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10月11日にメルマガ悪魔の精神操作。ついでに、77年前の米軍によるハリケーン操作実験も思い出すを発行させていただきました。

2017年からの世界 これからの太陽活動

急停止した太陽活動 : 2010年4月以来最も長い「16日間連続で黒点ゼロ」を記録した日に「太陽活動は人間社会のすべてを牛耳っている」という概念を思い出す

投稿日:2017年3月21日 更新日:

2017年3月6日から続いている「太陽黒点数ゼロ」の日

・NASA / SDO




 

太陽活動がますます小さくなっていく中、3月19日に 2週間連続での太陽黒点0が記録されました。これは、黒点のない期間の連続日としては 2010年以来7年ぶりのものとなったことが NASA などから報告されています。

下は、スペースウェザーの記事からです。

SUNSPOT COUNTS REACH 7-YEAR LOW
Spaceweather 2017/03/21

太陽黒点数は7年ぶりの低さとなった

太陽は、今や 15日間連続して黒点のない空白の状態となっている。歴史の記録の中で同様の空白期間が広がる太陽を見出すには 2010年4月まで遡らなければならない。この 2010年4月は、太陽が「活動最小期」から出つつある時で、そこから太陽活動は活溌になり、黒点が増え始めた。

この太陽黒点のない状態は、 2019年から 2020年に到達すると予測されている新しい太陽活動最小期の到来を告げるものでもある。

現在と、そしてこれからの期間は、このような黒点のない期間はさらに増えていくことが予測される。

これは宇宙天気予報が意味をなさなくなる期間ということになるのだろうか? 

そうではない。それどころか、太陽活動が最も弱い時には、たとえば、地球に到達する宇宙線の量が激化するということになったり、また、ピンクのオーロラが観測されたりなど興味深いことが次々と起きる。

このような「太陽活動の完全な沈静期」が、いよいよやってきました。




 

急停止するかのようにゼロへと

下の図は、NICT 情報通信研究機構の太陽黒点情報からのもので、今年の3月に入ってからの黒点数を赤いカコミで示してします。


NICT

3月も最初の2日間あたりは「黒点数 55」など、それなりに多い黒点数だったのが、3月4日に唐突に「0」となり、そのまま 3月6日から現在に至るまで太陽黒点ゼロの状態が続いています。

何となく「急停止」というような黒点の消滅でした。

太陽フレアなどの太陽表面活動も3月に入ってからは「まったくない」というような状況となっています。


NICT

こんなような感じで、事実上、太陽表面の爆発的な活動は「何も行われていない」という状態となっています。

まあ、穏やかな話ではあるのですが、このような状態下で増えるのが、先ほどのスペースウェザーの記事に

> 地球に到達する宇宙線の量が激化する

とありましたように、太陽活動の現象とシンクロして地球に到達する宇宙線が増え続けていることは、昨年頃から NASA から報告されていました。

2015年3月から2016年11月までの地球高層の宇宙線の推移


news.spaceweather.com

また、フィンランドのオウル大学に設置されている「宇宙線観測ステーション」のリアルタイムデータを見ますと、現在の宇宙線の到達量が、すでに、過去 50年の中で最も宇宙線の値が高かった 2010年の値に近づいています。

1965年から2017年までの宇宙線の観測数値の推移(フィンランド)


University of Oulu Cosmic Ray Station

太陽活動が弱まり、宇宙線の到達量が圧倒的に増え始めるという、ある意味では「大方の予測通りの世界」に突入しつつあるわけですが、これからしばらくはどんな世界になるのでしょうか。

 

 

太陽黒点ゼロの下の社会は

太陽黒点「0」が基本となる中の社会、つまり、太陽活動が最も低い時代の社会の様相については、過去記事で何度か記したことがあります。

比較的最近の記事では、

太陽黒点数が「0」となった2016年6月からの世界は (2016/06/06)

太陽黒点のない2017年から起きること (2017/01/08)

などがありますが、基本的には、

太陽活動が活溌な時には、人の精神が乱され、暴力が多発し、社会は荒れる

ということが、ロシアのチジェフスキー博士などの研究で比較的はっきりとしています。

ということは、今とこれからの時代は、その逆の「太陽活動が小さくなっていく時期である」ため、上の逆のような時代となっていくということになります。

これはもう最近を見ても、太陽活動が活溌だった2〜3年前の、たとえば IS (イスラム国)などを思い出してみても、

・2〜3年前(太陽活動が活溌だった頃)のISの行動
・現在のISの行動

などを比べてみたり、他のあらゆるテロやテロ組織など、あるいは一般の暴動なども含めて、2〜3年前の太陽活動が活溌だった時代との「暴動や暴力行為の数と、その継続状況」を現在と比べると、この傾向は今でも明らかな感じはします。

今は暴動が起きても長続きしません。

韓国などのあの政治状況でも、人はそれ以上に荒れていません。もっと衝突が起きてもおかしくない紛争地でも無軌道な攻撃はあまり見られません。「計画された暴力やテロや殺人」だけが、スケジュール通りに淡々とこなされていく状況です。

 

 

太陽活動が人間社会を広大に支配している

このことを最初に書いたのは、もうずいぶん昔ですが、もともとは、嶋中雄二さんという方が 1987年に発表された『太陽活動と景気』という著作に衝撃を受けたことにあります。

嶋中さんは現在は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の参与であり「景気循環研究所」の代表という立場の方ですが、この『太陽活動と景気』は 2010年にも再発されていて、根強い人気を誇っているものだと思います。

「太陽との関係性から見た社会」について、これほどまでに調べ上げられた著作は、日本には、というより、世界のどこにもないと思います。

 

その後、私は、科学もオカルトも含めて、

「太陽は人間に社会の非常に大きな部分を左右している」

と確信するにいたります。

この嶋中さんの本には、太陽の磁気が「人間の血液に作用し、肉体にも精神にも影響を及ぼす可能性」についても、それらの過去の実験や研究の資料が記されていまして、太陽の力について、私たちが今まで考えることがなかったことがいかに多いかを知らされたものでした。

これらに関して書いた記事は、以下のようなものがあります。

社会と人間への太陽の影響について記した記事

気温や気候変動と「社会の暴力性」の間に存在する強い相関関係から見える未来 (2016/07/28)

真実の太陽の時代がやってくる(1):私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている (2013/07/11)

なぜ「太陽生物学」や「太陽と人体に関しての研究の数々」は歴史から消えてしまったのか? (2013/07/18)

太陽活動と社会との関連の歴史を見ている限り、これからの数年、あるいは状況(現在、長期的な傾向で太陽活動がどんどん弱くなっていることとの関係)によっては十数年、または数十年となる可能性もありますが、無軌道な暴力が支配する時代にはならないとは思います。

それでも、人々や国家などの対立する心や、反発する心はどこにでも転がっている世の中でもあります。

最近の地球の人々に蔓延する「他者への不寛容」や「物質的な不満ばかり」ということが起訴になり、全体的に、敵対と欲求不満に満ちた地球になっているのが現在の姿ですので、暴力はなくとも「平和とも遠い」とも思います。

では、どんな感じが「これからっぽいのか」と想像しますと、直接な暴力を迂回した「何だか陰湿な感じ」というるキーワードはあるかと思います。

そして、全体として、過去と照らし合わせると、以下のようなものが、これからの社会に出現しやすいような気がします。

「計画された支配と暴力」

「絶対的な支配者の登場」

「コントロールされる市民たち」

 

また、「宇宙線の激化」に関しましては、先ほどのオウル大学の宇宙線モニターを見てわかる「過去数十年で宇宙線が多かった時」がどのような年代だったかなどを振り返っても、わかる部分はあるのかもしれません。

たとえば、先ほどのグラフでは、

・1965年
・1972年 - 1977年
・1987年
・1995年 - 1998年
・2006年 - 2010年

などが「宇宙線が激化したとき」のようです。

これに関しても、そのうち、それらがどんな年だったか調べてみたいと思っています。

そんなわけで、黒点ゼロ時代がますます定着してきていますが、さきほどの『太陽活動と景気』をご紹介してから、ずいぶんと時間も経っていますし、その中の、チジェフスキー博士について書かれたくだりを一部抜粋して締めたいと思います。


チジェフスキーと太陽生物学

嶋中雄二著『太陽活動と景気』 第6章「太陽活動と人間の生理」より

1915年から24年にかけて、ロシアの科学者で歴史家でもあったA・L・チジェフスキーは、紀元前 600年にまで遡り、戦争、民族大移動、革命、流行病のような社会的大変動に及ぶ資料を 72の国から集め、これら地球上の人間活動と太陽活動との関係を徹底的に調べた。

彼は、1764年から1900年に至るペテンブルグ、1800年から1900年にかけてのロシアの総死亡率を分析し、それらが太陽黒点周期と一致していることを見いだした。また彼は、ペストをはじめ、コレラ、インフルエンザ、回帰熱、脳脊髄膜炎、ジフテリアその他の伝染病、それに病害虫といったものが、いずれも太陽活動と驚くほど対応していることを発見した。

チジェフスキーは、ペストの流行は6世紀以来、太陽黒点が最小のときに比べて最多のときには、約二倍も多く生じていると主張し、この原因を太陽からの有害な放射線(たとえば紫外線)の増減に求めた。

太陽の影響力は、彼によれば、個体から集団、群生に至る生物系のすべての組織レベルにおよんでいるとされた。

そして彼は、動物の血液、リンパ液、原形物質等のコロイド電気変化が、太陽活動の変化やバクテリアの成長と平行関係にあることを突きとめた。

こうして、チジェフスキーは、地球上のあらゆる生物の発達は、太陽宇宙因子の直接的影響下に進んだものであり、人類もその例外ではないと考えた。

彼は、戦争や革命など人間の不穏状態に関する徴候、あるいは「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」とした。

チジェフスキーによって先鞭をつけられたこの「太陽生物学」(ヘリオ・バイオロジー / Helio-biology )は、その後ロシアの科学者の間で支持され、研究が盛んとなっていったのだが、西欧やアメリカではあまり受け入れられず、今日に至ってもなお、受け入れられていない。

とはいえ、あまりにも斬新で意表をつくような彼の研究は、当時のソ連でも反発を買い、彼自身はスターリンによりシベリアへ送られ、フルシチョフの時代にやっと釈放されている。これは、チジェフスキーの説が正しいとすると、歴史の大変動の背後にあるものは、唯物弁証法よりもむしろ太陽であることになってしまうからであった。

 

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