ブログ記事の引用・転載はすべて自由です。その際、ページのリンクを示していただけると嬉しいです。以下でキーワード記事検索ができます。

11月8日にメルマガコヴフェフェ大統領と金星人、そして「食と日本人の腸内細菌環境」のことを再び思い出すを発行させていただきました。

2020年からの世界 アメリカの憂鬱 人類の未来

アメリカは「封鎖」されるか。それはいつ?

投稿日:2020年3月13日 更新日:


・3月10日、米カリフォルニア州サンフランシスコ沖に出現した蜃気楼。 Spaceweather




 

赤い空

日常生活から、金融、経済、興業など、周囲にあるほとんどの事物に新型コロナウイルスの感染拡大の影響がひろがっていますが、混乱の中だからこそ思ってしまうことなのかもしれないですが、この数日、世界に出現している「光景」は印象的であります。

3月10日の深夜には、三重県の津市内などで、「夜空が赤く染まっていた」ことが、伊勢新聞で報じられていました。

夜空、赤く染まる 津で目撃 三重

伊勢新聞 2020/03/12

三重県内で10日深夜、空が赤色に見える現象があった。記者が目撃し、インターネット上でも同様の投稿があった。

気象台は「地上の光が上空で反射したのでは」とみているが、詳しい理由は分かっていない。

記者は同日午後11時ごろから約3時間にわたり、南側の夜空が赤色になっているのを津市内から目撃した。短文投稿サイト「ツイッター」でも、同じ時間帯に県内の空が赤く見えたとの投稿があった。

津地方気象台によると、10日の県内は雨で、午後から濃霧注意報が出ていた。気象台の担当者は「雨上がりの湿った空気に町の光が反射したことで、そのように見えたのではないだろうか」と話していた。

こういう出来事でした。

赤く染まっている範囲が広いことと「約3時間にわたり」という長い時間から見ますと、地上の光が上空で反射しているというわけではないようです。

一般的に空が赤くなる理由というのは、夕焼けや朝焼けですが、それらは深夜には起きないものですので、それらではなさそうです。

あまり関係ないですれけれど、この1年近く「赤や紫の空」が数多く目撃されています。 2019年の夏頃から世界各地で、「夜空に赤と紫に混じった色が広がる」ことが続いています。

以下は、2019年8月28日 赤紫に染まったロシア・ノボシビルスクの空です。


indeep.jp

このような原因は、昨年 9月の以下の記事でもご紹介したことがありますが、「火山の噴火で噴出された硫黄ガスが成層圏に漂っているため」ということが判明したことをご紹介したことがあります。

この夏、世界中に広がっている「紫色の夕暮れ」を作り出しているのは巨大な噴火の火山ガスだった

いずれにしても、こういうご時世の時に「原空が赤くなる」というのは、示唆的ではあります。

 

アメリカでは、3月10日にカリフォルニア州で冒頭のような「蜃気楼」が発生したことが報じられていました。下は動画です。

https://youtu.be/NLq-YvNwF4w

これは、サンフランシスコ沖のファラロン諸島にある「灯台」に蜃気楼が重なったようで、「まるで灯台が人のシルエットのように見える」と話題になっていました。

スペースウェザーは記事で、「まるでコルコバードのキリスト像のよう」と記していました。コルコバードのキリスト像というのは、ブラジルのリオデジャネイロにある高さ 39.6メートルの巨大なキリスト像のことで、この像はコルコバードの丘という小高い場所に経っていますので、遠くから見るとレイアウトなどが確かに似ている感じです。


Cristo Redentor

というわけで、このように、カリフォルニアの沖合に「キリスト像のようなシルエット」が出現したアメリカの話です。

 

 

封鎖は全世界に広がるのだろうか

もはや株価も何もグチャグチャになっていますが、株価というようなものは、天文学的な資金供給で復活させることは可能なのかもしれないですが、しかし、実際の経済のほうは、特に個人の方や中小企業などを中心に「復旧しようがない状態」となっている場合も多くあるのではないでしょうか。

まさか、どこの国も「中国が本当にウイルスを封じ込めることに成功した」などと信じているわけではないでしょうけれど、イタリアなどを含めて、

「全土の封鎖」

というようなことをを行い始めています。

感染性の強さと、「発症しない事例が多い」こと、そして、「ウイルスの外部への放出期間が長いこと」などから、すでに、どこの国でもウイルスは十分に市中に広がっている可能性のほうが高いはずで、封鎖による効果は極めて限定的であると思われ、このような状況の中で封鎖のような対策が拡大していくというのは、

「単にこの世の終わりを早めているだけ」

のようにも思います。

意味があまりよくわかりません。

なお、医学誌ランセットに、感染した人の「ウイルスの外部への排出期間」が判明したことに関しての論文がありました。

それによりますと、ウイルスの排出期間は、

「最短 8日間、最長で 37日間、中央値は 20日」

とのことでした。

現在は 14日間隔離などの言葉をよく見かけますが、「ウイルス排出期間の中央値にも届いていない」ことがわかります。

ですので、今からの封鎖とか、イベント自粛とか、外出自粛とか、そういうことにどれだけ意味があるのかはわからないです。

とはいっても、そういう自粛とか隔離封鎖をすれば感染拡大は止まると、どうやら世界全体のリーダーたちは考えている。

中国以外の国や地域の本格的な感染拡大など、はじまってから、まだ1ヵ月程度の期間だと思いますが、それで世の中はこんなにグチャグチャになっているというのに、さらにカオスを深めようとしているのですかね。

イタリアは、封鎖してからも劇的に感染確認者が増えています。お笑い中国を別にすれば、他のヨーロッパの国々も感染拡大は激化しているようです。

2020年3月13日の感染確認数と死者数の推移

coronavirus

イタリアとイランの致死率が著しく高いですが(イタリアで 6.7%)、現在、新型コロナウイルスには 5カ所の異なる発生源があることが確認されていまして、その中で最も致死率の高い株が、イタリアとイランのもののようです。

これについては、カナダのグローバルリサーチ他、さまざまなメディアで伝えられていますが、これを含めて、今日発行したメルマガにも載せています。

今回は、この「封鎖の拡大」と関係して、「アメリカは封鎖されるか」ということについて、アメリカのブログ記事をご紹介したいと思います。

プレッパーズ(カタストロフに備えて準備する人たち)系のサイトの記事です。

私は、プレッパーズではないですので、物理的な準備云々について言及はできないですが、現在、以下の記事のような想定をして準備をしているアメリカ人が、少なくとも数百万人はいると思われます。

 


新型コロナウイルス Covid-19 の感染拡大の中、アメリカはいつ封鎖するだろうか。そして、どのくらいの期間、隔離・封鎖されるのだろうか

When Will the US Lockdown Over Covid-19? How Long Will Quarantines Last? Here’s What the Patterns Show Us
The Organic Prepper 2020/03/12

3月11日、世界保健機関(WHO)は、公式に Covid-19 に対してパンデミックだと宣言した(WHO以外の世界中の人がすでにパンデミックであることを知っていたが)。そして、トランプ大統領は、ヨーロッパからのすべてのアメリカへの便の国境を閉鎖し、同時に財政出動案を出した。

しかし、事態は悪化する可能性がある。

病気そのものの問題ではない。このパンデミックが終わった後、多くの人々が何年も感じ続けるであろう経済上、財政上の問題を引き起こすはずだ。

人々が今尋ねている最大の質問は、「いつ?」ということだ。

アメリカはいつ地域を封鎖するのか、そしても人々を隔離するために講じられている措置を始めるのか。その隔離はどのようなものになるか。隔離封鎖はどのくらい続くのか。

これに関しては、他の国々の状況を見て、一般的な方法論を得ることができる。もちろん、私たちはアメリカに暮らしており、アメリカは他の国とやることが違うかもしれない。したがって、正確に科学的なものとはいえないが、今後、何が起こるかをある程度、予測するためのパターンを見ることはできる。

アメリカは、おそらく中国よりも文化的にイタリアや他のヨーロッパ諸国に近いと思われる。たとえば、イタリアは中国よりもはるかに人権を気にする。

しかし、アメリカは、地理的にはイタリアよりも中国によく似ている。中国は 930万平方キロメートルの面積を持ち、アメリカは 910万平方キロメートルを持つ。イタリアは 30万平方キロメートルだ。

ウイルスの拡散と封じ込めの取り組みはどうだろう。

中国に関しては、中国から出てくる数字や情報をそれほど信じられるわけではないが、ただ、中国では、封鎖の状況が約 8週間続いていることに注意してほしい。

中国の隔離と封鎖は 1月22日に武漢で始まった。したがって、最初の患者の発生が伝えられてから、最初の封鎖までは 23日間だった。最初に新型コロナウイルスの症例が指摘され、この疾患が公になった日から今日までは 73日だ。

武漢の最初の隔離の日から現在まで 51日経っている。

現在、封鎖と隔離は緩和されたと伝えられるが、中国では、移動に依然として深刻な制限がある。実際にはあり得ない気もするのだが、公式には、中国は少しずつ正常に戻ってきているという。

要するに、約 7週間で少しずつ正常に戻ったとできるが、しかし仮に、中国が実は正常に戻っていなかった場合、7週間は的確ではないことになる。

イタリアで、新型コロナウイルスの最初の 3例が確認されたのは、2月20日だ。イタリアの当局は迅速に行動し、地域を封鎖したが、残念なことに彼らの迅速な行動は十分ではなかった。

翌 21日にイタリア北部のロンバルディア地方のいくつかの村の封鎖が始まり、イタリアは結局、3月9日に国家全体を封鎖するに至った。

つまり、イタリアでは、最初の患者が確認され隔離されてから、わずか 22日間でウイルスは全体に広がり、イタリア全体が封鎖され、移動は停止、ビジネスも基本的に止まった。そして、イタリアの医療システムは崩壊に直面している。

今からほんの 1か月ほど前、イタリアはすべてが正常だった。

観光客はトレビの泉で願い事をして、人々はカフェのパティオで友人とコーヒーを飲みながら晴れた日を楽しんだ。ビジネスは繁栄していた。

それから1ヵ月後の昨日 3月11日の時点で、イタリアは 1万2462件の Covid-19 の感染が確認されており、死亡者数は、1日で 196件から 827件に急増した。

現在、イタリアでは、食料品店と薬局を除くすべての店舗が閉店している。

このイタリアの事例は、この感染拡大がどれだけ速く進むことができるかを明確に示している。

中国の封鎖の事例から考えて、最初の症例が確認されてから 25日目のイタリアは、現在、最悪の時期にある可能性がある。

 

アメリカはどうか

Covid-19のアメリカでの最初の症例は、ワシントン州スノホミッシュ郡で 1月22日に診断された。ちなみに、武漢市が封鎖されたのはその日だった。

現在は、 最初の症例がアメリカで診断されてから 50日目となる。しかし、アメリカでのコミュニティの中で、人と人の間での感染が確認された最初のケースは 2月26日のことであり、こちらが最初の感染事例と考えたほうがいいかもしれない。

この日から考えると、アメリカは感染発生から 15日目となる。

他の国では、最初の感染確認から約 22日〜23日目に大規模な封鎖が発生しているため、同じような状況になるとすれば、アメリカで主要な封鎖が起きるのは、今から 7〜8日後(※ 3月19〜 20日頃)である可能性がある。

シアトルやニューヨークのようにウイルスが急速に広まっている都市や地域では、早期の封鎖が見られるかもしれない。

アメリカはこのアウトブレイクに対処し、それを封じ込めることができるはずだ。また、効果的な治療計画が発見される可能性もある。しかし、いつ封鎖と隔離が行われるかについての一般的な考え方として、このパターンは高速化しているように見える。

 

隔離はどのくらい続くだろうか

中国からの情報が正確であれば、中国での大規模な封鎖の期間は 7〜 8週間続いたとされる。イタリアは 3.5週でその中間点にあるが、イタリアの状況はどこもコントロールされていないようだ。

これに基づくと、アメリカでの隔離または封鎖は、最大 2〜 3か月続くと予想している。備蓄品や消耗品を入手するための目安にはなるだろう。

 

そして何が起こるだろうか

コロナウイルスがアメリカにどのように影響するかを正確に予測することは不可能だ。アメリカ人は、中国の人のように過酷な封じ込め措置を行う政府に協力するという可能性は低い。アメリカ人は中国人よりはるかに独立志向がある。

同時に、アメリカでのヘルスケアは、中国とは違い、保険をかけていない私たちにとってはとてつもなく高価だ。

3月12日現在、アメリカ全国の多くの大学が 4月まで授業を停止しており、職場はより徹底した衛生対策を講じている。大規模な集まり、会議、コンベンションはキャンセルされている。NBA はシーズンの残りをキャンセルし、MLB は春季トレーニングをキャンセルし、NCAA トーナメントもキャンセルされた。

昨夜、トランプ大統領は、EUからの航空交通の停滞と共に、アメリカ国内旅行の停止も可能性があると述べている。

しかし、私たちは、新型コロナウイルスが、ワシントン州、ニューヨーク、そして現在は潜在的にテキサス州ヒューストンのコミュニティにまで広がっていることを知っている。 これまでのアメリカの封じ込めの努力は失敗している。

アメリカはまだ封鎖されていないが、注意深い人たちなら、誰でも私たちが確かにその方向に向かっていることを見ることができる。

今後の感染状況によっては、事態がさらに早く進行する可能性もあるが、いずれにしても、複数の計画を立てることを強くお勧めする。

 


 

ここまでです。

ここにありますようにアメリカまでが長期間の封鎖ということになった場合、全世界への影響は、まさに壊滅的であり、文字通り取り返しがつかなくなる可能性もあるかもしれません。

この記事の内容に従えば、今後 1週間から 10日の間に、アメリカの感染確認者が急激に増加するようなことがあった場合、世界のすべての国と地域が厳しい未来を覚悟する必要があることになりそうです。

なお、本日 3月13日に出させていただいたメルマガの内容は「新型コロナウイルスは中国が発生源ではなく、アメリカから流出したという説」について説明させていただいています。

当初は単なるオカルト陰謀論と思っていましたが、新型コロナウイルスの遺伝子解析からも、その可能性はそれなりにあるようです。

 
>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
登録へ進む





  • この記事を書いた人

Oka In Deep

世界で起き続ける様々なことをお伝えさせていただいています。

-2020年からの世界, アメリカの憂鬱, 人類の未来
-, , , , , ,

Copyright© In Deep , 2024 All Rights Reserved.