In Deep

地球最期のニュースと資料

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興味ある健康系の話題はなかなか表に出てこないで、情報も人そのものも消えてしまうのですけれど

      2017/11/06

人体に新しい臓器が発見されたことを報じる英国インディペンデント

Independent

 

今日は、最近いくつか知りました興味深い健康に関する報道などを書こうとしていたのですけれど、いろいろと考えているうちに、お正月過ぎに書きました、

追悼は死者への光 : 夢に出てきた安保徹さんから訃報を知らされて
 2017/01/03

を思い出して、いくつか本を適当に読み直したりしていて、どんどん時間が過ぎてしまいました。

上の記事は、これをアップした1ヶ月くらい前に、医学者の安保徹さんが亡くなっていたことを知っての記事でした。

あとでネットで見てみますと、いわゆる報道メディアでの訃報はゼロでしたが、一般のブログやサイトなどでは取りあげているものが数多くありました。ですので、安保さんの訃報は、ご存じの方はご存じだったということになるのかもしれません。

私がこのことを知らなかったのは、もうずっと、基本的に、他の方のブログを一切読んでいないということもあるかもしれません。それは、人の文章からの感情の影響を受けないためでもあるのですけれど、そのこともあり、今の私は一般的な情報に疎いことは自覚しています。

いつ頃からか「情報というものは情報自身がこちらにやってくるもの(偶然やシンクロニシティを介して)」ということに慣れてしまいまして、自分で情報を探すという努力をあまりしなくなってしまったのかもしれません。でも、シンクロニシティに情報提供を委ねる生活は、なかなか楽しくはありますのでお勧めします。

まあ、そんなこともあり、安保さんの死去を知るのもずいぶんと遅くなってしまったのですが(知ったのは夢ででした)、訃報を聞いた後、わりと新しい安保さんのを買って、それを読んだりしました。

そうしましたら、下のような下りがありました。

菌を敵視する思想が行き過ぎるとどうなるでしょう。こんどは「清潔、清潔」で、歯も清潔、むし歯も少ない、除菌もした。何が起きるかというと、顆粒球を刺激する細菌類がいないので、余力がリンパ球のほうに向いて、アレルギーと過敏体質の病気が大はやりするわけです。

昔は青洟(あおばな)の子がいましたけれど、そのうちいなくなりました。(略)

顆粒球が増えすぎると、細菌を飲み込んでこのまま死骸となり膿をつくるので、青洟になったり、中耳炎になったり、盲腸になりました。ところがいまは青洟をたらす子もいないし、盲腸になる人も少ない。

では、それで万々歳かというと、いまの子どもは青洟のかわりに、アトピーや喘息で苦しんでいます。バイ菌を退治して、手洗いを熱心にやって喜んでいる場合じゃないのです。

やっぱり、ときどきは、ねばねばした汚れた手を口にもっていく。そうやって細菌を入れて顆粒球を増やしておけば、リンパ球はそんなに増えないでバランスが取れるのです。

(安保徹『免疫力で理想の生き方・死に方が実現する』より)

ここで、

> バイ菌を退治して、手洗いを熱心にやって喜んでいる場合じゃないのです。

というように、安保さんにしては、わりと強い口調で、行き過ぎた清潔に言及しています。

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それと共に、私は、「これも顆粒球とリンパ球のバランスの問題で語ることのできるのか」と改めて思いました。

この現代日本社会の「行き過ぎた清潔の」問題、私の表現だと、《清潔テロ》とか、清潔すぎる現代日本が向かう病の国》というような言い回しになってしまいますが、これに関しては、昨年 12月に、

数百万の「無菌室」が導く崩壊 : 「微生物との共生を拒否した日本人」たちが創り出す未来の社会は
 2016/12/13

という記事で長々と書いてしまいましたけれど、安保さんの本を読んでみますと、あんなにいろいろとくどくど書かなくても良かったのかもしれないなあ、というようにも思いました。

「顆粒球とリンパ球」というのは、白血球の組成ですが、この「白血球の中のバランス」が人間の多くの病気の原因となっているというのが安保さんの主張の根幹のスタンスで、それは自律神経(交感神経や副交感神経の働きを含む)の相互の働きによって変化するという主張です。

The Immune System

 

それにしても、安保さんの最近の本を読んでいると、何となく「医療界には邪魔だと思われていたかもしれないな」と思う部分が随所に出てきます。

というのも、安保さんの理想の医療の具体的な方法論を突きつめると、「医療には、ほとんどお金がかからなくなってしまう」からです。

しかし、それがすべてにおいて良いか悪いかは何ともいえないものがあります。というのも、それ(医療が関わる全体の膨大な範囲)に関係するビジネスにおいて、医療関係者だけではなく、さまざまな製造やサービス関係者を含めて、そこでは非常にたくさんの人たちが仕事をして、それにより本人やその家族が生きていて、そこには彼らの家庭の幸せなども存在しているはずです。そのようなものが確立している中で、「お金のかからない医療」が実現してしまうと、それらがすべて崩壊してしまいます

これは、全世界の何十万人、あるいは何百万人の生活がかかっていることでもあります。

医療だけではないです。

今存在するあらゆるシステムには、それぞれ膨大な人と環境が関わっています。

たとえば、私は「車」という存在がとても嫌いですが、しかし、仮に自動車ビジネスのシステムが崩壊すれば、やはり何万人という人たち、そして何十万人という家族や関係者たちが大変なことになってしまいます。

なので、どんなシステムにしても、「崩壊」は誰かが傷つくわけで、そういう意味では、どんなに無駄で下らないと思われるものでも、確立されてしまっているものに対しての急激な崩壊を望むのは良いことではないと最近は思うようになってきました。

そして、現実に「急速に崩壊」はあり得ないとも思います。

 

そういう意味では、現在の医療システムが根本的に変化するという期待を持つのは難しいと思われます(健康保健制度は崩壊するでしょうけれど、それが崩壊しても、なお現在の医療にすがりつく人は多いような気さえします)

ではどうするか

それは、相手が崩壊するのを待つという消極的な態度でいるのではなく、自分が変わればいいだけだと思います。

 

時代もここまでなると、社会システムの根本的な構造変化を望むのは難しく、もうあとは、「ひとりひとりの意識だけ」しか残っていないと感じます。

人から何か伝えられるのを待つのではなく、たとえば、医療ならば、「自分の意識で自分の体を考える」というような意味です。

全体の意識の革命というのは、この「ひとりひとりが考える」ということ以外からは出現しないはずです。

 

 

・・・と、本当は、今日は最近、海外で報道されていたり、知った医療とか健康の知識や話題などの中で「日本語で報じられない、いくつかのこと」をご紹介しようと思っていたのですけれど、なんかちょっとシュンとしてきた部分もありますので、そのことについては、世の中に何もなければ、次回に書きたいと思います。

その中でも興味深かったのは、冒頭の「新しい臓器の認識」もですが、あとは次のようなメジャーニュースです。

高速道路の近くに住む人の認知症リスクが「7倍」に上ることが判明

CNN

 

入れ墨をたくさん入れるほど体の免疫力が上がることが判明

AOL News

この中の、「入れ墨」のニュースは、実は昨年3月の医学論文に載ったものですが、私が知ったのはこの数日のことでした。おそらく、日本語では報道であまり取りあげられなかったと見られます。

冒頭の「人体の新しい臓器」というのは、「腸間膜」というもので、その存在は知られていたのですが、「臓器のような役割がある」と知られていなかったものが、これが「独立した別個の臓器(あるいは器官)だ」とわかったというものです。

新しい臓器だと認識された腸間膜

Mesentery

 

いろいろと興味深い報道が本当は日々なされているのですけれど、日本の報道の土俵に上がる時には、すっかり興味をそぎ取られたものになりやすいです。

というわけで、語り記事となってしまいました。



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