普通に考えれば、まったく大した発見でも何でもないのですが、南米ボリビアの場所をボーッと眺めていて「あること」に気づきました。
それはものすごく当たり前のことなのに、今まで全然そういう概念に気づいていなかったことでもありまして、そのことを書いておきたいと思います。
まあ、一般的には何の意味もないことですが……。
説明そのものは一瞬で終わることなのすが、そもそも、「なぜボリビアの場所を地図で眺めていたのか」ということを一応書かせていただきますと、最近、何だかボリビアが「ムチャクチャ」なのです。
ボリビアは南米の下の赤い場所の国で、こう見ますと、曖昧な地理的な意味で「南米大陸の中心の部分を持っている国」でもありそうです。
このボリビアで、2017年に入って以来起き続けていることは、大げさにいえば、何となく「ボリビアだけで聖書の 10の災いを演じている」風でもあるのです。
このボリビアで今年に入って以来、起きていることといえば……。
2017年の1月から2月中旬までにボリビアで起きていること
[2月上旬より] イナゴの大群の発生で農作物が荒らされ非常事態宣言
・地球の記録「南米ボリビア:イナゴの大群による壊滅的な農作物被害に非常事態が宣言される」
[1月下旬] 大洪水
[2月10日] 信じられないほどの雹(ひょう)嵐
[2月15日] 壊滅的な土砂崩れ
[進行中] 「記録的な干ばつ」による国家非常事態宣言発令から2月15日で100日が経過
・State of emergency hits 100 days in Bolivia, 1,25,000 families affected till now
[2月上旬] 75年ぶりに「黄熱病」が発生
何だかもうすごいとしか言いようがない感じで、大洪水、干ばつ、雹嵐、土砂崩れ、イナゴの害、疫病が短期間に一気に・・・。
「十の災い」は、旧約聖書『出エジプト記』にあるものですが、その内容は、
1. 水を血に変える(川や海が赤くなる)
2. カエルの大群を放つ
3. ぶよを放つ
4. アブを放つ
5. 疫病を流行らせる
6. 腫れ物を生じさせる
7. 雹(ひょう)を降らせる
8. イナゴを放つ
9. 暗闇でエジプトを覆う
10.初子(長子)をすべて殺す
となっていて、厳密には全然違うとはいえ、ボリビアで続けざまに起きる出来事を見ていると、申し訳ないながらも、ふと思い浮かべるものがありました。
そして、こういうことがあったということで、そのボリビアの位置を、世界地図でずっと眺めていたのでした。
そうしている時に、
「そういえば・・・」
と思ったことがありました。
このことはボリビアとは全然関係ない場所のことになるのですが、何が「そういえば・・・」と思ったかといいますと、
「日本の裏側」
の位置のことなんです。
地球で日本の裏側は南米のブラジル沖にななり、正確には、下は東京の裏側を示していますが、このようになります。
そして、「この日本の裏側の位置は・・・」と、改めて気づいたのですが、それは当たり前すぎることで申し訳ないのですが、
「日本の北緯 33度線の裏側って、南緯 33度線なんだ」
ということなのでした。
くどいようですが、北緯 33度が通っている場所の裏側が南緯 33度になるということは、それは当たり前すぎることなのですが、そのことを思ったことが1度もなかったのです。
この世には、おそらく多くの言語に、
「裏と表」
という言葉や表現がありますが、それは「表裏一体」などという言葉もあるほどの、ひとつの組合せでもあります。
つまり、「北緯 33度と南緯 33度」というのは、お互いそういう存在なのかもしれないと初めて思い至ったのでした。
最近の南北の 33度の出来事などに関しましては、またそのうち一気にご紹介できることもあると思いますが、今回のことを知り、しきりに「なるほどなあ」と感心していた次第でありました。
そこに導いてくれたのが、何となく災難の渦中にあるとしか言いようがない雰囲気もあるボリビアの状況だったのですが、先ほどのボリビアのいくつかは、進展次第で、個別の記事として、地球の記録などで取りあげさせていただくこともあるかもしれません。
そして、ボリビアで起きているどの災害も、他のどの地域で同じようなことになっても不思議ではないことばかりです。