まるで教則本通りの
若い時にやっていた表現活動の中で、二十代の初めの頃ですので、もう三十数年前ですが、カルト教団のストーリーを書いたことがあります。
単に慈善活動だけをしていたような小さな教団が、次第に狂気に駆られ、武装革命を目指すようになるというような話ですが、そのような話を思ったのは、その少し前に読んだアメリカのジャーナリストが書いた著作が印象的だったことがあります。
1970年代後半ころの『ガイアナの虐殺 目撃者の証言』というもので、人民寺院の出来事を書いたものでした。
事件があった時の人民寺院は南米のガイアナにありましたが、信者はすべてアメリカ国民であり、それが全員死亡した事件です。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件が発生するまでは、アメリカ国民の集団死としては最大の死亡者数 (914人)を出した集団自決(殺戮を含む)事件を起こした教団でした。
この事件は、歴代のカルトの中でも個人的に最も印象的なもので、900人以上の方々が亡くなったからということではなく、集団生活の中で長期間にわたり「人々を死に向かわせる洗脳と、その訓練」が繰り返し行われていたことによります。
そういうのを知っていた自分としては、コロナのパンデミックもその後のワクチン展開も、
「カルトそのもの」
としか見えていませんでした。
以前も書いていたようで、以下は、2020年10月の記事です。日本でワクチン接種が始まる半年前のものです。
[記事] ニューノーマルという名のカルト
In Deep 2020年10月26日
英国の精神分析医であるブルース・スコット博士という方の「素晴らしいニューノーマルという名のカルト」という文章をご紹介しているものですが、この記事で、私は以下のように書いていました。
(2020年10月26日の In Deep より)
> ……そんなように「終わらない可能性」の高さを感じながらも、その中で、どうすりゃいいのかということを考えたり、むしろ考えなかったり。
>
> そんな中、見かけた記事で、今の社会の光景に関して、私が薄々思っていたことと同じような表現をしているものを見かけました。
>
> イギリス・エジンバラの精神分析医であるブルース・スコット博士という方が書いた「素晴らしいニューノーマルというカルト」というものです。
>
> 「あーそうそう、この光景、カルトっぽいんだよな」
>
> と、今まで何となく思っていて、散歩していても「いつも不気味さに常に包まれている感じになる」のは、その感覚がぬぐえないからだったかもしれません。
ここにある「いつも不気味さに包まれている感じ」は、その後のワクチン展開の中で、さらに激しくなりました。
洗脳 → 服従……という毎日メディアを通しておこなわれ続けたこの繰り返しを見て、何とも重い気分になっていたものですが、しかし、この方法論は、
「ガイアナの人民寺院で行われていたことと同じ」
でもありました。
人民寺院では、その「自決の決行の日」をホワイトナイト、と命名し、毎晩のように、その本番の「練習」を全員で続けていました。1978年11月18日、その練習は本番へと移行し、人民寺院にいた信者たちは全員死亡しました。
ワクチン展開の中で、その光景を見続けている中で、日々、「世界中が人民寺院か…」とつぶやきながら、私は自身が完全にマイノリティとなったことにも気づいていました。「カルトを信じることができない」マイノリティです。
それで、2020年の終わりから、少しずつ情報が入り始めたワクチンの情報を淡々と調べるということを始めた次第でした。
カルトを否定するのは「事実」だけだということは、以前のすべてのカルト事件に共通するものです。
逆にいうと、
「事実を提示されても、それを無根拠に否定し始めた場合」
は、
「それはカルトの範疇にある」
ことになります。
ですので、ワクチンについて書いて以来、ワクチンについて感情的な書き方をすることは、おそらくなかったと思いますが(マスクには今でも感情的になりますが)、しかし、勉強すればするほど、このワクチンの邪悪性というものが、次々と明らかになっていくだけでした。
少なくとも、これまで、
「ベネフィットがひとつも見出されたことがない」
という、医療品としては珍しいものです。
オロナインあたりでも本の文鎮がわりになったりというようなベネフィットがありますが、これには何もない。
それでも、何カ月が経過しても「ワクチンへの批判・非難は表に出ない」という状況と突きあたる中で、これがカルトであることを確信しました。
先ほどの英国の精神分析医ブルース・スコット博士は、文章の中で、以下のように記しています。
(ブルース・スコット「素晴らしいニューノーマルという名のカルト」より)
> ……社会的距離を置き、マスクを着用し、人々に自由に会うことができないという全体主義的な虐待カルトのような儀式という非個人化の文化もまた、さらに強化される準備ができている。
>
> 私たちは今、不安定な「転換点」に入っている。
>
> ウイルスが理由ではない。そうではなく、これらの新しい規則に従い、外でマスクを着用することに異議を唱えない、カルトの非個人化された人々によっての転換点に入っている……
>
> ……この悪夢に終わりはない。
> 人が虐待的な関係にあるとき、終わりは決してありえないのだ。 (Dr Bruce Scott)
ワクチン安全性研究財団の事務局長であるスティーブ・カーシュ(キルシュ)さんのサブスタック記事をたまにご紹介することがあります。最近では、以下の記事の後半で取りあげています。
[記事] もう子どもへの推奨はやめやがれ!
In Deep 2022年8月13日
最近のスティーブ・カーシュさんのサブスタックに「非常に知的なワクチン支持者の私の友人の心の中」というタイトルの記事があり、この記事の内容はともかくとして、そのコメントを少し読んでいたのですが……って、このスティーブ・カーシュさんの記事へのコメントは毎回非常に多く、この記事へのコメント数も、私が見た時点で、1300コメントを超えていまして、とても全部は見られないですが、その中に、
「かつてカルトに所属していた」
という人のコメントがあり、その方自身の記事なのかどうかは不明ですが、以下のような 2018年の記事の存在を知りました。
あなたがおそらくカルトに所属していることを示す10のサイン
10 Signs You’re Probably In A Cult
その記事の冒頭には以下のようにありました。
> 知らず知らずのうちにカルト・メンバーとして過ごした 25年の間、私はよくドキュメンタリーを見たり、他のカルトについて読んだりしていた。調べてみると、自分がカルトに属していることを認識するのに役立つ 10の特定のパターンに気付いた。
その記事から抜粋します。セクションタイトルだけにしたものもあります。
あなたがおそらくカルトに所属していることを示す10のサイン
10 Signs You’re Probably In A Cult
1. リーダーは究極の権威
たとえその批判が真実であっても、リーダーを批判することが許されないなら、あなたはおそらくカルトの中にいる。カルトは、最高の知識を主張するカリスマ的な指導者から始まる。
カルトの指導者たちは、帰属意識、権威、目的と引き換えに、批判的思考能力を失うように信者を説得する。メンバーにとって、証拠や論理が示唆するものは問題ではない。リーダーは常に正しく、彼らの悪行は常に正当化される。リーダーへの批判は禁止される。
2. グループは懐疑論を抑圧する
承認された情報源を通じてのみ組織を研究することを許可されている場合は、おそらくカルトに属している。
カルトは批判的思考を伝染病と見なしており、それを抑圧するためにあらゆる努力が払われる。批判は禁止され、グループに反対する人々は迫害者と見なされ、「アンチ」、「背教者」、「抑圧者」などのラベルが付けられることがよくある。
3. グループが元メンバーの正当性を否定する
4. そのグループが外の世界に偏執的である
5. グループは恥辱のサイクルに依存している
カルトの指導者たちは、異常に厳格な行動規範(通常は、食事、外見、性別、人間関係、メディアに関する規定))を課し、会員の欠点を罪悪感に陥れ、自分自身を罪悪感に対する独自の治療法として位置付けることにより、信者を、指導者たちが作り出した恥辱のサイクルに陥れる。
6. 指導者は法を超越している
7. そのグループが「思考改革」法を使用している
教化または「洗脳」は、カルトが個人のアイデンティティの感覚、そして合理的に考える能力をゆっくりと破壊するプロセスだ。
教化の特徴は、正常な思考を終わらせる決まり文句を使用することだ。メンバーが複雑な問題を批判的に分析する必要がないように、「リーダーに従う」や「疑問を疑う」などの決まり文句が何度も繰り返される。
8. そのグループがエリート主義である
カルトは、自らを啓蒙され、選ばれた組織であり、個人の生活と世界全体を根本的に変革する任務を負っていると考えている。
このエリート主義は、団結した目的を中心としたグループの団結と責任感を高める。しかし、この責任感は、「大義を促進する」ために、メンバーに危険な金銭的行動、無料の肉体労働、または強化された募集努力を強制するカルト指導者によって操作されることがよくある。
9. 金銭的な透明性がない
グループがお金を使って何をしているのかを知ることが許されていない場合、あなたはおそらくカルトに属している。
10. グループは秘密の儀式を行っている
ここまでです。
この中の「1」の、
> カルトの指導者たちは、帰属意識、権威、目的と引き換えに、批判的思考能力を失うように信者を説得する。メンバーにとって、証拠や論理が示唆するものは問題ではない。
とか、「2」の、
> 批判は禁止され、グループに反対する人々は迫害者と見なされ、「アンチ」、「背教者」、「抑圧者」などのラベルが付けられる
とか、「5」の、
> 指導者たちは、異常に厳格な行動規範を課し、会員の欠点を罪悪感に陥れ…
など、2020年から始まったあらゆる方法論が「カルトの方法論」と合致することが明らかにわかります。(実際にカルトを参考にしていると思われます)
ところが、一般の人々、特に善良に生きてきた方々の大半は「カルトの方法論」など知らない。それが、悪意が元にある狡猾な虚偽だと気づくことができない。
善良な人であればあるほど、それを知らない。
つまり、善良な人ほど、この罠に深く入りこみやすく、そして、最後まで疑うことを知らないままである可能性があります。地球温暖化、というフレーズがこの世に出たのはもう何十年も前ですが、現状で信じている人の多さを考えていただいていもいいと思います(これもカルトの手法でした)。
では、どのような人がそのような思想の真実を知っているか。
あるいは、知ってはいなくとも、翻然と悟るか。
それは、「善良とはいえない人たち」です。
私は明らかにそうです。善良ではありません。
燃えるゴミの日に、2ミリくらいのプラスチックを混ぜてしまう人間です(ちっちぇーな。おい)。
しかし、私は悪い人間でも、人生の中で私の周囲にいた人々はそうではありませんでした。
いい人が本当に多かったです。そんな人たちとの出会いがあったからこそ、少し矯正できた。
以前の変なタイトルの記事にも少し書いています。
科学的であり悪魔的な
In Deep というブログの目的のひとつに「この世から悪魔をあぶり出すこと」があることを、私自身が漠然と気づき、それを最初に書いたのは、今から 11年前の 2011年1月の記事でした。
それについては、昨年の以下の記事の後半でもふれています。
[記事] パンデミックの象徴の数が「23」であることがさらに明白に
In Deep 2021年4月19日
なお、このタイトルに「23」という数字が出ていますが、薔薇十字など中世の精神科学的解釈では「 23は 666 と同じ獣の数字」です。なので、社会の表面にこの 23という数字が出る時は注意しなければならないと思っています。
私は今でも、23という数字の入った Tシャツを着ています (最近は格安でオリジナルデザインTシャツを作ることができるんですよね)。
自分がこの数字の呪縛を受けていることを自らで忘れることがないように、かもしれません。
まあしかし、オカルトはともかくとしても、オカルトにしても、それを貫徹するには、その時代の「真実の科学」しか信用しないという側面が必要であることは、ルドルフ・シュタイナーなどの本で知りました。感覚ではだめなのです。
観察するべきは客観的事実だけだと知ったのも、まあこの数年です。
ただ、この「数字と客観だけを重視する方向」というのは、一歩間違えると悪魔的になり、また機械的になりやすいことも事実です。
それでも、現実だけ見るということは重要だと思います。
昨日の以下の記事のマダガスカルのことも真実の科学の「強さ」を示すものです。
[記事] アフリカ連合諸国が「あっさりコロナ禍を抜け出した理由」を、2年後の今にして知る。…それはマダガスカルのヨモギ茶…
In Deep 2022年8月22日
この記事を書いた時点では、そこでご紹介した「COVID 19 治療に対してのマダガスカル議定書」という文書 (日本語版)をまだ全部読んでいませんでした。
その後、全部をパラッと読んでみましたが、これはもう本当に精緻な科学的論拠で組み立てられた医学文書であり、イベルメクチンの有効性、そしてアルテミシア(ヨモギ)の有効性について、取りあげられる限りの過去論文と研究が提示されていました。
2020年4月からマダガスカルで開始された「ハーブティの配布による成果」も表となっています。
アメリカ、フランス、メキシコ、カナダ、マダガスカル、全世界、の 100万人あたりのコロナ死者数が示されています。結果、2020年4-10月の 100万人あたりの死亡数は、
アメリカ 987人
フランス 620人
メキシコ 1,299人
カナダ 379人
マダガスカル 23人
全世界 255人
となっていました。
マダガスカルの死亡率は、アメリカの 2.3%程度でしょうか(どうでもいいですが、何かここにも 23という数字が偶然やたらと出ますね)。
「COVID 19 治療に対してのマダガスカル議定書」より
Madagascar Protocol to Treat COVID 19
マダガスカルでは、入院患者の死亡例はなかったようです。
このマダガスカルの成功例は「科学によるもの」ですが、しかし、このことは一切他の世界に伝えられませんでした。私も昨日知ったのですから。
アルテミシアはイベルメクチン以上に隠蔽されたものだったのかもしれません。
しかし、これを知ったということは、知ったほうとしては、単純に「今後の生活に役立つ」ということになり、科学の知見を獲得できたということにもなります。
これまで「科学」でコロナに対抗した国としては、以下のような国もありました。
・タイ → 伝統薬草のセンシンレンを使用 (過去記事)
・インド → イベルメクチンとチャワンプラッシュ(ハーブジャム)などの使用を奨励 (過去記事)
ただ、タイもインドも、ワクチン接種率が比較的高い(タイ 74%、インド 66%)ですので、それがなければ、ハイチやマダガスカルのように、「何も起きていない状態」にすぐ行けたと思われるのが残念です。
それでも、最近のコロナ死者数の推移は、日本とインドでは以下のようになっていまして、比較にもならない状態です。
日本とインドの人口100万人あたりのコロナ死者数の推移
ourworldindata.org
なんだかぐだぐた色々とつながりなく書いてしまいましたが、カルトの洗脳を解くことが難しいことだというのは、過去の日本のカルト騒動などでも示されていると思いますが、現状の社会的カルトも、それが解かれることは難しいものなのかもしれません。
人民寺院の場合は、それが全員の死を引き起こすまで継続しました。
先ほどの記事「カルトに所属していることを示す10のサイン」のリンクを示していた、スティーブ・カーシュさんのサブスタック記事をご紹介して締めさせていただこうと思います。
カルトだとか、そういう言葉はまったく使われていないですが、
> 重要なことは、これらの人々を好転させることはできないということだ。
と書いており、カルトの本質と近い状態を記しています。
非常に知的なワクチン支持者の私の友人の心の中
Inside the mind of one of my very smart pro-vax friends
Steve Kirsch 2022/08/22
この彼らの考えは 100% 権威への服従に基づくものだ。彼らの主張を裏付けるためのデータを要求すると、彼らは応答を停止する。
私は最近、社交イベントで友人と話した。彼の名はボブとしておく。彼はほとんどのことに頭が良い人物だ。しかし、ワクチンに関しては彼は真実を知らない。
彼は、 6回のコロナワクチン接種を受け、完全に健康であることを自慢していた。ボブは、カリフォルニア州の SB 866法 (※ 12歳から 17歳までの子供が、親の同意なしにワクチンを接種できる法律。こちらが法案)が通過するのが待ちきれないようだ。彼の子供が 12歳になったときには、母親の反対を押し切ってワクチンを接種する決断を自分で下すことができるようになる。
ボブは私を特殊な変わった人物だと思っている。彼は、私は、「以前は尊敬されていた」と述べるが、私が反ワクチンに転向した後、人々の私への敬意はすべて失われた。彼は、私はワクチンについて宗教的信念を持っており、データに基づいていないと言った。
ボブは、誰にも言っていないが、最初のコロナワクチンを接種して以来、視力を失っているという。彼は以前は 2.0 / 2.0 の視力を持っていたが、今では眼鏡をかけ、夜は運転できないのだという。
私が「ワクチンと視力喪失との関係を示すデータ」を持ち出したとき、彼は話題を変えた。
私は彼に、接種を繰り返せば繰り返すほど病気が悪化することを示す 2つの論文を見せた (その 2つの論文はこちらにある)。
私は、ボブに、「この反対のことを示している論文はあるのだろうか」と尋ねた。それに対し、彼は私の要求を無視した。
彼は、主流メディアから信念体系を入手している。完全思考停止状態。今や彼は、権威への 100%の服従の姿勢を見せている。
ボブは自分でデータを見たり、話すことをやめてしまっている。彼は、「もしあなたが正しいのであれば、もう少し多くの人たちが同じような意見を言うだろう」と考えていた。そのため、彼は自らデータを見る代わりに、この問題のそれぞれの立場の人の「多さ」を見ている。
これが、ワクチン推進派の考え方を理解するのに役立つことを願っている。
重要なことは、これらの人々を好転させることはできないということだ。
彼らはデータを見ようとしないので、議論しても無駄だ。彼らは、信頼している人々が立場を変えたときにだけ、自分たちの立場も変えるだろう。ビル・ゲイツなどが立場を変えた時だけ。
だからこそ、声を上げる医師たちを守ることに私たちは力を注ぐ必要がある。
医師たちが真実を語った場合に報復(ソーシャルメディアアカウントの削除、医療従事免許の取り消しなどを含む)をできないことを規定するカリフォルニア州の州投票イニシアチブがおそらく有効だ。そうすることで、このようなことが二度と起こらないようにすることができる。
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