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「免疫学の父」と呼ばれるイスラエルの免疫学者が、今後の世界の「自己免疫疾患の壊滅的な大流行」を警告 — 分子模倣による細胞内の戦争が始まる

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Mosaico de autoinmunidad




 

自己免疫から考える人類の未来

新型コロナウイルスとその感染症そしてコロナワクチンは、日々さまざまなことを学ばせてくれる存在となっていますが、このコロナワクチンの影響の「さらなる可能性」について、それまで知らなかったことを最近知りました。

コロナワクチンに関しては、mRNA の長期にわたる影響や、ADE (獲得した抗体による感染増強)ばかりを注目していたのですが、現在進行していることは「そんな程度の話ではない」ということが、理解できた内容です。

その記事をご紹介したいと思います。

これは、イスラエルの著名な免疫学者のイェフダ・ショーンフェルド(Yehuda Shoenfeld)博士という方の最近の著作と、そして、それと関係する医学論文について取り上げた記事でした。

このショーンフェルド博士という方は、英語版 Wikipedia には以下のようにあり、免疫に関してトップクラスの実績のある学者であることは間違いないようです。

イェフダ・ショーンフェルド

イェフダ・ショーンフェルド氏は、イスラエルの 医師であり、自己免疫研究者。

ショーンフェルド氏は、これまで 1920以上の論文を発表している。しかし、その中の HPV ワクチンとマウスの行動上の問題との関連を主張する 2016年の論文は、その方法論とデータに関する懸念のために撤回された。

また、ショーンフェルド氏は 40冊の著作を執筆および編集し、さまざまな本に 350以上の章を寄稿している。現在、43の医学雑誌の編集委員会に所属している。Yehuda Shoenfeld

という方のようで、まあ、免疫界の大物ではあります。

今回ご紹介する記事を見かけたメディアは、医学の専門的な知識のある人に向けられたものなのかどうかわからないですが、難しい言葉と表現が多く、できるだけわかりやすく直していますけれど、出てくる単語の中で、非常に重要だと思われる概念がひとつありまして、それだけはその用語のままで書かせていただいていますので、その単語について説明させていただきます。

それは、

「分子模倣 (Molecular mimicry)」

という言葉です。

もちろんこんな言葉は、この記事を読むまで聞いたことがありませんでしたので、調べたのですが、日本語での記事ではなかなか出てこなく、辿りついたのは 2002年の東京大学医学部付属病院の小冊子の「Molecular mimicry と自己免疫疾患」という記事で、そこには以下のようにあります。赤い部分はこちらで色をつけています。

分子模倣とは、本来無関係である感染微生物抗原と宿主抗原の間に一次構造、あるいは高次構造の類似性が存在することをいう

これにより両者の間に免疫学的に交差反応が生じ、自己抗原に対して抗体が産生されたり、T細胞を介した免疫応答による自己組織の障害が生じ、自己免疫反応が生じると考えられる。Molecular mimicry と自己免疫疾患

難しい書き方ですが、こういうことだと思います。

・免疫細胞など体内システムは、本来なら自分自身の抗原を攻撃したりしない

・しかし、感染したウイルスなどの抗原と自分の抗原に「似た部分」がある場合、免疫応答が、自分自身を攻撃し始める可能性がある

というような意味だと理解しました。

その上で、今回の記事を読んで知りました事実として、

「ヒトゲノムと新型コロナウイルスには同一の遺伝子配列が複数ある」

ということでした。

ショーンフェルド博士の研究では、「ヒトゲノムと新型コロナウイルスに同一の遺伝子配列を 26 特定した」とありました。

これが意味するところは、「新型コロナウイルスに感染すること自体が、自己免疫疾患と関係する」可能性を示しているのかもしれません。
それが、自然感染でもワクチンによるものでも。

最近よく言われる「コロナ後の長期間の後遺症」についても記事ではふれられていますが、自己免疫と関係している可能性を博士は述べています。

ショーンフェルド博士は、論文で「新型コロナ(自然感染)後の自己免疫疾患の多発」についての事例を長くまとめています。

・免疫性血小板減少性紫斑病 (血小板に関する自己免疫性全身性疾患)
・ギランバレー症候群 (四肢麻痺を伴う疾患)
・ミラーフィッシャー症候群 (ギランバレー症候群と類似した疾患)

などを含め他にも、コロナ感染後(そして治癒後)に多くの自己免疫の関係が疑われる疾患が多発していることを取り上げています。

論文は以下にあります。

・Covid-19と自己免疫
Covid-19 and autoimmunity

やっぱり厄介な病気ですよ。

人間社会に何十年も影響を残すことになる可能性が高いです。

そして、ワクチンの大規模な普及により、それは決定的なものとなりそうです。

今回の記事と、いくつかの論文を読みまして、「今後数年、十数年の人類社会は壊滅的になる」という思いをさらに強くしてしまわざるを得なくなりました。

なお、今回のオリジナルの記事にはすべての根拠に過去の論文のリンクがつけられているのですが、翻訳のほうでも、重要なものと思われるものは論文にリンクしています。ほとんどが英語ですが、論文のたぐいの翻訳は、 Google 翻訳の得意とするところです。

PDF 書類などを Google 翻訳で読むための方法は、過去記事「…英語などの外国語ウェブサイトをそのまま日本語で読む方法」の後半などをご参照下さい。

今回ご紹介する記事には、「ナノテクノロジーの身体への影響」のことにもふれられていますが、いずれにしても、これから数年以降はとんでもない世界が私たちを待ち受けているのかもしれません。

ここからです。




 


私たちは自己免疫の時限爆弾のヒューズに点灯してしまったのだろうか

Are we lighting the fuse of an autoimmune time bomb?
anhinternational.org 2021/02/17

「免疫の父」であるショーンフェルド教授の研究と見解に基づいて、現在のパンデミックが自己免疫の大流行を引き起こす可能性があるかどうかを検討したい。

コロナウイルスが自己免疫疾患を誘発する可能性があることは、しばらく前からわかっていた。これは、ほぼ 20年前に網膜自己免疫マウスモデルで実験的に十分に実証されている2004年の米ジョンスホプキンス大学の論文

しかし、影響を受けるのはマウスだけではない。ロシアでの研究サンクトペテルブルク州立大学の2020年1月の論文では、重症の新型コロナウイルス感染症で死亡した患者の一連の検死結果では、肺、腎臓、肝臓、副腎および腸における自己免疫障害の古典的なパターンを明らかにしている。社会は、2003年に SARS、2012年には MERS による深刻な感染のアウトブレイクを経験したが、しかしこれらが(新型コロナウイルスのように)多くの人々に感染したことはない。

では、新型コロナウイルス感染者の継続的な拡大は、私たちに何をもたらすのだろうか。

現段階で確実に言えることができる唯一の答えは「正直なところわからない」というものしかないことは事実だが、しかし、私たちは過去の医学的知識に基づいた推測をすることはできる。

特に、この主題に関する新しい科学の体系と、自己免疫疾患の分野で最も尊敬されている科学者たちの見解を見ると、それを推測できるかもしれない。

これから当記事で提供する見解の多くは、「自己免疫の父」として広く認められているイスラエルの臨床免疫学者であるイェフダ・ショーンフェルド博士による最近の著作によって知られているものだ。

ショーンフェルド博士の主な焦点は自己免疫であり、博士はこれまでネイチャー、ニューイングランド・ジャーナルオブ・メディシンや医学誌ランセット、全米科学アカデミー紀要などの主要な医学誌に 1750以上の論文を発表している。

博士が、この自己免疫というトピックに関して、現在の地球で最もその情報に通じている人物のひとりである可能性があることを否定できる人はいないだろう。

ショーンフェルド博士は、この主題に関する彼の多くの論文の中で、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)が、一部の素因のある個人に自己免疫を引き起こすという明確な証拠を指摘している。

ショーンフェルド博士たちの研究チームは、遺伝的に感受性の高い個人の自己免疫疾患にスパイラルする免疫調節不全のパターンの根底にある 3つの一般的な決定要因を特定した2020年12月の論文

それは、以下の要素だ。

1. 重度の感染症に関連するサイトカインストームと、フェリチンの形での高循環レベルの鉄(高フェリチン血症)。これはしばしば重篤な病気に関連する。

2. 適応免疫系の B細胞によって産生される特定の種類のタンパク質である、疾患を引き起こす自己抗体の産生。これは、健康な機能に必要な特定の自己タンパク質(インターフェロン、特定の糖タンパク質など)を攻撃する。

3. 根底にある遺伝的素因。特に、ヒト白血球抗原(HLA)(HLA-DRB1)に特定の遺伝的変異、あるいは多型を持つ人々。

イスラエルのシェバ・メディカルセンターにあるショーンフェルド博士自身の研究グループによる研究および参照されている他の研究2020年10月の論文でも、重度の新型コロナウイルス感染症の後に発症する特定のタイプの自己免疫疾患との関連が特定されている。

これらには、免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)、ギランバレー症候群(GBS)、ミラーフィッシャー症候群(MFS)、および小児では川崎病様疾患が含まれる。

深部静脈血栓症、肺塞栓症、脳卒中は、抗リン脂質抗体(aPL)の産生後の自己免疫反応によって引き起こされる可能性があるという証拠もある。

現在、世界中で 1億1000万例を超える新型コロナウイルス疾患の「確認された」症例がある中で、これがもたらす可能性のある自己免疫のリスクは無視できない、あるいは無視すべきではないものだ。

実際、自己免疫は、「ロングコビッド」と呼ばれる、新型コロナウイルス感染後に長く続く、いわゆる「長期間にわたる後遺症」のいくつかの症例を推進する要因の 1つである可能性がある。

予防接種のリスクは?

ショーンフェルド博士の研究で、より物議を醸している内容がある。それは「ワクチンと自己免疫」の関係だ。

もともと、ショーンフェルド博士の研究チームは、この分野で多くの研究を行っており、一部のワクチンのアジュバント(ワクチンの効果を高めるために用いられる添加物)が、自己免疫の素因のある人々の間で、自己免疫疾患の、ときには最も重要な環境上のトリガーとして現れる可能性があることを認識している。

これを、ショーンフェルド博士は、アジュバントによって誘発される自己免疫/炎症症候群( ASIA )と呼んでいる。

同じことが、炭疽菌ワクチンの抗スクアレン抗体に少なくとも部分的に関連している可能性のある、シリコーンインプラントおよび湾岸戦争症候群に添加されたアジュバントについても言える。

「ワクチンの大規模接種の副作用の 1つは、特に遺伝的に自己免疫を起こしやすい人たちにおける自己免疫疾患の出現である可能性がある」
- イェフダ・ショーンフェルド教授の著作より

ワクチンで最もよく研​​究されているアジュバントの中には、アルミニウムと水銀(チメロサール中)がある。これらはいずれも、ファイザー、モデルナ、またはアストラゼネカの新型コロナワクチンには含まれていない。ただし、ファイザーワクチンには、ポリエチレングリコール誘導体や、ヘキサン含有リン脂質など、ワクチンを細胞に送達する脂質ナノ粒子の成分などが含まれている。

対照的に、(mRNAワクチンではなく)より一般的なタンパク質サブユニットワクチン(特定の抗原性を示す病原体成分のみから構成されるワクチン)であるノババックス社のワクチンにはアジュバント添加がなされている。

このアジュバントには、キラヤ樹皮由来のサポニンがコレステロールとリン脂質とともに含まれ、ナノ粒子(サイズ40ナノメートル)として提供される。

開発元のノババックス社でさえ、独自の臨床研究プロトコルで、臨床試験リストに警告する問題の可能性を認識している。特に既存の自己免疫疾患のある人を監視することについて、試験実施計画書の 102ページに次のように述べているノババックス社の試験実施計画書

「アジュバントの有無にかかわらず、予防接種は自己免疫と関連しているかもしれないという仮説が立てられた」

 

分子模倣により予期せぬ影響が発生する可能性

新型コロナワクチンに隠されている可能性のあるさまざまな環境トリガーに関する懸念を提示する前に、ワクチンの活性部分である抗原に関するショーンフェルド博士の主な懸念を見てみたい。抗原は、通常、SARS-CoV-2 スパイクタンパク質の遺伝子配列の一部だ。

ショーンフェルド博士の懸念は、合成抗原が別の細胞または溶媒(アストラゼネカとノババックスのワクチンなど)内で体内に輸送される場合、または、ファイザーワクチンとモデルナワクチンでは mRNA から指示を受け、筋肉細胞によって抗原が生成されるように指示されるが、ショーンフェルド博士の主な関心事は、それらの際の「分子模倣」と呼ばれる概念に要約されている。

この分子模倣に関して、たとえば、ヒトゲノムと新型コロナウイルスの両方に同一の遺伝子配列がいくつかあり、ショーンフェルド博士たちのチームはそのうちの 26を特定している(2020年6月の論文)。

免疫学者たちは、肺の深部(急性呼吸窮迫症候群 / コロナ肺炎の部位)、肺胞サーファクタントタンパク質、および SARS-CoV-2 の糖タンパク質に見られる特定のグループのタンパク質の同一配列に特に注意を向けている。これは、昨年 6月に発表された論文SARS-CoV-2攻撃の分子決定因子についてでの博士の共著者であるイタリア・バーリ大学のダルジャ・カンダク(Darja Kanduc)博士と共に懸念していることだ。

ショーンフェルド博士と研究チームの科学者たちが、昨年の新型コロナウイルスのワクチン開発の段階で声を上げていたのは、これらの懸念のためでもある。新しいワクチンで使用されるペプチド配列は独特であり、これが、体内で見られるものとは共通ではないかどうかが議論となっている。

しかし、自己免疫の素因のある人たちにとっては、これらのワクチンに対する有害反応は、そのような人たちが、自己免疫疾患のきっかけを作るの十分である可能性があるとショーンフェルド博士と同僚たちは主張する。

素因の最も明白なシグナルの1つは、工業化された社会を通じて現在すでに 100を超える自己免疫疾患の 1つを持つ人たちが増加していることがある。

しかし、自己免疫の父と呼ばれる医学者がこのように自己免疫リスクの警告を発しても、大量ワクチン接種プログラムを展開している各国政府から警告の言葉が発せられることはほとんどない。

ショーンフェルド博士が昨年 6月の自己免疫レビューで述べたように論文ワクチンの大量展開以来、このワクチンの臨床試験だけでは、どのような時限爆弾となっていくのかを知るのに十分な時間が経過していない。

ナノスケールの合成生物学

私たちがナノバイオテクノロジー革命の真っ只中にいることは間違いない。それは膨大な量の科学を推進しているものだ。多くの科学は、非ナノサイズ(すなわち、寸法が 100ナノメートルを超える粒子、液滴)で送達されたときには有意な毒性を示さない多くの化合物が、100ナノサイズ未満で送達されたときにはかなり毒性となることを示し始めているのだ。

自己免疫を誘発する新しいナノ材料についての懸念は、米スクリップス研究所のマイケル・ボラード(Michael Pollard)博士による論文2020年12月の論文を含めて以前に提起されている。

コロナワクチンの登場により、合成遺伝物質が初めて人間の体内に大量に注入されただけでなく、合成遺伝物質または核酸を含むナノスケールの合成脂質化合物が体内に送達されることを私たちは目の当たりにしている。

これらの注入された化合物は、異物や病原体に反応するために何年にもわたって進化してきた消化管や気道の粘膜を迂回し、自己と非自己を区別する。

現在、この合成カクテルが、私たちの自然免疫システムの障壁を迂回し、私たちの細胞に直接届けられている。

自己免疫がどの程度誘発されるか、あるいは悪化する可能性があるかは、特に自己免疫を持っていた、または現在持っているかその素因がある何百万人もの人々の間で、まだわかっていない。


 

ここまでです。

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