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神話ではなかったソドムとゴモラの滅亡 : かつて中東の上空で巨大天体が爆発し、死海周辺の古代文明が「4000℃の熱で一掃」されていたことが判明。回復にかかった時間は600年…

投稿日:

科学メディア「ライブサイエンス」の報道より


livescience.com




 

私が、「巨大天体の地球への衝突」ということに興味を持ったのは、前回の記事でもふれましたフレッド・ホイル博士の著作をはじめて読んだ 2012年ころからでした。

ホイル博士の文章で知るまで、「地球が天体の爆撃に見舞われる日々」というようなことは、まともに考えたこともありませんでした。

そういうこを知った頃にふいに書きはじめた記事は以下のようなものでした。

良い時代と悪い時代(1): 500年ほど続いた「穏やかだけれど傲慢な時代」は終わろうとしているのかも
 In Deep 2012年10月06日

ホイル博士は、現在の地球は天体の衝突に関しては「良い時代」だと述べていました。すなわち彗星や小惑星の地球への直撃が「ほとんどない時代」だとしていて、しかし、その時代は終わろうとしていると主張していました。

約 500年間ほど続いた「良い時代」は、じきに終わり、次はまた同じくらい期間の「悪い時代」、すなわち彗星や小惑星の地球への直撃や爆発が多発する時代となるだろうと著作で述べていました。

今回ご紹介させていただくのは、中東の死海の北側で、

中東の死海の北側の上空で、「 3700年前に、500平方キロメートルに渡って、土地も人類も完全に一掃された爆発があった」という証拠が得られた

ことについての記事です。

冒頭のライブサイエンスなどの科学系メディアで、その研究について最近報じられていました。

500平方キロメートルというと、東京都の面積の 4分の1くらいで、地図を見てみますと、

「東京23区がそっくり消える」

というような規模の災害だったようです。

中東で天体の爆発で「消滅した」面積を東京にあてはめると

 

その 3700年前の爆発時の地上の温度は、一瞬とはいえ、「場所により 4000℃を超えていた」ことが今回の調査でわかっています。

この空中の大爆発で地上が影響を受けるというのは、有名なところでは、1908年にロシアのシベリアで起きた「ツングースカの大爆発」と同じような事象だったと思われます。

このツングースカ系の爆発について、ホイル博士は以下のように記しています。

フレッド・ホイル著『生命はどこから来たか』より

ツングースカ型の爆発は過去1万3000年ほどのあいだに時折起こったに違いない。この時期の最初の頃は、元の彗星の分裂が激しく起こっていただろう。

彗星がまき散らした塵が太陽光を錯乱するために、何年間も黄道帯全体が輝いたのが見られただろう。彗星の分裂や、彗星が長く美しい尾を引く姿は、古代の空ではごく普通に見られたことに違いない。

神話、伝説、宗教がこのような経験を基にしていることは間違いない。そしてその経験は、地球上あちこちに分布した遊牧民の共通した経験であった。

実際、彗星の分裂は神々が争った様子として神話のなかに自然に取り込まれただろう。現在まで残ったほとんどの宗教にも、それぞれ別々の場所にもかかわらず、共通性が見られるものである。

このように書いていて、空中での天体の大爆発が、さまざまな神話や宗教の逸話の中に取り入れられているだろうと書かれていました。

1908年のツングースカ大爆発の想像図


Universe Today

 

そして今回ご紹介する 3700年前の「都市の消滅」の場所は、実は、聖書に出てくる都市「ソドムとゴモラ」があったとされている場所の一帯でもあるのです。

ソドムもゴモラもどちらも後にウルトラマンの怪獣名として出てきますが、聖書はウルトラマンの登場(1966年)よりやや古いということで、オリジナルはウルトラマンではなく聖書のようです。

ソドムとゴモラ - Wikipedia

ソドムとゴモラは、旧約聖書の『創世記』19章に登場する都市。

天からの硫黄と火によって滅ぼされたとされ、後代の預言者たちが言及している部分では、例外なくヤハウェ(聖書における唯一神)の裁きによる滅びの象徴として用いられている。また、悪徳や頽廃の代名詞としても知られる。

こういうものであり、「なぜ滅ぼされてしまったのか」ということについては新約聖書にあるユダの手紙に以下のようにあります。

「ソドムやゴモラ、またその周辺の町は、この天使たちと同じく、みだらな行いにふけり、不自然な肉の欲の満足を追い求めたので、永遠の火の刑罰を受け、見せしめにされています 」

こんなような聖書の逸話が現実なら、現代社会の私たちのこの世は、もはや猶予ナシの状態なのかもしれないですが、いずれにしても、「滅ぼされた理由」はともかく、ソドムとゴモラの場所は死海周辺とされていることから、「かつて、死海周辺の都市が天体の爆発で消滅した」という出来事は、確かに聖書に書かれた「現実」ということだったのかもしれません。

なお、今回ご紹介する調査がおこなわれた場所は、タル・エル・ハマムという遺跡で、場所は死海北部の下の位置にあります。国家としての領域は、昼でも夜でも「夜だん」と言われて日本人旅行者たちが嘆くとされて久しいヨルダンに属します。

タル・エル・ハマム遺跡の場所

Google Map

では、ライブサイエンスの記事をご紹介します。


Cosmic Airburst May Have Wiped Out Part of the Middle East 3,700 Years Ago
livescience.com 2018/11/28

3700年前に空中での大爆発が中東の一部を消滅させた可能性がある


・タル・エル・ハマム遺跡

 

約 3,700年前、中東において、空中で大爆発が発生し、その熱と爆風が死海北側のミドル・ゴールと呼ばれる広大な土地を横切った。そして、それにより多くの人命が滅ぼされた証拠を発見したと考古学者たちが発表した。

この空中での巨大な爆発は、そこにあった都市を 100パーセント一掃しただけではなく、それまで肥沃であった土地から農業土壌を奪い去り、その地は、死海の無水塩水が広がることにより長く荒廃することになった。無水塩とは、塩と硫酸塩の混合物だ。

大地が一掃された面積は、死海北部の 500平方キロメートルに及ぶことが調査で判明している。

この研究結果は、アメリカ東洋研究所(American Schools of Oriental Research)において 11月14日から 17日にかけて行われた会合で発表された。

その論文で研究者は以下のように記している。

「考古学的な証拠に基づいて、この土地で一掃された文明が再び確立され、土壌の破壊と汚染から十分に回復するのに、少なくとも 600年かかったと考えられる

破壊された場所の中には、古代都市タル・エル・ハマム(Tall el-Hammam)があった。

科学者たちが空中での天体の爆発を明らかにした証拠のひとつには、この古代都市タル・エル・ハマムの遺跡で見つかった 3,700年前の陶器があった。

この陶器には珍しい外観があった。

陶器の表面が「ガラス化」していたのだ。

陶器の表面が、ガラスに変化するためには、4000℃以上の熱が必要であり、そのような熱が発生していたとみられる。このような「4000℃の熱を撒き散らす」ような奇妙な破壊を引き起こす可能性のある唯一の自然発生的な出来事は、空中での大爆発で、それはたとえば、1908年にロシア・シベリアのツングースカで起きた大爆発のような現象だ。

また、影響を受けたこの地域内の他の古代都市の考古学的な発掘調査によると、約 3,700年前に、急激に「人口が消滅している」ことが示唆されていた。

この地域の異常な人口の消滅が起きた理由もまた、空中で爆発した流星か彗星によるものかどうかは不明だが、今のところ、この地域の近くでは天体衝突によるクレーターは発見されていない。

500平方キロメートルにわたって、土地が完全に破壊されたという事実は、その爆発が上空の非常に低いところで起きたということを示している。おそらくは、地上 1キロメートルより低い場所で爆発が発生したと考えられる。これと比較すると、ツングースカの大爆発の破壊の面積はさらに広く、2150平方キロメートルに及んだ。





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