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2016年からの世界 人類の未来 拡大する自然災害

火の夢で目覚めた現実の世の中は「イスラエルが同時多発火災テロの炎に包まれて3日目の朝」だった… : 世界で激増する野火が示唆する近い未来

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2016年11月25日のイスラエルの英字メディアより

israel-arson-2016breakingisraelnews.com

旧約聖書「列王記」 18章 24節

そこであなたたちはあなたたちの神の名を呼び、わたしは主の御名を呼ぶことにしよう。火をもって答える神こそ神であるはずだ。」民は皆、「それがいい」と答えた。

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炎に包まれてから3日目に突入したイスラエル各地

いやいやどうも、かぜを引いているせいもあるのかもしれないですが、何だか特別に時間が早くてですね。ちょっと気を抜きますと、「1日が8時間くらいしかない感じ」ということで、どうも時間配分がうまくいきません。昨日も記事を書くことができませんでした。

先日、うちの子ども(11歳)なども、「なんか今年はすごく早い気がする」と言っていまして、早く過ぎる感じのする人もわりと多いのかなと思ったり。

私個人の感覚では今はまだ3月くらいですが、もうすぐ 8月ですものね(違うわ)。もうすぐ 9月ですものね(まだ違うわ)。もうすぐ・・・まあいいや。

さて、そんな日々ですが、昨日というか、今朝、「火」系とか「地震」系の夢で目覚めまして、どちらも大層なものだったんですが、地震はともかく、最近、たまにですが、「火」の夢を見るのです。

私はその日に見た夢でニュース検索することもあるんですが、「火災……火災……」と検索していましたら、イスラエルで大規模な森林火災(山林火災,野火)が進行していることを知りました。

2016年11月23日 イスラエル北部ハイファ

haifa-fire-1125Mohammed Nagy

しかも、この森林火災は単一の発生ではなく、「イスラエルのほうぼうから火の手が上がっている」ようなのです。

下のような状況です。

イスラエルで大規模な山火事、6万人避難 首相「放火ならテロ」

AFP 2016/11/25

イスラエル北部ハイファで大規模な山火事が発生し、地元当局によると24日までに6万人が避難を余儀なくされている。火災はエルサレムなどでも起きており、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は放火の証拠が見つかれば「テロ」とみなすと述べた。

ハイファの山火事は22日から続いている。ヨナ・ヤハブ市長は記者団に、市の全人口およそ25万人のうち6万人が避難したと説明し、火事の規模は「前代未聞だ」と語った。

警察の広報官によると、別々の火事6件の発生を受けて市内8地区の住民に避難指示が出された。医療関係者によれば、これまでに65人前後が軽傷で病院に搬送されている。

ギラド・エルダン警察相は一連の火事について、最大で半数は「放火テロ」だと断定している。

家屋に取り残された住民も多数いる中、軍は予備役を招集して消火活動を支援しているが、鎮火は難航している。

ここにありますように、

> 別々の火事6件の発生

> 火事の規模は「前代未聞だ」

> 「放火テロ」だと断定

という火災となっているようです。

冒頭のイスラエルの報道の見出しに「放火テロ」とあるのも、そのためです。

動画などを見ますと、このイスラエルの森林火災は、都市部へと拡大してして、いろいろと燃やし尽くそうとしている感じがいたします。

https://www.youtube.com/watch?v=kxgO6kpgOU4

 

 

野火は地獄の風景の代名詞

「業火に焼かれる」なんて表現もありますけれど、思えば、火で焼きつくされる世界というのは、何となく地獄の光景のイメージそのものですが、最近は、そういう光景がとても多くなっています。

今年も大規模な森林火災は数多く発生しましたが、カナダやアメリカ、オーストラリアのものなどは印象的な光景をつくり出していて、記憶に強く残っています。

2016年5月のカナダの火災(写真はフォートマクマレー)

A wildfireUSA Today

 

2016年1月のオーストラリアの森林火災

bushfire-australiabusinessinsider.com.au

 

カリフォルニアの火災の煙で真っ赤にうつる太陽 2016年6月

california-red-sunbreakingnews.com

 

どれも見事に「この世の終わりのよう」と思えると同時に、どこか美しさを放つのが森林火災の特徴でもありそうですので、人はあるいは、「終末に美しさを感じやすい」性質があるのかもしれません。

それはともかく、では、このような山林火災は「増えているのか」といいますと、数そのものも、そして「人間生活への影響」という意味でも、すごいペースで増えています。

下はアメリカの例ですが、過去数十年間では、何倍とかのペースではない尋常ではない増加を示していることがわかります。

アメリカでの過去50年間での森林火災(野火)による建造物被害の推移

us-wild-firePREC

 

過去記事の、

カナダの前代未聞の山林火災から浮かぶ「カタストロフィック」という言葉。そして、山林火災というのは「最近新しく登場した自然災害」であることを再確認する
 2016/05/08

にも書いたことがありますが、上のグラフにありますように、森林火災というのは、「昔からある自然災害ではなく、最近になって増加した自然災害」であるという事実があります。

水害は昔からありましたてじょうが、森林火災というものは、もともとは人類文明では珍しい自然災害でした。

それが「最近になって唐突に増えている」ということになります。

これには、土地開発などに関係した合理的な理由もありますでしょうし、しかし、合理的な理由で説明できないほど増えているという感じは強く、あるいは、「地球が地獄に近づいているから」という理由のほうが的を射ている気もします。

冒頭のイスラエルの英字メディアには、旧約聖書に書かれている「火」に関してのくだりをいくつか紹介したりしてました。

旧約聖書「オバデヤ書」 1章18節

ヤコブの家は火となり、
ヨセフの家は炎となり、
エサウの家はわらとなる。
彼らはその中に燃えて、これを焼く。
エサウの家には残る者がないようになると
主は言われた。

その記事では、「イスラエルの人々と、それを破壊しようとする存在に決闘の時が近づいている」というような記述もありましたが、この理由のひとつとして、今、イスラエルで火災が広がっている場所のひとつに、聖地であるカルメル山が含まれているからのようです。

このカルメル山というのは、Wikipedia によれば、旧約聖書を代表する預言者エリヤが、嵐と慈雨の神であるバアルの預言者たちと対決して破った場所とされているのだそうです。

カルメル山の予言者エリヤのイメージ
elijah-priests-carmelORTHODOX PORTLAND

そのような伝説を持つカルメル山が「炎に包まれている」という光景は、信心深いイスラエルの人たちの一部には、「対決の時」というような図式に見えるのかもしれません。

そして、森林火災はイスラエルだけではなく、全世界に広がっていますので、「全世界が何らかの存在と決闘する時が近づいている」のかもしれません。

日本の場合も、ドラえもんと一緒にいるのび太という人物のフルネームは、「野比のび太」ですが、もしかすると、オリジナルは「野火野火太」だったかもしれないと思うと、日本もにもいつか縦横無尽に野火が走り回る火が来るのかもしれないと思ったりもした今回の夢からイスラエルの森林火災へのつながりでした。





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