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「あなたは乳ガンではないですが、予防のためにすべて切除しましょう」という行為の連鎖を生み出した「死に至る乳ガン遺伝子変異」の概念が最新の医学研究で完全否定される

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米国の医療系メディアの記事より


greenmedinfo.com

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ご存じない方はあまり知らないことかもしれないですが、「乳ガン」に関しての最近の医学知識の常識というものがひとつあります。

それは、「乳ガンになりやすい遺伝子の変異があり、それを持っていると、乳ガンになりやすく、生涯の死亡率も高くなる」というものです。

そのために、たとえば「ガンになってもいないのに、乳腺や卵巣を切除する」という医療行為が世界的におこなわれていたり、推奨されています。

これは今の医学の世界でかなり強い確信のようなのですが、今回ご紹介する記事は、

「それは間違っていた」

という可能性を示すものです。

このような問題に私の意見を差し挟む余地はないですので、早速、記事の翻訳をご紹介したいと思いますが、参考までに、記事に出て来るその BRCA という名称の遺伝子と、その変異について、国立がん研究センターのページなどから抜粋しておきます。

国立がん研究センター「BRCA1/2遺伝子検査」より

BRCA1遺伝子とBRCA2遺伝子のいずれかに変異が生じると、乳がんや卵巣がん、前立腺がんにかかるリスクが高くなります。

BRCA1/2遺伝子検査では、血液の採取により、これらの遺伝子の変異の有無を調べることができます。変異陽性者に対しては、がん検診の受診や薬による予防、乳腺や卵巣・卵管の予防的切除などが検討されます。

このように、国立がん研究センターなどの公共的な文言にもそうあります。

ここに、

> 乳腺や卵巣・卵管の予防的切除などが検討されます。

とありますように、検査などでその遺伝子に変異があることがわかった場合は、「ガンにはなっていないですけれど、切除しましょう」という考え方が一般的なこととなっているもののようです。

もちろん、それらを切除した場合、二度と元のように戻ることはありません

この「予防的切除」というおこないを世界的な広めたのは、アメリカの女優であるアンジェリーナ・ジョリー氏だともいえ、数年前、予防的な切除を自ら希望しておこなったことが世界的に報じられたことによると思われます。

Wikipedia からその部分を抜粋します。

アンジェリーナ・ジョリー - Wikipedia 「乳腺切除と遺伝子」より抜粋

2013年5月に掲載された『ニューヨーク・タイムズ』への寄稿文で、ジョリーは乳癌と卵巣癌の発生が高くなるとされる遺伝子「BRCA1」に変異があるとして、乳癌予防のために両乳腺を切除する手術を受けたことを明かした。

これは、医者から「乳癌になる可能性の確率が87%」だと診断されたことを受けたもので、ジョリーの母も卵巣癌で早逝したことも影響しており、乳癌リスクを抑えるためでもあるとしている。

この手術の公表は世界的に大きなインパクトを与え、「アンジェリーナ効果」と呼ばれた。この手術の影響は著しく、日本でも乳房予防切除手術の倫理申請を行う動きが出ている。

ここに、

> この手術の影響は著しく

とあり、世界中で多くの追随する人々を出したという解釈でいいのだと思いますけれど、今回のランセットの研究が明らかにしたところは、

「乳房予防切除手術での生存率の上昇はなかった」

ということであり、それ以上に、そもそも、

「遺伝子 BRCA に変異がある人とない人の 10年間の「全生存率」は同じだった」

ということなんです。

つまりは、予防的な切除手術も、あるいは「検査自体」が無意味という可能性がとても高くなっています。

根底において、現在の「乳ガン発生の見識や、予防の考え方」そのものが間違っていると考えてもいいのかもしれないのです。

いずれにしても、冒頭のその記事の翻訳をまずは掲載します。論文からの抜粋部分で、あまりにも耳慣れない医学用語は、ある程度わかりやすい言葉に置き換えています。

また、記事に「トリプルネガティブ乳ガン」という医学用語が出てきますが、これは、ガンの分類のことで、詳しいことを書いてもあまり意味がないですが、乳ガン全体の約 10%を占めて「予後不良」とされることが多いとされているものです。

では、ここからです。


The “Deadly Breast Cancer Gene” Is A Myth, Lancet Study Confirms
greenmedinfo.com 2018/01/12

「致死に至る乳ガン遺伝子の存在」は間違った神話だったことが医学誌ランセットに掲載された新たな論文で判明した

最近の医学誌ランセットに掲載された研究によれば、いわゆる「乳ガン感受性遺伝子」( BRCA1 および BRCA2 と呼ばれる)は、実際には、乳ガンを引き起こしていないないことを明らかにした。

女優アンジェリーナ・ジョリーがおこなった予防のための乳腺の切除手術は、つまりは意味のない行為だったことになる。

現在の主流のメディアでは「乳ガン遺伝子」すなわち、BRCA 1 と 2 の変異が、乳ガンと卵巣ガンの発生を高めると広く報じられ続けているが、ランセットに掲載された研究では、これらの乳ガン遺伝子とされているものたちには、乳ガンの成長に関係する証拠がないことが確認された。

この研究は、「若年性乳がん(POSH)における生殖細胞系 BRCA の変異および転帰 (Germline BRCA mutation and outcome in young-onset breast cancer (POSH): a prospective cohort study)」と題されたものだ(ランセットの論文へのリンク)。

論文には以下のようにある。

BRCA1 または BRCA2 の変異を有する患者と、乳ガンと診断された後にこれらの変異がない患者との間には、全生存期間にも無病生存期間にも有意差の差はないことがわかった。

(※訳者注 / これは簡単に書けば「乳ガン遺伝子と呼ばれている BRCA の変異を持つ人と持たない人の間に死亡率の差がない」ということだと思います)

 

研究が発表された後、英国BBCは、この結果を、記事「乳ガンでの生存には、遺伝子欠損の影響は関係しない」というタイトルの記事で詳細に分析している。

BBC の記事には以下のようにある。

ランセットに掲載されたこの研究は、2000年から 2008年のあいだに英国 127の病院で乳ガン治療を受けた 18歳〜 40歳までの女性 2,733人を対象にしている。そのうちの 12パーセントが BRCA 突然変異を有することを発見した。この女性たちの医療記録は10年間追跡された。

この間、女性たちのうち 651人が乳ガンで死亡したが、その期間の中で、BRCA 変異を有する人たちの死亡率は、遺伝的な変異がない人との比較で、2年後、5年後、10年後、共にすべて同等であった。

BRCA 変異を有する患者の約 3分の1は、ガンと診断された後に両乳房を除去するために、二重の乳房切除術を受けている。 しかし、この乳房切除手術により 10年目の生存率が上昇したことを現す結果はなかった。

この研究は、乳ガンのスクリーニングプログラムの今後と、「乳ガン患者のケア」の基準に強力な意味をもたらしたと言える。

なぜなら現在の医学界では BRCA 遺伝子の変異と乳ガンとの関係への信念が強く、世界中で何百万人もの人々がそれ(乳房の切除などの予防的処置)を実際に考慮している。

これには、アンジェリーナ・ジョリー氏のような有名人が、乳ガンになっていないのにも関わらず、乳房を「予防的に」切除することを選択した出来事が報じられたことも大きく関係している。彼女がこの「危険な神話」を世界中に広めてしまった側面がある。

しかし、アンジェリーナ・ジョリー氏がおこなったその処置は、無意味であるばかりか、この新しいランセットの論文のディスカッション部分では、研究者たちが、BRCA 遺伝子の変異と全乳ガン生存率の因果関係を見つけることができなかっただけでなく、一部の BRCA 変異を持つ人々(このような人々は、トリプルネガティブ乳ガンだと診断される)が、実際には、突然変異体を持たない人たちと比較して、「生存率が良かった」可能性が示されているのだ。

下は論文からのその部分の抜粋だ。

我々は、BRCA1 あるいは BRCA2 生殖細胞系列の変異のいずれかが、乳ガンの全生存期間に有意に影響するという明確な証拠を見出すことはできなかった。このことから、乳ガンのリスクを軽減するための乳房等の切除手術のタイミングに関する決定は、原発腫瘍の予後と患者の希望を考慮に入れるべきだと述べておきたい。

BRCA 変異を持つ人々がトリプルネガティブ乳ガンを発症した場合、診断後の最初の数年間は、持たない人に比べて生存率が良かった可能性が見られた。しかし、(変異が発見された時に)即時に乳房切除手術をおこなうことによって生存率が上がったという利点は見られなかった。(※訳者注 / 切除手術は生存率を上昇させなかったという意味)

これらのデータの分析から、トリプルネガティブ乳ガンを有する患者は、BRCA 変異キャリアの早期の生存の可能性を考慮して慎重に解釈すべきである。

今回の研究による新しい発見は「 BRCA 遺伝子の変異を持つこと」を、まるで死刑判決のようだと確信している人たちにとっては驚きかもしれない。

しかし、過去数年間、これを示唆する証拠は数多くあった。

それでも現実としては、医療の現場で今も何百万人もの女性たちが、腺管ガン(DCIS)のような上皮性起源の非ガン性で無痛性の増殖に対しての過剰診断および過剰治療によって、不必要に体に損傷を負っている。

「 BRCA 遺伝子の変異が乳ガンを引き起こす」という概念もまた、命を救うという大義名分の下に、多くの女性たちに大きな被害と苦痛をもたらしているにも関わらず、「それは真実ではなかった」という例のひとつなのかもしれない。

BRCA 遺伝子による乳ガン検診は、民間および公共のスクリーニングプログラムに活用されているが、その結果は、しばしば「その人たちの苦痛を防ぐ」という目標に反していると思わざるをを得ない。


 

ここまでです。

当事者の方々にとっては、かなり深刻な問題ですので、感想や意見的なものは書けないのですが、仮にお若い女性で、結婚や出産といったものが「これから」という方々が、偉大な医師からそんな決断を提示されたらどう思うのだろう……とは思いました。

決断というのは、「乳腺と卵巣を切除する」ことを、です。

つらいだろうなと思います。

しかも、どうやら「それには意味がなかった」ということがわかりつつあるという……。

いや、仮に「意味があった」としても、どうなのだろうと思います

何だか、もう最近の医療というのがひたすら残酷な世界を描き出す場となり続けているような気がして仕方ないですが、このランセットの論文が発表されたのは、今年1月ですけれど、おそらく、これに関しても今後しばらくはあまり変わらないのではないでしょうか。

すでにシステムとしてその検査が構築されているので、よほどのことがない限り、そう簡単には変わることはできないような気がします。

 

それにしても、人間は、生きる時間を延ばすためには、喜びや楽しみ、あるいは「再生産」という生物として最も重要なこともすり減らすべきなのでしょうか。最近の「治療」という名の様々な行為を見て、本当にそう思うことが多いです。

 
しかし、こんな重い考え方ではなく、単に「切るのは良くない」という単純な話も重要な気はするのです。

3年ほど前のものですが、以下の記事に、そのことにふれたことがあります。

人間にとって最も日常的で慈悲深い治療者は「風邪ウイルス」かもしれないこと。そして、薬漬け幼児だった私がその後の十数年経験した「免疫回復戦争」の地獄体験記
 In Deep 2015/04/21

この記事に、日本最初の整体師である野口晴哉さんの著作『風邪の効用』からの抜粋を載せています。

私は野口さんの主張がとても好きなのですけれど、今回は、その部分をご紹介して締めたいと思います。


・野口晴哉(1911 - 1976年)

野口晴哉『風邪の効用』(1962年)より

闘って病を征服するのではない。ただ体の交通整理をして、体のもっている力をスムーズに流れるようにする。早く回復することがよいのではない。自然に流れ、体のもっている力をスムーズに発揮すればそれがよいのである。

人間の体の動きは要求によるのでありますから、痛むから止める、足らぬから補う、困っているから助けるというように、外部から調節することだけを行っていると、体のうちの回復要求を鈍らせてしまう。

最近のように臓器を除られている人が多いと、私のように体の自然なはたらきというものを利用して健康を保っていこうとするものには、とても不便なのです。

まあ心臓がないという人はありませんが、腎臓がなかったり、子宮がなかったり、卵巣がなかったりという人はザラで、そういう人を円満に治そうなどと考えても不可能である。

だからいちいち、どこか切ったところはありませんかと訊かなくてはならない。ひどい人は「胃癌になるといけないから胃袋を除りました」と言う。胃袋さえなければ胃癌にならないと……それなら首を切っておけば万病にならない。

やはり天然のまま傷つけず、むしろそれを鈍らせず、萎縮させず、自然のままの体であるようにするのでなければ、本当の意味の治療とはいえないのではあるまいか。


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