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米国の若者の過剰死の異常な増加に疑義を訴える人たちが出る中で、今年の超過死亡率はさらに悪化している

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悪化する米国の若者世代の超過死亡率

先月、ブログ地球の記録で、USAトゥディ紙に掲載された「アメリカではさらに多くの若者が亡くなっている。なぜ私たちは答えを探さないのだろうか?」というタイトルの記事をご紹介したことがありました。

(記事)USAトゥディ紙が「アメリカの若者たちの原因のわからない死が拡大しており、この理由を探らなければならない」という意見記事を掲載するほどの過剰死の惨状
 地球の記録 2023年8月13日

 

USAトゥディ紙の記事には「ワクチン」という言葉は一切出てこないのですが、全米での発行部数でトップクラスである USAトゥディのようなメディアにおいて、

 

「アメリカで、若者たちの原因のわからない過剰死が増加している」

 

という現実が記事にされたということは驚きでした。

全米での発行部数に関しては、最近、ウォールストリート・ジャーナルが首位になったようですが、ともかく、「コロナが原因ではないことが明らかな若者たちの超過死亡は何を意味しているのか」ということを書いた記事でした。

 

最近、米国メディア「ディフェンダー」に、その記事を書いたピエール・コリー博士へのインタビューを行った記事が掲載されていました。

ピエール・コリー博士は、 FLCCC として知られる「新型コロナウイルス感染症最前線救命救急同盟」の代表兼最高医療責任者の方です。

FLCCCは、新型コロナの早期治療方法と、ワクチン後の後遺症を経験している方々への対処法を文章化している医師団体で、新型コロナの早期治療方法に関しては、「日本語の資料」も出ています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防および早期の外来患者治療に関するプロトコル

 

FLCCCは、英語版 Wikipedia では、

> さまざまな未承認、疑わしい、効果のない治療法を提唱している。

と、ボロクソに書かれている点で、「信頼できる団体」かもしれません。 Wikipedia で「感情的にボロクソに書かれている人物や団体」は、おおむね信頼できるものだということが、この 3年半ではっきりしています。

 

それはともかく、ピエール・コリー博士は、インタビューに対して、

「ワクチンに言及していたら、あの論説は日の目を見ることはなかったでしょう」

とインタビューで答えていまして、とにかく、「若者たちの原因不明の過剰死がとんでもない数で起きているということを伝え、その事実を知る人が出てほしかった」と述べていました。「何かの変化のきっかけになれば」と。

今回は、そのディフェンダーの記事をご紹介したいと思いますが、若者の過剰死の問題は、

 

「時間が経てば経つほど若者世代の過剰死が悪化している」

 

ということです。

以下は、アメリカの 2023年5月時点の 24歳までの若い世代の超過死亡の推移です。

2015年-2023年5月までの米国の24歳までの年齢層の超過死亡の推移

OS51388957

2022年に「超過死亡の増加は止まったのかな」と思っていたのですが、「 2023年中盤からさらに拡大しはじめている」のです。

特に若い世代の拡大が続いています。

これは、他の国でも同様の傾向は見られるようで、エドワード・ダウドさんが最近、「英国の若年層の超過死亡の推移」のデータを発表していますが、2021年中盤から上昇し、「高止まりしたまま」です。

以下は、若者というより「子ども」の超過死亡率の推移です。

英国の「 1歳 -14歳」の死亡率の推移

vigilantnews.com

 

その上の「 15歳 - 44歳」の超過死亡も以下のようになっていまして、2023年に再び上昇して、過去最大を示しています。この年代は、典型的な労働年齢です。

英国の「 15歳 -44歳」の死亡率の推移

phinancetechnologies.com

 

エドワード・ダウドさんのこちらのデータページでは、「2023年に入ってから超過死亡が増えているのは、主に、0歳から 44歳までの若年層」であることが示されています。

なぜ若い人たちのほうに影響が大きく出るのかはわからないですが、若い世代は、接種キャンペーンから時間が経てば経つほど超過死亡が拡大しているのです。

 

なお、英国でもアメリカでも「若い人でブースター接種を受けた人は、あまりいない」わけで、多くの若年層は、接種から場合によっては、2年などが経っていることを注意するべきだと思います。

この「どれだけ時間が経過しても影響が小さくなっていくわけではない」ということについて、最近発表された論文の概要を以下に翻訳していますが、

「接種後 6ヵ月たっても、ワクチンスパイクタンパク質の断片(分子)が検出された」

ことが示された研究論文です。

(記事)ワクチンスパイクタンパク質の分子が「接種後6ヵ月後でも検出された」という論文の概要
 BDW 2023年9月2日

しかも、「サンプルの半数から見出されている」のです。大ざっぱにいえば、接種者の半数に同じことが起きている可能性さえあるのです。

逆転写というような難しい概念を持ち出さなくとも、かなり長くスパイクタンパク質の影響を身体(あるいはメンタル)が受け続けている可能性を示すものです。

6ヵ月より先のことはわからないですが、しかし「 6ヵ月維持されているのなら、一部の人たちでは恒久的に体内に維持されているというようなこともあるのでは」と思わざるを得ない部分もあります。

そのような中で、日本では(あるいは日本でだけ) 7回目の接種が始まろうとしています。

ここから、米国ディフェンダーの記事をご紹介します。




 


ピエール・コリー博士:なぜ私たちは超過死亡に関する USAトゥデイの論説を書いたのか - そしてなぜ私たちは「ワクチン」について言及しなかったのか

Dr. Pierre Kory: Why We Wrote the USA Today Op-ed on Excess Deaths — and Why We Never Mentioned ‘Vaccines’
childrenshealthdefense.org 2023/08/16


ピエール・コリー博士

USAトゥデイに今月掲載された論説の中で、ピエール・コリー博士とジャーナリストのメアリー・ベス・ファイファー氏は、なぜこれほど多くの米国の若者たちが亡くなっているのかという疑問に対して。「なぜ私たちは答えを探さないのか?」と尋ねた。

新型コロナウイルス感染症最前線救命救急同盟(FLCCC)の代表兼最高医療責任者であるコリー氏とファイファー氏は、2022年前四半期に 35歳から 44歳の勤労者が予想よりも「驚くべき」数値である 34%多く死亡したことを示す保険業界のデータを引用した。

2022年には、他の労働年齢グループの率も平均を上回っている。

著者たちは超過死亡に関するデータの多くをアクチュアリー協会研究所の 5月の報告書から引用し、「若年層の死亡の増加が新型コロナウイルス感染症が原因であるという主張は、この増加を完全には説明していない」と結論づけた。

コリー氏とファイファー氏は、

「何がこの現象を引き起こしているのか正確には誰も知りませんが、緊急性が説明できないほど解明が欠如しています。これには、協調的な調査が必要です」

と述べる。

著者たちは記事で、死亡者数増加の考えられる原因として新型コロナワクチンについては言及していない。

肺疾患と救命救急の専門家であり、ワクチンを率直に批判しているコリー博士は、ディフェンダー紙との独占インタビューで、論説を執筆した理由を次のように説明した。

「最も若い年齢層に何が起こったかを見ると、それは本当に恐ろしいことです。…一般に、安定した社会では、毎月、毎年、毎日一定の割合の人が亡くなりますが、これらの死亡率は時間が経っても変化しないものなのです」

「ベースラインよりも多くの人が死亡した場合、それは超過死亡とみなされます」

 

「もし新型コロナワクチンについて言及していたら、論説は日の目を見ることはなかっただろう」

コリー氏はサブスタックへの投稿で、論説執筆の着想の目的は、公の場での議論の中で見落とされていると彼らが確信している問題への全体の意識を高めることだったと述べた。

「パンデミック後の膨大な数の死者は、パンデミック管理に誤りがあったと確信しているデータ専門家、科学者、医師、ジャーナリストたちだけが関心を寄せています」とコリー氏は書いた。「なぜこの問題が緊急に必要とされる高レベルの調査が行われず、驚くような沈黙を招いているのだろうか?」と。

コリー氏によると、本来のテーマの中心は新型コロナウイルスワクチンだったという。しかし、論説でワクチンの名前を言及することはできなかった。

そうすれば「決してあの論説は発表されなかっただろう」とコリー氏は語った。

コリー氏は以下のように述べる。

「この超過死亡の原因として、地球温暖化が原因だというような本当に愚かなことを主張する人たちもいます。しかし、地球温暖化が 2021年の第 3四半期に突然始まったとは思えません…殺虫剤や環境毒素について話される場合もありますが、殺虫剤や環境毒素が、2021年第 3四半期に突然世の中に放出されたわけではありません」

コリー氏はまた、ロックダウンが原因であることを否定した。

「なぜロックダウンが、突然、最も若いアメリカ人たち、特に雇用されているアメリカ人たちに不当に大きな影響を与えるのでしょうか?…他の誰よりも、労働力の外にいた人々よりも多く亡くなったのは、若い働くアメリカ人たちだった。ロックダウンが若者たちの死亡数の増加とつながる理由がわかりません」

コリー氏はまた、超過死亡数が最も大きく増加したのは 2021年の第3四半期で、この時期は「アメリカでは、すでに、少なくとも 1年以上ロックダウンが行われていませんでした」と指摘した。

「私たちは超過死亡の問題を最前線に出したかっただけです」とコリー氏は語る。

「私たちは答えを出すのではなく、ただ質問してみたかっただけなのです。この質問が、何かを変えるきっかけになるかもしれないと」

「2021年第3四半期、社会の最も健全な部門における人たちが加入している生命保険金請求額が突然、前例のないほど増加しました。団体生命保険に加入している労働年齢のホワイトカラーのアメリカ人たちの死亡数が突然増加したのです」

「当時、ホワイトカラーの職場で何が起こったのか? このような突然の増加を説明できる可能性は何でしょうか? 大きなテロ攻撃があったでしょうか、戦時動員があったでしょうか。それはありません。あったとすれば、企業によるワクチン義務の拡大です。私が覚えている限り、それだけです」

彼は、ザ・ディフェンダーにこう語った。

「 2021年の第3四半期といえば、9月から、大学、企業、連邦政府が新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種を義務付け始めた時期です」

「私の意見では、超過死亡の説明はその一つしかありません」

 

前例のない超過死亡数に「警報が鳴るはず」

コリー氏は、2020年から超過死亡が明らかに見られたが、違いは「性質と亡くなる年齢層でした」と語った。

「 2020年の超過死亡はほとんどが高齢者でした」と彼は語った。「しかし、2021年からは、若者の死亡率が大幅に増加し始め、それは 2021年の第3四半期と第4四半期に、これまでに見たことのない率で突然起こったのです」

「 2020年から 2022年にかけて、ブルーカラー労働者よりもホワイトカラー労働者の超過死亡が比例して多かった」とコリー氏は USA トゥデイに書いた。

「 2022年第4四半期には、トップクラスの従業員の間で格差がほぼ 2倍になった」

コリー氏は、同じ期間にホワイトカラーの死亡者数が通常よりも 39%増加したことをデータが示していると述べた。全従業員の死亡者数はベースラインより 34%高かった。35~ 44歳の死亡率は、パンデミック前の 3年間の基準値を 101%上回る、つまり 2倍の「驚くべき」水準に達した。

逆に、「この期間の米国の新型コロナウイルスによる死亡者数は、 2021年の前回の流行波より 40パーセント減少しました。これは、他の要因が関与していることを示唆しています」とコリー氏は述べている。

新型コロナウイルス感染症による死亡者のほとんどは高齢者で記録されているが、現在、高齢者の超過死亡は横ばいとなっている一方、伝統的に社会で最も健康な集団である健常者の若者や雇用者では超過死亡が急増している。

「若者の死亡率が大幅に増加し始めたと共に、社会の最も健全な分野でもそれが起こったのです」とコリー氏は語った。

保険会社ワンアメリカ社のスコット・デービソン最高経営責任者(CEO )は、2021年第3四半期の 18~ 64歳の生命保険金請求額が 40%増加するという 2022年1月の声明で、2021年の超過死亡の増加に言及した。デービソン氏は、これは「このビジネスの歴史の中で最も高い死亡率だった」と述べた。

コリー氏はデービソン氏の発言を引用しながら、「超過死亡の 10%増加という数値でも、200年に 1度ない出来事なのです」とディフェンダーに語った。「 2021 年の第 3四半期の 38%の増加というのは、保険業界ではそんな数値は見たことがないし、戦時中以外ではないことです」

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