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「ロシアで太陽が3時間のあいだ消えた」: シベリアで合理的な説明ができない「昼が突然、真っ暗な夜に変わる」という事象が発生。ちょうど個人的な終末を感じていた時だけに印象も深く…

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7月24日のメディア記事より


watchers.news

旧約聖書「出エジプト記」 10章 22-23節

モーセが手を天に向かって差し伸べると、三日間エジプト全土に暗闇が臨んだ。

人々は、三日間、互いに見ることも、自分のいる場所から立ち上がることもできなかったが、イスラエルの人々が住んでいる所にはどこでも光があった。




 

この世の末を思う前に

全然本題とは関係ないのですが……。

今日(7月26日)、台風情報でもチェックしようと Yahoo! の天気ページなどを見ていました時に、ニュースのリンクのタイトルでふと目に止まった記事を読みましたら、そこに、作家の山本七平さんの著作からの引用があって、とても驚きました。

記事は、「子供の熱中症死を続出させる「根性大国ニッポン」の狂気 (ダイヤモンド・オンライン 2018/07/26)」というものでしたが、この記事の内容そのものについての是非は何も言うつもりはないです。ただ、山本七平さんの著作からの引用がある記事をインターネットで見たことがなかったので、新鮮だった次第です。

山本七平さんはずいぶん前に亡くなっている方ですが、私が若い時に、「生まれてはじめて書籍の内容からショックを受け」て、そして、今に至るまでの人生において最大の影響を受けた書物『私の中の日本軍(上下)』の著者でもあります。

最初に読んだのは、中学生のときだったか高校生のときだったか、はっきり覚えていないのですが、15歳くらいの時だったとは思います。

内容を書くと長くなりますので、それはふれないですが、この本を読んでから、私は、

「扇動されないこと」

「思考や思想は周囲からの影響からではなく、自分の中から出るものであること」

という思いを初めて持ったのでした。

思考や思想は自分で考える、などということは当たり前だと思われるかもしれないですが、実際には、多くの人たちが「時代の空気の中」で思考を決めています。

幼い頃から、もともと、ややアウトロー気味だった私ですが、この『私の中の日本軍』を読んだ時を機にして、さらに思考の「孤立化」が進み、その後、社会の空気や周囲の空気にむやみに同調しないで生きてきました。

まあ、それは「なかなか生きづらい」ものでもあることは事実ですけれど。

自分がそう思うならそう思う。そう思わないならそう思わない。

だから、今でも「世の中では当然とされている概念や価値観」でも、自分自身では、まったくそう思わないことが山ほどあります。

中学生の頃から 40年間くらいそうやって生きていたわけですが、その原動力を最初に私に「気づかせてくれた」のが、『私の中の日本軍』でした。

「扇動」に関しては、ずいぶん以前の記事ですが、

殺され続ける詩人シナ
 In Deep 2012/09/12

という記事に、『私の中の日本軍』から内容を抜粋したことがあります。

この記事を書いた 2012年頃の東アジアは、領土などいろいろなことをめぐり、それぞれの「自」国民への扇動が、日本を含む該当アジア国すべてでおこなわれていました。他国への攻撃的姿勢はそのためのポーズでもあります。

それは、当時のロシアの報道メディア「ロシアの声」が下のように書いていたほどです。

2012年9月11日のロシアの声「中国共産党大会を前に日本は中国を助けた」より

諸島付近の状況緊張化と新たな反日行動は、第18回中国共産党大会を目前に控えた現在、政治的観点からいって中国政府には非常に都合のいいものとなっている。

愛国主義的なうねりは社会をひとつにたばね、薄 熙来とその妻に関するスキャンダルやそのほかの高官と子息のスキャンダルからは視線が逸れるだろう。

上手にプロパガンダを行なえば、愛国主義は大きな政治スキャンダルも中国の経済状況の悪化に関して今後起こりうる反政府行動も大して重要ではない現象になりえる。この意味で日本の尖閣諸島3島国有化は中国の利に働いたといえる。

アジア諸国は、あるいは世界のどの国でも、互いに自国民への扇動方策を冷静におこなうことで、「国内の難しい問題をなかったことにできる」というのが現実で、このような形で、今でも常に扇動は、見える形、あるいは見えない形で行われています。

それらはすべて「時代の空気に合うように仕組まれる」ので、扇動されるほうは気づきません。

戦争などを含めて、いろいろなことがこのようなことから始まります。

それは、今の日本も 80年前の日本も、それほど変わらないと私は見ています。

先ほどご紹介したダイヤモンド・オンラインの長い記事は、最後の1行が、

 > 「異常な暑さ」という言葉をテレビや新聞で耳にタコができるほどよく聞くが、もしかしたら異常なのは暑さではなく、我々の社会の方ではないのか。

で締めくくられますが、この「異常」は比較的昔から続いていることなのかもしれません。

山本七平さんの『私の中の日本軍』そのものは、今も新刊として購入できます。カバーも私の買った当時と同じです。まあ、できれば、若い人たちに読んでもらいたいものだとは思います。私も子ども(中学1年)がもう少し大きくなったら読んでもらおうと思っています。

私の中の日本軍 (上)
私の中の日本軍 (下)

 

というわけで、変な前置きとなってしまいましたが、まあ、『私の中の日本軍』を引き合いに出してしまうような終末的な状況や、ロシアというような言葉も出てきたところで、今回の本題に入りたい思います。

それは、

「ロシアのシベリア地方で、昼間に3時間ものあいだ、完全な暗闇がおとずれた」

という事象です。

原因はいろいろと議論されていますが、結論は出ていません。

 

突然、昼を夜に変えた原因は何なのか

この「昼が突然、暗闇に包まれる」ということに関しては、その概念が聖書などにもよく出てくるためか、終末的な響きとしてとらえられることがあります。

冒頭には、旧約聖書の「出エジプト記」から引用しましたが、新約聖書「マタイによる福音書」にも下のような下りがあります。

マタイによる福音書 24章 29-30節

苦難の日々の後、たちまち太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は空から落ち、天体は揺り動かされる。

そのとき、人の子の徴が天に現れる。そして、そのとき、地上のすべての民族は悲しみ、人の子が大いなる力と栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見る。

そして、ロシアのシベリアで起きたことは、ここにある

> たちまち太陽は暗くなり

ということと同じでした。

下は、現地の SNS に投稿された数々の写真からのものです。

7月20日 昼が「突然、夜」になったとき。時間は午前11時30分過ぎ


Siberian Times

太陽も「夜の太陽のように」真っ赤になる


Siberian Times

暗くなる前と後の町の様子


Siberian Times

まずは、冒頭の報道から内容をご紹介します。

なお、「完全な暗黒に包まれた」ことが報告されたのは、以下の白で囲んだ地域の3つの村です。


watchers.news

それでは、ここからです。

 


Mystery surrounds Arctic Siberia as day turns to complete darkness for 3 hours, Russia
watchers.news 2018/07/24

ロシアの北極圏シベリアで昼が3時間のあいだ「完全な夜になった」事象が発生し、その原因について謎が深まっている

ロシアのシベリアにある3つの町、エベネ・バイタンタイスキー、ジガンスキー、ヴェルクホザンスキーのそれぞれの地区で 7月20日、「昼が突然、完全な暗闇に変わった」という現象が発生した。

シベリアン・タイムズによれば、これらの地区は、午前 11時30分から 午後 2時までの約 3時間のあいだ、謎の暗闇に襲われた。

バイタンタイスキーとジガンスキーの住人は、以下のように報道に対して述べている。

「その時には、ライトをつけなければ何も見えないほど暗くなりました。私は懐中電灯を取るために外に行きましたが、外は、何というか空気が重く、それが胸を圧迫するような感じで、それから外には誰も出たくなくなりました」

他の住民は、「最初は、強い雷雨が来るような感じでしたので、天候の急変かと思いました 。その後、周囲はどんどんと暗くなっていきました。奇妙なことには、完全な暗闇になる前に、闇の中に豊かな黄色の色調が見えていたことです。非常に珍しく感じました」と述べている。

この現象に関しての原因は、当初は、シベリアの他の地区での山火事の煙が太陽の光を遮ったことによるものではないかということだった。しかし、火災の発生状況等から、当局はこの説には疑問を呈している。

住民の中には、アメリカの衛星によって光の閃光が放たれ、それに続いて放射能レベルが増加したと言う人もいる。彼らはアメリカ軍の異常な活動が続いていると主張する。

また、ある住人は、「ここに何年も住んでいる人たちがたくさんいますが、このようなことを経験したことのある人はいません」と言う。

他の住人は、「その暗闇は、少し暗くなったというのではなく、本当の真っ暗闇でした。太陽は 午前 11時30分頃から消え始め、午後 2時まで消えていました」と述べている。

ロシアの地元当局者たちは、この事象中にこの地方には、雨、埃、煙、などの発生はなかったと語っている。

しかし、それと前後して、ほとんどすべての北極地方で著しい気温低下が報告されていると述べた。事象が起きる前の夜、該当地域の気温は -4°Cにまで低下したと地元メディアが報じている。この地域の 7月の平均気温は約 10°Cだ。

現象が起きた場所の隣町の町長は、「太陽が消えたわけではないにしても、その日は何か非常に不思議なことが起こったようです」と語った。

町長は、太陽が消えた話について、それが噂やデマではないことを確認したという。

現在、当局は、その日、3つの村で何が起きたのかを推測しようとしている。

ロシア気象庁、防衛局、その他の公的な機関からは今のところ何の説明も発表もない。


 

ここまでです。

何が起きたのかはわからないのですが、過去に同じようなことは記録されていないわけではなく、以下の記事などでも取りあげたことがあります。

「2016年11月に地球が15日間、完全な暗闇に包まれる」とNASAが声明を出した……という噂から辿り着いた過去の「地球が闇に放り込まれた」記録

アメリカのウィリアム・コーリスという物理学者の調査によれぱ、「西暦 1091年から 1971年までに、全世界で 46回の暗黒の日に関しての記述がある」のだそうですが、普通の場合ですと、昼に暗くなる原因として、合理的に考えられる可能性としては、

・非常に厚い雲が空全体を覆う

・皆既日食

・大きな森林火災による煙

くらいしかないのですが、住民の「完全な真っ暗になった」ということを実現できる自然現象は、上では日食くらいしかありません。しかし、日食は起きていません。他に、火山の噴火や砂嵐(ダストストーム)なども暗くはなりますが、シベリアではそれらは起き得ません。

先ほどの住民の方の言葉に「暗くなる前に黄色く光っていた」というような下りがあったのですが、これで思い出したのは、公式に記録されているもので、西暦 1780年に米国ニューイングランド州で「昼に空が真っ暗になった」という事象です。

これは、過去記事、

西暦 1780年の早朝、なぜアメリカの空は「真っ暗」になったのか?
 In Deep 2013/09/01

に、英国 BBC の特集記事を翻訳して載せていますが、その冒頭部分は以下のようなものです。

2012年5月18日の英国BBCの記事『謎の「暗黒の日」の原因は何だったのか』より

今から3世紀前、北米の一部地域で奇妙な出来事が起きた。それは「朝に暗くなった」という出来事だ。その暗黒の日の原因は一体何だったのだろうか。今でも謎は残ったままだ。

1780年 5月 19日。その日の朝、空は黄色に変わり、そして周囲は夜のような闇に包まれた。そのため、人々はロウソクに火を灯し、一部の人々はこれがこの世の終わりかと考え、一心に祈り始めた。昼の時間になっても夜のような暗さは同じままだった。

この日がニューイングランドとカナダ東部の一部で起きた「暗黒の日( The Dark Day )」として知られている日だ。過去 232年の間、歴史家や科学者たちは、この奇妙な出来事の原因についてさまざまに主張し続けてきた。

現在ではこの現象に対して多くの説がある。火山の噴火、山林火災、あるいは、隕石や小惑星の衝突。

原因はこれらのどれかだったのだろうか?

この記事では、最も可能性のあるものとして、「大規模な森林火災によるものかもしれない」ということになっています。

しかし、「完全な暗闇」を作るような大規模火災が起きているのなら、前後に他にも何かそれと関する現象があるはずだと思うのですが。

そのあたりもあって、230年前のこの現象も、実際には「合理的には原因がよくわからない」というのが、最も適切な感じがします。

そして、今回のロシアの事象も「合理的には原因がよくわからないもの」という気もいたします。

ではどんなものが想像できるかというと、それは検討もつきません。しかし、「何かそのようなメカニズムがこの地球にはもともとある」のか、あるいは、「そういうことをできる何らかの人為的なシステムが存在するのか」というような選択になるのかもしれません。

そんなわけで、終末感の強い最近だからこそ気になった「3時間の暗黒」についてご紹介させていただきました。

今回の現象は 3時間の暗闇ですが、これが 3日間とか、15日間とか、そういうような話が出てきますと、「気分」も本格化しそうです。

そして、これは個人的な思いですが、今回のロシアのような「謎の暗黒」が出現した後の世界でどんなことが起きていくのかを見てみるのも悪くはない気がします。


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