In Deep

地球最期のニュースと資料

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ノルウェーの空港で「一瞬で消えた」女性から瞬間的に連想した2つのキーワードは意外に血なまぐさいものだったり

   

2016年3月18日のニュージーランドの報道より

norwegian-tv-001Woman ‘disappears’ on live TV, but how?

 

いわゆる不思議といわれるような画像や映像はたくさんありますけれど、上のはちょっと面白かったです。

ノルウェーのニュースでのテレビ中継で、スポーツコーナーということですので、おそらくは、このインタビューを受けているのは、スポーツ選手か、その関係者だと思うのですが、主役はインタビューを受けているこの男性ではなく「後ろに立っている女性」です。

写真も載せますけれど、動画の見られる方は下の動画をどうぞ。
オリジナルは数秒程度のものですので、スローモーションなどを加えています。

ノルウェーのテレビ中継で「消滅した」女性

 

カラクリというのか、錯覚的な出来事にしても何にしても、どういうようなことでこうなったのか、おわかりになりますか?

私も、映像を拡大したり逆回転したりして何度も見たんですけれど、

「どうやったら、こういなくなることができる?」

と、状況がよくわからないですね。

偶然、立ち位置がシンクロしたというようなことではあるのでしょうけれど・・・。

記念として(何の記念だよ)連続写真を載せておきます。

空港の女性が消えていった流れ

 

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まあ、こういうのも、自然の多く残るノルウェーだからこそなのかもしれないですが(そういうまとめかよ)、しかし、この「ノルウェー」という国の名前を聞きまして瞬間的に思い出すことは、少し違うことでした。

雑談になりますが、書かせていただこうかと思います。

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ノルウェーで「世界1」のもの

「ノルウェー」と聞くと、どちらかというと、イメージとしては悪くないものなのではないかと思います。

たとえば、「世界1」関連のニュースとしましても、

 

世界一住みやすい国はノルウェー、7年連続 英シンクタンク

CNN 2015/11/12

「人々の豊かな暮らし」をテーマに掲げる英シンクタンク、レガタム研究所が毎年発表している世界各国の「繁栄指数」のランキングで、ノルウェーが7年連続の首位を獲得した。日本は19位だった。

同研究所は世界142の国と地域について経済、事業開拓のチャンス、統治体制、教育、保健、安全、個人の自由、社会資本の8部門、計89項目を評価。これらを総合した繁栄指数を算出し、毎年ランキングを発表している。

ノルウェーは「他者への信頼感」「選択の自由への満足度」「生活水準への満足度」などの各項目でも世界トップだった。

ということで、ノルウェーは「繁栄指数が世界1」で、しかも7年連続だそう。

あと、世界ランキング 国際統計格付センターによりますと、ノルウェーが「世界1」の部門は数多くあり、たとえば、

・人口1人あたりの国民総所得(GNI)
・人口1人あたりの総医療費
・女性閣僚の割合
・教育機関への公的支出割合
・農業保護率
・避妊の普及率
・識字率
・タバコの価格
・女性の初婚年齢

などが世界1だそうです。

「女性の初婚年齢が世界1」というのは、「結婚年齢が高い」という意味で、こちらのページによりますと、ノルウェー人女性の初婚年齢の平均は「 31.8歳」だそう。ちなみに、日本は 29.7歳。

「タバコの価格」も世界1ということですが、平均で 14.5米ドルだそうですので、1箱 1600円以上する計算ですね。

さてさて。

このように、ノルウェーは、確かにいいことが多い感じの国で、また「自由度も世界1高い」というようにされています。

しかし、私はずっと「ノルウェーの世界1」について忘れ得ないものがあるといえばあって、それはちょうど、ベルギーの空港と地下鉄でテロが発生してしまった時にも、ふと脳裏をよぎったことでしたが、ノルウェーが持つ世界1。

それは「単独犯による大量殺人数」なのです。

それほど昔の事件ではないですので、ご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、下のような事件でした。

ノルウェー連続テロ事件 – Wikipedia

ノルウェー連続テロ事件は、2011年7月22日にノルウェーで発生した連続テロ事件である。

2011年7月22日、ノルウェーの首都オスロ政府庁舎爆破事件とウトヤ島銃乱射事件が連続して発生した。

政府庁舎爆破事件により8人、銃乱射事件により69人がそれぞれ死亡しており、両事件で77人が死亡。ノルウェー国内において第二次世界大戦以降の最悪の惨事とされている。

ノルウェー警察当局により、両事件は極右思想を持つキリスト教原理主義者のアンネシュ・ブレイヴィーク(当時32歳)が起こした連続テロとされており、共犯者は確認されていない。

なお、単独犯行であることが確定した時点で、韓国のウ・ポムゴン(1982年に57人以上を殺害)を抜き、世界最大の短時間大量殺人犯になると言われている。

ということで、短時間大量殺人の記録があるのがノルウェーなんです。先日のベルギーのテロでも 30名以上の方が犠牲になったとされていますが、ノルウェーの方は、単独で 70人以上を犠牲にしているというものでもあり、この事件を知った時には、「人間が持つ殺傷能力」というものについて、いろいろと考えが変化したものでした。

・・・ということがありました、ということで、話は数日前のプライベートの生活に遡ります。

 

イスラエルとノルウェーだけが持つ「あること」

子どもが、テレビ番組の「 Youは何しに日本へ?」という、日本にやって来る外国人を取材する番組をたまに見ていて、先日、私も見ていたのですが、そこに「愉快なノルウェー人3人組」みたいな人たちが出てきまして、確かに楽しい人たちで愉快なんですが、途中で、その愉快な彼らの経歴のナレーションの中で、

「3人は軍隊で知り合った」

と語られたのですね。

「軍隊で?」

テレビを見ながら、私は奥さんに、

「ひとりは 24歳の大学生とか言ってなかった? その若さで、いつ軍隊で知り合ったんだろ?」

ときくと、奥さんは、

「徴兵なのでは?」

と言います。

「ノルウェーだよ?」

まさかノルウェーに徴兵制とかないだろ・・・と思い調べてみましたら、あるんですね。徴兵制が。

しかも、世界的にも珍しい「女性にも徴兵制が適用」されていたのでした。

ノルウェーが徴兵を女性にも拡大、欧州で唯一 2015年にも実施

AFP 2013/06/15

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ノルウェー議会は、徴兵対象を女性にも拡大する法案の審議を行い、大半の政党がこれに合意した。これを受け、同国は欧州で唯一、平時に女性を徴兵する国になる見通しになった。

国防省の提案内容からすると、ノルウェーでは1年間の徴兵義務が、おそらく2015年から、女性にも拡大されるとみられる。国防省報道官は法案について「ノルウェーは、平時に女性も徴兵する欧州初の国になる」と述べた。

ノルウェーは1976年から自ら志願する女性に兵役に就くことを認めている。現在は軍に入る兵士の約1割が女性だ。

そして、ノルウェーで実際に昨年から女性の徴兵制が開始されています。

「へえ

と何となく意外感を持ちつつ、欧州での徴兵の状況を見てみると、下のようになっていました。の国と地域が徴兵制を実施している国です。

徴兵制の実施に関しての世界地図

conscription-20Conscription_map徴兵制度 – Wikipedia

これを見ますと、北欧ではノルウェーとフィンランドが徴兵制を実施していて、ヨーロッパ全体では、デンマーク、スイス、オーストリア、ウクライナ、ベラルーシが徴兵制を実施しているようです。

しかし、女性にも徴兵を課しているのは、ヨーロッパではノルウェーだけで、世界的に見ても、おそらく、女性に徴兵を課しているのはイスラエルだけだと思いましたので、2015年からは、イスラエルとノルウェーの二カ国が「女性の徴兵制度のある国」ということになっているようです。

女性兵士については、シリアで、IS と戦闘を続けている「女性戦闘員だけの組織」クルド女性防衛部隊( YPJ )のことをご紹介したことがありますが、まあ、意志の塊として戦闘を続ける YPJ の女性戦闘員たちと先進国の徴兵制では意味が違うかもしれないですが、それにしても、最近は、女性兵士とか女性司令官というようなキーワードも強いですね。

[関連記事]IS が恐れるもの:それは米英の空爆? それとも、ロシアの「核の使用」の暗示? いえいえ、彼らが恐れているのは女性だけの武装集団「クルド女性防衛部隊 YPJ 」の兵士たち
 2015/12/13

 

まあ、今回の記事は、特に何が言いたいということはないのです。

というか、それがよくわからないのです。

ただ、冒頭の「女性が消えた(ように見える)」という印象的な映像を見て、その国が「ノルウェー」だったというところから、連鎖的にいろいろなことを思い出しただけのことで、そして、そのキーワードの中心にあるのが、

  • 戦争
  • 大量死

だったといような。

もちろんですが、ノルウェーそのものに悪い印象を持っているわけではないです。

それだけに、そういうような国の名前からストレートに頭の中に浮かんだキーワードが上のような「戦争」とか「大量死」とかいうものだったというのは自分でも意外でした。

しかし、

「今のこの時代」と「ヨーロッパ」

という概念から浮かび上がるキーワードも上の2つと似た部分があるもののような気もします。

そして、そこに「混乱」というキーワードも加わっているのかもしれません。



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