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「突然出現した」と騒がれる英国の新型コロナウイルスN501Y変異株は、4月にはブラジルで、8月にはアメリカでもすでに流行している。つまり何の新しい話でもないことがロックダウンの根拠に

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英国の写真家フローラ・ルナさんが英国のロックダウンをイメージ化した「切断の対象」より。Flora Luna




 

パニックとロックダウンを誘発させた凡庸な既知のウイルス

イギリスで、変異した新型コロナウイルスの流行が拡大しているということを理由に、ロンドンなどがロックダウンされ、その地域も拡大する様相を見せており、そして、各国がイギリスへの出入国を制限、あるいは停止したりしています。

これらの報道を見まして「何でもロックダウンと孤立化の理由にしてしまうのかよ」と、さすがにやや呆れました。

そもそも、報道などに見られる、

「イギリスで発見された新たな変異株」

というイメージを抱かせる見出しは誤りであり、この「 N501Y 」と呼ばれるコロナウイルス変異株は、今から 8ヶ月前にはブラジルで流行しており、今年 6月にはオーストラリアで、8月にはアメリカでも流行していたことを科学者たちが述べていることを、英国テレグラフや、米ニューズウィーク、ドイツ DW など大手メディアが一斉に報じています。

さらに、イタリア、デンマーク、オランダ、オーストラリア、ベルギーでも 11月までにこの N501Y 変異株が流行していた可能性が高く、つまり、この N501Y変異体は、

「すでに欧米の多くの国で流行済みのコロナウイルス」

であるのです。

なので、現在起きている実際のことは、単に「すでにヨーロッパとアメリカに蔓延していた種のコロナウイルス株が(気温が下がって)再び感染が拡大した」ということであるだけであり、どうしてこんなパニックじみた国々の行動になるのかが理解できません。

その報道のうちの米ニューズウィークの記事をご紹介します。


イギリスで検出された変異した新型コロナウイルス株は、今年の春にブラジルで発見され、現在までに 4カ国で見つかっている

Mutation in New U.K. COVID Strain Found in Brazil Last Spring, Now in Four Countries
Newsweek 2020/12/21

英国で最近検出された新型コロナウイルス株内の遺伝子変異は、4月にブラジルで最初に発見された。

英国の科学者たちが特定した SARS-CoV-2ウイルスの新株は、初期の証拠に基づいて、元のウイルスよりも大幅に感染しやすいと報告されている。

ウイルスは常に変異しており、「 B.1.1.7 系統」または「 VUI–202012 / 01 」と呼ばれるこの新しい株には、遺伝暗号に 23 の個別の変異が含まれている。

「 N501Y 」として知られるこの突然変異体の 1つが検出されたのは、今年の 4月にまでさかのぼる。

それはブラジルで検出されたと英国レスター大学の臨床ウイルス学者であるジュリアン・タン博士はニューズウィークに語った。

その後、科学者たちはオーストラリアとアメリカの一部で N501Y 変異を発見した。

タン博士は以下のように述べた。

「 N501Y 変異体は、2020年4月にブラジルで、2020年6月から 7月にアメリカとオーストラリアで独立して別々に流行していました」

この変異は SARS-CoV-2ウイルス のスパイクタンパク質の構造変化に影響を及ぼしており、スパイクタンパク質はヒト細胞へのウイルスの結合と関係しているために、新型コロナウイルスへの感染力への影響に結びつく。

科学者たちは、この特定の突然変異が新しい株で検出された他の突然変異と組み合わさって、変異体がより強い伝染性を持つような変化と関係している可能性があると考えている。初期の推定によれば、感染力は、おそらく最大 70%高くなる。

英国政府の新しい呼吸器系ウイルス脅威諮問グループの会長であるピーター・ホービー氏はテレグラフに以下のように語った。

「さまざまな突然変異が組み合わさると、その組み合わせは異なる効果をもたらす可能性があります」

N501Y 変異を含む新しい SARS-CoV-2ウイルス B.1.1.7 系統株は、9月にイングランド南東部で最初に検出され、この地域で急速に拡大しており、科学者はそれが全体の 60%を占める可能性があると推定している。

この菌株は英国の他の地域でも検出されており、最近の数週間で、デンマーク、オランダ、オーストラリア、イタリア、およびイベリア半島の南端に位置する英国の海外領土であるジブラルタルでも少数の症例が確認されている。

この新しい菌株がベルギーに存在するという未確認の報告もあり、フランスと南アフリカでも検出はされていないが、循環している可能性があると当局は述べる。

現在、世界 40か国以上が、この変異株の蔓延を防ぐために英国からの到着を一時的に禁止している。


 

ここまでです。

結局この N501Y 変異体というものは、春からの 8ヶ月間ずっと世界中で流行していたわけであり、今になって感染が拡大したのは、気温が低くなったからだけだと思われます。

ところで、以下の記事で最初に書きましたこの「気温が低くなるとコロナウイルスの流行が拡大する」という定理は、今まではデータ上でしか示されていなかったのですけれど、最近、「気温が下がるとコロナウイルスの流行が増加する理由」がわかりはじめています。

感染の増加を「数」だけで見ていると社会は終わる : コロナウイルスの感染事例は「正確に気温と反比例する」ことを米ゴールドマンサックスが解析…
2020年11月15日

 

気温が低下するとコロナ感染が増加する理論的な理由が判明

アメリカのユタ大学とカリフォルニア大学デービス校の研究者たちが発表した論文によれば、

「気温が上昇すると、コロナウイルスの粒子構造(VLP)が破壊され安定しなくなる」

ことが示されたのです。

実験は「原子間力顕微鏡」というものを使って行われ、22℃でのコロナウイルスの粒子構造の状態と 34℃での状態を観察したものです。

以下は論文にある図版のひとつで、22℃の状態で粒子の構造は安定し、乾燥した34℃では安定していないことがわかります。

22℃と34℃でのコロナウイルスの粒子構造

sciencedirect.com

つまり、気温が下がると感染が拡大するのは「コロナウイルスの気温に反応する構造上の問題」であるわけで、ここでは、22℃以下は研究されていないですが、気温とコロナウイルス流行のデータを考えますと、気温が低くなればなるほど、さらに構造が安定し、言い方は変かもしれないですが、

「気温が下がれば下がるほどウイルスが強くなる」

というようなことのようです。

もちろん、下がれば下がるほどというのは、一般的な生活空間で示される程度の気温のことで、氷点下何十度などだとどうなるのかはわかりません。

論文は、以下にあります。

Structural stability of SARS-CoV-2 virus like particles degrades with temperature
SARS-CoV-2ウイルス様粒子の構造安定性は温度とともに低下する

タイトルには「温度とともに」とありますが、「温度の上昇とともに構造安定性が低下する」ということになるようです。

つまり…。

単純な話として、暖かくなれば、感染拡大は見事に収まることになりそうです。

風邪やインフルエンザにもそのような「気温が低いほど流行する」という傾向がありますので、気道感染系のウイルスの多くは、同じように気温が低下したほうが構造の安定性が増加するという共通した「気温に正確に反応する構造」的な性質を持っているのかもしれません。まるでマシンのように。

このことから、風邪やインフルエンザはともかく、少なくともコロナウイルスは気温の低い状態のうちは感染拡大を抑制することは大変に難しいと考えられます。

そして春になり、気温が上昇すれば、ウイルスの構造は不安定化して、感染力も弱まり、存在自体が消失しやすくなる。今年の世界各国の 3月から 5月のコロナ感染数低下の曲線を描くということですね。

同じことが繰り返されるということです。

しかし、「暖かくなるまでに、まだ何ヶ月あるのか」ということでもあります。

さらには気温の低下はこれからが本番ですので、感染が拡大するたびに現在のイギリスのような封鎖的な行動がとられていては、社会も人間性もどちらも壊れますよ。そうしたいのならともかく。

変異株に話を戻しますと、どんなウイルスでも新しい変異株が次から次へと見出されるのは普通のことであり、それをひとつひとつ取り上げて「さあ大変だ」と言っていたら、同じことが冬のたびに何十年間も繰り返されてしまいます。社会が完全に破綻して地上から人間がいなくなるまで。

なお、この変異種により各メディアで報じられている懸念のひとつに、「現在製造、開発されているワクチンが無効になるのでは?」というものがあります。

つまり「ふりだしに戻る」と。

この mRNA ワクチンというもの自体への私個人の懸念は置いておきまして、現在の社会が「希望」として持っている光景のひとつに「ワクチンの流通でパンデミックが終わる」というものがありますが、その希望が崩壊して、2020年3月の状態に逆戻りする可能性を案じているのです。

 

 

ワクチンの無効化

昨日、アメリカの NBC ニュースの記者がツイートに以下のように書いていました。

12月23日の NBC ニュース記者の投稿より

2人の著名なウイルス学者(1人は英国、1人は米国)が、この突然変異が最後ではなく、ウイルス構造を根本的に変えて進行中のワクチンを無効にする変化を心配していると私に述べた。動物に戻ってから再び人間(への感染)に戻るという大きな懸念もある。 Richard Engel

科学者たちもこの件については慎重になっているようで、上の投稿では匿名で書かれていますが、一般的な報道では「変異は心配はない」とされています。

以下は、「コロナウイルスの突然変異でパニックになる理由はないとウイルス学者は言う」というタイトルのドイツ DW の記事からの抜粋です。

現在のワクチンは今では効果はないのだろうか?

英国は、西ヨーロッパで最初に大規模な予防接種キャンペーンを開始した。英国では新しい変異株が見つかっているが、しかし、ウイルス学者たちによれば、英国で新しく検出されたこの突然変異体が、現在のワクチンを無効にすることはないという。

ウイルス学者のクリスチャン・ドロステン氏によると、これらのワクチンはすべてコロナウイルスのスパイク・タンパク質の情報をコード化しており、ウイルスに変異があっても(人間の細胞の)免疫系を刺激するように設計されているという。

ウイルスに、ワクチンによる免疫保護を回避できるようなスパイク・タンパク質の変化が現れるためには、複数回の突然変異が必要となるために現在の変異では問題はないようだ。

しかし、たとえばインフルエンザワクチンを例にすれば、インフルエンザウイルスは非常に迅速に変異するものであり、そのために、感染からの保護効果を維持するためには、インフルエンザはそれぞれの季節ごとにワクチンを「再調整」する必要があることが知られている。

その点では、COVID-19ワクチンも、今後さらに調整する必要がある。

しかし、進行中のパンデミックの間に収集された情報、および新しく建設されたワクチンの生産能力は、今後数ヶ月で手頃なワクチンの迅速な供給を確実にし続けるだろう。(2020/12/21 DW

 

この記事では、「大丈夫だ」と述べながら、

> 今後数ヶ月で手頃なワクチンの迅速な供給を確実に

というようにもあり、ワクチンの再調整が必要な可能性が高いと認識しているようです。

「すでに接種した人たちはどうするの?」

というようにも思います。

それにしても、ここにある「今後数ヶ月で」というこの表現が、これから毎年、冬になるたびに言われ続けるのかと思うと、やや呆然とした気分になりますが、何もかもが混沌としていく状況になっていく可能性が高くなっています。

その理由としましては、DW の記事にもありますけれど、たとえば、インフルエンザワクチン(の有効性はここでは置いておいて)は、そのシーズンに用いられるワクチンは前回シーズンとは異なるもので、その年に合わせたワクチンとして調整されるわけですが、コロナワクチンもこのような変異が繰り返される場合、同じように「抗体を得るために、毎年コロナウイルスのワクチンを接種する必要がある」ということになっても不思議ではないからです。

ちなみに、アメリカでは、「コロナワクチンを最も懸念しているのは医療関係者」の人たちであることが報じられています。アメリカの病院に対する調査では、「医療従事者の 70%がワクチン接種を受けるつもりがないと回答した」と CNN は報じています。

また、病院の名称は明らかにしていませんが、ある 1900人の医療スタッフがいるアメリカの大病院では、「ワクチンを接種した医療関係者は 600人だった」と報じられています。

つまり、「 1900人中、1300人の医療スタッフがワクチン接種を拒否した」ようなのですね。

ニューヨーク市消防局の救急救命センター副所長の救急救命士アンソニー・アルモヘラさんがブルームバーグに語った以下の言葉が、医療従事者たちの気持ちを代弁しているようです。

「誰がモルモットになりたいですか?」

記事によれば、非常に多くの医療従事者たちが、このワクチンを「心底恐れている」ようです。

それでも、世界中でワクチン接種は淡々と続いています。

今のこの世の中は、本当におそれるべきものは何かということを正確に観察し続けないと、どのようなリスクに巻き込まれるかわからない時代となってきているのかもしれません。

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