2016年7月15日のSPACE.comより
・Sun Makes Nervous Face with Hole in Its Head
今年の6月に、
・太陽黒点数が「0」となった2016年6月からの世界は
2016/06/06
という記事を書きまして、そこに、太陽黒点がゼロとなった日のことにふれました。
その後も、緩やかな増減はあったものの、太陽活動は弱いままでした。しかし、7月に入ってから少し様子が変わってきました。
まず、7月5日に、コロナホールと呼ばれる黒く表示される太陽表面の巨大な現象が始まりまして、それはついに、
・最近のささやかなニュース:猫の大量消滅、川にかかる謎の郵便ポスト、虹を吹き出すクジラ、そして過去最大級に成長しつつある太陽のコロナホール
2016/07/14
という記事でご紹介しましたように、過去最大級とも言えるような超巨大コロナホールへと成長し、そして、その頃から、シンクロするように黒点が急激に多くなりまして、太陽活動が唐突に活発になり始めたのです。
同時に、その頃から世界はちょっと動揺し続けていまして、今回はそのことにふれたいと思います。
「黒点ゼロの時期」と「黒点が急増する時期」をはじめて比較できている今
コロナホールが拡大し、太陽黒点も増加し続けていた 7月15日頃から、冒頭のスペースでの記事にように、太陽が、その表面に「顔」が描かれているような感じのルックスになったことが話題となりました。
髪の毛に見えるような部分と口のように見える黒い部分がコロナホールで、光っているかのような「目」に見えるものは、2つの太陽黒点群です。
動いている光景は下のようになります。
ちょっとこう、人形か何かに振り向かれている系のホラーじみた雰囲気もないではないですが、しかし、冒頭のスペースでは「不安げな顔」としているのですが、私には「笑っている」ようにしか見えないのです。
それも、ちょっと「暗い系」の笑いですよね。
この太陽を見て、パッと思い出したのは、小学生の時に読んで、小さなトラウマとなった藤子不二雄Aさんの漫画『黒ベエ』の主人公でした。
黒ベエ(1969年)
顔の件はともかく、太陽は、 6月23日に再び「太陽黒点ゼロ」になり、それから2週間近く黒点ゼロ状態が続いた後に、また一気に黒点が増え始めました。
その黒点が増えてきた時と、世界の大きな出来事とのリンクを見ますと、「偶然」とはいえ、感慨深いものがあります。
下はその中でも特に大きな出来事を抜粋したものです。
7月5日に太陽黒点が急速に増え始めた頃からの出来事
・NICT
ダラスの警官殺害、ニースのトラックテロ、トルコのクーデター未遂。これらが太陽黒点が急速に増加している間に起きていたことがわかると思います。
太陽黒点の数は、太陽活動の状態を示しますが、その黒点数と「人間社会」の関係については、太陽活動が比較的活発だった2年くらい前によく記事にさせていただきました。
いろいろな記事がありましたが、たとえば、以下のような記事などです。
・太陽黒点が人間社会にばらまいた「暴力の種子」の数々は今後どこに向かうのか
2014/11/07
・太陽と社会混乱 : 直近2年半の中で最も強い太陽黒点活動だった時に起きていたウクライナ紛争、タイのクーデター、イラクへのISILの侵攻。あるいは、セウォウル号の沈没とマレーシア機の消息不明
2014/06/20
太陽黒点数が急激に増える際の「社会的傾向」には、様々なことが含まれますが、特に、以下のような傾向が顕著になります。
・社会が暴力的になる
・人間の命が粗末にされる行動が増える
・事故が増える
2年くらい前の記事の時には「黒点がゼロになる」という時が基本的になかったですので、「黒点ゼロから唐突に黒点が増えた時に社会はどうなるのだろう」ということは、よくわからなかったのですが、今がまさにそうないう時なのです。
そんなわけで、太陽黒点が「0」から急激に増えた 7月5日くらいから、昨日の 7月18日まで、どんなことが起きていたかを、ニュースから少し抜粋してみます。
タイトルだけで、内容は付記しませんが、なるべく日本語の報道のリンクをつけたいと思います(。
ちなみに、私が毎日のように散歩で歩く踏切で、今朝、車と電車の衝突事故があったことがツイッターに投稿されていました。
私の散歩ルートの途中にある踏切の今日
・Twitter
トラックが信号を無視して突っ込んだのか、故障等なのかわからないですが、いつも歩いている通りでこんなことがあるんだなあと思いました。
また今日、台湾でバスが炎上し、乗客乗員 26名が全員死亡するという事故が起きたことが報じられていました(NHK)。
では、7月18日から遡る形で、最近の出来事を振り返ってみたいと思います。
2016年7月5に太陽黒点が急に増加し始めた頃から起きていること
7月18日
ハワイアン航空機 羽田に緊急着陸。タイヤ8本がパンク
・Sponichi Annex
7月17日
アルメニアでクーデター騒ぎ。武装集団が警察占拠。人質を取り、大統領の辞任を要求
・時事通信
米国テキサス州ダラスで発砲、警官3人が死亡
・中日新聞
7月16日
トルコで軍によるクーデターが発生。反乱軍は制圧され、2839人が逮捕される
・BBC
7月15日
アメリカのテレビで、「ポケモンGO」に夢中でキャスターが生放送中のスタジオに入ってしまう放送事故
名古屋市中区で神戸山口組傘下組織の幹部が5発撃たれ、心肺停止
・life-hacking.net
兵庫県姫路市の沖合で船が衝突。船長が死亡
・沖縄タイムス
7月14日
フランス・ニースでトラックによるテロ。84人が死亡
シンガポール証券取引所、システムトラブルで終日取引停止
・ブルームバーグ
7月13日
天皇陛下の 「生前退位」の意向が突如報道される
・NHK
新仮想通貨「スチーム」が急騰、過去2週間で1000%超
・goo ニュース
イタリアで列車衝突事故、死者22名
・AFP
7月11日
韓国で日本脳炎警報発令
・地球の記録「韓国全土に日本脳炎警」が発令される」
7月7日
米国テネシー州で黒人男性が乱射 警官隊と銃撃戦、新聞配達の女性死亡
・zakzak
台湾の電車内で爆弾が爆発。25人が負傷。後に40歳の男性が逮捕
このような感じでしょうか。
他にも、日本国内だけで、この期間内に「人の命をきわめて粗末にする」タイプの殺人事件がいくつも起きていますので、海外でも、相当な数が起きているのではないかと推察されます。
それにしても、上のニュースをまとめていてイタリアの列車事故のことを思い出しましたが、このような「死者 22名」という惨事ですら、他にいろいろなことが起こり過ぎて、すぐに忘れてしまうというご時世。
現在の黒点の増加がどのくらいの期間、どの程度の数まで増加するまで続くのかわからないですが、もう少しの間、バイオレンスなワールドが続く可能性もあります。
そして、私自身が感じているのですが、「イライラしやすくなっていたり、怒りやすく」なっていたりすることはありませんか?
世の中がどうであれ、自分が他人を傷つけてしまうようなことがあっては、何が何だかわかりませんので、ご各自でクールダウンできる方法、イライラを消す方法を考えるのもいいかと思います。
おそらく、今の人間社会のイラつきやすさは、ここ数年では最大のレベルだと私はとらえています。それをいかに穏やかに乗り切ることができるかが、あとどのくらい続くかわからないですが、今の少し厄介な時期の過ごし方だと感じています。
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