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3月15日にメルマガニネベの年に起きること。そしてガンと寄生虫の関係を発行させていただきました。

2021年からの世界 ディストピアへようこそ 人類の未来 健康の真実

「マスク」を詳細に分析したドイツの著名な科学者が、そこから検出されるあまりに多い発ガン性物質や肺損傷原因物質に警告を発する

投稿日:


ecotextile.com




 

「マスクにより口と鼻から吸入しているものはまさに有害廃棄物です」:ドイツの科学者

少し前に、以下の記事でマスクのことについてふれたばかりなのですけれど、この記事を書いた翌日、英デイリーメールで「マスクに含まれる、発ガン性物質を含む夥しい有害物質の存在が明らかに」というような内容の記事を目にしました。

マスクに感染症対策への有効性は「何もない」ことを改めて。マスクは今ではすでに単なる政治的統制ツール
投稿日:2021年4月6日

ドイツのハンブルク環境研究所の所長であり、完全循環型のデザインである「クレードル・トゥ・クレードル 」という概念を提唱したマイケル・ブラウンガート教授という科学者が、マスクを詳細な分析にかけた結果が書かれているものでした。

重大な問題のあるいくつかの物質と共に、「数多くの化学物質が検出された」とのことですが、デイリーメールが参照したエコテキスタイルというメディアのオリジナルの記事をまずご紹介します。マスク(特に安価な)の長期の着用は、将来的な発ガンと肺損傷に強力に結びつく可能性が高いことがわかります。

毎日長時間マスクをされている方、あるいは、子どもや若い人たちにさせている方々に読んでいただきたいと思います。




 


独占記事:マスクに含まれる複合的な有害化学物質

Exclusive: Chemical cocktail found in face masks
ecotextile.com 2021/04/01

ドイツの著名な科学者が、特定の種類のマスクを長期間着用すると、潜在的に危険な化学物質や有害なマイクロプラスチックが人間の肺の奥深くに吸入される可能性があることを発見した。

ドイツのハンブルク環境研究所の所長であり、世界的に有名なクレードル・トゥ・クレードル (Cradle to Cradle / 完全循環型デザイン)環境基準の共同創設者でもあるマイケル・ブラウンガート教授(Professor Michael Braungart)は、マスクを着用している人たちは、繊維または不織布の両方のマスクを長期間着用することにより、発ガン性物質やアレルゲン、および小さな合成マイクロファイバーを無意識のうちに吸い込むリスクを冒していると本誌に述べた。

ブラウンガート教授のこの最近の発見は、著名な繊維化学者であり、ドイツのアウグスブルクにあるモダーン・テスティング・サービス社のマネージングディレクター兼共同創設者でもあるディーター・セドラク博士(Dr. Dieter Sedlak)によっても裏付けられている。

セドラク博士は、マスクに有害なフルオロカーボン(炭素-フッ素結合を持つ有機化合物の総称)、ホルムアルデヒド、その他の発ガン性の可能性のある物質の濃度が高いことを発見した。

セドラク博士は、「私はブラウンガルト教授と同様の懸念を持っています」と述べた。

事業に 40年以上携わってきたセドラック博士は、世界の主要な特殊化学品サプライヤーの元グローバル製品安全ディレクターでもあり、繊維化学品セクターで最も尊敬されている人物の 1人だ。さまざまな主要な EHS (環境、健康、安全を一体的にマネージメントする手法)による化学物質管理システムの開発に貢献してきた。

このふたりの専門家たちによるマスクに対しての最初の分析テストは、人々が何時間も続けてマスクを着用するべきかどうかということに対しての疑問を投げかけた。

特に、制限された化学物質とマイクロプラスチックの両方への曝露による肺への長期的な損傷のリスクが高い可能性のある児童や工場労働者、長距離のパイロットなどの長時間のマスクの着用は、それはおそらくコロナウイルスへの曝露の短期的なリスクを上回っていると考えられる。

ブラウンガート教授は、「マスクをしているときの呼吸」は以下のようなものと述べる。

「私たちが口と鼻から吸入しているのは実際には有害廃棄物です」

使用済みのマスクで予備テストを行ったブラウンガート教授は、それらのマスクに既知の発ガン性物質であるアニリン、ホルムアルデヒド、光学増白剤などの化学物質の痕跡を発見した。

これらの物質は、ヨーロッパと米国の当局により、消費財に使用される濃度は 100万分の1までと厳しく制限しているものだ。

セドラク博士による別の研究でも、マスク上のパーフルオロカーボン(PFC)の架橋剤として使用される 2-ブタノンオキシム(発ガン性物質)などブロックジイソシアネートなどの化合物の存在が示されている。

パーフルオロカーボンの副産物は、繊維部門で布地の撥油剤や撥水剤として使用されており、生体持続性があることが知られており、ヨーロッパと米国の当局によってその使用が厳しく制限されている。

米国の科学者のグループは、すべてのフッ素系およびポリフッ素系物質(PFAS)を単一のクラスの化学物質として扱うことを求め、危険な毒物学的および環境毒物学的プロファイルのため、本質的でない用途には避けるべきであるとしている。

セドラク博士は以下のように述べている。

「正直なところ、マスクからパーフルオロカーボンが見つかるとは思っていませんでしたが、私たちの研究所にはこれらの化学物質を簡単に検出してすぐに特定できる特別な方法があり、それにより検出されました。そして、これは大きな問題だと思います」

「これは意図的に液体忌避剤として使用されたようです。エアロゾル液滴形式でウイルスをはじくように機能しますが、顔、鼻、粘膜、または眼に対して、パーフルオロカーボンは良くないのです」

彼は、パーフルオロカーボンと、パーフルオロカーボン架橋剤に加えて、ホルムアルデヒドや、その化合物も検出したが、GCMS クロマトグラフ質量分析では、

「何十もの他の汚染物質のピークが示されました」

と語る。

 

マイクロファイバーの懸念

セドラク博士と同様に、ブラウンガート教授は、マスクは、臨床医などの非常に特殊な目的で、または廃棄される前に短期間着用するように設計されているものだと述べる。

これらマスクは、「摩擦と湿気のある環境が繊維の摩耗を促進し、時間の経過と共に細菌のコロニー形成を促進する」ような、たとえば人のポケットの中に仕舞われたりするようなものとしては設計されていない。

ブラウンガート教授によると、この摩耗は、ポリプロピレン繊維が機械的な摩耗から分解するときに小さなマイクロプラスチックの放出を引き起こす可能性があり、テストでは、ドイツの労災保険組合連合であるドイツ法定災害保険(DGUV)によって「危険な粉塵」として分類されたマイクロファイバーが脱落していくマスクがあることがわかった。

この粉塵基準を満たすこのタイプの形状の繊維は、世界保健機関によるアスベストに関する以前の研究の後、「 WHO繊維」とも呼ばれる。

 

布製のマスクは不織布より好ましいのだろうか

進行中のパンデミックの間、ほとんどの人たちは現在、私たちの衣服を作るために通常使用される伝統的な繊維材料から作られたマスクとフェイスカバーも着用している。

幸いなことに、近年では衣類の有害な化学物質に関連するリスクは低くなっているが、リスクはゼロではない。

繊維化学の専門家のフィル・パターソン(PhilPatterson)氏は以下のように述べている。

「口の近くにあるものをすべてさわる傾向がある赤ちゃんを除けば、一般的な人々の衣類に関連するリスクは、皮膚との接触に起因する傾向があります。したがって、特にベビーウェアの素材には、より厳しい化学基準があるのが普通です」

そして以下のように付け加えた。

「私の意見では、布製のマスクは、子ども向けの最も基本的なハザードテスト(有害事象試験)にまだ合格していません。子どもの新型コロナのリスクはごくわずかであることが示されているのに」

 

マスクの有害性は将来の訴訟のリスクにつながるか

政府や企業など、マスクの継続的かつ長期的な着用を義務付けている人々にとっての予期しない問題の 1つは、特に長期的に見て、人間の健康に長期的な悪影響を与えることが証明された場合、将来これは訴訟となっていく可能性があることだ。しかし、マスクの健康への長期的な悪影響についての研究は、今のところ行われていない。

化学物質管理について世界最大の衣料品小売業者やブランドのいくつかに助言したパターソン氏は、これが将来問題になる可能性があることに同意している。

「一部の化学物質や繊維は長期的な影響を与える可能性があるため、マスクを義務付けることには非常に注意が必要だと思われます。これにより、将来のある段階で人に対しての傷害罪の請求の水門が開かれる可能性があります」

マスクは、新型コロナウイルスに対する世界的な対応と必要な介入の不可欠な部分であり、特にパンデミックの最盛期にはそうだろう。

しかし、私たちがこの世界的な健康危機から抜け出し始めたときに、一流の科学者たちは現在、長期のマスク着用による潜在的に危険な化学物質への曝露の実際のリスクが、新型コロナウイルスに暴露するリスクよりも実際に高いかどうかを考え始めている。

特に、新型コロナウイルスの重症の発症に関して低リスクのカテゴリーに属する子どもたちや若い成人たちについてのマスクのリスクが懸念される。


 

ここまでです。

いろいろと書かれていますが、簡略化しますと、マスクの長期の着用には、以下のふたつが大きな問題として考えられるようです。

・パーフルオロカーボン(PFC)というカテゴリーの物質が発ガンに結びつく可能性

・マイクロファイバーを吸い込み続けている問題(肺損傷につながる可能性)

他にも一般的なマスクには、さまざまなものが含まれているようですが、以下は、セドラク博士が、GCMS クロマトグラフで検出した際のグラフです。

見方は私にはわかりませんが、縦に示されるグラフが検出された化学物質ということでしょうか。

GCMS クロマトグラフ質量分析で検出されたマスクに含まれる化学物質

dailymail.co.uk

なお、英デイリーメールは、世界中で使用されている「マスクの生産国」の現実にふれていますが、

「全体の 85%のマスクが中国製」

なのだそうです。

中国はパンデミック以前から、世界をリードするマスク製造国であり、新型コロナウイルスの発生の中でこの地位がさらに固められ、世界中のすべてのマスクの 85%の製造を占めている。

たとえば、2020年の最初の 5か月で、70,000を超える新しい企業が中国でマスクを製造または販売するために登録された。

マスクに対する需要のブームは、中国でマスクがいい加減に作られているかもしれないという懸念につながり、また、中国のサプライチェーンの不透明性がさらなる懸念を引き起こしている。 dailymail.co.uk

このデイリーメールの抜粋部分に、

> 中国でマスクがいい加減に作られているかもしれないという懸念

という部分がありますが、これは以前書きました以下の記事の内容ともつながるものです。

一部のマスクに使われているポリウレタンには、トルエンの1万倍の毒性がある猛毒成分イソシアネートが含まれています
投稿日:2020年9月13日

旭川医科大学から 2012年に発表された論文「環境に広がるイソシアネートの有害性」には、

> 重合不完全で揮発性イソシアネー トを残留させたウレタン製品

という記述があり、この「重合不完全」という状況はどのようなことにより起きやすいかというと、

「いい加減にマスクを製造した場合」

ということになります。

論文には以下のようにありました。赤い字はこちらで施しています。

イソシアネートが体内に入る経路によって毒性は大幅に違い、経口摂取では消化器内でアミンや尿素に変化して容易に排出され易いのであまり害はない。しかし、吸入した場合には、肺胞から血液中に入り、血漿の成分(血清アルブミンやヘモグロビン)とイソシアネートの抱合体になり、全身の臓器に行き渡る

体内での寿命は人により異なり、半減期は約1日から21日に及ぶ。

イソシアネート抱合体が多く蓄積するのは、上鼻部の臭覚器、気管支、肺など呼吸器と、 次いで腎臓、心臓である。

皮膚からも進入し、呼吸器からと同様に血漿イソシアネート抱合体として全身を循環し、喘息を引き起こす場合もある。

粘膜や皮膚と容易に反応して刺激し、目や皮膚の症状も起こす。著しく感作性で、 極めて低濃度でも感作し、発症率が高い。

日本で市販されているポリウレタンマスクの中には、こういうような影響をほんのわずかでも生じさせるような製品も存在している可能性はあります。

そして、おそらく日本でも、85%かどうかはわからないですが、安価に売られているマスクのほとんどは中国製だと思われます。

ですので……まあ、もうそろそろマスク社会も1年ですか……。

ガンにしても肺損傷にしても、それが具体的なものとして発現するまでには、たとえば 10年とかあるいはそれ以上の時間などがかかることがあるのが一般的なわけで、今すぐ何がどうこうするという話ではないです。

それでも将来的に、長期間マスクを着用し続けた「代償」は、いつの日か大きく「表にあらわれる」可能性が高いです。

しかも、これは「全世界で同じ」なのですから、何だかものすごいですよね。

日々ほんの短時間だけマスクをするような場合ですと、さほど影響はないものだと思いますが、1日のうちの長い時間をマスク着用で過ごされるという場合、あるいは子どもさんたちの場合など、自衛策としては、「マスク 100% 綿」(これは一例で、いくらでもあります)などで表示されるマスクを使用するとか(それが根本的な問題解決になるという話ではないですが)、手作りの布マスクを使用するかということになりますでしょうか。

それにしても、もうすでに1年間のマスク社会ですからね……。

本当に健康に悪い健康対策が積み重なっていきます。

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