ワクチンの「悪意」に気付くとき
米マサチューセッツ工科大学コンピューター科学人工知能研究所の上級研究員であるステファニー・セネフ博士のコロナワクチンに関しての論文を最初に読んだのは、もう 2年半くらい前のことでしたでしょうか。
初期の頃に、コロナワクチンに関しての正しい科学的メカニズムを授けてくださった最大の人物といってもいいです。
初めて記事に出てきたのは、以下のように思います。DNA 問題や、マイクロRNAの問題が出る前のコロナワクチンの問題のほぼすべてについてインタビューで語っていたものをおこした記事が以下です。とても勉強になるものでした。
(記事)遺伝子コロナワクチンのさまざまな害についての「完全に科学的な側面から見たメカニズム」を、アメリカの三人の医学者と科学者が語ったその内容。貴重ですよ
In Deep 2021年6月24日
これらのステファニー・セネフ博士などの論文などを読んだ後の、私の当時の思いはブログ記事に以下のように書かれています。
2022年6月2日のブログ記事「社会全体の内部から出ている悪魔のささやき」より
その後、水ワクチン問題(過去記事)とか「毒性 0.5%問題」 (過去記事)などを知ることになるとはいえ、それを知るまでは、
「これを打ったら全員死ぬ」
と、当時の私は本当に思っていました。
結局その後になってわかったことは「それまでにはずいぶんと時間がかかる」ということでした。
まずは、スパイクタンパク質等による免疫抑制によってのガンの増加と、ヘルペスウイルスの再活性化による、帯状疱疹などの多くの病気の拡大の問題があります。
そして、最大の問題が「免疫不全の蔓延」であることも、先ほどのセネフ博士の論文などもそれを示唆していますが、知ることになりました。
ここにあります「毒性 0.5%問題」というものは、DNA の混入問題や「必然的に起きる」マイクロRNA の混乱の問題がわかってきた以上、今となっては、ほとんど意味がないことです。
今日、ステファニー・セネフ博士たちのチームが、 2022年6月に発表した論文を読み返していました。論文は以下にあります。
SARS-CoV-2 mRNAワクチン接種による自然免疫抑制:G四重鎖、エクソソーム、マイクロRNAの役割
Innate immune suppression by SARS-CoV-2 mRNA vaccinations: The role of G-quadruplexes, exosomes, and MicroRNAs
sciencedirect.com 2022/06
このタイトルに「マイクロRNA (miRNA)」とあることを当時は見逃していたのですが(というか、マイクロRNA というものそのものを知ったのが、つい先日ですので)、そこでいくつか知ったこともあり、ご紹介したいと思いますが、この論文は、基本的には、「ガンが多発するメカニズム」について、大きなスペースを割いて、大量の論文を引用して説明しています。
ところで、少し話は逸れるのですが…。
ふと思ったことがあり、書かせていただこうかと思います。
現代のシャーマンはネットワークから知見を得る
セネフ博士のこの「ステファニー・セネフ」というお名前は、非常に愛らしい響きであるのですが、以前からお写真などをみるたびに、
「科学者というよりシャーマンみたいだなあ」
と思うことがありました。
ステファニー・セネフ博士(2020年)
foodintegritynow.org
経歴は以下です。
ステファニー・セネフ(1948年4月20日生まれ) は、マサチューセッツ工科大学(MIT) のコンピューター科学および人工知能研究所(CSAIL)の上級研究員。主に音声言語システムグループで働いており、CSAIL での彼女の研究は、人間とコンピュータの相互作用、および言語理解と音声認識のアルゴリズムに関連している。
エリート的な経歴として輝かしいものがあります。
しかし、彼女は、2011年頃から、グリホサートが人の臓器、マイクロバイオーム(腸内細菌環境)、そして全身の化学反応にどのような悪影響を与える可能性があるかについての研究発表を始め、「体制の逆側」に位置していきます。
そのような中で、2021年3月、コロナワクチンに対して「強烈な反証を示す論文」を発表することになり(論文)、その論文で私は彼女を知りました。
ちなみに、この論文の URL が「 … article/view/23」と、23で締められているところも気に入っていました。
それはともかく、セネフ博士の MIT での研究が、
> 人間とコンピュータの相互作用、および言語理解と音声認識のアルゴリズム…
だとありましたけれど、最近まで、たまに読んでいた小説に出てくる人工知能のことがふと頭をよぎったのです。
「セネフ博士は、自らのプログラムした人工知能から《これは悪だ》と導かれたのではないか」
というような変なことをふと思った次第です。
その小説とは少し以前にふれたかもしれないですが、『イルミナティ』という、ラリラリのパンク小説ですが、何となくそこにある一節を思いだしたのです。
その部分を抜粋させていただきます。
しかし、それ以上はこのことにはふれず、マイクロRNA について書かせていただきます。
ここからです。
小説『イルミナティ』(1975年)第一のトリップ より
ハグバード・セリーンの巨大コンピュータ FUCKUP --- 第一号汎用サイバネティクス運動ウルトラマイクロ・プログラマ --- は、基本的には現代における標準的自己プログラム・アルゴリズム論理マシンの最先端をゆくものだった。名称はいつものセリーンの思いつきにすぎない。
FUCKUP の真にユニークといえる点は、易占(えきせん)の筮竹(ぜいちく)を「抜き取り」、ランダムに現れる開回路を破線(陰)とし、ランダムに現れる閉回路を実線(陽)として、そうした線が六つそろうまで読み取っていくという、プログラムされた統計的過程を有していることだった。
易占の伝統的解釈のすべてを収めたそのメモリバンクに照合し、その日の政治、経済、気象、天文、占星術、テクノロジーなどの特異点を調べたものと照合した上で、筮竹に出た卦(け)を出すのだが、それはハグバードの考えでは、科学と秘学(オカルト)の最良の方法を組み合わせて、来たるべきトレンドを読みとることだった。
三月十三日、統計パターンは自発的に 23番目の卦「訟(しょう)」を出した。FUCKUP は解釈をくだした。
この伝統的に凶を示す卦は、アトランティスの科学者神官が大陸の破滅直前に出したもので、通常は水による死に関連している。他の気としては、地震、竜巻などといった災害や、病気、腐敗、陰の気などにも関連がある。
最初の相関関係は、テクノロジーの進歩の速度と政治の退化の不均衡が示され、それが 1914年以降、とくに 1964年以後に地球規模でますます拡大し、危険なレベルに達している。
…おそらくは第三次世界大戦が迫っているのかもしれず、生物科学兵器の発達と第 23番目の卦の病的要素を組み合わせて考えるなら、疫病や神経性毒ガスの勃発、あるいはその両方といった事態も、熱核戦争による大量死と同じくらいの確率で起こり得る。
包括的な分析 --- 膨大な大量死。
すみやかな正しい行動によって出現パターンを回避できる希望もある。そうした回避の確率は、0.17 (± 0.05)。やむなし。
ここまでです。
50年ほど前の小説ですから、コンピュータのシステム自体に目新しさはないのかもしれないですが(よくわからないですが)、何かこう「有機的なコンピュータだなあ」と思っていたのですけれど、セネフ博士が研究していた人口知能は、FUCKUP をはるかに超えているものであるかもしれず、それがあれだけ早い時期での「徹底したワクチンの分析」につながったのかもしれないと思います。最初に書いた論文は、基本的にはセネフ博士おひとりによるものですから。
オカルト的な意味ではなく、セネフ博士には「巨大なアルゴリズム的な協力者」が傍にいてくれているのだと認識します。何らかの悪意と戦うために。
激しく話が横に逸れましたが、2022年のセネフ博士の論文の中の「セクション 7 - エクソソームとマイクロRNA」から一部抜粋したいと想います。
なお、最近といいますか、「声が出なくなる歌手や著名人」の報道などを見ることがありますが、mRNA ワクチンが、「迷走神経に沿って脳幹核に移動する研究」を引用して、これにより、嚥下や発声に関わる問題が出ることについて、以下のように書いています。太字はこちらでしています。
セネフ博士の論文より
研究では、腕の筋肉に注射した後、mRNA ワクチンの mRNA が免疫細胞によってリンパ系に運ばれ、最終的に脾臓に高濃度で蓄積することが示されている(論文)。他の研究では、脾臓の胚中心にあるストレスを受けた免疫細胞が大量のエクソソームを放出し、迷走神経に沿って脳幹核に移動することが示されている(論文)。
迷走神経は 10番目の脳神経であり、喉頭近くの脳幹に入る。上喉頭神経と反回神経は迷走神経の枝であり、嚥下や発声に関わる構造を支配している。これらの神経の病変は、嚥下困難、嚥下障害、発話困難、発声障害、および、息切れを伴う声帯麻痺を引き起こす(論文)。
「なるほどねえ…」と、いろいろな接種後の障害や問題のメカニズムが、こうやって、パパッと小気味良く提示されると、わかりやすいですね。
というわけで、上の部分を除外して、そのセクションをご紹介して締めさせていただきます。ワクチン接種によるエクソソームとマイクロ RNA の働きです。
ここからです。太字はこちらでしています。
SARS-CoV-2 mRNAワクチン接種による自然免疫抑制:G四重鎖、エクソソーム、マイクロRNAの役割
Innate immune suppression by SARS-CoV-2 mRNA vaccinations: The role of G-quadruplexes, exosomes, and MicroRNAs
sciencedirect.com 2022/06
7. エクソソームとマイクロRNA
細胞間の重要なコミュニケーションネットワークは、細胞外小胞 (EV) で構成されており、EV は 1つの細胞から絶えず放出され、その後、離れた臓器にある別の細胞に取り込まれる。
エンドソーム(※ 一重の生体膜からなる小胞)内で形成されるエクソソームとして知られる小さな小胞は、ウイルスと同様の大きさであり、エキソサイトーシス(※ 細胞外への分泌形態のひとつ)を通じて細胞外空間に放出され、その後、体全体を循環する(論文)。エキソソームは、mRNA、マイクロRNA (miRNA)、タンパク質、脂質などの生物学的に活性な分子の多様な集団を送達できる(論文)。ウイルス感染中、感染細胞は感染に対する反応を調整するための細胞間の通信ネットワークとして機能する大量のエキソソームを分泌する(論文)。
アリゾナ州とコネチカット州の研究者チームによる共同研究で、mRNAワクチンを接種した人々は、ワクチン接種後 14日目までに SARS-CoV-2 スパイクタンパク質を含む循環エキソソームを獲得したことが判明した(論文)。また、最初のワクチン接種から 14日後には、スパイクタンパク質に対する循環抗体が存在しないことも判明した。
しかし、2回目のワクチン接種後、循環するスパイクタンパク質を含むエクソソームの数は最大 12倍に増加した。さらに、抗体は 14日目に初めて出現した。著者らは、エキソソームはその表面にスパイクタンパク質を提示し、それが抗体産生を促進すると主張した。
ワクチン接種を受けた人々に由来するエクソソームにマウスを曝露すると、スパイク糖タンパク質に対する抗体が生成された。興味深いことに、ピークの発現の後、スパイクタンパク質に対する抗体レベルの減少と歩調を合わせて循環しているスパイクタンパク質含有エクソソームの数が時間の経過とともに減少した。
エキソソームは、ストレス条件下でストレス顆粒(SG)および Pボディ(※ 細胞質に特徴的にみられる粒子様の構造)と密接に関連して mRNA 崩壊機構の一部として存在する(論文)。
(※ 訳者注 / ここから、私には異様に難解な論説が続きますので、少し割愛します)
…ミシュラ氏とベナージー氏は、2021年に、 SARS-CoV-2 スパイクトランスフェクト細胞の細胞応答におけるエクソソームの役割を調査した(論文)。彼らは要約の中で次のように書いている。
「私たちは、SARS-CoV-2 遺伝子産物であるスパイクが宿主のエクソソーム内容物を改変することができ、それが遠く離れた未感染の組織や器官に輸送され、中枢神経系(CNS)内で壊滅的な免疫カスケードを開始する可能性があると提案する」
彼らの実験では、培養下でヒト HEK293T 細胞(※ ヒト胎児腎細胞)を増殖させ、それらを SARS-CoV-2 スパイク遺伝子プラスミドに曝露することで、細胞内でスパイクタンパク質の合成が誘導された。彼らは、これらの細胞が、特定のマイクロRNA とともにスパイクタンパク質を収容する豊富なエクソソームを放出することを実験的に発見した。
次に、エクソソームを採取し、ヒトミクログリア(※ 脳内に存在する免疫細胞)の培養細胞に移した。彼らは、ミクログリアがエクソソームを容易に取り込み、急性炎症反応を開始することによってマイクロRNA に応答することを示した。
ヒト免疫不全ウイルス (HIV)、日本脳炎ウイルス(JEV)、デング熱などのさまざまなウイルス疾患における神経炎症の原因におけるミクログリアの役割は十分に確立されている。彼らは、エクソソームを介した長距離の細胞間コミュニケーションが、新型コロナウイルス感染症の重症例で神経症状が現れるメカニズムである可能性があると提案した。
2021年の研究では、COVID-19 患者の血液中のマイクロ RNA プロファイルと、疾患の重症度に基づくそれらの量的分散を調査し(論文)、複数のマイクロRNA がアップレギュレートおよびダウンレギュレートされることが判明した。これらの中には、miR-148a (※ マイクロRNA の種類)のガイド鎖前駆体である miR-148a-3p が含まれていた。しかし、miR-148a 自体は、彼らの研究で過剰または欠乏として分類されたマイクロRNA には含まれておらず、miR-590 も含まれていなかった。
これらの発見から、miR148a および miR-590 とそれらの炎症効果は、ワクチン接種による SARS-CoV-2 スパイクタンパク質産生に特有であることがわかる。
(※ 訳者注 / ここは、先ほど抜粋した「迷走神経と発声障害などの関係」のセクションです)
HEK293 細胞はもともと、数十年前にヒト胎児の腎臓から採取された培養物に由来し、アデノウイルス DNA の感染によって不死化された。それらは腎臓から抽出されたものであるが、細胞はそのタンパク質発現プロフィールを通じて、それらが神経起源である可能性が高いことを示している(論文)。
これは、迷走神経のニューロンが SARS-CoV-2 スパイクタンパク質に対して同様に反応することを示唆している。したがって、入手可能な証拠は、内因的に生成される SARS-CoV-2 スパイクタンパク質が SARS-CoV-2 の自然感染とは異なるマイクロ RNA プロファイルを生み出し、それらの違いが潜在的に広範囲の悪影響を伴うことを強く示唆している。
ここまでです。
この後、ワクチンによるマイクロRNA が DNA 損傷の修復を妨げることにふれるセクションとなっていきます。
長い論文ですが、極端に難解な部分を別にしても、ワクチン接種による影響の全体を把握できるものだと思います。
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