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ハワイのキラウエア火山に対して、ついに「最高レベルの警報」が発令される。その活動はどこまで行くのかを過去の事例から想像をしてみると

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キラウエア火山にコードレッドが宣告された後の5月16日のアメリカの報道より


AJC

1969年10月10日に出現したキラウエア火山の驚くべき「溶岩ドーム」


USGSAtlantic

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少し前に以下の記事を書かせていただきました。

キラウエア火山の噴火は「トリガー」なのか。 急激に活溌化している地球の地質の動きの中、アメリカではカリフォルニアの複数の火山に爆発的噴火の警告が。では日本は?

そして、他の地域はともかく、そのキラウエア火山そのものの噴火が昨日から今日にかけて、さらに激しくなり、日本時間の 5月16日、アメリカ地質調査所(USGS)は、キラウエア火山に対してアメリカの火山噴火に対しての警報基準の最高ランクにあたる「コード・レッド」を発令しました。

日本時間の5月16日に更新されたアメリカ地質調査所のキラウエア火山のページ

USGS

5月16日のキラウエア火山の噴火の様子


vk.com

この USGS による警報は、ひとつは噴煙による航空機への影響に対してのものですが、同時に、キラウエア火山の「大噴火」が差し迫っているということに対してのものともとれます。

キラウエア火山が噴火した数日後あたりから、アメリカの地質専門家たちから「大規模な爆発的な噴火が差し迫っている」可能性についてさまざまな警告が出されていました。それについては、以下の記事でふれています。

キラウエア火山が噴火中のハワイ島に「新たな亀裂」が発生。そして、専門家たちは、数週間のうちの大規模な爆発的噴火を懸念

しかし、上の記事の時点では、アメリカ地質調査所からはそのような言及はなく、警報コードも上げられてはいませんでしたが、ここにきて一気にコードレッドになったというのは、数字や活動などの「見える部分」で実際に活動の拡大がはっきりしてきたということになりそうです。

とはいっても、最高警報が発令されたとはいっても、これからどうなっていくのかはよくわかりません。

ただ、いろいろと見ていて思ったのは、「最高警報」が出ているわりには、ハワイ島の皆さんは、火口に近づいてのんびり見物したり、ゴルフをしていたりするのですけれど、これはどうなんですかね。

5月16日にキラウエアに「最高警報」が発令された後の火口周辺の緊張感のない様子


businessinsider.com


vk.com

まあ、楽しいハワイ島の人々の心情はともかく、今のキラウエアにはいろいろな可能性があります。

専門家たちの一部が言うように、数週間のうちに極めて大規模な爆発的噴火が起きるのかもしれないですし、あるいは、そこに至ることなく活動が終息していくのかもしれません。

そのどちらのほうが可能性が高いかということも、よくわかりません。つまり、専門家も含めて、「誰にもほんの少し先の予測もできない」というのが現実です。

そのような中で、参考までに、

「キラウエアの過去の光景」

をご紹介しておきたいと思います。

20世紀からのキラウエア火山の活動のうちの、特に第二次大戦後のものに関しては、カラー写真で鮮明なものがアメリカ地質調査所の資料に残っています。

冒頭に載せました驚くべき「真っ赤な溶岩ドーム」は 1969年10月にキラウエアの火口に出現したものです。

過去数十年のキラウエア火山の活動には、このような驚くべものもありますが、今後の活動でもそのような光景が出現したり、あるいは「それを上回る光景が出現する」という可能性もあります。

いずれにしましても、ほんの 40年前、50年前にキラウエア火山がこのような姿を見せていたということは、「いつでもこのような光景を作り出す」可能性があるということでもあります。

ここからです。


キラウエア火山の20世紀の驚くべき活動

1969年12月30日 溶岩を噴出させるキラウエア火山

USGS、Atlantic

1971年2月28日 溶岩がホレイ・パリ地区を焼き尽くす

USGS、D.W. Peterson

1969年10月20日の噴火

Getty

マウナ・ウル火口から噴出する溶岩

Getty

アイオイ火口から流出する溶岩

Corbis via Getty

1970年9月21日 溶岩で完全に破壊されたカヘ・ビーチ・パーク近くの草原

D.W. Peterson / USGS

1969年9月30日のキラウエア火山の様子と、調査するUSGSの職員たち

J.B. Judd / USGS

1974年1月30日のキラウエア火山の噴火がもたらした終末的な光景

USGS、Atlantic

ここまでです。

今後、キラウエア火山がこれらの時に見せたような光景を再び見せたり、あるいはさらに激しい「現象」となっていく可能性があるのか、それとも、今後穏やかに終息に向かうのかはわかりません。

そして、結局はすべての自然の先行きは「誰にもわからない」ということだけが真実です。





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