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2021年からの世界 中国という国 人類の未来 日本の未来 軍事的カオス

第三相試験が始まる「中国製 mRNA ワクチン」…。これもまた ADE を起こさないものである模様。パンデミックが終わった国と、これから始まる国の差はおそらく広がるばかり

投稿日:


コロナ制圧の業績での中国「人民英雄」国家栄誉称号の授賞に臨むチェン・ウェイ少将。 新華社




RBD特化を貫く

いやまあ、前回以下のような記事を書いたんですね。それで今回は、「昨日の今日」という感じのお話です。……あれ? 昨日の今日ってどういう意味でしたっけ? なんかよくわからなくなってきましたけど、まあいいや(なんかヤケクソな気分なのかよ)。

中国ワクチンは、スパイクタンパク質の中和抗体部位の標的に特化した「ADE(抗体依存性増強)を引き起こさないもの」であることを今にして知る…
投稿日:2021年7月22日

この記事では、現行の多くの中国コロナワクチンは、予防に効果があるかどうかはともかく、

「 ADE (抗体依存性増強)を引き起こさないメカニズムである可能性が高い」

ということを、大阪大学などによる研究グループの論文を根拠などに書かせていただきました。

要するに、予防への効果はともかく(もともとそれは不要という話もありますし)、「後から人々に致死をもたらす危険性が低い」ものである可能性が高いと。

この ADE 回避のメカニズムは、わりとややこしい話ですので、詳しいところは上の記事に、大阪大学などの研究グループが発表したコロナウイルスの感染増強抗体のメカニズムなどの話も加えて記しておりますので、ご参照いただければ幸いです。

ま、それはそれとしてですね。

今日(7月24日)なんですけれど、アメリカの医療系メディアを見ていましたら、以下のようなタイトルの報道があったのです。

中国は「ARCoV」と呼ばれる最初の国内開発 mRNA コロナワクチンの第3相試験を開始
China Launches Phase 3 Trials for First Domestically Developed mRNA COVID-19 Vaccine Called ‘ARCoV’

これまでの中国のコロナワクチンは、遺伝子ワクチンではなく、不活性ワクチンが多いと伝えられていますが、これは、ファイザー社やモデルナ社などと同じタイプの遺伝子ワクチンということになりそうです。

そして、この中国 mRNA コロナワクチンの第三相臨床試験について「アメリカ国立衛生研究所 (NIH)」に提出された文書がありました。

18歳以上の集団における COVID-19 に対する SARS-CoV-2 メッセンジャーリボ核酸(mRNA)ワクチン候補の第III相臨床試験
A Phase III Clinical Study of a SARS-CoV-2 Messenger Ribonucleic Acid (mRNA) Vaccine Candidate Against COVID-19 in Population Aged 18 Years and Above

これを読みまして、またしても、

「やられた……」

と思いました。

あの、一応先ほどの前回の記事から以下の部分を抜粋させていただきますので、それをご記憶されて読まれて下さい。

7月22日の In Deep より

現在のファイザー社やモデルナ社、おそらくはアストラゼネカ社のワクチンは、スパイクタンパク質の「すべてをコードする」というタイプとなっていますので、つまり、

・中和抗体(感染を防ぐ抗体)を誘導する部位 (RBD といいます)
・感染増強抗体(感染状態を悪くする抗体)を誘導する部位 ( NTD といいます)

のどちらも含まれています。

ですので、「感染を予防する効果はあっても、後に ADE を引き起こす可能性」が含まれているものなのです。

このファイザー社のワクチンが「すべてをコードする」ことについては、厚生労働省の特例承認書で知ったものです。

この厚生労働省の特例承認書の 22ページには以下のようにあります。「本剤」というのは、現在実際に使われているファイザー社ワクチンのことです。

> 本剤は SARS-CoV-2 の S タンパク質の全長体をコードする mRNA であり

この「全長体をコードする」というのは、先ほど書きました、

・中和抗体と関係するスパイクタンパク質の部位である RBD
・感染増強抗体と関係するスパイクタンパク質の部位である NTD

の「どちら」もコードする。つまり、どちらも作り出す。

ですので、一時的には感染予防になるかもしれないけれど、数カ月、数年後に深刻な事態(ADE)が起きる可能性がある部位が含まれているのです。

つまりは、

「コロナワクチンを開発するなら、RBD という部位だけを標的にするものがいい」

ということが研究で示されているということになります。

これは、感染予防になるかどうかという問題よりも、「 ADE が起きにくい」コロナワクチンを開発することができるということで、命と直結した話です。 In Deep

ここまでが抜粋です。

大阪大学等の研究結果では、

「安全なワクチンを作るなら、RBD という部位だけを標的にするべきだ」

ということで、現在のファイザー社などのワクチンのように、もうひとつの NTD と呼ばれる部位もコードしてしまうと、後に抗体依存性増強が引き起こされる可能性を排除できないと。

ここから、アメリカ国立衛生研究所に提出された臨床試験書からの抜粋です。

18歳以上の集団におけるCOVID-19に対するSARS-CoV-2メッセンジャーリボ核酸(mRNA)ワクチン候補の第III相臨床試験

ClinicalTrial.gov

介入/治療:SARS-CoV-2m RNAワクチン

SARS-CoV-2 mRNA ワクチンは、SARS-CoV-2 のスパイク糖タンパク質(Sタンパク質)の受容体結合ドメイン( RBD )をコードし、対応する DNA テンプレートによって in vitro で転写される mRNA を脂質ナノ粒子(LNP)でカプセル化することによって処方される。

活性物質: SARS-CoV-2 の Sタンパク質の RBD をコードする mRNA 。

ワクチンは、筋肉内注射用に0.5mLの分散液が入った単回投与のプレフィルドシリンジで提供される。ワクチンの各用量(0.5 mL)には次のものが含まれる。

・SARS-CoV-2のスパイク糖タンパク質(Sタンパク質)の RBD をコードする15μgのmRNA
・0.339 mgの総脂質(脂質9001、コレステロール、DSPC、DMG-PEG2000を含む)

このワクチンの成分は、

・スパイクタンパク質を産生する mRNA

・それを包むポリエチレングリコール(DMG-PEG2000)

という組み合わせと書かれており、「ファイザー社などの遺伝子ワクチンとまったく同じメカニズム」のように見えます。

しかし、ひとつ大きく異なる部分があります。

何がファイザー社ワクチンと異なるかというと、以下の部分です。

> スパイク糖タンパク質(Sタンパク質)の受容体結合ドメイン( RBD )をコード

異なるのはこの「スパイクタンパク質の RBD という部位をコードする」ところだけなのです(ファイザー社のは全部コードします)。

この RBD という部位は、ADE と関係する感染増強抗体が認識しない部位ですので、つまり、「このワクチンもまた ADE を引き起こす可能性が低い」と。

ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社のワクチンなどは、今後数年で、ADE による世界的な壊滅的人的損失が発生する可能性があるわけですが、「それを引き起こす部位が含まれていない」ところだけが「異なる」わけです。

ADEについては以下の記事などをご参照下されば幸いです。

人類の大量死につながる可能性を否定できない ADE (抗体依存性増強)についてのメカニズム…
投稿日:2021年4月27日

近づくADE。ワクチンを接種した人たちは、迫り来る中期的リスクである ADE にどのように対処すればよいか
投稿日:2021年7月13日

このような懸念はこの中国の mRNA ワクチンに関しては、先ほどの臨床試験書の説明を読む限りでは、比較的低そうなのです。

 

・・・・・しかしですね。

 

ファイザー社などの遺伝子ワクチンと同じということは、当然、「体内にスパイクタンパク質を産生する」というタイプのものとなるわけで、何度かふれていますけれど、

「体内のスパイクタンパク質そのものが身体に有害」

であることは今では明白であり、さらにいえば、

「体内を遊離する mRNA 自体が強烈に有害」

であることもわかっています。

スパイクタンパク質の害については、これまでいろいろとご紹介させていただきましたけれど、以下のような記事がわかりやすいかと思われます。

コロナのスパイクタンパク質が「人間に長期的な遺伝子発現の変化をもたらす」可能性が米国の研究で突き止められる。…とすると体内にスパイクタンパク質を生成するワクチンの影響は…
投稿日:2021年4月28日

遺伝子コロナワクチンのさまざまな害についての「完全に科学的な側面から見たメカニズム」を、アメリカの三人の医学者と科学者が語ったその内容…
投稿日:2021年6月24日

また、普通は mRNA というものは、体内では数分から数時間で分解されて消えちゃうものなんですけれど、ファイザー社のコロナワクチンの mRNA は、それ自体のコードを改変して「強くしている」(グアニンとシトシンという部分を強化して、壊れにくくしている)ために、

「普通では起きないような、遊離した mRNA が体内に残り続ける」

ということが実際に起きている可能性が高いのです。

体内のシステムは、遊離した mRNA を危険信号だと識別して、つまり自己免疫的な問題が生じやすくなるようなのです。これについては、mRNAワクチン技術を世界で最初に発明したロバート・マローン博士などの発言について以下の記事で書いています。

私たちの中の永遠の人工RNA
投稿日:2021年6月26日

つまり、今回の中国の mRNA ワクチンのように、 ADE は引き起こされないかもしれないワクチンであっても、この「スパイクタンパク質を産生するタイプの遺伝子ワクチン」のメカニズムは、どんなものでも危険は危険だと思うのです。

中国のこのワクチンが、そのあたりの危険性を回避しているのかどうかはわからないですし、使われている mRNA をどのように改変しているのかもわからないですので、何ともいえません。

ただ、このアメリカ国立衛生研究所に提出された中国 mRNA ワクチンの臨床試験書には、

> SARS-CoV-2 mRNA ワクチン

とだけ書かれています。

対して、日本の厚生労働省の医薬・生活衛生局医薬品審査管理課がファイザー社のワクチンを特例(緊急)承認した際の書類には、

> コロナウイルス修飾ウリジン RNA ワクチン(SARS- CoV-2)

と明確に書かれています。

「修飾」というのは「改変」という意味です。

最初から「配列を改変した RNA が使われていますよ」と明記されているわけです(これは特許でもありますけれども)。

今の段階では、中国の遺伝子ワクチンには、このような文字はないです。

いやまあしかし、中国生物兵器部門トップであるチェン・ウェイ人民解放軍少将(遺伝子組換えの世界的研究者)が背後で睨みを利かせる状況で、「何の改変もしない」ということはなさそうですが。

 

・・・・・しかしですね(まだなんか続くのかよ)。

 

注意すべきは、この中国の遺伝子コロナワクチンが提出されている先が「アメリカ国立衛生研究所」ということですね。

これは中国国内に向けての臨床試験ではないということです。

いや別に陰謀論ではないですけど、私自身はずっと戦争だと思っていますので、もう少し続けます。




 

パンデミックが終わった国と「これから始まる」国々

そもそも、中国は、すでにコロナの感染状況が以下のようになっていて、公式発表を信じる限りは、「存在しないも同然」となっている上に、「北京のワクチン接種率 90%」という報道もなされている中では、すでに中国では、危険(かもしれない)遺伝子ワクチンをこれから使う必要もない……ということも言えそうです。

以下は 7月20日の新華社の報道です。

北京の成人の 90%以上が COVID-19 に対して完全にワクチン接種されている

7月20日正午の時点で、北京の 18歳以上の 1760万人以上、市内の成人人口の約 90.6%が COVID-19 の完全なワクチン接種を受けたと地方自治体は述べた。

市政府によると、中国の首都北京では、大量ワクチン接種の推進の中で 3,610万回以上の COVID-19ワクチンを投与し、成人人口の 95.6%以上が少なくとも1回のワクチン接種を受けている。

この日から北京では 12歳から17歳までの未成年者に対する COVID-19ワクチン接種を開始したと発表した。 新華社 2021/07/20)

中国の人口100万人あたりの感染者数の推移

China / Daily new confirmed COVID-19 cases per million people

数字だけだと、中国に関しては、もうパンデミックはずいぶん前に終わっているんですよね。

この過去 1年半のグラフを見る限り、本来なら中国では、国民にワクチン接種をする必要さえないはずですが、まあ、それはまた別の話として、ここではいいです。

いずれにしましても、今回の中国製 mRNA コロナワクチンが「どこで主に使われるのか」は不明です。アメリカで?

 

まあ……非常に悪意を含んだ書き方をさせていただきますと、この中国製 mRNA ワクチンそのものは、ADE を引き起こしにくいものかもしれないですが、

「コロナはコロナ」

ということです(あるいは、スパイクタンパク質はスパイクタンパク質と言い換えたほうが正しいです)。

ADE が「どのように起こるのか」というメカニズムを思い起こしていただければと思います(答えは、コロナの再感染です)

欧米と日本の多くが「すでに ADE を引き起こす可能性のあるワクチン接種を受けている」わけです。

ということは、時間の経緯と共に、比較的その多くの人たちが「感染増強抗体を持つ」ことになるのは、ある程度は避けられないことになると思われます。

そこでは「どんなコロナ」が流行しても、それは非常に致命的になる可能性を含んでいるものであり、それはまったく懸念としか言いようがありません。

 

それにしても……。

今回の中国の mRNA ワクチンの記事をいくつか読んでいまして、つくづくファイザー社などの開発の経緯の「異常さ」がわかります。

この中国 mRNA ワクチンの第三相試験の計画書類がアメリカ国立衛生研究所に提出して受理されたのが、日付けを見ますと、今年の 4月15日。

これから最終の臨床試験が始まるということですが、最初の試験、つまり「第一相臨床試験」が始まったのがいつかというと、中国臨床試験登録センターの記録を見ますと、以下にありました。

18〜59歳、60歳以上の新型コロナウイルス(COVID-19)mRNAワクチンのさまざまな用量の安全性、忍容性、および予備免疫原性を評価するための第I相臨床試験
评价不同剂量新型冠状病毒(COVID-19)mRNA疫苗在18~59岁、60岁及以上人群中接种的安全性、耐受性及初步免疫原性的I期临床试验

登録日が、「 2020年6月24日」となっています。

少なくとも 1年ほど前のことでして、これから最終試験が行われているということになり、第一相試験からの経過を見ますと、早くても来年あたりまではかかりそうな感じです。

もちろんこれでも新しい技術の治療薬と考えれば異常に早いのですけれど、それでも、2年くらいの期間は試験を行っていることにはなります。

欧米のは数カ月ですからね。日本の特例承認書では、開発や海外治験の開始日が以下のように黒塗りされていますので、不明とさえ言えます。

ファイザー社ワクチン特例承認報告書(3ページ)

コミナティ筋注

アストラゼネカ社ワクチン特例承認報告書(96ページ)

バキスゼブリア筋注

 

ところで、この第一相臨床試験の際の報道を見ますと、この mRNA ワクチンを開発したのは、中国の民間企業ではなく、

> 人民解放軍に所属する研究機関である軍事科学アカデミー

とありますね。

人民解放軍直属の遺伝子ワクチン……。

となると、前回の記事で取りあげましたチェン・ウェイ少将が絡んでいないともいえなそさうです。

前回の記事を書いた後、その後のチェン・ウェイ少将のことを見ていましたら、大変なことになっていました。

以下は、中華人国共和国国防部ウェブサイトに 2020年9月11日に発表されたニュースリリースです。

「人民の英雄」陳薇(チェン・ウェイ):兵士としての使命と人々の強力な盾となり

9月8日、国立軍事科学アカデミーで、チェン・ウェイの「人民の英雄」名誉称号の授与を祝う中、中国工学アカデミーの学者たち、軍事医学研究アカデミーの生物工学研究所の所長、そして研究者たちは感情的に以下のように述べた。

「この名誉は、感染拡大の予防と管理のために軍全体の科学研究の最前線にいるすべての同志に帰属します!」

SARS 予防のための最初の新しい生物学的薬剤「組換えヒトインターフェロンω」の開発から、新薬証明書を備えた世界初のエボラワクチン、そして新型コロナウイルスの流行の予防と管理に重要な貢献をするまでの軍での 29年間、チェン・ウェイ同志は、生物学的危険の予防と管理の研究に集中し、人々のための生物学的安全保護の強力なシールドを構築することを決意し続けた。 mod.gov.cn

前回の記事では、チェン・ウェイ少将のお若いときの写真などを掲載させてたいただきましたが、今は貫禄ありますよ。

2020年1月26日 患者発生2日目に武漢入りしたチェン・ウェイ少将(右)

xinhuanet.com

「少将! この mRNAワクチンにはどんな秘密があるんですか?」

と聞きたいですけれどね……。

いっぽう、日本は、カナダのグローバルリサーチに英国セルウィン大学の連邦学者だったビノイ・カンプマーク博士という方の寄稿文である「東京のパンデミック・オリンピックが始まる」というタイトルの記事が載せられていました。

この記事の最後の一文は、以下のように締められていました。

> この狂った、犠牲を伴うパンデミック実験の結果が私たちに迫っている。 Dr. Binoy Kampmark

 

思えば、いろんな「潜在的な変異種」が世界各国から一カ所に集うのは、パンデミックが始まってから初めてのことですしね。

それに参加者の多くがコロナワクチンを接種していることで、それぞれのウイルスの選択圧の変異パワーが半端ないものとなっている可能性もあり、これまでにない組合せの変異が進むのかもしれません。

始まりは日本なんですかね。

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