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セルビア、イスラエル、シンガポールに見るブースターショットの「威力」

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追加接種を行っている各国の状況から

ブースターショット(3回目の追加接種)を展開しているいくつかの国で、感染者数と、何より死者数の増加が、追加接種の拡大と共に激しくなっていることをこれまでいくつかの事例で取り上げました。

最初に大規模に追加接種を始めたのはイスラエルで、8月1日から開始されましたが、その後の感染者数の増加と、死者数の増加はかなりのもので、現在は、感染者数そのものはまた減少していますけれど、集中治療室(ICU)にいる患者の数が増加を続けていますので、状況はまだ悪化の中にあるといえるのかもしれません。

イスラエルについては、以下の記事などで書いています。

イスラエルでブースター接種の拡大と共にコロナ死者数が激増中
地球の記録 2021年8月20日

イスラエル保健当局が、ワクチン大規模接種プログラムの「失敗」をほぼ認め、10月から「コロナ制限の新たなポリシーを発令する」と発言
地球の記録 2021年9月20日

以下は、9月29日までのイスラエルでブースター接種を受けた人の数(9月29日で333万人)と、集中治療室で治療を受けている人の日々の推移です。


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病院が対応できなくなると、今後は死者数の増加等に影響を与えることになるのかもしれません。

また、シンガポールは、国民の 80%以上が 2度のワクチン接種をしており、9月の第3週からブースターショットが始まっていますが、そのシンガポールも大変な状況となっています。

以下の記事などでふれています。

追加接種が進んでいるワクチン接種率80%のシンガポールで、さらに感染拡大と死者数の増加が止まらない
地球の記録 2021年9月28日

その後もさらに感染拡大は続いていまして、シンガポールの新たな感染者数は、初めて1日 2000人を超え、新たな死者数もパンデミック全期間を通して最大となっています。


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この 1日の新たな死者数が 8人というのは、それほど多いとは思われないかもしれないですが、人口 570万人のシンガポールでは、それなりに多いです。

たとえば、この日のシンガポールの人口 100万人あたりの死亡者数は 1.36人で、同じ日の日本の人口 100万人あたりの死亡者数は 0.38人でした。

同じ日の人口 100万人あたりの感染確認数の比較は、以下のようになります。

シンガポール 384人
日本       13人

日本で 1日あたりの感染確認数が最も多かった 8月19日でも 人口 100万人あたりの感染確認数は 198人でしたので、現在のシンガポールが置かれた特別な状況がおわかりかと思います。

 

まあ、何を書きたいのかといいますと、

「ブースターショットを開始すると同じようになる可能性がありますよ」

という話です。

データはそれしか示していません。

 

それで、ブースターショットをすでに始めてからそれなりの期間が経過している他の国のデータも見たいと思っていたのですが、最近、ヨーロッパのセルビアが 8月中旬からブースターショットを開始していることを知りました。

セルビアの人口は約 700万人です。

以下は、海外の医療メディアの記事で、これによると、8月17日からブースターショットを開始していますので、すでに 1ヶ月半ほどが経っています。

セルビアが COVID-19 ブースターショットの提供を始める

セルビアは 8月17日から 3回目の「ブースター」COVID-19ショットを国民に提供する。

バルカン諸国は、最初のワクチン展開は強力だったが、人口の約 40%がワクチン接種を受けた後、接種率は低下し、多くの国民がワクチンを躊躇している。

セルビアでは毎日のウイルス症例が増加しており、疫学者たちは感染性の高いデルタ変異体のためと述べており、主にワクチン未接種者を襲っているという。 medicalxpress.com

というわけで、8月17日から3回目のブースターショットが始まったセルビアは、その後どのようになっているかを見てみます。

先に書きますと、イスラエルと同じです。


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セルビアでは、感染数も、全パンデミック期間を通して最大に迫りつつあり、このあたりは、シンガポールの状況と似ている部分があります。

セルビアの特徴的な部分としては、二回目の接種の時もそうでしたが、「接種が始まった途端に感染数が増える」というところにあります。


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このセルビアの例を見ていますと、「感染を拡大させたいのなら、追加接種をすればいい」ということがわかります。

それ以外の状況は見出せません。

しかし、セルビアは、イスラエルやシンガポールとは異なる面があり、「ワクチンのメーカーがやや異なる」のです。

イスラエルは、1回目から 3回目まで、ほぼ全員がファイザー社ワクチンを接種していると思われます(政府が事実上ファイザー社と契約しているため)。

シンガポールも、シンガポール保健省の広報によれば、ファイザー社かモデルナ社のワクチンを用いているようです。

それに対して、セルビアの場合は、1回目と 2回目に関しては、中国のシノファームのものが多かったようです。

しかし、3回目の接種は、報道では、

>セルビア 市民は、最初にどのメーカーのワクチンを接種したかに関係なく、3回目の接種では、ロシア、中国、西側(ファイザー、アストラゼネカなど)のどのワクチンを接種するかを選択できる。

ということのようです。

 

ロシアと中国のワクチンは、正直、内容はそれぞれ不明ですが、推定として、中国のワクチンは、予防効果のほうはよくわからないにしても、「少なくとも ADE (抗体依存性増強)を引き起こさないワクチンである可能性がある」ことは、以下の記事で書いたことがあります。もちろん推定です。

中国ワクチンは、スパイクタンパク質の中和抗体部位の標的に特化した「ADE(抗体依存性増強)を引き起こさないもの」であることを今にして知る…
投稿日:2021年7月22日

ロシアのワクチン(スプートニクV)のほうは、もうまったく内容はわからないですが、ただ、イスラエル・テルアビブ大学の教授であるジョナサン・ガーショニー (JonathanGershoni)という方は、

「ロシアのスプートニクVは DNA ワクチンだ」

と述べたことが、イスラエルのメジャー報道メディアであるエルサレムポストが伝えていました。

ガーショニー教授によると、「英アストラゼネカ、露スプートニクV、米ジョンソン&ジョンソンのワクチンはすべて、有効成分としてスパイクタンパク質を産生するためのの DNA を含んでいる」とのこと。

このガーショニー教授は、別に反ワクチンの人ではないですが、ただ、以下のように述べています。

「 DNA を使用しているワクチンは、 RNA を生成するために細胞の核に入る必要があり、したがって理論的に人の染色体に影響を与える可能性があるため、DNAワクチンには懸念が表明されているが、これが発生する明確なメカニズムの理由はない」jpost.com

イスラエルで使われているファイザー社ワクチンは、mRNA ワクチンといわれるものですが、まあ、どちらも、「遺伝子編集型のワクチン」であることには変わらなくはあります

 

そして、最近気づきました、ワクチンだけではなく、

「遺伝子を編集しているものはすべてが悪い可能性がある」

ということを以下の記事で書きました。まあ暗い話です。

遺伝子編集を発端としたヒトを含めたあらゆる生物種の完全な絶滅への道筋が見えてしまった
投稿日:2021年9月29日

 

なお、DNA ワクチンであるらしい、そのスプートニクVを中心に接種しているロシアでも、実は死者数において、

「この3ヶ月間ほどずっと過去最大を更新し続けている」

のです。

9月29日には、1日のコロナ死者が 800人を超えています。

ロシア、1日のコロナ死者数が最悪に 852人死亡

ロシアのコロナ対応部局は28日、過去24時間の新型コロナウイルス感染症による死者数が852人となり、1日の死者数として過去最悪を記録したことを明らかにした。これまでは24日に記録した828人が最多だった。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は同日、国内の地域でコロナの症例数が急増していることを認めた。 CNN 2021/09/29)

グラフでは以下のような感じです。


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このロシアの急激な死者数の増加が、ワクチンと関係あるのかどうかはわからないですが、ロシアのワクチンもまた、イスラエルの専門家の言うような「遺伝子ワクチン」であった場合、やはり体にはあまり良くなさそうです。

特に DNA ワクチンの場合、体の中に永久的に残ってしまうものだと考えられますので、そのワクチンが、スパイクタンパク質の全長をコードするものであった場合、一生 ADE の懸念にとりつかれることになってしまうのではないでしょうか。

ロシア……。

少なくとも自国民に対してはもう少し賢明だと考えていたのですが……しかし今、「いや、私らはやる時にはやりますよ」という声が聞こえます。

ソ連だった国……。

 

いずれにしましても、今回書きました「ブースターショットの威力」を見ますと、ブースターショットを開始した国で死者数が増加するという傾向は、今のところ例外がないですので、今後、追加の接種を計画している国や地域はどうなりますかね。

なお、日本政府は今後、

「 6000万人以上の日本人にブースターショットを行うことを検討」

しています。

以下は、9月22日の朝日新聞からの抜粋です。

ワクチン3回目接種、年内は医療従事者104万人 高齢者は年明け

厚生労働省は22日、「ブースター接種」と呼ばれる新型コロナウイルスワクチンの3回目接種(追加接種)について、自治体向けのオンライン説明会を開いた。今年3~4月に2回目の接種を受けた医療従事者ら104万人について、早ければ12月に追加接種するという想定を示した。

説明会の資料によると、来年1月には、今年5月に2回目の接種を受けた医療従事者ら200万人、高齢者61万人、その他の一般住民43万人の接種を想定している。

その後は2月に1399万人、3月2339万人、4月2251万人が対象として想定されている。朝日新聞デジタル 2021/09/22 )

合わせると、6200万人ほどの数となります。

 

なお、夏の時点で、「日本の人口動態統計」が、なかなか激しいことになっていまして、9月21日に厚生労働省が発表した 7月までの人口動態統計速報は、以下のようになっていました。

青い線が昨年で、赤い線が今年です。昨年とはやや異なった曲線で「人口が減っている」ことがわかります。


厚生労働省 人口動態統計速報(令和3年7月分)

通常ですと、死亡数が上がるのは冬季であり、春から夏にはこういうグラフは描きません。

そして、今後、厚生労働省の想定通り、日本でも 6000万人がブースター接種を受けた場合、この日本の人口の増減が今後どうなるかは…。

ある程度は想像できるとはいえ、なかなかそのようなことを人生で体験できることはないです。





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