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3月15日にメルマガニネベの年に起きること。そしてガンと寄生虫の関係を発行させていただきました。

2021年からの世界 人類の未来 人類の覚醒と真実

ロックダウンとマスクを拒否した唯一の知事、サウスダコタ州のクリスティ・ノーム氏がアメリカで初となる「出生前診断での中絶を禁止」する法案を議会に提出

投稿日:

1月14日 ダウン症の赤ちゃんを抱きしめるサウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事

Rachel Campos-Duffy




 

人間社会って本来どんなものだったのか、とか

今回ご紹介する内容そのものについては、いろいろな意見があるとは思いますが、これをご紹介したのは、話の主人公が、サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事であったからということもあります。

先日の以下の記事で取りあげましたように、バイデン翁氏は壮絶なペースで、連日「大統領令」に署名を続けていますが、その中に「マスクの着用義務に関する大統領令」がふたつありました。

アメリカ人民共和国 : バイデン氏は過去最大最速となる1週間で33の大統領令に署名。ただ本人はほとんど理解していない模様。そして氏のかつての夢は「新世界秩序」社会の建設
投稿日:2021年1月27日

全アメリカ人がすべての公共の場でマスクの着用が義務づけられるという大統領令と言えるものです。

しかし、アメリカで昨年春の時点から、

・すべてのロックダウンと店舗、ビジネスの閉鎖を拒否

・マスクの着用義務を拒否

した唯一の州はサウスダコタ州だけであり、その州の知事がクリスティ・ノーム知事(Gov. Kristi Noem)でした。

アメリカでこのふたつを完全に拒否したのはサウスダコタ州だけであり、そのような州知事は「彼女ひとりだけ」でした。

クリスティ・ノーム知事については、以下のような記事で取りあげています。

サウスダコタ州知事の「わが闘争」 : 四人の大統領に見守られる中、米国で唯一ロックダウンとマスクを拒否し、何の対策もしなかった「アメリカのスウェーデン」の闘いは勝利に終わるか
投稿日:2020年9月20日

WHOが「PCR検査のサイクル値の基準」を大統領就任の前日に変更。これで今後アメリカを中心にコロナ感染確認数が「激減する」ことが確定的に
投稿日:2021年1月22日

その後、アメリカの政権は移行し、新しい大統領は「 I don't know what I'm signing 氏」となり、その大統領令には「国家としてのマスク着用義務」が含まれます。

しかし、ノーム知事は、政権が変わる前に以下のように述べていました。

「次期政権下で、米国でマスクが義務化されてもサウスダコタ州は従わない」

そんなこともあり、最近、ノーム知事が気になり、彼女についての記事を探すことが多かったのですが、そこで見つけたのが冒頭の写真でした。

ノーム知事が、サウスダコタ州議会に迎えた 1歳のダウン症の女の子を抱きしめるシーンです。

どうのこうのという理屈ではなく、単純に「なんか美しいなあ」と思いました。


Rachel Campos-Duffy

この写真が出ている記事を見てみましたところ、その内容は、

「ノーム知事が、ダウン症の出生前診断による中絶の禁止法案を議会に提出」

というものを取り上げたものでした。

この赤ちゃんは、記事を書いた女性記者自身の妹さんなのだそうですが、法案が提出された議会に招待され、ノーム知事は、この赤ちゃんと共に議会に出席したと書かれてあります。

出生前診断の多くはダウン症の可能性についての診断で、それについてはいろいろな意見もあるでしょうし、きれいごとでは済まない面はあると思います。ですので、今回ご紹介するものは、ノーム知事が提出したこの法案の是非についての話をしたいわけではないです。

それよりも、アメリカで唯一ロックダウンとマスク着用命令を拒否したノーム知事という人は「こういう人」だということが、さらにわかるものであり、ややノーム・ファン気味がある私としては、この記事をご紹介したく思った次第です。

それと共に、最近の世界の状況から、私がやや思い続けていたこととも少しだけ関係しているような気がしますが、それは後で記すかもしれません。

まずは、記事をご紹介します。




 


ロックスター知事クリスティ・ノーム氏は、私の妹もそうであるダウン症の赤ちゃんたちを保護したいと考えている

Rockstar Gov. Kristi Noem Wants Down Syndrome Babies Like My Sister To Be Protected
thefederalist.com 2021/01/15

ノーム知事は議会での演説で、ダウン症の出生前診断に基づいての中絶をサウスダコタ州で禁止する法案を提出すると議員たちに語った。

サウスダコタ州の共和党知事クリスティ・ノーム氏は、1月12日、出生前診断によるダウン症の子どもたちの中絶を禁止する法案を州議会に提出した。

アメリカ全体で、あるいは世界中で、ダウン症の子どもたちは恐ろしい速度で中絶されている。アメリカでは、出生前診断でダウン症と判定された赤ちゃんの 67%が中絶されている。ヨーロッパ諸国では​​出生前診断を受けた乳児の中絶率は 98パーセントに達する。

2018年のサウスダコタ州では、州全体で生まれたダウン症の子どもは、たった 13人だけだった。

ノーム知事は議会で以下のように述べた。

「アイスランドやデンマークのようなヨーロッパ諸国では、ダウン症の子どもたちを事実上排除する方向にあります」

「彼らはこのことを、中絶を通して一方向に向かってのみ行っています。私はサウスダコタの人間として、率直に言えば、このようなことは人間として、私たちは、皆このようなことに愕然とするべきだと思っています」

知事は、ダウン症の子どもたちの笑顔と個性を「神からの贈り物」と表現した。

彼女は、このように述べた。

「アメリカ独立宣言は、私たち全員が心の中で真実であると知っていることを要約していることをすべての人に鋭く思い出させました。神は私たち一人一人を創造し、私たち全員に生存権を授けました。この生存権は、通常と異なる染色体を持つ人たちを含め、すべての人に当てはまるものです」

ノーム知事は、ダウン症で生まれた私の 1歳の妹であるバレンティーナ・ダフィーをサウスダコタ州の演説に招待した。

知事は、議会でこう言った。

「この子のゴージャスな笑顔、独特の個性、そしてあなたが神からの贈り物である前にあなたが見るその活気。ダウン症の人たちを知る特権を持っていた人にとって、あなたはその人が私たち全員への贈り物になることを知っています」

私と私の家族は、ノーム知事がこの重要な人生の問題に取り組んできたことに心から感謝している。

ダウン症の子どもたちの大量虐殺は、優生学運動の継続であり、それは多くの人がナチスドイツの時代で終わったと誤って想定しているが、そうではない。これは人間の品種改良であり、非倫理的で、不寛容であり、ノーム知事が言ったように、「ぞっとする」ことだ。

その反発的な性質にもかかわらず、民主党が中絶ロビーによって支配されているため、現代の優生学は「進歩主義」の名の下に左派によって推進されている。

知事が妹バレンティーナを彼女の心に近づけたやり方を見るだけで、彼女が誠実で特別な必要を持つ人々の命を守ることに尽力していることを知ることができる。

彼女は生命の尊厳を尊重し、いわゆる「寛容な」左翼によって許された真の差別と障害者差別と積極的に戦っている。ノーム知事は共和党の中でも、そのように戦っている数少ない政治家の一人であり、サウスダコタ州の家族をより自由でより強くするために、優生学的中絶を彼女の議題の一部にしたいと考えている。

知事の方針の根底にあるメッセージ、およびサウスダコタ州を運営するための彼女の全体的なアプローチは、アメリカの「家族」にある。ノーム知事は、私たちの国の中心は家族であり、アメリカの成功の鍵こそが家族であることを知っている。

知事は以下のように議会で述べた。

「家族という存在を強化することは、私が知事として下す、すべての決定の重要な要素であり、家族を私の政策決定の中心に保つことを約束します。家族は市民社会の発祥となる場所です。強い家族は強いコミュニティを作ります。そして、強力なコミュニティは、最強の国家を生み出すでしょう」

州知事として、ノーム知事は COVID-19 のためにサウスダコタ州をロックダウンすることを拒否し、その権限を地方自治体に割り当てた。

彼女は、高速回線を持たない 13万5000人のサウスダコタの住民に対しての地方ブロードバンドの拡大に取り組んでいる。また、知事は減税を行い、サウスダコタ州に「市民の責任、アメリカの創設、サウスダコタ州の歴史」について教える法律を導入した。

「アメリカの学生たちは、私たちの国の歴史とアメリカが独自であることに関するすべてを教えられるべきです」とノームは述べている。

ノーム知事は妻であり母であると同時に、クリスチャンであり、生涯にわたる牧場主であり農婦だ。そして中小企業の経営者でもある。

公的な生活における彼女の使命は、サウスダコタ州をビジネスと革新に歓迎させることにより、家族と家庭を元気づけ、繁栄を促進することだ。

胎児、特に私たちの中で最も脆弱なダウン症の人たちに対する彼女の防御は、彼女が最も重要なこと、つまり信仰と家族に目を向けていることを証明している。


 

ここまでです。

 

大量死を当然だと考えるようになった世界

ノーム知事という人は、あくまで典型的な地方のアメリカの白人系保守派の価値観の持ち主であり、「女性はこうあれ、男性はこうあれ、クリスチャンはこうあれ」というような、進歩的な人たちから最も嫌われるタイプの人だとは思います。

実はかつての若い時の私も「このような価値観は最も苦手」でした。

ところが、今では、そのようなノーム知事の上の記事で述べているようなことが、「まったくそうだと思う」ようになっています。

新型コロナウイルスの対策の中で、世界中の政治や当局が「命を守る」という大義名分のもとに「多くの命を奪っている」という矛盾を平然と続けています。

そのような嫌悪すべき矛盾をこの1年間経験し続けることで、「命を守る」という意味を考えることが多くなりました。

そもそも、現代社会というのは、「とにかく何でも殺す」というのがルール的にさえなっていて、人間相手ではないですが、新型コロナや鳥インフルエンザで夥しく殺されていく動物たちの情景を見て、

「いつの間にこんなことが正義だという社会になってしまったのだろう」

と最近は思わざるを得なくなっていました。

以下の地球の記録などの記事に書いていますが、仮に感染症対策として正しい可能性があるにしても、「無思考で自動的に殺しまくることが当たり前」となっているということ自体、地球で最も大きな責任を持つ人類という存在としてどうなんだろうと。

世界的単位で見れば「意味がない鳥インフルエンザでの殺処分」。しかし、世界の鳥インフルエンザでの殺処分数はすでに数百万羽規模に
投稿日:2020年12月9日

狂気…:デンマークで1100万頭のミンクの殺処分が完了。農場ではコロナに感染した猫も殺されている模様
投稿日:2020年12月1日

他者を機械的に大量に殺すことを不条理だと思わなくなってしまった世界。食用にさえならずゴミとして捨てられる生き物たち。

もちろん、私もこの1年間の新型コロナウイルス対策の「嫌悪すべき矛盾」を感じ始めたから、こんな単純な「それでいいのだろうか」ということに初めて気付いた次第で、それまでは私も無自覚だったはずです。

まあ、そういう変な倫理的な問題はこのあたりまでとしておきます。

ノーム知事に話を戻せば、今まででも十分にアメリカのメディアから「コロナへの無政策」を批判され続けていたノーム知事ですが、What 大統領から「マスク着用義務の大統領令」が出た以上、今後さらに、左派やメディアからの攻撃が激しくなっていくものと見られます。

ちなみに、ノーム知事は、2024年のアメリカ大統領選の強力な共和党候補として挙げられていますが、本人は「私はサウスダコタだけに集中したい」と否定しています。

 

なお、やや関係のない話ですが、ずいぶん以前、「ファティマの聖母から知る「永遠の地獄」への序章(2)(2015年03月16日)という記事で、2006年までの時点で、ロシアで「年間 5000万人の赤ちゃんが中絶されている」ことを知り、ややショックを受けたことがあります。

その後は、減少気味ですが、今でもロシアを筆頭にヨーロッパ諸国は圧倒的に多いです(データ)。

まあ現実問題として、望まない妊娠や、さまざまな事情があるということがこの世にはたくさんあり、個人個人のこれらの行動がどうだということではないです。

理想だけでは確かに生きていけない世の中ではあります(理想だけでは生きていけないということ自体が変だという話もありますが)。

でも、「世界にひとつくらいはそういうことと無縁な場所があってもいいのかな」というような、まあ理想論に過ぎなくとも、思うこともあります。

法案が議会を通過すれば、少なくともサウスダコタ州では、出生前診断による中絶は違法となることになり、たとえほんの少しでもそういう「場所」に近づくのかなとも思います。いやならサウスダコタ州を出て行けばいいことですし。

保守派であるノーム氏は、大麻の解禁などについても頑なに拒否しており、こういう面からも、進歩的な人たちからは徹底的に嫌われる要素が強いかもしれないですが、50州もあるアメリカのひとつくらいはそういう州があってもいいのかなと。

なお、クリスティ・ノーム知事は、ばりばりの「カウガール」でもあるようで、アメリカのカウガール専門メディアなどにも登場します。

2020年8月 ロデオ大会に国旗を片手に入場するノーム知事

uffhedemanbullriding.com

アメリカが、今後長期間にわたり(現状では一応 100日間)「陰鬱な完全マスク社会」になることが、ほぼ確実になっている中、第 33代サウスダコタ州知事であるノーム氏の今後の動向はさらに気になるところです。

なお、対する I don't know  大統領は、1月27日に、またも大統領令に署名していますが、その内容は、

「新型コロナウイルスを中国ウイルス(武漢ウイルスを含めて)と呼ぶことを禁止する」

という大統領令だったことが報じられています。

これは、大統領就任からすでに 37番目の大統領令となるそうで、署名の速度は加速しているようです。

 

そんなわけで、アメリカも他の世もグチャグチャですが、だからこそ、ノーム知事の言動の「普通さ」が妙に感動的に感じるのかもしれません。

臨床前診断がどうこうということではなく、「命を尊重する」ということは、今世界で行われているような社会の閉鎖で人を苦しめるところに本分があるわけもなく、ごく普通の人間としての他への命への尊重があれば、それでいいことだとも思います。

人間の分断と孤立化にはどこにも命への尊重は存在しないと思いますが、その普通の状態が失われている現在だから、社会の多くの人たちも普通のことがわからなくなってしまったのかもしれません。

だから普通のことに感動してしまう。

普通のことに感動するなんて変な世です。

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