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「ビッグバン以前の《別の宇宙の痕跡》を発見した」と物理学者ロジャー・ペンローズ氏が発表。そこから思い出す「物質的意識」や「私が確信する宇宙論」

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8月24日の米フォーブスより


Forbes




 

宇宙についてのさまざまな主張の中

アメリカの経済誌フォーブスに、

「科学者チームが《別の宇宙の痕跡の証拠》を発見したと発表した」

ということが報じられていました。

フォーブスというのは、著名な経済誌という認識で構わないと思うのですけれど、実は結構このブログでも取りあげることが多いのです。それも、まったく経済と関係のない話ばかりなんですよね。

以下のような記事は、それぞれフォーブスの記事を翻訳したり、ご紹介しているものですが、経済とは関係ない終末論や地球物理学や、あるいはオカルトの話ばかりであります。

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「地球の回転が《謎の速度低下》を起こしている」 :アメリカ地質学会の衝撃的な発表。そして来年、大規模地震の発生数は大幅に上昇するという予測も公開
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そんなような面白雑誌フォーブスですが、宇宙関係の記事も多く、今回は、冒頭の「科学者たちは別の宇宙の証拠を実際に見つけたのだろうか?」という記事をご紹介しようと思います。

 

ところで、ここでいう

「別の宇宙」

は、いわゆる「同時に無数の宇宙が存在している」というパラレル・ユニバース(平行宇宙)的なものではなく、「ビッグバン以前にあった別の宇宙の痕跡」を発見したというものです。

これは、「宇宙は何度も生まれて、死んで、また生まれる」というような「共形循環宇宙論(CCC)」と呼ばれる理論についての研究者たちによる発表です。

そういう意味では、結局はビッグバン理論の上に成り立つものですので、ビッグバン宇宙論に心から辟易している私においては、本来なら個人的には興味のないものなのです。

ただ、今回発表した研究グループの中心的人物に、ロジャー・ペンローズさんという数学者であり宇宙物理学者がいらっしゃるのですが、このペンローズさんという方は、宇宙論のほうではなく「意識と物質」のほうについて興味深いことをおっしゃっていた人物でもあります。

それは、例えば、ロジャー・ペンローズ - Wikipedia から抜粋しますと、下のような仮説理論です。部分部分の抜粋ですので、全文はリンクからお読み下さい。

量子脳理論

著書にて、脳内の情報処理には量子力学が深く関わっているという仮説を提示している。そこでは、意識は原子の振る舞いや時空の中に既に存在していると解釈される。

素粒子にはそれぞれ意識の元となる基本的で単純な未知の属性が付随しており、脳内の神経細胞にある微小管で波動関数が収縮すると、意識の元となる基本的で単純な未知の属性も同時に組み合わさり、生物の高レベルな意識が生起するというのである。

要するに、「人間の意識」は「素粒子の未知の性質」から導き出されていると。

さらに、いわゆる臨死体験については以下のように述べています。

臨死体験の関連性について以下のように推測している。

「脳で生まれる意識は宇宙世界で生まれる素粒子より小さい物質であり、重力・空間・時間にとらわれない性質を持つため、通常は脳に納まっている」が「体験者の心臓が止まると、意識は脳から出て拡散する。そこで体験者が蘇生した場合は意識は脳に戻り、体験者が蘇生しなければ意識情報は宇宙に在り続ける」あるいは「別の生命体と結び付いて生まれ変わるのかもしれない。」と述べている。

人が亡くなると、「物質としての意識」が脳から出ていくと。しかも、その物質は、重力・空間・時間にとらわれない性質を持つと。

こういう「重力・空間・時間にとらわれない性質を持つ意識」というのは、三十代の頃の私に影響を与えた作家の埴谷雄高さんが 52年間にわたって書き続けた長編小説『死霊(しれい)』の中でのテーマともなっています。

しかし、埴谷さんは、ペンローズさんがこのことを著作に記した 1997年に亡くなっていますので、埴谷さんご自身は「時空にとらわれない物質的な意識」という理論が発表されたのを知らないまま亡くなっちゃったんですね。ハハハ(ハハハじゃないだろ)。

なお、埴谷さんの「死霊」は、そのものを読むには長いし難しいし大変です。

それよりも、今から 20年ほど前、亡くなる少し前の埴谷雄高さんに NHK が単独インタビューし、NHK教育で 5日間にわたり放映されたドキュメント番組「死霊の世界」というのがあるのですが、それを NHK が書籍として出版した『埴谷雄高・独白「死霊」の世界』というものが「死霊」を理解するには素晴らしいものとなっています。

埴谷さんは何度も「時間と空間、そして存在そのものを超えなければダメなんだ」と力説しています。

いずれにしても、仮に意識が「空間・時間にとらわれない性質を持つけれど物質として存在するもの」であり、それが空間を自由に移動できるものであるならば、

「人間と人間の意思疎通は、本来なら空間・時間にとらわれない」

という可能性もあったりしそうで、魅力的な部分もないわけではないものでもあります。

無駄な前振りをしてしまいましたが、今回はそのようなロジャー・ペンローズさんが発表した、「ビックバン以前の宇宙の発見の可能性」についての記事です。

 

なお、私自身が「宇宙とはどのようなものか」と考えているかということについては、とてもはっきりしているのですけれど、これもまた長く書くと収集がつかなくなりますので、短く書きますと、

・お釈迦様の主張

・フレッド・ホイル博士(1915 - 2001年)の主張

・ジョルダーノ・ブルーノさん(1548 - 1600年)の主張

の3つを合わせた宇宙論が私の宇宙論です(大ざっぱな説明だな、おい)。

これだけでは、大ざっぱすぎますので、それぞれの主張の根幹を資料などから短く抜粋します。それらを合わせたものが私が確信する宇宙論です。

・お釈迦様 「紀元前六世紀に、ブッダは、宇宙に関して、各々がわれわれの惑星系と似た数十億の ”小さな宇宙” から成り立っていると記している。また、ブッダは、生命と意識が宇宙の構造に全体として結びついていて別々にできないものと捉えていた。 (フレッド・ホイル「生命はどこからきたか」より)

・フレッド・ホイル 「ホイルは、共同研究者たちと共に、宇宙は「定常状態」にあると主張した。この定常宇宙論では、宇宙はビッグバンによってある時点から始まって爆発的に膨張しているのではなく、新しい物質が絶えず生成されることが宇宙膨張の原動力となっているとする。 フレッド・ホイル - Wikipediaより)

・ジョルダーノ・ブルーノ 「ブルーノの宇宙論の特徴は宇宙の無限性と同質性の提示、さらに宇宙には多くの惑星が存在していると考えたことにあったといえる。ブルーノにとって宇宙とは数学的計算によって分析できるものでなく、星たちの意志によって運行しているものであった。 ジョルダーノ・ブルーノの宇宙論 - Wikipediaより

何だか、遠回りとなってしまいましたが、ここから本題です。

なお、科学記事の翻訳は、なるべくわかりやすい内容になるように心がけていますが、今回の記事は、どうやっていもわかりやすくならない部分も多く、その点はご容赦いただきたく存じます。


Did Scientists Actually Spot Evidence Of Another Universe?
Forbes 2018/08/214

科学者たちは別の宇宙の証拠を実際に見つけたのだろうか?


・宇宙マイクロ波背景放射に「ホーキングポイント」の存在するイメージ図。

 

今月初めに発表された研究で、理論物理学者たちのチームが、ビッグバンからの残りの放射線の中に隠された以前の宇宙の残骸を発見したと主張している。

私たちの宇宙は、謎の暗黒物質と暗黒エネルギーに加えて、ガス、ほこり、星などの観測可能な物質の膨大なコレクションといえるが、ある意味で、この私たちが知っているすべての宇宙は、その約 5%しか研究することができず、科学者が解決しようとしている謎が 95%残っている。(※訳者注 /  暗黒物質のことを言っているのだと思われます)

現在の一般的な科学では、宇宙とはひとつとされている。

それは生まれ、成長し、そして死んでいく長い線を持つひとつの宇宙だ。

しかし、今回の研究グループの物理学者たちは、私たちの宇宙はひとつではないと主張する。これらの科学者の中には、かつてスティーブン・ホーキング博士と緊密に協力し、現在はオックスフォード大学の名誉教授である物理学者のロジャー・ペンローズ(Roger Penrose)氏がいる。

ペンローズ氏と共同研究者たちは、人の人生と同様に、宇宙は生まれ変わり、拡大し、崩壊するという「共形循環宇宙論(CCC)」という宇宙論を支持している。

宇宙の年齢が長くなるにつれて、それは膨張し、構成部分は互いに遠く離れて成長する。その結果、星形成と進化を促す銀河間の相互作用が希薄化する。

最終的に星は消え、残りのガスと塵はブラックホールによって捕捉される。

ペンローズ氏の最も有名な理論のひとつでは、宇宙が進展し、ある地点でブラックホールがすべてを飲み込んでしまうと、宇宙にはブラックホールだけが残る。ホーキング博士の理論「ホーキング放射」によると、ブラックホールはゆっくりとその質量とエネルギーを、質量のない粒子の形で失っていく。

そのため、多くの時代を経た後、宇宙の残りのブラックホールは消え、異種の粒子だけが残ることになる。この最終的な状態は、結果的に(新しい)宇宙が誕生するための環境を反映しており、その時点から、新たな宇宙のサイクルが始まることになる。

私たちの宇宙が非常に若い時、星や惑星、銀河などの認識可能な成分が形成される前に、それは濃密で熱いプラズマで満たされていた。

宇宙が膨張するにつれて、それは冷却され、最終的には粒子が結合して原子を形成すると考えられる。結局のところ、これらの原子の相互作用と融合が、私たちが今日観測しているすべての宇宙の状態をもたらした。

しかし、私たちはまだ、宇宙の歴史の中で最初の密な期間から残った放射線を観察することができる。宇宙マイクロ波背景放射(CMB)と呼ばれるこの残光は、最古の電磁波放射であり、宇宙全体を埋めるものだ。

共形循環宇宙論(CCC)が真実ならば、宇宙マイクロ波背景放射の中にビッグバン以前の宇宙の痕跡があるということになるのかもしれない。

宇宙の終わりに、それらの最終的なブラックホールが消滅するとき、共形循環宇宙論では、ブラックホールがその宇宙の死から生き残り、次のものにとどまる「痕跡」を残しているはずだと述べている。

その痕跡を検出することが以前の宇宙が存在するということに対しての決定的な証拠ではないが、共形循環宇宙論を支持する強力な証拠になる。

これらの共形循環宇宙論の証拠ともなり得る、いわゆる「ホーキングポイント (Hawking points)」を探す際に、宇宙マイクロ波背景放射は暗く、またランダムに変化するため、科学者たちは困難な障害に直面し続けてきた。

しかし、ペンローズ氏は、ホーキングポイントを有するモデルとなる宇宙マイクロ波背景放射と、実際の宇宙マイクロ波背景放射のデータとの比較により、ホーキングポイントが実際に存在することが証明されたと主張している。

もしそうなら、これは「別の宇宙の証拠」を初めて検出したことになるという可能性につながるかもしれない。

しかし、残念ながら、この画期的である可能性があるは発見に対して、科学界はおおむね、それを否定した

その理由として、宇宙マイクロ波背景放射の特性のひとつは、そのバリエーションはすべて統計的にランダムだということがある。

これらのランダムな変動と宇宙マイクロ波背景放射の大きさの両方が避けられない結果となるのは、ホーキングポイントの存在のようなパターンを見つけることもまたできるだろうという理屈になるのだ。

ペンローズ氏の主張へのもうひとつの批判は、共形循環宇宙論が成立すれば、宇宙マイクロ波背景放射の中に何万ものホーキングポイントが認識されるはずだということだが、残念なことに、ペンローズ氏は約 20しか見つけられなかった。

このような理由から、科学界からは否定的な見解が出ているペンローズ氏の主張だが、それでも「別の宇宙が存在するかもしれない」という可能性を考えることは魅力的だ。

その宇宙が私たちと平行してい存在するものであろうと、ペンローズ氏の言うように、現在のビッグバン以前にあった宇宙であろうと。

他の多くの理論も、宇宙マイクロ波背景放射のパターンに隠れている他の宇宙の痕跡を見つけることを主張している。

科学者たちが、私たちのこの宇宙は無限の宇宙の中のひとつであることを知るというような時は来るのだろうか?


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