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トリス-スクロースの新しいコミナティの時代に

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二価の意味

新しいファイザーのコロナワクチンは、まあ、名称そのものが変更されていまして、販売名が

「コミナティ筋注」から「コミナティ RTU 筋注」

というように、RTU という文字が入れられたものとなったのですが、この RTU ということに対しての説明は、厚生労働省の書類などにも特にはないのですが、想定はできます。

しかし、それはともかく、この新しいワクチンについて疑問に思うのは、このワクチンは「二価」といって、ふたつの株に対応しているものなのですが、

「なぜ二価なのか」

ということがあります。

このワクチンが対応しているのは「武漢株」と「オミクロン BA.1系」です。

 

「二価はいいとして、どちらの株もすでに環境に存在しないものだし」

 

というのは、不思議でした。

厚生労働省の特例承認書 (審査報告書)には以下のようにあります。

 

> 本申請において追加される 2 価ワクチンは、SARS-CoV-2 の起源株及びオミクロン株 BA.1 系統の S タンパク質をコードする mRNA であるトジナメラン及びリルトジナメランを LNP に封入したワクチンである。 特例承認書 P.3)

 

この「トジナメラン」というのは、これまでのファイザーワクチンの有効成分のことで、つまり「武漢型のスパイクタンパク質を作る mRNA 」です。今回はそれに加えて、「リル」という言葉が入れられた「リルトジナメラン」というものが追加されています。

つまり、今回のワクチンは、その武漢型(もうこの世の自然環境には存在していない株)に、「オミクロン株 BA.1 系統のスパイクタンパク質をコードする mRNA」を加え、「武漢型とオミクロン株 BA.1に対応しますよ」と。

さて、そのオミクロン株 BA.1 なんですが、まだこの世にあるのかどうかといいますと、以下はアメリカのデータですが、

「もはや環境中には存在しない」

と見られます。

米国のオミクロン変異株の占有率の推移

Epoch Times

アメリカと日本は、時期は多少は異なるかもしれないですが、しかし、日本でも、おそらく同じように「もはや、BA.1 は、ほぼ存在しない」と思われます。

この点から見ますと、この秋からのブースター・コロナワクチンは、

 

・ずっと以前から存在しなくなっている武漢株

・もはや、ほぼ存在しなくなっているオミクロン BA.1 株

 

を「予防のために接種する」という形而上的な行動であることがわかります。

これについて、厚生労働省部局の審査での見解は、以下のように書かれてあります。太字はこちらでしています。

 

> ……オミクロン株に対してより高い免疫応答が確認されている 2 価ワクチンの追加接種により一定の発症予防効果及び重症化予防効果は期待でき、さらに、オミクロン株による COVID-19 の発症予防効果の改善が期待できる可能性はある

> ただし、現時点では 2 価ワクチン接種後早期の免疫原性に係る情報が得られているのみであり、その持続性については不明である (特例承認書 P.18)

 

「可能性に賭ける」という若手のアスリートのような見解となっていますが、このコロナの二価ワクチンについては、オーストラリアの研究者たちが、8月に発表した論文で「一価ワクチンと二価ワクチンの結果を層別化すると、有意差は見つからなかった」と述べられていたことが報じられています。

米エポックタイムズは、「オミクロン・ブースターに武漢株が含まれているのはなぜなのか」という記事を発表していますが、最大の理由は、「これまでのコロナワクチンが世界で大量に余っている」ことと関係しているのではないかという感じで述べています。大量の余剰ワクチンのどれもが使用期限が近づいているのだそうで、そのため、

> 期限切れ間近のオリジナルワクチンが大量にあることを考えると、それらを、需要のある二価ワクチンに変換することで、無駄を効果的に防ぐことができる。

という経済的な部分が背後にあるのではないかというように書いていますが、もちろんこれは推定だと思われます。

なお、アメリカでこの秋から展開される新しいワクチンは、日本のものとは異なり、「オミクロン BA.4 と BA.5」の二価ワクチンです。

そういう意味では、一応、現状に即しているのですけれど、ところが、「ヒトの臨床試験がパスされた」ことが問題となってもいます。

9月16日のエポックタイムスには、ふたりの科学者が記事を寄稿していまして、そのタイトルは、

「8 匹のマウスから得たデータに何億もの人たちの安全性がかかっているのか?」

というものでした。

これは、もともと、ウォールストリートジャーナルが報じたものですが、アメリカで使用されるブースターの安全性は、「 8匹のマウスによるデータのみ」であることが公式にわかっていて、安全試験がかなり大ざっぱになってきてもいます。

 

日本の新しいコロナワクチンのほうはどうかといいますと、ヒトでの試験が 1,920例でおこなわれたことが特例承認書に書かれています (7ページ)。

ただ、今回の特例承認書はずいぶんと全体が短くなっていまして、最初のファイザーワクチンの特例承認書は 63ページあったのですが、今回は 23ページと、3分の1くらいになっています。

理由としては、「試験の多くが、最初のファイザーワクチンで評価されているので、今回は特に評価する必要はない」と。

たとえば、6ページには、以下のような試験は「パス」されたとあります。

 

> ……「非臨床薬理試験に関する資料」はコミナティ筋注の初回承認時に評価済みであるとされ、新たな試験成績は提出されていない。

> ……「非臨床薬物動態試験に関する資料」はコミナティ筋注の初回承認時に評価済みであるとされ、新たな試験成績は提出されていない。

> ……「毒性試験に関する資料」は提出されていない。

 

いやしかし、「製剤も mRNA そのものもあれだけ大きく変わっているのだが……」とは思いましたが、仕方ないのですかね。

また、今回追加された「リルトジナメラン」については、その配列の公表さえありませんでした。

初代コミナティでは、配列が特例承認書の冒頭に載せられていました。今回は、そういうのもなく、どんなものだかはわかりません。特例承認書には、以下のようにあり、「配列は違うけれども、少し似てるから承認 OK 」という説明となっていました。

 

 

> リルトジナメランはトジナメランとは mRNA 配列が一部異なるものの、その配列の相同性は高く… (特例承認書 P.5)

 

 

配列表はナッシングです。

その分、確認書類も少なく、スピーディな承認となったのかもしれないですが、しかし、今回のワクチンの(おそらく)最大の問題は、「製剤を変えた」ことにあると思っています。

結構ややこしい話ですが、少し書かせていただきます。




 

愛しのリル

今回の新しいワクチンの以前からの変更点を、正式な添付文書からすべて挙げますと、以下のような変更点があります。

左が従来のもので、右が新しいものです。

 

[販売名]  コミナティ筋注 →  コミナティ RTU 筋注 に変更

[有効成分] トジナメラン → トジナメランとリルトジナメラン に変更

[容量]   0.45ミリリットル → 2.25ミリリットル (大幅アップ) に変更

[添加剤]塩化ナトリウム、塩化カリウム、リン酸水素ナトリウム二水和物、リン酸二水素カリウム

 から

「トロメタモールとトロメタモール塩酸塩」に変更

 

公的な資料では、このあたりとなっています。

容量の「 0.45 → 2.25 」の大幅アップは驚きましたが、特例承認書でその理由を知りました。

 

> コミナティ RTU 筋注は、希釈せずに使用可能な Ready To Use 製剤である。 特例承認書 P.3)

 

これまでのコロナワクチンは「希釈」して使用するものだったのですが、今回は「そのまま接種できる」というノン希釈タイプとなったようです。Ready To Use 製剤と呼ぶのですね。

販売名の「コミナティ RTU 筋注」の RTU ですが、推測としては「変更点の頭文字」だと思われます。

有効成分つまりスパイクタンパク質を作る mRNA に新たに「リルトジナメラン (Riltozinameran)」というものが加わり (R)、添加剤が、トロメタモール (Trometamol)に変更され (T)ということで、RT……となり、そこに「ウッホウッホ」の (U)が加わったと(いい加減にしろ)。

まあ、(U)は、このワクチンの正式名が「修飾ウリジン RNA ワクチン」ですので、ウリジン (Uridine)の U ですかね。

それにしても、有効成分の「トジナメラン」の前についた「リルってなんだ?」とは思いましたが、不明です。

シュメール神話の悪霊に「リル」というのがいて、アイルランドの神話の神様に「リル」というのがいるようなんですが、どちらも Lilu と Lir で、Ril ではないのですよね。

英語版 Wikipedia に RIL という項目がありますが、今ひとつピンと来ないです。

 

添付文書での変更点は以上のような感じです。

ただまあ、ここでは、正式な添付文書の内容から書いているのですが、以下の記事などでもドイツの研究をご紹介しましたけれど、ロットごとに「内容物がバラバラ」という可能性も高く、今回の新しいコロナワクチンがどうなっているかは、現時点ではブラックポックス的ではあります。

 

[記事] ドイツの分析チームが「ワクチン接種した人たちの血液分析」を実施し、未接種者の血液と比較。結果をドイツのすべての国会議員に送付。その資料の内容は
 In Deep 2022年8月15日

 

さて、名称のほうはともかく、変更点として重要かもしれない、「製剤の変更」について、ここから書かせていただきます。

 

 

トリス・スクロール製剤

先ほど、変更された添加剤を取りあげましたが、

「トロメタモール」

というものが、新しい添加剤となっています。

「これは何だ?」と調べているうちに、「これが何か」がおぼろげにわかってきたのです。

トロメタモールは、医薬品として使われる場合の名称で、正式名称は、トリスヒドロキシメチルアミノメタン (こんな名称覚えられないって)という果てしない名前ですが、 Wikipedia には以下のように書かれています。

 

> 緩衝剤の一つで、通常はトリス(Tris)と省略して呼ばれている。

 

ああ、これがトリスか」と知ったのでした。

やや込み入った話になりますが、以前、6月のメルマガで、

[ファイザー社mRNAコロナワクチン「コミナティ筋注」は製造されたことがなかった]

というタイトルのものを書かせていただいたことがあるのですが、これはアメリカ CDC のページで知ったことでした。

このこと自体は、本当に込み入った話になりますので、その部分はともかく、以下の CDC のページに気になる記載があります。

今年 5月に更新された文章です。

CDC Vaccine Program

このページの中段より下の部分に以下のように記載されています。

 

(CDCのページより)

> ファイザーは、16歳以上の個人で使用するCOVID-19ワクチン(コミナティ筋注)について、2021年8月23日に最初のFDAの生物学的製剤認可申請のライセンスを取得しました。

> FDAは、承認された新しいCOVID-19ワクチンの商品名「コミナティ筋注」を含み、2つの新しい型番(0069-1000-03、0069-1000-02)と新しい商品名のラベルの画像を記載した生物学的製剤認可申請の添付文書を公開しました。

これらの型番は製造されません

> その後、生物学的製剤認可申請で承認されたトリススクロース製剤の型番のみが製造されます。 (CDC)

 

この文章が発表された以降は、

「これ以降、ワクチンの製剤が変更され、この製剤によるものだけが製造される」

と書かれてあります。

この「トリススクロース製剤」というのが、今回の変更点である、

「トロメタモール」

だと知った次第でした。

トリススクロースの「トリス」のようです。

調べてみますと、アメリカの CDC サイトには、

COVID-19 Pfizer Tris-sucrose Vaccine (ファイザー社 COVID-19 トリススクロース・ワクチン)」

と明確に書いていまして、これなら、日本での販売名等にも「トリススクロース・ワクチン」を入れるべきではないのかなと思いましたが、日本には、その記載はありません。

日本に来るものは、トリススクロース製剤ではないのかなとも思いましたが、CDC のページには、「トリススクロース製剤の型番のみが製造されます」とあり、製造されるのが、このタイプだけのようですので、日本に来るのもこれなのだとは思います。

 

このトリス-スクロース製剤が以前と最大に異なる点は、

「以前より、超低温でなくともいい」

ことです。

これは、新しいワクチンの日本の添付文書からもわかります。

以下のように書かれています。

 

(コミナティ RTU 筋注 添付文書より)

14.1.2 解凍後の保存管理

(2)冷蔵庫(2~8℃)で解凍する場合は、2~8℃で 10週間保存することができる
(3)室温で解凍する場合は、解凍開始から 24時間以内に使用すること。

pmda.go.jp

 

最初のファイザーワクチンの同じ部位には以下のように書かれていました。

 

(初代コミナティ筋注 添付文書より)

(1)冷蔵庫(2~8°C)で解凍する場合は、解凍及び希釈を 5日以内に行うこと。

(2)室温で解凍する場合は、解凍及び希釈を 2時間以内に行うこと。

 

以前のものは、2~8℃で「 5日以内に」とあったものが、新しいほうでは「 10週間」というようになっていたり、室温で 24時間大丈夫だったり、つまり「熱に対して強い」ものとなっているようです。

しかし、このように「熱に強くなった」ということは、

「 mRNA の品質が以前より保たれるようになった」

ともいえます。

以前のファイザーワクチンは、もともと mRNA 濃度にバラツキがあることもありますが、熱に対して脆弱だったため、おそらく、大規模接種など通常の接種では、温度管理のルールが正しくできていたかどうかは微妙なところがあります。

ですので「これまでは」仮に全ロットが均質の内容であったとしても、あの厳しい温度管理と使用条件では、かなりの mRNA が「接種前に壊れていた、あるいは不安定になっていた」と考えられます。(逆にいえば、それで救われた人がたくさんいるということですが)。

 

しかし、今度の新しいワクチンは、

「以前より、mRNA が安定している」

という可能性があり得ます。

ということは、以前より確実にスパイクタンパク質が作られる場合が多くなるというように思われるのです。

 

もちろん、これについては正確なことはわかりようがありません。以前と同様に、ロットによる品質がバラバラであるなら(過去記事)、以前とさほど変わらないということにもなるのかもしないですし、以前とは違った「製品の安定性」を持つものなのかもしれないですし、それはわかりません。

しかし、そもそも今回から採用された「トロメタモール」という添加剤については、これそのものが、あまりいいものとはいえないことも示されています。

 

トリス - Wikipedia より)

> トリスは学生や研究者にとってなじみ深い緩衝剤で比較的安価ではあるが、けっして優れた緩衝剤とはいえない。一級アミンがタンパク質と反応するため、様々な生化学反応を阻害することが知られており、また哺乳類細胞に対する毒性を示す。

 

しかし、このような毒性よりも、「新しいワクチンは、 mRNA が安定した製品である可能性が高い」ということが最も重要かと思います。

なお、さきほどの CDC のページによれば、

「これこそが本当のコミナティ筋注」

だということが示されています。

 

これまで使用されていたものは、少なくとも米国では、コミナティではなく、販売名は「米国 緊急使用許可 (US-EUA)」という名称となっています。

また、CDC のページには、この米国 緊急使用許可ワクチンは、

 

> この製剤のブースター用量の EUA (緊急使用許可)は終了しました。2022年 8月 31日以降は、2価ブースターのみを 12歳以上に投与する必要があります

 

とあり、今後はこの「トリス・スクロール製剤のみ」となるだろうことが明記されています。

このあたりの解釈は難しいところですが、お時間がありましたら、CDC のページもですが、アメリカのサブスタックのこちらの記事などもご参考くださればと思います。

 

先日、「ワクチン戦の第二章が世界同時に始まった」というタイトルの記事を書きましたけれど、実際には、

「第一章が始まった」

という考えのほうが合理的にさえ思います。

このあたりは、実際には大変に複雑で込み入った話ではあるのですが、もともと「複雑にしている」部分があるとは感じます。どこかに「解読ゲームっぽさ」を感じるのです。いろいろなことが、「真剣に調べれば出てくる」のですが、それはもう難解な道程であり、私はやったことがないですが、ロールプレイングゲーム的なものを感じます。

今回のことについても、みなさまがご各自でお考えくださればと思います。

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