出されたのだ。
奇妙なことに、元の DNA のサンプルは実験の作業の中で何倍にも薄まっていた。
この現象は、単に場所から場所へ DNA が単純移動していったというよりは、むしろ、空間を通って自身を別の場所へ刻印を刻んだというニュアンスを感じさせる。
その意味で、モンタニエ氏は「テレポーテーション」という表現を使ったのかもしれない。
生物学が、室温において自然界に内在する「量子性 ( quantumness ) 」を示しているかもしれないプロセスを明らかにしたことは、非常に驚くことだ。
このことを疑っている科学者たちも多いが、モンタニエ氏の実験は、この問題が真面目に論じられるためにも、他者によってさらに何度も繰り返される必要があるだろう。
ここでいう「テレポート」というのは、量子テレポーテーションというような科学理論の話でして、物質が空間を移動するというテレポーテーションなのではなく、
「物質が持つ《ひとつであり、ふたつである》という特性を用いる物質転送技術」
なのです。
物質(量子)は、互いが互いの状態に依存しており、それは「相手の状態の影響を受ける」という性質、つまり、
「物質はひとつであり、ふたつである」
という性質から、片方の状態を変化させると、もう片方も変化することで「移動したようになる」というような技術です。
モンタニエ博士の2011年の実験は、
「その性質が、私たちの DNA そのものにある」
という可能性を明らかにしたものであり、私たち人間そのものが、「ひとりであり、ふたりである」という存在であるかもしれないことを示すのです。
実際、先ほどの人工ウイルスの記事を書いている時に、「ああ、この博士は確か…」と思っていたのですが、人工ウイルスの話を書いている時に「人間はひとりであり、ふたりでもある」とかを書き始めると、記事全体がややこしいものになると思いまして、その際にはいっさいふれませんでした。
どうして、今回、この話にふれたかといいますと、先ほどのジョン・タイターという人が(実際にタイムトラベラーかどうかは別としても)述べていた、
「別世界への移動の理論」
というものも、基本的にはこのような、「ひとつであり、ふたつである」という物質の特性から可能になることなのです。
量子的な性質を利用して「この世界にいながら、他の世界にも存在する」という状態を作り出すのが、タイターさんの言うタイムトラベルです。
タイムトラベルというより「多次元宇宙への移動テクノロジー」と言うべきですかね。
つまり、私たちはこのように「存在している限り」、
「どの世界にも行けるはず」
である存在である可能性が高いということです。
というより、「私たちひとりひとりに《もうひとりの存在が別の宇宙に今存在している》」という可能性も高いのではないかと思うのです。
ジョン・タイターさんは未来のテクノロジーによって、現代の世界(過去の世界)にやって来たと主張していますが、そういうことは「可能」だと今は思います。
場合によっては、そういうテクノロジーがなくても、「人間は多次元宇宙の別の世界に行くことができる」のだとも思っています。
その方法論がわからないだけで。
確かに今、私たちはいろいろな意味で大変な時代に生きていますが、逆にいえば、こんな奇妙な時代を生きられる機会はないわけで、そして、「気づけば、また別の世界に移動していた」ということもあるのかもしれません。
タイターさんは、「すべての世界線は少しずつズレている」と主張していますが、少しずつ違う現実を持つ平行宇宙を渡り歩いて、自分の人生は、
「どの宇宙で終えるのか」
というのを想像するのも楽しいことのような気もします。
しかし、自分の人生が終わった場合でも「他の宇宙で私はまだ存在している」ことになりそうです。
ということは、ひとつであり、ふたつである自分は、その場合、また「ひとりがふたりとなった状態」で存在し続ける。(寿限無みたくなってきていますが)
そこから言えることは、つまり、
「私たちは終わることのない、完全な永遠の状態の渦中にある」
という可能性が、リュック・モンタニエ博士の2011年の実験から、最近、見えてきたのです。
私たちは瞬間瞬間で、さまざまな宇宙を永遠に経験している最中であり、その渦中にいると考えるのも悪くはないかなと。
ひとりであり、ふたりであるという状態は、これは永遠に終わることがない「再生産」につながる。
いずれにしても、ひとつひとつの状態に対して、過度に悲観的になると、次の楽しい宇宙にも移動しづらくなる気がします。
量子論から見れば、どんな状態の社会でも希望的な観測を持つことは重要なのかもしれません。
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