・NTD
武漢作戦(1938年) - Wikipedia
武漢作戦は、日中戦争で行なわれた戦いの一つ。武漢三鎮攻略戦、武漢攻略戦とも呼称される。日中戦争の一つの節目とされる戦いである。武漢まで戦線を広げる事になった日本軍は、天然の要害である首都重慶の攻略が困難な事を悟らされてそこで手詰まりとなり、以降は終結への道筋が付かない泥沼戦争に引きずり込まれた。
私たちの生きている現実の世界の「ジョーク性」にクラクラと
今朝、アメリカに本部がある中国語のメジャー報道媒体である新唐人電視台(NTD)の記事を見ていましたら、冒頭のようなものがありました。それは
「今から 80年前にも、武漢の影響で東京オリンピックが中止になっていた」
という意味のタイトルです。
「なんだ?」と思いまして読んでみましたら、なるほどと納得すると共に、「世の中というのは面白いものだな」と、つくづく思いました。
以下のような報道でした。
東京オリンピックは開催できるのだろうか? 80年前にも、武漢のために東京オリンピックは中止されている
NTD 2020/03/03
東京では、2020年夏季オリンピックの開会式が 7月24日に予定されているが、日本国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、その開催について世界中の注目を浴びている。
そんな中、日本は今から 80年前にも、中国の武漢との関わりの中で東京オリンピックを中止したことが報告されている。
香港の報道によると、日本には、1940年に東京で開催されるはずだった第12回夏季オリンピックを中止するという歴史的な記録が残されている。その時代は 第二次世界大戦中のことであった。
1936年のオリンピック開催都市選考会において、東京は、フィンランドの首都ヘルシンキ、イタリアの首都ローマ、スペインのバルセロナなどの都市を破り、第12回夏季オリンピックの開催権を獲得した。
翌年、日本は中国との全面戦争を開始することになるが、当初の目標だった「 3月までに中国を破壊する」ことができず、1938年に大阪で行われるはずだった「極東選手権競技大会」が最初にキャンセルされた。
1938年6月、日本は「武漢作戦」に勝利するために、あらゆる軍の力を中国の武漢に集結させた。
戦争のために人口が減少してきたことや、戦争の長期化による鉄鋼を中心とした戦略資材の逼迫などの理由で、日本国内でのオリンピック開催への呼び声は次第に弱くなっていった。そして、日本は 1938年7月に 1940年東京オリンピックの開催を放棄すると発表した。
その後、1944年の英国ロンドンオリンピックも戦争のため中止されている。
現在、武漢で発生したと考えられる新型肺炎の流行が世界に広がっており、特に韓国、日本、イタリアなど、中国と密接な関係がある国の感染拡大は深刻で、東京オリンピックへの影響も懸念されている。
ここまでです。
正直、私は今回の新型コロナウイルスの報道が始まるまで「武漢」という都市の名前さえ知りませんでした。
まあ、In Deep にしても、地球の記録にしても、中国については、過去に相当取り上げている国ですので、「人口 1500万人の中国の大都市の名前をまったく知らなかった」という点は何となく不思議な感じではありました。
このあたりは「まさかこれもマンデラエフェクト…?」と思わない点もないではないですが、いずれにしましても、今回、
「武漢作戦」
というものの存在を知りました。
これは、1938年6月から始まった武漢を攻略する戦闘の総称ですが、冒頭の Wikipedia にありますように、
> 日中戦争の一つの節目とされる戦いである。
> 以降は終結への道筋が付かない泥沼戦争に引きずり込まれた。
という、日中戦争の節目となった戦闘だったようです。
実はここに関しましても、「…日中戦争が泥沼化したのは、その武漢作戦とかいうものがキッカケだったっけ…?」と思わない面もないでもないのですが、とにかく現在の歴史にはそう書かれてあります。
中止となった「1940年東京オリンピック」については、こうあります、
1940年東京オリンピック
1940年東京オリンピックは、1940年(昭和15年)9月21日から10月6日まで、日本の東京府東京市で開催されることが予定されていた夏季オリンピックである。
史上初めて欧米以外の有色人種国家であり、アジアで行われる五輪大会、そして紀元二千六百年記念行事として準備が進められていたものの、日中戦争の影響等から日本政府が開催権を返上、実現には至らなかった。
ちなみに、この「武漢市」という場所の歴史を Wikipedia で見ますと、近現代において「占領」とか「封鎖」とかの文字が頻繁に出てくる場所でもあります。
・1938年、武漢は日本軍に占領された。
・1949年5月、国共内戦で中国人民解放軍に攻略された。
・2020年1月23日、武漢市全体が事実上封鎖された。
武漢の関しての「奇異性」をさらに明らかにしたのが、以前記事にしました、アメリカの作家ディーン・クーンツ氏が 1981年に書いた小説「闇の眼」に登場したことかもしれません。
これは「 40年前のアメリカの小説『闇の眼』に出てきた史上最強の創造上の生物兵器は中国武漢の研究室で作られた…」という記事に書きましたけれど、小説の終わりのほうに以下のようなストーリーが書かれているのです。
ディーン・クーンツ『闇の眼』
「ちょうど、そのころ、リ・チェンという中国の科学者が合衆国に亡命してきたんです。この十年の間の中国で一番重要で危険な細菌兵器のマイクロフィルムのファイルを持って。中国側はこれを”武漢-400”と呼んでいます。
開発されたところが武漢市の近郊の RNA と DNA の実験室だったものですから、そう名づけられました。これはその武漢の研究室で作られた400番目の人工微生物の生存種なのです。
武漢-400は完ぺきな兵器です。感染するのは人間だけ。他の生物はキャリアになれません。梅毒と同じで武漢-400も人体の外では一分以上生存できません。ということは、炭疽菌や他の有毒なバクテリアのように物や場所を永久に汚染することはできないのです。保菌者が死ぬと、体内にいた武漢-400も体温が三十度以下になるや、すぐ消滅してしまいます。こういう兵器の利点がおわかりでしょうか?」
しかし、実際には、この小説の「武漢」という地名は、小説の初版では、
「ソ連のゴーリキー」
であり、小説に登場する生物兵器の名称は、武漢-400 ではなく、
「ゴーリキー400」
でした。
「いつのまにか、ソ連のゴーリキーから、中国の武漢に小説の内容が《変更されていた》」のです。これについては以下の記事でふれていますが、これは本当に奇妙な出来事だと今でも思います。
武漢ウイルスを予測した小説の変更は考えていたのと《逆》だという衝撃の事実を知る。そして現在流行しているウイルスの漏洩源が武漢疾病予防センターである可能性を中国の科学者が発表(その後行方不明に)
そして、今回、「 80年前にも武漢が原因で、東京オリンピックが中止になった」ことが、もしかすると、再現されるかもしれないということや、小説『闇の眼』を巡るあまりにも奇妙な「武漢」のシチュエーションなどを考えているうちに、
「なんだか全部冗談なのでは?」
という気にもなってきます。
「誰かオレを笑わせようとしている?」
とか。
現実に生きている中で起きていることのようだけれど、「本当は現実じゃないのでは?」というような感覚さえしてきます。
しかし外に出てみれば、確かに現実のようでもあり、多くの人がマスクをしている以外は、さほどふだんと変わらぬボンヤリとした日常が広がっていて、いつものように、駅前通りを「このパルス波を消してくれえ!」と叫んで走り回っている若者が数人いたりと(どんな町だよ)凡庸な光景が続きます。
それでも、「何かが違うことになってきているのかなあ」とも思います。
なお、こういう「ふとした偶然」に興味を持って調べていると、たまに「変なところに連れて行かれる」ことがあります。
たとえば、以下の記事に書いていますが、私は 1973年の映画『エクソシスト』が結構好きでたまに DVD で見るのですが、あるシーンに、ふと、
「壁に TASUKETE (助けて)と書いてある」
ことに気づいたのです。
・ローマ字「 TASUKETE (たすけて)」から偶然導かれた日月神示や神様と悪魔の関係… (In Deep 2014年07月26日)
カラス神父が、悪魔に取り憑かれた少女リーガンの声を録音して、それをスタジオで分析してもらっている場面ですので、スタジオの風景だと思います。
「 TASUKETE って、英語にもそういう単語があるのだろうか?」
と思い、英語辞書 Weblio で TASUKETE と引いてみたのです
出てきたのは、以下のわけのわからない例文でした。今でも Weblio で表示されます。
上の例文もよくわからないですけれど、「下の例文は何だ?」と思いました。
こう書かれてあります。
「卍も十も九も八きりたすけて七六かしい五くろうのない四かくるから 三たまを二たんにみかいて一すしのま九十を十四て九れ四 いま一十九十六あるか 九の九六八三たまを三かいておらぬ十こせぬ 九の四八まって二十十七一九六てある」。
と表示されています。
> 卍も十も九も八きりたすけて七六かしい五くろうのない四かくるから
というようなのは、日本語にさえなってないじゃないの・・・と思い調べてみますと、これは、「日月神示」の一節だったのです。訳のわからないほうは、訳すと以下のような意味だそうです。
仏もキリストも何もかもハッキリ助けてシチ難しい御苦労の無い世がくるから ミタマを不断に磨いて一筋のマコトを通して呉れよ 今一苦労あるが この苦労はミタマを磨いておらぬと越せぬ この世始まって二度とない苦労である(Wikipedia)
もっと訳しますと、
真の神が世に出現して神の力を現して、すべてを助け、何の苦労もない理想的な世界に立て直していくが、その前に人類は未だかつてなかったほどの大災厄や大試練を迎えなければならない。助かるためには身魂を絶え間なく磨き、鍛練しながら備えなさい。身魂を磨かなければ助かることが出来ない。
というような意味だそうです。
ちなみに、日月神示というのは、Wikipedia の説明では以下のようなものです。
日月神示 - Wikipedia
日月神示は、神典研究家で画家でもあった岡本天明に「国常立尊」と呼ばれている高級神霊よる神示を自動書記によって記述したとされる文書である。
原文はほとんどが漢数字、独特の記号、そして、若干のかな文字の混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている巻もある。
いずれにしましても、「エクソシスト」なんていう単なるハリウッドのホラー映画にほんの一瞬写ったシーンに興味を持っただけなのに、そこから、このような世界につれていかれることもあるわけですけれど、ブログを書く中ではこういう「思ってもいなかった世界につれていかれる」ことはわりと多いです。
それにしても、昨日の記事の「ビッグバン以来最大の宇宙での爆発」なども含めまして、冗談のような現実の数々にふれている 2020年は、やっぱり特別な年になるのかもしれないですね。
新型ウイルス、イナゴの拡大、洪水の拡大、気温の異常、そしてさらには「戦争の気配」というのも実は強くなっています。まだ2ヶ月経過したばかりの 2020年ですけれど、今後どうなっていくのでしょうかねえ。
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