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携帯やスマートフォンによる発ガン性が証明される : アメリカ国立衛生研究所が「携帯電話は癌と心臓病に関係する」という10年間におよぶ研究の最終報告書を発表

投稿日:2018年11月3日 更新日:

11月1日のアメリカ国立衛生研究所のニュースリリース


National Institutes of Health News Release




 

携帯の電波とガンの関係のシロクロがある程度、明白に


newsweek.com

今年 8月に、アメリカ保健福祉省の「国家毒性プログラム」という、主に発ガン性物質の最新の検査・試験などを行うアメリカ政府のプログラムにおいて、

「携帯の基地局やアンテナのある場所の近くにいることは、発ガンに関して、大きな懸念がある」

ことを発表したことを以下の記事でご紹介しました。

携帯・スマートフォンの基地局からの放射が「特別な発ガン性を持つ」ことがアメリカ政府内「国家毒性プログラム」とイタリアの著名な毒性研究所による史上最大の研究によって判明
投稿日:2018年8月19日

そして、今度は、この国家毒性プログラムなどが中心となった携帯およびスマートフォン等の「端末そのもの」についてのガンとの関連についての「最終報告書」が発表されました。つい最近の 11月1日のことです。

そして、その結果は、一部であるとはいえ、

「携帯電話(およびスマートフォン)から発せられる周波数は、ガンと関係する」

という結論が出ました。

このニュースリリースを読んで初めて知ったのですが、アメリカ国立衛生研究所は、携帯と発ガンについての研究を「 10年」にわたり続けていたようで、今回の報告書は、最終結論となります。

今回の結果は、2G と 3G 携帯についてのもので、今後新しく普及していくと考えられる 5G についての研究結果は出ていませんが、この 2G とか 3G というのは、世代を意味しているだけで、数字に特別な意味があるものではありません。つまり 3G は「第 3世代の規格」というようなことです。

なお、この「携帯の周波数が原因と見られるガン」で気になるのは、「その発現部位」なのです。

具体的には、先ほどリンクしました前回の携帯に関する記事にある下の部分です。

「環境レベルの携帯の周波数に曝露されたラットのガン性腫瘍の所見では、脳と心臓に同じタイプの腫瘍が増加したことが報告されました」 (ラマツィーニ研究所 / フィオレッラ・ベルポッギ博士)

というように、

「脳と心臓のガンが増える」

のです。

私は、「心臓のガン」というものが存在することを、この記事を記している時に初めて知りましたが、心臓の末梢神経を構成する「シュワン細胞」というものがるそうで、そのガン化だそうです。

非常に稀なガンですが、携帯の周波数が引き起こすガンは、こういうような極めて特殊なものであるということが気になっていました。

今後、何年かの後には、携帯は、第 5世代の通信規格に変わっていくと思われますが、一般的に考えれてみれば、「進化する」ということは、「いろいろとさらに強化される」というような気もしないでもなく、携帯やスマートフォンのさらに強い周波数が私たちの日常に飛びまわることになるのかもしれません。

どこにでも飛びまわる携帯の周波数から逃れる術はないとしても、原則的に携帯の周波数は、

「基地局に近いほど、そして、携帯端末に近いほど強い」

ですから、通話などで、長い時間、携帯やスマートフォンを使っていると、どうしても端末との距離が近い状態が続きますので、受ける影響も大きくなるのかもしれません。

そして、実験内容を読んでいますと、仮にこれを人間にも当てはめられる結果だとしますと「お腹の中の赤ちゃんにも携帯の電波の影響が及んでいる」というような気はします。

というわけで、冒頭のアメリカ国立衛生研究所のニュースリリースをご紹介させていただきます。


High exposure to radio frequency radiation associated with cancer in male rats
National Institutes of Health 2018/11/01

高周波放射への強い暴露は雄ラットにおいてのガンの発生と関連する

アメリカ国家毒性プログラムは、2Gおよび3G携帯電話のテクノロジーで使用されている高い周波数放射のラットおよびマウスに対する影響の研究に関する最終報告を発表した。

アメリカ保健福祉省の国家毒性プログラム(NTP)より 11月1日に発表された最終報告書によると、2Gおよび 3G携帯電話で使用されるような高レベルの周波数放射(RFR)に曝露された雄ラットが、癌性の心臓腫瘍を発症したということに関しての明確な証拠があると結論づけた。

また、高い周波数放射に暴露した雄ラットは、脳および副腎の腫瘍の証拠もいくつかあった。

実験は、雌雄のマウスと雌雄のラットでおこなわれたが、雌雄のマウスと雌マウスでは、ガンは観察されたが、そのガンが高周波数放射への曝露に関連しているものかどうかについての証拠は不明確であった。

国家毒性プログラムのシニア・サイエンティストであるジョン・ブッチャー博士 (John Bucher, Ph.D.)は、以下のように言う。

「この研究で使用された曝露は、人間が携帯電話(およびスマートフォン)を使用して経験する曝露と直接比較することはできません。私たちの研究では、ラットは全身に高周波放射を受けています。これとは対照的に、人の場合、ほとんどは携帯(スマートフォン)を持つ場所付近の特定の場所が最も強く高周波数放射を受けています」

今回の研究で使用された最も低い曝露レベルは、現在、携帯とスマートフォンのユーザーに許容されている最大の局所の組織への曝露量と同等だ。このレベルは、典型的な携帯の使用ではめったに発生しない。

しかし、それでも、ブッチャー博士は、「私たちは、今回の研究により、雄ラットの高い周波放射とガン腫瘍との関連は現実であり、これについては外部の専門家たちとも合意しています」と述べる。

この研究の予算は、3,000万ドル(33億円)で、この最終報告書の完成まで 10年を要した。

この報告は、2Gおよび 3G携帯(およびスマートフォン)で使用される周波数放射を使用して、それに曝露された動物における健康影響に関する中では、これまで発表されたものの中で最も包括的な評価となる。

2Gおよび 3Gネットワ​​ークは、研究が開始されたときの通信規格の標準であり、今なお通話やメールにおいて使用されている。

論文の主筆である物学者のマイケル・ワイデ博士(Michael Wyde, Ph.D.)は以下のように述べた。

「私たちの今回の研究の大きな強みは、動物たちが受けた無線周波放射の量を正確に制御することができたことです。これは人間の携帯電話の使用の影響を研究するときには実行不可能でした」

博士はまた、予期しない発見をしたことを指摘した。それは、高い周波数に暴露した雄ラットの中に、より長い寿命を持つものが出てきたことだった。

この理由として考えられることは、「高齢のラットで死亡の原因となることが多い慢性腎臓疾患数が、暴露した雄ラットでは減少しており、このことによって説明できる可能性があります」と述べている。

これらの研究には、特別に設計され構築された実験区画にマウスを収容した。

高周波放射への曝露は、ラットでは子宮内にいる段階で始められ、マウスでは 5〜6週齢で開始した。

その後、2歳の年齢になるまで、自然生存期間の大半を継続して暴露した。

高周波放射への曝露は、10分間のオンと 10分間のオフの繰り返しを断続的に毎日約 9時間おこなった。

高周数放射のレベルは、ラットで 1キログラムにつき 1.5〜 6ワット、マウスで 1キログラムにつき 2.5〜 10ワットの範囲だった。

これらの研究では、Wi-Fi または 5Gネットワ​​ークで使用される高周波数放射は調査されていない。

ワイデ博士は以下のように言う。

「 5Gは、まだ実際に定義されていない新しいテクノロジーです。現在の私たちの理解からは、 5Gは、私たちが研究したもの(2Gと 3G)とは劇的に異なるものである可能性が高いと思われます」

将来の研究のために、国家毒性プログラムは、高周波放射へのより小さな暴露用途の実験室を建設しており、最大でも数ヶ月後からは、5G などの新しい通信技術を評価することが容易になる。

これらの研究は、携帯の高周波放射の潜在的な影響を、測定可能な身体的指標またはバイオマーカーとする開発に焦点を当てる。

これらには、ガンになるよりも、もっと早い段階で検出することのできる、高周波放射に暴露された組織における DNA 損傷のような測定基準の変化が含まれる可能性がある。

アメリカ食品医薬品局(FDA)は、国家毒性プログラムによるこの研究結果を携帯電話(およびスマートフォン)の高周波放射を健康への影響を示すものとして、推奨している。

なお、国家毒性プログラムは、ガンを引き起こす可能性がある証拠を示すために、結果を、以下の4つの段階で表現している。

1. 明確な証拠(発ガンの要因と考えられる最高ランク)
2. いくつかの証拠
3. 明確ではない証拠
4. 証拠なし(発ガンの要因とは考えられない)

今回の研究では、雄ラットに関して、最高ランクの「明確な証拠」が提示されたことになる。





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Oka In Deep

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