強制的に感情をコントロールする
今朝というのか昨晩というのか、午前 4時前に夢で目覚めてしまいまして、夢では、私は誰かと何か話していて、その誰かは体内のモデルが書かれてある図で何かを説明していました。
誰か「このようにして、体内で磁気が発生するんだよ」
私 「……このようにして…って、いきなり話を総括されてもわかんねえよ。理論言えよ、理論」
誰か「ハッハッハッ」
私 「ハッハッハッじゃねえだろ」
誰か「ネイチャーを見なさい」
私 「ネイチャーにどれだけ論文があると思ってんだよ。論文のタイトル言えよ」
誰か「ハッハッハッ」
私 「あ、どっか行くのかよ、おい。変なところで夢終わらすなよ」
このようなところで夢で目がさめてしまい、仕方ないので、お酒を飲みながら(あーあ、朝の 4時から)、ネイチャーの論文を探すハメになってしまいました。
そうしましたら、この夢と関係あるわけではないのでしょうけれど、
神経系の遺伝的に標的化された磁気制御
Genetically targeted magnetic control of the nervous system
とか、
温度、ひずみ、磁場を制御して磁化されたグラフェンの磁区の観察
Observation of magnetic domains in graphene magnetized by controlling temperature, strain and magnetic field
というような、物々しいタイトルの論文がネイチャーからいろいろと出てくるわけですが、上のほうの「神経系の遺伝的に標的化された磁気制御」は、とてもわかりやすいもので、少し前に、動物の脳の神経回路を遠隔で操作することのできる磁性を持つナノ粒子について以下の記事で書きました。
mRNAワクチンとはまったく関係ない話ですが、「遠隔操作で神経回路に化学的《変調》を加えることができる磁性ナノ粒子の開発に成功」という2019年のネイチャーの論文をご紹介します
投稿日:2021年6月10日
これより、もっとわかりやすいです。
この研究は、アメリカのバージニア大学の研究者たちによるもので、この論文の内容の説明は、バージニア大学のプレスリリースにありました。
それを読んでいますと、
「動物の脳神経に介入するのって簡単なのだなあ」
と改めて思った次第です。
手段がそんなに込み入っていないです。
研究者たちは、この発見を「神経回路を遠隔制御するための夢のツール」と述べていました。
まず、そのプレスリリースをご紹介します。
2016年のものです。
バージニア大学の科学者たちは、合成遺伝子と磁力を使用して、マウスや魚の行動を変えた
UVA SCIENTISTS USE SYNTHETIC GENE AND MAGNETS TO ALTER BEHAVIOR OF MICE, FISH
UVA Today 2016/03/07
バージニア大学の科学者たちは、合成遺伝子を追加した脳内のニューロンが、外部からの磁場によって遠隔操作できることを実証した。 この発見は、統合失調症やパーキンソン病などのさまざまな神経疾患の将来の治療の可能性に影響を及ぼす。
研究を主導したバージニア大学神経科学研究室の生物学教授アリ・デニツ・ギュラー(Ali Deniz Güler)氏は、以下のように言う。
「磁石に反応する遺伝子操作された遺伝子産物を使用して、特定の細胞を操作することにより、神経回路を遠隔制御するための『夢のツール』を開発するための大きな一歩を発見したかもしれません」
ギュラー氏とバージニア大学神経科学研究室のマイケル・ウィーラー(Michael Wheeler)氏は、細胞に磁場の存在を感知させることができる遺伝子を設計した。彼らは、細胞の伸びを感知する遺伝子を、ナノ磁石として機能する別の遺伝子と結合させた。
この合成の組み合わせは、磁場の存在下でのみオンになり、脳内の神経活動を制御できるようにする。
「私たちは、快楽の原因となる脳内の特定のニューロンのセットを、磁気で活性化したかったのです」とギュラー氏は述べる。
遺伝子治療の方法を使用して遺伝子を対象動物に挿入し、成体マウスまたはゼブラフィッシュの胚で合成遺伝子を発現させ、研究者たちは動物の行動の変化を通じてニューロンの遠隔活性化を目撃した。
「私たちは、これまで達成されていなかった単純な磁力で脳内の細胞をオンにできることを検証しました」とギュラー氏は述べている。
「私たちは実際、磁場を感知できる細胞を作ることで、動物の行動反応を磁気的に引き起こしています。これは最終的に、磁気を介して神経疾患を治療するための道を開く可能性があります。正確で非侵襲的(生体に手を加えない方法)です」
ギュラー氏とウィーラー氏は、磁場を変えることができるコミックの漫画のキャラクターにちなんで、この合成遺伝子を「マグニートー (Magneto)」と呼んでいる。
快適さや喜びを表現するためにマグニートー遺伝子を使用したマウスでの一連のテストでは、マウスは、食べ物が存在するかのように、磁場が存在するケージのチャンバーに自発的に移動した。同様に、磁場がオフにされたとき、マウスはケージのその領域に対して特別な好みを示さなかった。しかし、磁場が再びオンになると、彼らは再びケージのその領域に移動した。
マグニートー遺伝子のないマウスは、磁石の存在下で行動の変化を示さなかった。
ゼブラフィッシュの胚に関しての研究では、胚は磁場に回転することで反応した。これは通常、水中の圧力に反応して行われる。磁場が取り除かれると、胚はそれらの回転行動を大幅に減少させた。
「これらの応答行動は、2つの異なる動物種(マウスとゼブラフィッシュ)で、合成遺伝子を含む細胞が、磁場でオンになることを検証しています」とウィーラー氏は述べた。
「この磁場は、MRIのように組織密度に関係なく脳に浸透し、被験者たちが磁場内にいるときはいつでも、特定の時間に特定の回路をオンにすることができます」
ギュラー氏は、次のように述べている。
「遺伝子治療の方法を使用してニューロンを制御できる場合、発火しない神経ネットワークを制御することにより、特定の神経疾患の影響を修正または排除できる可能性があります。私たちのこの方法は、その中の 1つの可能なアプローチかもしれません」
彼は、この方法が脳の発達、機能、病理をよりよく理解するために使用されていることを強調した。
ここまでです。
なんかこれだけ読むと、「えらく簡単に制御できてしまう」ようにも聞こえますが、
> 細胞に磁場の存在を感知させることができる遺伝子を設計
して、遺伝子をそれで組み換え、「注射」するだけで、感情、ここでは、
「快適さ」
「喜び」
を外部からの磁力でその感情を与えることができる。
ということは、「逆の感情」にも干渉できるのかしれないですね。
こういう画期的な発見をした場合、誰しも、
「ああ、人でやってみたい」
と考えるように思います。
この研究が 5年前ですので、今はかなり進歩しているのかもしれません。
このような「体内への磁性の挿入」のことを考えているとき、ふと、最近の「接種者に磁石がつく」というようなことを考えてしまったのです。
動物あるいは人も、磁性のある微粒子を使えば、感情をコントロールできることについては、今回ご紹介した研究を含めて、よくわかるのですが、しかし、「磁石がつく」というのは次元の異なる話です。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれないですが、特にリンクを示そうとは思いませんけれど、先月くらいから、世界中で、「接種した人に磁石がついた」というようなことが、ご自身などからの投稿を含めて、動画や文章などで投稿されたりしているのですけれど、最初は笑って見ていたんです。
「さすがにそれはないだろう」と。
しかし、その後、複数の私のお知り合いの方々、施術者の方などが多いですが、その方々から、「磁石ついちゃいました」という話を聞いてから、その方々はうそを言うような人たちでもなく、「本当なのかよ」と思った次第です。
その後、決定的だったのは、各メジャーメディアが、「接種者に磁石がつくというのは誤りだ」という「ファクトチェック」を報じだしたことによります。
以前「ファクトチェックを使ったワクチン情報サバイバル」という記事を書いたことがありますが、多くのことで、ファクトチェックに出てくると怪しいのですよ。
ちょっとご紹介しますね。
磁石がつく問題の行方
以下は、米ロイターのファクトチェックからの抜粋です。
オリジナルには、その虚偽の主張とされる 動画や SNS へのリンクがすべてなされていますが、割愛します。
ファクトチェック-「マグネットテスト」はCOVID-19ワクチンに金属またはマイクロチップが含まれていることを証明しない
Fact Check-'Magnet test' does not prove COVID-19 jabs contain metal or a microchip
reuters.com 2021/05/18問題のある主張は、ワクチン接種者の腕に磁石が引きつけられるというものだ。
このようなことを示すと主張する一連の動画が公開されている。いくつかの動画は、この現象が人々がマイクロチップを搭載した証拠であると述べるが、COVID-19 のワクチンには、接種者の注射部位を磁気的にするような金属やマイクロチップは含まれていないと物理学と医学の専門家はロイターに語っている。
この主張が虚偽である理由は以下となる。
第一に、ロイターは、コロナワクチンのマイクロチップに関する根拠のない陰謀を暴いている。この話では、マイクロソフトの共同創設者で慈善家のビル・ゲイツ氏が標的にされることがよくあった。
第二に、英国または米国で承認されている COVID-19ワクチンには金属成分が含まれていない。他の多くのワクチンには少量のアルミニウムが含まれているが、オックスフォード大学の研究者たちは、これはほとんどすべての食品や飲料水に自然に見られる最小量よりも有害ではないと述べている。
第三に、COVID-19ワクチンに金属が含まれていても、それは磁気反応を引き起こさない。医療専門家は、「磁石を引き付けるためにワクチンに含まれる必要のある金属の量は、ワクチンに少量含まれる可能性のある量よりもはるかに多い」と述べている。
この専門家は、私たちの体は少量の鉄を含んでいるので、人間はすべて自然に「少し磁気的」であると付け加えている。ただし、体内の鉄と水の組み合わせは磁石をわずかにはじく。この機能は、磁気共鳴画像法(MRI)スキャンの基礎だ。
評決
この主張は誤り。専門家は、予防接種を受けた個人は注射部位で磁気を経験することができないと述べている。
ここまでです。
こんな「人間に磁石がつく」というようなことでも、ロイターがファクトチェックで取り上げたということにより、非常に関心が出ました。
他のファクトチェック(IB Times)でも、同じようなことが述べられているのですが、こちらには、読者からのコメント欄があり、
「そうは言っても、私の家族は、実際に磁石がついているのですが」
というようなコメントが並んでいまして、「結構ついている人がいるんだなあ」と思うのですけれど、しかし、そこで大変に考えてしまうのです。
たとえば、極めて小さな磁石にしても「対象がかなり鉄っぽくない」と磁石はつかないものです。
先ほどのロイターの記事に出ていた医師は、
「注射部位で磁石を引き付けて支えるには、そこに最低でも約 1グラムの鉄金属が必要であり、この話はナンセンスだ」
と述べています。
この通りなんですよ。注射の一回や二回で体内に入れる量で、仮にそれが全部金属的なものだとしても、注射内の多くの物質はすぐ全身に循環していくものですので、「身体の部位に磁石がつくには圧倒的に金属量が足りない」と思います。
しかし、全員ではないにしても、つくは人はついていることが全部うそだとは思えない。
私はプライベート的な動画も見ています。
「なんでつく?」と、しばらく考えている次第です。
ちなみに、先ほどのバージニア大学の研究にあるように、「磁性のある物質を体内に送ること」自体は可能ですが(というか、医療ではすでにおこなわれています)、それがいくら磁性を持っているものだとはいえ、やはり圧倒的に量が少ないです。
ファイザー社のワクチンで、mRNA を包んでいる粒子は、ポリエチレングリコールというもので、これ自体は磁性を持っていないものですが、それはいくらでもできるようで、たとえば、以下は、「生体ステルス性金磁性複合ナノ粒子のMRI造影剤への応用」という2014年の大阪府立大学の研究からです。
生体内での分散性・ステルス性および腫瘍標的指向性生体分子の結合性を有する磁性複合ナノ粒子を合成した。
共沈法により合成した粒径 10nm程度の磁性酸化鉄ナノ粒子(マグネタイト)を複合粒子の核とし、 分散性・ステルス性を付与するために高分子ポリエチレングリコール(PEG)を、生体分子の結合性を付与するために、金をそれぞれ表面に付着させた。
また、がん治療にも応用できるLa-Sr-Mn系酸化物磁性微粒子の合成に成功した。 (kaken.nii.ac.jp)
部分的に言葉がわからないところはたくさんありますが、ポリエチレングリコールに磁性を持たせたという解釈でいいのだと思われます。
アメリカのバイオテクノロジー製品の会社のカタログを見ていますと、
「磁性流体」
なんてものもあり、そこには、「流体磁性ポリエチレングリコール(fluidMAG-PEG)」と読めるような製品もありました。
さまざまな「磁性ナノ粒子商品」をカタログで見ていましたが、しかし、これらの粒子が磁性を持っていても、やはり、「圧倒的に量が少ない」のです。
体内の血液の量を考えると、注射量をバケツ半分くらいにしないと(死んでしまうわ)、とても磁石はつかないと思われます。
ですので、「外から入れたもの(注射等により)により人間の体表が磁性を持つ」ことは、このような方向からは難しいとしか思えないです。
まさか自己分裂して血液の中で自己増殖するようなナノ粒子があるわけでもないでしょうし。
あるいは、「自己増殖していく磁性を持つ細胞やウイルス」なんてものもあるわけはないでしょうし……。
しかし、確かに磁石はついている。
そうなると、結局は、「人体にもともとある《鉄》に変更を加えるしかない」ということしかなさそうなのですよね。
体内の鉄で、代表的なのは「赤血球」です。
血を赤くしている赤血球には、ヘモグロビンというものが含まれていて、これは、大ざっぱにいえば、
・鉄
・タンパク質
からなるもので、体内の血液の量全体から考えますと、なかなか多くの鉄を私たちは持っていることになります。
これについては、少し前の記事「ワクチンがチンチンくんを攻撃している」 (どんなタイトルだ)でも少しふれています。
男性の生殖器もワクチンの副作用らしきものにより問題が起きているということについての記事でしたが、この記事の後半では、アメリカの医学博士が、「 5G暴露とヘモグロビン構造の変化」について書いた記事をご紹介しています。
記事は、血液が肺に酸素を送達するメカニズムから始まりますが、以下のように書かれていました。
肺が正常に機能している場合、1分子のヘモグロビンが 4分子の酸素と結合し、鉄(Fe2 +)を使用して、オキシヘモグロビンを形成する。
というように血液は酸素を送るもののようで、そして、このヘモグロビンの構造というものは、必須アミノ酸のひとつである「ヒスチジン」という存在によるものだそうです。
> ヒスチジンの存在は、ヘム基(中心に鉄を含む分子)が酸素と結合できるようにするために重要だ。ヒスチジンをいじると、ヘモグロビンに酸素ではなく一酸化炭素を運ばせ、血中の酸素欠乏を引き起こす。
こういうことと、ヘモグロビンの変化が伴って・・・・・ああ、わからない。
まあ、わからないですね。
磁石がつくようになる原因は。
そもそも、ヘモグロビンの構造を大きく変化させてしまうような作用のあるものが使われれば、「呼吸に問題が起きる」ことになり、磁石以前の問題が起きてしまいかねない。
ヘモグロビンは磁石と何か関係していそうな気はするのですが、理屈は想像がつかないです。
ちなみに、この酸素を送達するために必要な「ヒスチジン」というものは、いくつかのコロナワクチンには含まれていて、インドのコビシールドや英国アストラゼネカ社のワクチンには、成分表に書かれています。
とみろで、どうでもいいですけれど、アストラゼネカ社のワクチンの販売名ご存じでした?
「バキスゼブリア筋注」
というんですね。
厚生労働省の文書で知りました。
「コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン(遺伝子組換えサルアデノウイルス ベクター)(バキスゼブリア筋注)の使用に当たっての留意事項について」
というタイトルの文書で、5月21日付けとなっていましたが、私は最近、日本のニュースをあまり見ていないのですが、アストラゼネカ社のワクチンも緊急承認されたのですかね。
バキスゼブリア(Vaxzevria)筋注は何だかすごい響きですが、ファイザー社のワクチンの販売名が、コミナティ筋注だと知ったのも最近ですし、何だか知らないことばかりです。
米中生物戦争はこのように始まっていた……のかもしれない。トジナメランとコミナティ筋注という名のmRNAワクチンの周辺を見ながら想像する
投稿日:2021年5月24日
それにしても、
・コミナティ筋注 → mRNA遺伝子ワクチン
・バキスゼブリア筋注 → 遺伝子組換えサルアデノウイルスベクターワクチン
なかなかすごい実験場の雰囲気が漂いますね。
いずれにしましても、「磁石がつく」理由はわからないままです。
そういえば、今回のタイトルに「合成遺伝子」と入っていますけれど、遺伝子の組み換えではなく、今はもう「1から作ることができる」ようなのです。
以下のようなタイトルのアメリカの記事を偶然目にしました。
・新しいアルゴリズムは、合成された人間の遺伝暗号を生成する。それら偽の DNAは、本物の DNAと見分けがつかない(futurism.com)
人工知能で、ヒトゲノムを複製することに成功したそうです。
そのうち大いに実用化されそうですね。
何もかも人工へと。
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