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2018年からの世界 拡大する自然災害 日本の未来

まるで聖書の世界のように災害だらけの世界…… : 日本の豪雨災害の後から世界で発生し続ける史上最悪級の「火」と「水」の厄災の様相

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森林火災で赤く染まる太陽の前を飛ぶ旅客機 / 7月15日 米カリフォルニア州ファーガソン


NBC News




 

西日本に甚大な被害をもたらした豪雨から 2週間以上になろうとしています。被害に遭われた方々は、今大変な時間を過ごされているかと思いますが、私の正直な感想は「本当にあっという間に時間が過ぎていく」ということです。

あの豪雨被害から半月以上が経っているということが信じられません。

その後に続く日本の猛暑などを考えても、今の日本は「どちらかというと災難の中にある可能性がある」とはずっと考えています。

これは数日単位での話ではなく、数年単位ですと、少し実感も湧かれるのではないでしょうか。

2011年を例に挙げずとも、

「 21世紀」

という、歴史から見ればほんの短い期間に、どれだけの厄災に見舞われ続けているか。

私自身は、今年 5月に書かせていただきました「黙示録が今始まった」という文言を入れさせていただいている下の記事以降、この記事のタイトルのままのように思って生きています。

中東オマーンのこの世の終わり的な洪水を見て、瞬間的に「黙示録が今始まった」と自覚するに私を至らせた今の世界の中で

そして、さらには、「頂点は日本」というルドルフ・シュタイナーの言葉を何度か引用させていただいたことがあります。たとえば、下のような記事です。

惨事の中でふたたび思い出すシュタイナーの「頂点は日本」という言葉。そして、ある数字がどうしてもリンクしてしまう東北と九州の震災

それ以来、日本で大きな災害が起きた後、世界ではどのようなことが起きているのかを客観的に見るようにしていました。

今年の夏の日本が洪水や猛暑を含む異例の自然災害に見舞われている中、他の世界ではどのような災害が起きてるのか。今回はそれをご紹介したくなりました。

すべての種類の自然災害のご紹介は不可能ですが、ここでは、

・火
・水

のふたつの災害、すなわち、森林火災(山火事)と、大雨被害(それによる洪水と地滑りなどを含む)について、「今、世界でどんなことが起きているのか」をご紹介します。

今年 2018年は、日本の豪雨被害の後から、近年最悪級の洪水が各地で発生しており、また、史上最悪級の山火事が、世界のあちこちで起きています。

夏に入ったばかりということもあり、この流れは今後も続く可能性が高いです。

では、それぞれ短いご紹介ですが、始めます。

まずは山火事です。

現在、ギリシャとスウェーデンで起きている山火事の巨大さが際だっていますので、それを中心にご紹介します。

 

2018年7月の災害 《山火事》 過去最悪級の大規模森林火災が各地で

7月23日 ギリシャの山火事 / ヨーロッパ史上最悪となる山火事が発生。現状で70人以上が死亡


Greece wildfire death toll rises to 74, as firefighters battle inferno

ギリシャの首都アテネ近郊などで発生した山火事は、猛暑と乾燥でかつてない規模に拡大し、死者は 2日間で 74人に達しています。

海岸沿いのリゾート地マティも炎に覆われ、人々は「海へと避難する」ということになっています。7月25日現在、鎮火の目処は立っていません。

これは、人的被害の数においてギリシャ史上で最悪ですが、ヨーロッパ全体でも、これほどの人的被害を出した森林火災はこれが初めてとなるようです。

海へ逃げるマティの人たち

vk.com

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7月中旬より継続 スウェーデンの山火事 / 北欧の記録的熱波によりヨーロッパ史上最悪の山火事が続いている

ヨーロッパの一部は極端な熱波に見舞われていますが、その中でも、スウェーデンでは同国史上最大であり、最悪の被害となっている山火事が発生しています。最大時で、「国内 80カ所で同時に火災が発生している」状況となりました。

スウェーデン政府は、イタリアなどの EU 諸国に消火活動への援助を依頼していますが、火災の終息の目処は立っていないようです。

7月19日時点のスウェーデンの火災発生地点と消火活動の様子

express.co.uk

これについては、以下の記事でもご紹介しています。

スウェーデンで歴史的な猛暑と乾燥のために「建国史上最悪の山火事」が発生中。全土50カ所以上で火の手が上がっており、鎮火の目処は立たず

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このギリシャとスウェーデンの火災は、それぞれが「史上最悪級」ということと、「ふだんは山火事などは起きない(特にスウェーデン)」という意味で、現在起きている森林火災という自然災害の中で特別に目立つものです。

しかし、他の地域でも大規模な山火事は起きていて、たとえば、アメリカでは毎年のように山火事が発生しますけれど、今年も壮絶なことになっています。

アメリカで 7月25日現在、山火事が起きている場所は下のようになります。赤いマークがついている場所すべてで山火事が起きています。


Newsweek

広大なアメリカとはいえ、かなり多い状況で、今後の気温や乾燥の状況によっては、さらに拡大する可能性はあります。

なお、今年はロシアの森林火災も非常に多く、シベリアやロシア極東など、これまで巨大な山火事とは無縁だった場所でも、気候の変化により大規模森林火災が幾度となく起きています。

ところで、この森林火災という災害は、「21世紀になって特に被害が増えている」もののひとつで、たとえば下はアメリカの例ですが、山火事での被害の増加の推移はこのようになっています。


PERC

この「被害が数十倍」という増え方は、自然災害の中でも突出しており、理由はいろいろとあるのでしょうけれど、山火事という災害は、

「 21世紀という時代を特徴づける自然災害」

だと思われます。

そして、これまで、その主要な舞台は北アメリカだったのですが、それがロシアとヨーロッパにも拡大していっていることが最近の状況でわかります。

そして、「火」の次には「水」、つまり、世界の洪水被害です。

実際のところ、今年になってから、世界で最大で最悪の被害を出しているのは、先日の西日本の豪雨被害で、人的被害も経済被害規模もこれを超えるものはありませんが、日本での豪雨被害については、報道等で多く報じられていますので、ここではふれません。

そして、日本の洪水の後から世界のいたるところで近年最悪級の洪水が発生し続けています。

 

2018年7月の災害 《豪雨と洪水》 日本の豪雨被害の後に甚大な洪水被害が世界で続出

7月23日 ベトナム / 台風9号により発生した洪水のため、死者行方不明者が 30人以上に

台風9号 (英名:ソンティン)が 7月23日に直撃したベトナムでは、各地で洪水、地滑りなどが発生し、現在までに少なくとも 死者27名となっていることが発表されています。


Vietnam net

ただ、日本の豪雨被害もそうでしたが、被害の範囲が広く、その全貌はまだ明らかになっていないようです。

7月24日のベトナムの洪水に関しての報道より

eng.belta.by

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7月23日 ラオス / 暴風雨でダムが決壊し、数百名が行方不明に

ラオスで、7月24日、建設中の水力発電用ダムが暴風雨により決壊し、それにより 6つの村が水に襲われ、「数百人が行方不明」とされています。7月25日までに、少なくとも 20名が死亡したことが発表されましたが、なお 100人以上が行方不明のままです。

水に飲み込まれたラオスの村の様子

vaaju.com

ラオスでは、この前日から大雨が続いていて、危険だと判断したダム運営会社が、住民への避難指示を当局に要請していたのだそうですが、間に合わなかったということのようです。

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7月22日 フィリピン / モンスーンでの洪水により、70万人以上が被害を受ける

フィリピンでは、熱帯低気圧による激しい豪雨により大規模な洪水がルソン島などを中心に各地で発生し、70万人に影響を与えました。7月22日の時点では、少なくとも 5名の方が死亡したと発表されています。

洪水に襲われたフィリピンの街の様子

vk.com

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7月16日から継続 ナイジェリア / 大雨による洪水で 50人以上が死亡

アフリカのナイジェリア北部にあるカチーナ州というところで、大雨による洪水が発生し、7月23日までに、少なくとも死者が 50人を越え、他に行方不明の人々が複数いるとのこと。

ナイジェリアでこのような人的な被害を伴う洪水が起きることは珍しく、このカチーナ州という場所に関しては、報道を読む限り、史上初めてのことのようです。

水没するナイジェリア・カチーナ州の街

vk.com

アフリカは現在、北アフリカが極端に気温の高い状況が続く中で、アフリカの多くの地域で洪水被害が報告されています。その中でも、このナイジェリアの洪水は最大のものだと思われます。

アフリカ北部の異様な熱波については、以下の記事で取りあげています。

ヨーロッパから北アフリカに異様な熱波。アルジェリアではかつて1度も記録したことのない最高気温「51℃」を記録

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7月23日 内モンゴル自治区/ 大雨により大きな被害

中国・内モンゴル自治区のいくつかの地域で、「雨が降りやまない」という異様な天候に見舞われ続けていまして、内モンゴル北部では 7月23日までに、この大雨で 12人が死亡したと報じられています。

これにより、道路の破壊や、農作地にも大きな被害が出ているうようで、経済的な被害もかなり大きいようです。

洪水に見舞われた後の内モンゴル北部の村

chinanews.com

現在もいくつかの地域には「最高警報」が発令中です。

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この他、中国でも各地で洪水が断続的に発生していますが、あまりに地点が多く、今回はご紹介しきれないです。

また、今はヨーロッパ、あるいはロシアも悪天候に見舞われることが多く、小規模な洪水は日々起きています。ただ、上にご紹介しましたような、壊滅的な被害が出るような洪水は今年のヨーロッパでは起きていないと思われます。

 

今回はこのあたりまでとさせていただきますが、ただ、現在、台風 12号が日本に向かっていまして、このことをほんの少し書かせていただきます。

この台風の進路は、現在の予測ですと、本州直撃のパターンとなりそうです。

台風12号の7月25日の進路予測


台風情報

それでですね、最近の「「渦巻くグリーンの海」 : 異常な海水温度に見舞われている北欧フィンランドの海域で緑色となった海が渦を巻いている光景がNASAの人工衛星から撮影される」という記事の後半でも少しふれているのですけれど、今、

「日本周辺の海水温度が異様に高い」

のです。

下は、7月24日の世界の海水温度の平年との差異ですが、日本の周辺を拡大して、台風 12号の進路を入れています。

2018年7月24日の世界の海水温度の平年との差異


climatesignals.org

台風 12号は「最も海水温度が高い海域を通って北上してくる」可能性が高いことがわかります。

この予測のままだと、最初に大きな勢力に発達した場合、それが衰えないままやってくる可能性が高そうです。

今後の台風の進路次第ですが、豪雨、猛暑の後の日本が、もしかすると、また何らかの災難と近い場所に立たされる可能性はゼロではなさそうです。


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