5月16日のロシアのメディアより
ロシアのメディアに掲載されていたNASAの太陽観測衛星SOHOの画像
・NASA 、earth-chronicles.ru
今日ですね、ロシアのニュースや一般メディアなどで、「太陽……というより太陽系についての何だかよくわからない事象」が、いろいろなところでとりあげられていまして、本当に何だか分からないのですが、非常に気になったのでご紹介だけしておきたいと思います。
太陽系で何が起きた?
先に書いておきますと、先日、「太陽に関しての異変」についての下の記事を書きました。しかし、今回の記事はそれとは「関係ない」ものです。
「太陽と宇宙線の関係」が観測史上初めて「崩壊」したかもしれない。そして今、太陽に勃発し続けているきわめて異常な事態とは
投稿日:2018年5月11日
というか、「関係あるかどうかさえわからない」といったほうが正しいです。
何がどうなっているかがわかっているわけではなく、あまり長い記事にしたくはないですので、簡単に報じられている内容を書かせていただきますと、
5月7日頃に、太陽系(あるいはその外から)のどこかの発生源不明の場所で、何の事象かわからないけれど、巨大な爆発か、それと似たような《巨大エネルギー放出現象》が起きていたかもしれないことが、NASA の太陽観測衛星の画像に収められている。
そして、その「光かエネルギーらしきものの大移動」は少なくとも 5月15日頃に太陽を通過していったことが NASA の衛星画像に収められている。
というものです。
5月15日頃に「太陽のある場所を通過していった」とは、ロシアの報道にあるのですが、画像からだけだと、私にはそれはどうも判断できません。
これについては、NASA の画像などが動画として解説がつけられて YoTube なとどにもアップされていますが(これとかこれなど)、それぞれ結構長いですので、超短くしますと、つまりは、以下のようなことが、5月7日から 5月11日にかけて NASA の太陽観測衛星 STEREO のカメラに収められていたということです。
2018年5月7日から15日までの観測衛星STEREOより
・NASA
この何がおかしいのかといいますと、
「普通ここには何も映らない」
のです。
NASA の太陽観測衛星 STEREO は無人観測衛星に複数のカメラ(撮影する波長などがそれぞれ違います)が搭載されています。そして、それぞれのカメラの撮影する画像は、おおむね、いつも大体同じ位置に対してのアングルとなっています。
その中で、これは「 Ahead HI1」というカメラで撮影されているもので、通常だと、下のような「単に宇宙空間が映った」画像となっているか、周回の時によっては、太陽そのものが映っているかというようなことになります。
つまり、簡単にいいますと、このカメラはいつも、
「太陽がうつっている。あるいは、何もない宇宙空間が映っているかのどちらか」
というのが普通なんです。
少なくとも「動くもの」は映りません。
なのに、5月7日から 11日にかけて、先ほどの画像にありますように、「ドドドッ、と何らかのエネルギーのようなもの」、しかも「異常に巨大なエネルギー空間」が宇宙空間を走り抜けていっているのです。下はその様子の一部です。
これですね、最初、「機械の故障」かとも思ったのですよ。カメラやコントロール機器やコンピュータなどの故障ですね。
しかし、「明確にその白い空間が移動している」ことと、背後の宇宙空間などの映像に矛盾がないことから、
「これはどうやら実際に起きていた」
と考えられるように思うのです。
ロシアのメディアでは、「太陽系の中で何かが大爆発を起こして、その衝撃波が進行している」という可能性を、ロシアの専門家の話として挙げています。
しかしですね。
はっきり言わせてもらえば、
「太陽系の中にこんな巨大な爆発か、エネルギーの放出を起こすものなどない」
ですよ。……既知のものでは。
もし仮に「それがあった」としても……まあ、たとえば、未知の惑星でも彗星などでもいいですけれど、この大きさなら、他の何らかの天体観測において発見されているはずです。
それで、このロシアの報道では、「 5月7日から」となっているのですが、もう少し遡ってみますと、どうやら、
「4月27日頃に、太陽の方向で何か爆発らしきものが記録されていた」
ようなのです。
下は、先ほどと同じ観測衛星のカメラ STEREO A HI1 の4月24日の3時29分からの「 40分間ほどの間」の推移です。縦に並べます。
4月24日 3時29分と、4時9分の観測衛星のカメラより
・NASA
なんか……爆発っぽいのが起きているようには見えます。・・・というよりも、下の白いエネルギーが何かわかりませんので、「爆発のよう」と書きました。いわゆる爆発とは関係ないかもしれません。
ただ、これに関しては、ふたつの時間の画像を比較しているだけですので、何らかの光の入り込みの可能性はあるのかもしれません。
とはいっても、太陽を観測していて、太陽より明るい光やエネルギーがそこに写り込むということは一般的には「ない」ようには思いますが、そのあたりは NASA の専門家の方でないとわからないかもしれないですね。
まあ・・・・・。
このように、よくわからないのですけれど、ではなぜ、わからないことをわからないままにご紹介したのかといいますと、進行しているコースもわからないとはいえ、
「このエネルギーのようなものが地球に来る可能性もあるかもしれないから」
です。
これが何かはわからないですけれど、実際に撮影されていたとすれば「何か」ではあるわけで、その巨大な何かが
「どこで発生して」
「どこへ向かっているのか」
はわからないですけれど、もし地球に近づくようなことがあるのならば・・・・・うーん、その計算はできないですけれど(これが何で、どのくらいの速さで進行しているのかわからないため)、画像を見る限りは、太陽風などよりはるかに遅い速度に見えますので、結構な日数がかかりそうな気はしますけれど、近づいた時には何かあるのかどうなのか。
5月中とか……? 6月の始めとか? ……何か影響があるのですかね。
まったくわからないですが、そういうようなことがロシアでは報道されていた、ということをご紹介させていただいた次第です。
ちなみに、以前から…… それは、In Deep を書き出した少し前の頃から、太陽観測衛星の写真を見るのが好きでした。
今も好きですが、たまに「本当に不思議な様相」が撮影されていることはあるのです。
その中で、もっとも不思議なのは、
「太陽が消える」
ことです。
これに関しては、私個人の「 NASA 画像の太陽消滅コレクション」が、2010年頃のクレジットからありますので、(それが機器の故障等であっても)結構起きるもののようです。
これも基本的には機材の故障というように考える他ないのですが、しかし、最近では
「機材の故障では、こんなようにはならないのでは」
というものも増えました。
下は、昨年の 9月6日から翌日に「太陽が消えたり出現したりを繰り返した」時のものです。やはり、同じ NASA の太陽観測衛星 STEREO の画像です。
2017年9月6日-7日 太陽観測衛星の前で「消えたり出現したりする」太陽(撮影対象位置は同じ)
これは一度だけというのではなく、下のように、「この後、数日にわたり、ように太陽は消えたり出現したり」しました。その一部を GIF 画像にしたものです。
もうもう、何が何だか。
しかし、太陽が消えるだけならよくあることなのでいいとしても「正体のわかららないエネルギー」が地球に向かっているのだとしたら、それは何となく気になります。
この数日、あるいは数週間のうちに何がやって来るのか?
太陽嵐や磁気嵐のような磁場の集団ようなものなのか、あるいは「ガンマ線バースト」のような絶滅系の光線なのか、あるいは、春の穏やかな光がふりそぐような愛に満ちた光なのか(なんだそりゃ)。
本当にこのエネルギー体のようなものが存在していたのかどうかを含めて、何もわかりませんが、ここは下の先日の記事を思い出したいところです。
春の夜……。恒例のメンタル絶不調状態勃発の時には悪と悪魔が頭と体の中で花盛り
投稿日:2018年5月15日
つまり、量子力学的な世界では、基本的に、「世の中は《必ず悪いほうに向かう》」ということで丸くおさめておきたいと思います(丸く収まってないがな)。
ただ、いずれにしても、目に見える何かが起きるとも思っていませんので、その影響が仮にあったとしても、何だか形而上的なもののような気もします。
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