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太陽活動と人類の革命と戦争の歴史を振り返る(序章)

投稿日:2018年3月15日 更新日:

アレクサンドル・チジェフスキーの研究以降の人類の歴史と太陽


NASA

黒点観測が始まってからの起きた「革命」の時期

※ この図は、あとで日本語になおして掲載します。

少し前に、

眠りにつく太陽 : 「黒点のない日数が黒点のある日数を10年ぶりに逆転した年」となった2018年3月
 In Deep 2018/03/13

という記事を書きました後、太陽活動と人間社会の関係については何度も書いているにも関わらず、

「で、結局これからどうなるのだろうなあ」

というように考えながら、何となくインターネットで検索していましたら、私が今まで見ていなかったいくつかの過去の科学論文が見出されたのです。

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その中でも、「太陽と社会活動の関係」について書かれた 1990年代のポーランドの大学教授による論文に興味を持ちました。

ポーランドにあるポジャギエロニア大学のアダム・ミカエック(Adam Michalec)教授という方による論文なのですが、太陽黒点観測が始まった 1750年から 1990年代の始めまでの世界の「太陽活動と革命などの社会運動との相関」をまとめたものでした。

1990年代といいますと、すでにずぶんと古い響きに聞こえるかもしれないですが、何しろ、私が太陽活動と人類文明の関係について初めて知ったのは、20世紀初めに活躍し、(その後、太陽の研究がソ連時代のスターリンに嫌われシベリア送りとなってしまいました)いくつかの研究を残しているロシアの科学者、アレクサンドル・チジェフスキーという方の論文の存在を知ったことによるものです。

アレクサンドル・チジェフスキー(1897-1964年)

 

しかし、チジェフスキー博士の太陽と社会関係に論文が書かれたのは、 1920年代のことなのです。

もはや今から 100年近くも前のことで、そういう意味では、その後長い間、徹底したデータを検証しての太陽活動と人類の社会活動の関係を調べた科学者は(いたのかもしれないですが)何となく「それほど目立たないような感じ」でここまて来たようです。

チジェフスキー博士は、「太陽黒点観測が開始された西暦 1750年から 1920年までの《戦争・暴動・革命》に関する歴史のデータ」を太陽と照合する作業をしたのですけれど、今回見出したポーランドの教授のものは、1750年から 1990年代までの約 250年間について分析したものでした。

そこには、たとえば、下のようなデータがあります。これは「革命」に関してのものです。

言葉はすべて日本語に置き換えています。

1750年から1990年までの著名な革命の起きた時期(すべて太陽活動最大期)


Solar Activity and Human History

この図にある革命は、どれもそれぞれの国や地域で最大規模のものだと思いますが、ほぼすべてが太陽活動の最大期に起きていることがわかります。

もっとも革命、あるいは戦争はその後何年も何十年も続くものが多いですが、「始まり」は太陽活動最大期にあったということになります。

ここには日本の事例は当然ないですが、今後書く記事で、個人的に調べたものを載せてみたいとも思っています。

 

なお、「太陽活動と人間社会」について書かれた論文の数は先ほど書いたように少ないのですが、「太陽と人間の生体メカニズム」について医学・科学論文は、非常に多くが発表され続けていまして、過去記事でもいろいろ取りあげたことはありました。

最近では下の記事で、「太陽活動と急性の心停止の関係」について取りあげたことがあります。

「太陽活動が低い時期には急性心停止が著しく増加する」:まったく世に出てこないこの過去数十年間の医学的研究の結論を今書かせていただきます

これについては、西欧の医学の世界では、もはやオカルトではなく、

「太陽活動が弱まると、急性の心停止(心不全)が増える」

ということは、揺らぐことのない事実として確立しています。

つまり、現在のように太陽活動が弱まっている状況、そして、これからさらに太陽活動弱くなっていく状況では、「急性の心不全が多発する(あるいは、すでに多発している)」ということは、ほぼ間違いないと思われます。

もちろん、どのような状況で、どのような人に起きるかまではわかりようがないですが、世界的なデータとしてだけで見れば、上昇の曲線を描くことは間違いないですので、心臓に関して問題のある方や、基礎疾患のある方、激しく肉体を使うようなことなどをされている方は注意をするべき時だとはいえそうです(何をどう注意すればいいのかは難しいですけれど)。

まあ、そのことはともかく、先ほどふれましたチジェフスキー博士の研究を日本で最初に紹介したのは、嶋中雄二さんという方で、 1987年に書かれた著作『太陽活動と景気』の中でふれた時のことになるのではないでしょうか。嶋中雄二さんは、現在は、三菱UFJモルガン・スタンレー景気循環研究所長であり、同証券参与であるという著名なエコノミストなのですが、ここに書かれてあるチジェフスキー博士の研究についての下りに私は大きな衝撃をを受けました。

それは、「太陽が私たち人間と、その社会を牛耳っている可能性」を相当強く感じたからです。

その部分は、過去記事でも抜粋したことがありますが、再度抜粋します。

チジェフスキーと太陽生物学

嶋中雄二著『太陽活動と景気』 第6章「太陽活動と人間の生理」より

1915年から24年にかけて、ロシアの科学者で歴史家でもあったA・L・チジェフスキーは、紀元前 600年にまで遡り、戦争、民族大移動、革命、流行病のような社会的大変動に及ぶ資料を 75の国から集め、これら地球上の人間活動と太陽活動との関係を徹底的に調べた。

彼は、1764年から1900年に至るペテンブルグ、1800年から1900年にかけてのロシアの総死亡率を分析し、それらが太陽黒点周期と一致していることを見いだした。また彼は、ペストをはじめ、コレラ、インフルエンザ、回帰熱、脳脊髄膜炎、ジフテリアその他の伝染病、それに病害虫といったものが、いずれも太陽活動と驚くほど対応していることを発見した。

チジェフスキーは、ペストの流行は6世紀以来、太陽黒点が最小のときに比べて最多のときには、約二倍も多く生じていると主張し、この原因を太陽からの有害な放射線(たとえば紫外線)の増減に求めた。

太陽の影響力は、彼によれば、個体から集団、群生に至る生物系のすべての組織レベルにおよんでいるとされた。

そして彼は、動物の血液、リンパ液、原形物質等のコロイド電気変化が、太陽活動の変化やバクテリアの成長と平行関係にあることを突きとめた。

こうして、チジェフスキーは、地球上のあらゆる生物の発達は、太陽宇宙因子の直接的影響下に進んだものであり、人類もその例外ではないと考えた。

彼は、戦争や革命など人間の不穏状態に関する徴候、あるいは「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」とした。

チジェフスキーによって先鞭をつけられたこの「太陽生物学」は、その後ロシアの科学者の間で支持され、研究が盛んとなっていったのだが、西欧やアメリカではあまり受け入れられず、今日に至ってもなお、受け入れられていない。

とはいえ、あまりにも斬新で意表をつくような彼の研究は、当時のソ連でも反発を買い、彼自身はスターリンによりシベリアへ送られ、フルシチョフの時代にやっと釈放されている。

ここまでですが、この中にあります、

> 戦争や革命など人間の不穏状態に関する徴候、あるいは「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」

というこ概念を知った後、私も個人的に多少、歴史のデータを調べたのですけれど、「それはほぼ間違いない」と思うようになったのです。

逆にいえば、今のような太陽活動の「低い時」には、大衆の興奮による社会運動、あるいは暴動、革命などは、「起きたとしても拡大していくことにはならない傾向が強い」はずです。

今年も、アメリカや日本も含めていろいろと起きることには起きていますが、「何ヶ月におよぶような激しい拡大を見せる」という事態になったものはひとつもないような気がします。あるいは、とんでもない凶悪事件などが起きても、「人々が憎悪の熱狂に入ることなく、事件そのものが忘れられていく」という傾向が強いことにお気づきでしょうか。

いろいろなことが「起きるには起きる」としても、どうしても人々はその興奮状態を持続させることができないので、運動でも抗議でも予想以上に広がらない。

例外はあるのかもしれないですが、大まかにはこの傾向は間違いないと思われます。

さまざまな国には「政権」とか「トップ」という存在がありますが、どう考えても安泰でいることが奇妙に感じられる人物や組織などが仮にあったとすれば、その大きな理由のひとつがここにあると思います。社会そのものを揺り動かすような人類の熱狂が起きにくいのです。

そういうようなことも含めまして、現在予測されている「今後かなり長い間、太陽活動が低下した状態が続く」という社会はどのようになっていくのか、というようなことも思います。

昨年 12月の以下の記事でご紹介したことがありますが、太陽は、この数十年、

・黒点の数
・明るさ

のどちらも減衰し続けています。

太陽が暗くなってきている

上の記事でご紹介したグラフ


spaceweather.com

この傾向はこれからさらに強まっていくと予測する科学者たちは多いです。それは社会の状態云々以前に、天候や農作に直接影響していく事象ともなり得ます。

そんなこともあり、そのポーランドの科学者が 1990年代に発表したものを、今、調べながら訳していますが、先ほどのようなグラフを作り直したりするのに時間がかかっていまして、今日中には終わりそうもないですので、次回ご紹介したいと思います。

これも、基本的には、過去にご紹介した「過去の太陽活動と社会の関係から導いた予測」と同じようなことになると思われますが、私たちが生きていくこれからの数年、十数年、あるいはもう少し長い期間の人類とその社会にとって重要な「背景」となると思われます。


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