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立法府を通過した「イスラエルはユダヤ人のための民族郷土国家で、ヘブライ語だけが公用語である」とした新しい国家法案をめぐるゴタゴタは、ヘルモン山のお膝元で、ファティマ 100周年直前に起きている

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イスラエルの新しい国家法案についての報道

breakingisraelnews.com

イスラエルで109年ぶりに新種の蝶が見つかったことに関しての報道

haaretz.com

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ヘルモン……の啓示

上にふたつのイスラエルでの報道を載せさせていただいていますが、ふたつめの「蝶」の話は何のつながりかといいますと、少し前の、

南米に出現しまくるイエス・キリスト的な曖昧な偶像の連続の中で、「夢で告げられた北緯33度線に位置するイスラエルの山」が意味することは何?
 2017/05/08

という記事の途中で、

「夢の中で《ヘルモン山を調べなさい》と」

変なオッサン(推定)に言われたというようなことを書きました。

それで、ほんの少しだけ調べたことなどを記しました。

ちなみに、Google で、ヘルモン山を調べるために「へるもん…」と打ち込みますと、ズラッと並ぶ検索推定候補が知的なことに驚きました。

へるもん……と打ち込んだ時点での検索候補

・Google

「減るもんじゃねーだろとか言われたのでとりあえず…」で始まる語句は、内容的にも「へえ」と勉強になりますし、日本語としても俳句の自由律のごとき流れる響きを持った名句だと思います。

さて、そんなヘルモン山ですが(どんなヘルモン山だよ)、聖書においては、

・旧約聖書で「約束の地」の北の境界

・イエス・キリストが、この地に自分の教会を建てることと、エルサレムに行き、死んで復活することを弟子たちに予告した場所

・グリゴリと呼ばれる堕天使の一団が地上に降り立った場所

などのエビソードに登場する重要な場所です。もちろん、聖書では「減るもんじゃねーだろとか言われたので…」というようなことにはふれられていません。

ヘルモン山は、場所的にはレバノンとシリアの国境にある山ですが、南部のゴラン高原をイスラエルが支配しているため、先ほどの蝶の報道のように「イスラエルの報道」としてヘルモン山での出来事が伝えられます。

なお、ヘルモン山は北緯 33度線に接しますが、世界で北緯 33線に接している著名な山としては「阿蘇山とヘルモン山」が双璧です。

 

なのでこう……ヘルモン山が示唆された場合は、阿蘇山の方向(九州ということになりますかね)の地域も注意して見てみる、というようなことが、私個人の「 33度線の見方」でもあります。

上の記事のうちの「イスラエルの未知の蝶」の記事は、先ほどしました記事「南米に出現しまくるイエス・キリスト的… 」を書いた直後に報じられていたのですが、イスラエルで新種の蝶が発見されたのは 109年ぶりなのだそうです。見つかったのは下のような蝶です。

ヘルモン山で新たに発見され新種の蝶

haaretz.com

まあ、しかし、蝶は確かに示唆深い生物ではありますが、

「ヘルモン山絡みのエピソードとしてはやや弱いな」

という印象は持ちました。

そして、それと大体同じ頃に、冒頭の「イスラエルをユダヤ人の民族郷土国家とする」という国家法案が、イスラエルのクネセトと言われる立法府に提出され、法案が通過しそうになっています。

私は知らなかったのですが、これまでのイスラエルでは、公用語は、「ヘブライ語とアラビア語」だったのですね。

イスラエルの現在の公用語
・Wikipedia

提出された新しい法案では、イスラエルをユダヤ人(だけ)の郷土国家とすることが明記されるようです。

そして、アラビア語を公用語から外し、ヘブライ語だけが公用語ということになるようです。

ちなみに、やはり、私は知らなかったのですが、イスラエルでは5人に1人の母国語がアラビア語なのだそうです(ソース)。

この法案に対して、いろいろな立場が入り乱れているようで、そういう意味では「混乱」しているのかもしれません。

たとえば、対立的な報道のタイトルは下のようになっていて、「宣戦布告だ」というような言葉さえ出てきます。

5月11日のアルジャジーラの報道より

aljazeera.com

5月11日のイスラエル在住のジャーナリストのブログより

jonathan-cook.net

今回は、このイスラエルの国家法案について、イスラエル国内の「大賛成」のメディア記事をご紹介します。

反対的な立場の記事は、見かけることもあるかもしれないですが、全面的に賛成しているものは、日本などではあまり見かけられない気もいたしますので、ご紹介します。

そして、明日 2017年 5月13日は、ファティマから 100年目です。


For First Time, Israeli Law to Declare State “National Home of Jewish People”
breakingisraelnews.com 2017/05/12

「イスラエルはユダヤ人の民族郷土国家」であることを宣言した新しいイスラエル国家法案が初めて立法府を通過

イスラエルを「ユダヤ人の民族郷土(National Home of Jewish People)」と宣言した新しい国家法案は、5月7日にイスラエルの立法府「クネセト」に提出され、最初のハードルを通過した。

イスラエルがユダヤ人の国家であるという性質を法律化する試みが、立法段階でここまでの段階に進んだのはこれが初めてとなる。

「イスラエル共和国で民族自決を実現する権利は、ユダヤ人固有のものだ」と宣言したこの法案は、同時に、エルサレムを首都として宣言している(※ 国際的には、現在の首都はテルアビブ)。

さらに、現在、イスラエルで公用語となっているアラビア語を、公用語から「非公用語」に格下げする内容が含まれている。この法案は、「イスラエル国語の公用語は、ヘブライ語のみである」と述べている。

これは、もともとはイスラエル公共保安大臣のアビ・デヒテル(Avi Dichter)氏が 2011年に提案した法案で、その際には通らなかったが、2015年以来、イスラエル国内で続いているテロの恐怖の高まりの中で、再び閣僚会議に提示されたものだ。

当時、デヒテル氏は、この法案はイスラエルがテロリズムに直面している中で、これまで以上に重要であると主張し、「パレスチナ人は、もはやユダヤ民族の民族国家を消滅させるという目標を隠していない」と述べている。

デヒテル氏は、「これはイスラエル国家の姿とアイデンティティのための戦いだ」と述べ、同時に、現行のイスラエルの 11の基本法のどれもが、「ユダヤ国家としての国のアイデンティティを扱うものがない」と指摘し続けていた。

「この新しい法案は、イスラエルの国家としての地位を保護することを目的としており、イスラエル国家の基本的な価値はユダヤ人による民主国家である、ということを定着させるものだ」と述べた。

この法案は 2011年当時は、イスラエルの閣僚委員会を通過しなかった。

5月7日に承認された新しい法案は、異議と論争を引き起こしているが、これは、イスラエルの国家をユダヤ人のための基本的国家として合法的に定義することだけを目指すものだ。

この法案は現在、成立する前に、イスラエルの立法府「クネセト」での読み上げが行われている。





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