・賑わうスウェーデンの首都ストックホルムのタントルンデン公園 5月30日 HENRIK MONTGOMERY
「嫌いだったものが好きになった」ことが嬉しくて
今回の新型コロナウイルスのパンデミックの中で、私がひとつとても「良かった」と感じていることのひとつに「自分の中に根付いていたひとつのネガティブ要素が消えた」ということがあります。
それは端的にいえば、「実は、私は以前、スウェーデンが嫌いだった」のです。
それが消えたばかりか、この世で最も好きなひとつとなった。
なぜ、スウェーデンという国と、そこに住む人に対して、以前あまり好意を持つことができなかったかというのはともかくとして、事実としてそれがありました。
しかし、何度か記事にしていますように、新型コロナウイルスに対してのスウェーデン国家の「人々を弾圧しない」という態度と、そして、それを受ける国民の態度は、尊敬に値するとしか言えないものであり、スウェーデンという国と、その人々はこの世界で最も私たちが参考にしなければならない人たちだと知ることになりました。
他の多くの国や地域が「間違った価値観で命というものを評価」する中で、スウェーデンは、新型コロナウイルスに対して多数の死者が出る中でも、人々の生活をいっさい変えずに突き進みました。
「輪廻転生の中で受肉した人間がこの世に生きている意味は何か」
という意味への理解が根底にあるとしか思えない勇気のある態度だと思います。
そして、現在、スウェーデンは新型コロナウイルスでの死者がほぼ出ない毎日に戻っていて、この後はわからないとはいえ、
「パンデミックは終わった状態」
となっています。
これは、7月に入ってすぐの頃の以下の記事でも取り上げましたけれど、基本的には同じように、もはや脅威がほとんど存在しないまま現在に至っています。
スウェーデンの新型コロナウイルスによる新たな死者数がパンデミックが始まって以来、初めての「0人」に
地球の記録 2020/07/06
しかし、これに関しては、私の考えとして、
「決して勘違いしてほしくないこと」
があります。
それは、スウェーデンが結果として、新型コロナウイルスの対策に成功したから褒めているのではないのです。
仮に、スウェーデンの「何もしない」という対策が失敗して、とんでもない数の人々が感染し、亡くなったとしても、「それでもその方法を貫いていたなら」、私はさらに感動したと思います。
「人間は、どんな理由の下でも、誰にも束縛されるべきではない」
というスウェーデン国家の考え方に感動したのです。
死が問題ではなく、「人間の魂」の問題です。
なお、それまでの私が「スウェーデンを好きになれなかった理由」は、2014年の以下の記事に書かれていますが、ややこしい話となるので、ここではふれません。
「正面から見る時だけ美しい」妖精フルドラを生んだスウェーデンが叩き出した数値と現在の地球の「反ユダヤ的人口」の関係
In Deep 2014/09/19
思えば、今、私たち人類は「退化の局面」にいます。
もともと、現世人間は「自由」を獲得するために、この十数万年、生活を進化させてきました。
しかし、今から数千年ほど前から、その人類の自由への希求の進化は「止まり」始めました。
同じ頃、たとえばイエス・キリストのような人が出てきたりもしましたけれど、その努力も叶わず、人類の退化は進行し続け、戦争、憎しみ、妬みが助長される世界が完成に向かって動き続けています。
ついには現在、以下の記事にも書きましたが、「人類が最下層のクラスに退化する頃には、人類は《みんなマスクをつけているだろう》」というような 100年くらい前の予見も当たりつつあるようです。
世界最高権威の医学誌に掲載されていた「パンデミックにおいてのマスクの素晴らしい効用」。そして、そこから思い出した東京ミキサー計画と人類退化論
In Deep 2020/07/16
この記事でご紹介した 1925年の書物には、「地獄から 200万年後の天国」が描かれており、その 1925年からは、
・精神病の台頭
・病的な愚かさの台頭
・これまでなかったような犯罪の登場
・これまでなかったような感染症の登場
・世界戦争
というようなことが起きていくことが「悪魔の口」から語られています。
いずれにしましても、スウェーデンの「何もしない」というやり方は、この数カ月のあいだ、欧米諸国などから、ボロクソに言われ続けてきました。
たとえば、すでにスウェーデンでの新型コロナウイルスの新たな感染者数も、死者数もほぼ落ち着いていた1ヵ月ほど前でさえ、米のニューズウィークは、以下のようにスウェーデンを公式の報道で罵っていました。タイトルに「後悔?」とあるあたりに「悪意」を感じられると思います。
スウェーデンが「集団免疫戦略」を後悔? 感染率、死亡率で世界最悪レベル
新型コロナウイルス対策でロックダウン(都市封鎖)を行わず、集団免疫戦略を取るスウェーデンで6月17日、約1カ月ぶりに1日の死者が100人を超えた。19日時点で感染者数は5万6043人、死者数は5053人に上る。人口100万人当たりで換算すると、感染者数も死者数もアメリカに並び世界最高レベルに達している。 (Newsweek 2020/06/23)
政治や報道の人々などを含むエリートたちの思想の根底にあることは、
「人民などは押さえつければいい」
ということであることが、この記事のタイトルでもよくわかります。エリートは「自由という観念が最も嫌いな集団」であるのかもしれません。
何しろ、ロックダウンに感染抑制の効果など何もないことがわかっていたこの 6月下旬の時点で、このようなことを書いているのです。
ニューズウィークが「スウェーデンの感染率、死亡率は世界最悪レベル」と記事にした後の展開は以下のようになっていて、どの主要国よりも抑制に成功しています。
あるいは、以下の記事に書いたような「悔しさ」もあるのかもしれません。
なぜ多くの欧米メディアは「スウェーデンの何もしない対策」を否定したがるのか。それは「自分たちはロックダウンで苦労しているのに日々楽しく暮らしているスウェーデンが許せない」という心理的葛藤である模様
In Deep 2020/05/05
しかし、先ほども書きましたように、私が褒めたたえているのは「スウェーデンが対策として成功したから」では決してないです。
対策が完全に失敗しても、私はさらに賞賛したと思います。
人間が自由であることに対しての行動としての勇気。
なぜ人は受肉するのかという西洋伝説の根源。それを他の西洋は誰も考えなかった(わざとかもしれないですが)。
ロックダウンなどを見ていて、それに実効的な効果がないことがわかっても続けることに対して、少し前までは、「為政者はみんな馬鹿なんじゃないの?」と思っていましたが、今は
「ちがう」
と思っています。
馬鹿だからそうしているのではない。
科学的にロックダウンや行動の制限に意味がないことがはっきりしている今でも、それを再開したり、強化するという行動の真意には、
「もっと人類を退化させる」
という目的と、
「さらに人々の健康と免疫を低下させる」
という意図があると今は思っています。
その後、どうしようとしてるのかは知らないですが、こういうのを陰謀論云々と言われてしまったら、それまでですが、「実効的な意味がないのがすでに明白なのになぜ?」ということに関して、メディアも政治家たちも誰も何も言いません。
マスクや過剰な消毒もそうですけれど、人類の退化と免疫低下を目的とする巨大なプロジェクトの一端と思わざるを得ない部分はそのあたりにあります。
このような時代だからこそ、多くの人々に、
・真の健康とは何か
・生きているということの幸せの意味は何か
ということを今いちど考えていただきたいようには思います。
そして、現代の西洋医学の観念全体に対して言いたいことは、
「人間は機械ではない」
ということです。
人間は、精神と身体と常在菌が常に直結しており、そして、人間というのは「人と人のコミュニケーションから成立する生き物」であり、そして、人間というのは、あらゆるバクテリアや微生物たちと共生して生きており、ビタミンDやメラトニンなど、多くの生命のために必要な要素を太陽からいただいている。
生命体としては、基本的にそれだけのことです。
そして、いつか死ぬ。
この「いつか死ぬ」という部分を必死で否定するのが現代医学です。
「死ぬほど苦しみながらでも生きやがれ!」
という西洋医学の理念は、果たして正しいでしょうか?
まあ、いずれにしましても、私たちの多くはスウェーデンのような理念に下で生活することはかなわず、マスクで窒息し続け、重要な常在菌を日々殺しながら生活するしかなくなっていますが、しかし、最終的には「自分で考えること」で、未来に対して少しでも良い方向には進めるはずです。
考えましょう。
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