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11月29日にメルマガ第三次世界大戦が迫っているかもしれない中で「体に良い食生活とは何か」と考え込むを発行させていただきました。

2019年からの世界 アメリカの憂鬱 人類の未来 悪魔の輪郭

9月11日が過ぎた直後の13日の金曜日の核実験フェイクリアリティに思うこと

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先日の9月13日は金曜日でしたが、その日のアメリカのカリフォルニアで興味深い太陽が撮影されていました。以下のような夕陽です。

2019年9月13日 米国サンフランシスコから撮影された夕陽


Mila Zinkova

報じていたスペースウェザーの記事の最初の文章は、「これは核爆発ではない」でしたが、「ああ、やっぱりそう見えるのだなあ」と思った次第です。下の写真は、1954年のアメリカ軍による一連の核実験「キャッスル作戦」での水爆の爆発の様子です。

1954年3月1日 マーシャル諸島ビキニ環礁での水爆実験(ブラボー実験)の爆発


Guardian




913から911へ

それにしても、アメリカ軍の軍事作戦に対してのネーミングは、すごいもので、上のキャッスル作戦でおこなわれた 7回の水爆実験には、それぞれに実験名がつけられていまして、それは以下のようなものでした。

連続核実験プロジェクト「キャッスル作戦」での実験名

・1回目 1954年03月01日 ブラボー実験
・2回目 1954年03月11日 ユニオン実験
・3回目 1954年03月22日 ヤンキー実験
・4回目 1954年03月29日 エコー実験
・5回目 1954年04月05日 ロメオ実験
・6回目 1954年04月15日 ネクター実験
・7回目 1954年04月22日 クーン実験

 Operation Castle より

ブラボーとかヤンキーとか、付けたい邦題ですが、なお、ネクターというのは、飲み物のネクターと同じ語源のもので、もともとは「花の蜜」という意味ですけれど、辞書を調べてみましたら、「神々が飲む不老長寿の酒」という意味もあるのだそうです。

それはともかく、今年の 9月13日に、カリフォルニアに出現した夕陽が、くしくもこの 1954年の水爆実験を思い出させてくれたのでした。

先月、以下のようなタイトルの記事も書いたりしていましたが、最近の世の中の風景というのは、過去や「未来の現実」を投影しているような雰囲気もある様相とはなっている気がしています。

自然は「私たちが核が定着した時代」に生きていることを教えてくれる

ちなみに、冒頭のサンフランシスコの夕陽の現象は、夕陽の蜃気楼、いわゆるサンセット・ミラージュと呼ばれるもので、現象自体は、よくあることですが、ここまで形がキノコ雲を形成するのは珍しいと思います。

ちなみに、他に同じような形のサンセット・ミラージュが過去になかったかどうか調べてみましたら、あるにはあったんですね。

それが、何と今回と同じ場所のサンフランシスコにおいてでした。2017年のことでした。

2017年4月17日 米サンフランシスコで撮影された夕陽の蜃気楼


epod.usra.edu

このような奇妙なサンセット・ミラージュが出現しやすい地理的な条件があるのかどうかはわからないですが、ほとんど同じ場所に、同じようなキノコ雲型の蜃気楼が出ていたということになりそうです。

なお、今回の冒頭のサンフランシスコの夕陽は、「 9月13日の金曜日に撮影された」というようなことがスペースウェザーの記事に書かれてあり、この「 13日の金曜日」という部分に意味を持たせている雰囲気がありましたが、私たち日本人には、13日の金曜日は、特に不吉なものではない場合が多いと思います。

しかし、西洋の人たちには、「 13日の金曜日 恐怖症」という神経症が確実に存在するそうで、13日の金曜日になると、パニックを起こしたり、外出できなくなる人が普通に数多く存在するのだそうです。

英語では、この「 13恐怖症」は、Paraskevidekatriaphobia という、読むこともできない英語であらわされるのですが、そのままローマ字読みをすれば、パラスケビデカトリアフォビアでしょうか。

ニュージーランドの今年の 9月13日の報道には以下のような記述があります。

パラスケビデカトリアフォビアに苦しむ人々は、13日の金曜日には外出などを避けるが、それでもなお、過呼吸、動悸、めまい、パニック、さらには自殺思考さえ含む、さまざまな症状に苦しむ場合がある。

ということなのだそうです。

しかし、私にとっては、今年の 9月13日というのは、やはり単に、

「 9月11日の直後

という印象のほうが強いです。「アメリカ同時多発テロのメモリアルデイの直後にキノコ雲がアメリカに出現した」というような。

9.11といえば、以前も取り上げたことがある話ですけれど、「同時多発テロの現場周辺で、さらにガンが増加している」ことが最近報じられていました。

以下は、AFPの報道からの抜粋です。

9.11から18年、一般人の間でもがん増加 粉じん影響か

AFP 2019/09/11

2001年9月11日にジハーディスト(聖戦主義者)らがハイジャックした旅客機で世界貿易センタービルに突入した時、当時26歳だったジャクリーン・フェブリレットさんはその近くで働いていた。

それから15年後、フェブリレットさんは転移性がんと診断された。有害性の粉じんを浴びたことが原因と考えられている。

フェブリレットさんとは異なり、当時19歳だったリチャード・ファーラーさんは事件当日、現場の近くにはいなかった。だが、2001~2003年、世界貿易センタービルのシンボルであるツインタワーがあったマンハッタン南部で測量技師として定期的に働いていた。

ファーラーさんは18か月前、侵襲性の強い大腸がんと診断された。

フェブリレットさんやファーラーさんのように、約3000人が犠牲になった米同時多発攻撃の後、貿易センタービルの近くに暮らしていたり、働いていたりした人の間で、がんの発症率が増加している。

彼らはグラウンド・ゼロに駆け付けた緊急隊員ではない。また何か月もがれきの除去に携わった作業員でもない。しかし、米同時多発攻撃から18年を迎えたニューヨーク市では今、そうした人々と同じように有害な粉じんの影響を受け、がんや重篤な疾病を発症する人が増えているというのだ。

 

ここまでです。これは記事の前半で、後半は、数字などが記されています。

最近の研究では、この地域で、有害な粉じんにさらされた人は、さらされなかった人に比べて、ガンの発症率が 10パーセントから 30パーセント高いということがわかったのだそう。

ちなみに、2019年6月までに、9.11 関連のガンだと認定された人の数は、

「 1万 4030人」

にのぼっています。

こちらの記事によれば、1年前は、この数は 9800人ほどでしたので、この 1年間で、4000人増えており、どうやら、「最近になってからのほうが増加している」のです。

9.11の際に、最初に事件に対応した人たちのガンの発症率が異常に高いことについては、昨年の以下の記事で取りあげたことがあります。

9.11同時多発テロで対応にあたった警官や消防士たちが「ガンなどの疾患で今に至るまでずっと3日に1人の割合で死亡している」という事実から思い出すアメリカと核計画

まあ…… 9.11は、いろいろ複雑な問題を含んでいて、今、改めて当時の貿易センタービルが「爆発的な倒壊をした瞬間」の写真を何度見ても、飛行機が突入したことによる倒壊というようには見えない感じは今でも払拭できていません。

これは爆発のエネルギー源がある巨大な爆発にしか見えません。ブラボー実験のようなエネルギー源。

2001年9月11日 世界貿易センタービルが倒壊した瞬間


welt.de

結局、9.11に対しては、合理的な考え方では、ほとんどすべてに疑問が生じてしまう部分はあるのですけれど、「では、真実は何か」ということがわかるわけでもなく、こういう状態のまま未来に続くのでしょうかね。

ただ確実にいえることは、9.11は、「 21世紀という時代の始まりを告げた出来事」ではあり、実際に、この 9.11以降、「何もかもが変わった」ことも事実です。

以下は、9.11の事件後、現場にアメリカ国旗を掲揚する場面です。なぜか、この旗は、掲揚された直後に消失しまいますが、この時から世界は変わりました。

同時多発テロ後に現場に掲げられたアメリカ国旗(この直後に旗は消滅)


seattletimes.com

同時多発テロから始まった、この「 21世紀」という時代について、私自身は以下の記事のタイトルにありますような感覚を持ち続けています。

21世紀は「悪魔的な時代」なのか?

このような「 悪魔の時代」などという概念は、その根本の思想はオカルトでしかないですが、21世紀に入ってからの、事件、社会、自然、災害、生物の絶滅、汚染、環境、薬害、病気の増加、金銭と人間、自殺率、高齢化、出産など、あらゆる面を見ましても、この「悪魔的」という概念は、発想そのものはオカルトでも、単に的外れとも言えないかなとも思っています。

そういうことがありまして、毎年、9.11前後には、いろいろと思うことが多いのですが、今年の 9.11は「思い出しもしなかった」という特異な年でした。それが、冒頭の 9月13日の金曜日の核実験のようなサンセット・ミラージュの写真が、9.11のことを思い起こさせてくれました。

何だかこう、何を書きたい記事なのかわからなくなってしまいましたが、三連休ということもあり、何となく書き綴りましたことお許し下さい。





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Oka In Deep

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