絶対悪アーリマンの時代になすべきこと
・INFLUENCES OF LUCIFER AND AHRIMAN
その登場は避けられない
ルドルフ・シュタイナー (1861-1925年)
・Google
ま、このぉ…(重いタイトルなのに軽いノリかよ)。
いやいや、本当に重い話の時は、多少リラックスして始めないとね。
なので、タイトルも「大公開しまーす」とかにしてみました。
本当は「大公開しちゃいますッ」とかのほうがよかった気もするのですが、まあ、重い話ですけれど、官能小説かチャンバラSF小説(どんなジャンルだよ)でも読む感じで、リラックスしてお読み下されば幸いです。
昨日、以下のような「悪魔的存在」という文字が入った記事を書かせていただいたのですね。
人類の多くが「レギオン」になりつつある : 悪魔的存在というようなものがあるとした場合、その存在が人間をコントロールする現実的な方法は
投稿日:2020年9月22日
それでまあ、これもなんか重い記事でしたけれど、なんかこう、今の社会の全体的な状況、特に「一般の人々の反応」みたいなものを思い浮かべていましたら、何となくドヨーンとした気持ちになりまして。
社会の唯物論化がさらに進んでいるわけなんですよね。
それで、今日などは、何となく心が沈み、ニュースとかを見ても「全然、心が反応しない」のです。
私は基本的に、読んで、「ハッとしてグッときてパッと目覚めるようなニュース」だけを紹介するようにしているのですが(形容詞ヤバイぞ)、それがまったくなかったのです。
なので、今日はブログをお休みしようかなと思いまして、何となくニュース以外のネットを見たりしていたのですが、「悪魔的存在」といえば、ルドルフ・シュタイナーの著作や講演には、「アーリマン」という言葉がたびたび、出てきます。
これは、日本語の Wikipedia では、
> ゾロアスター教において、最高善とする神アフラ・マズダーに対抗し、絶対悪として表される。
と書かれていますが、英語版 Wikipedia では、この「悪魔的存在の頂点」であるアーリマンについて、シュタイナーが以下のように語っていたことにふれられています。
人智学においてのアーリマン - 英語版 Wikipedia
人智学を創設したルドルフ・シュタイナーは、アーリマンの概念を使用して、キリストの中心的な影響から人類を引き離す 2つの極端な力の 1つを挙げた。
シュタイナーは、より低い精神であるアーリマンを、唯物論、科学、遺伝、客観性、および魂の硬化に関連付けた。
彼は現代のキリスト教は物質主義的な解釈に向かう傾向があるので、アーリマン的な影響を受けやすいと考えた。シュタイナーは、超人的な存在としてのアーリマンが、(シュタイナーが生きていた)少し後の、実際には 3千年紀 (西暦 2001年から 3000年の間)に、地上に形を持ち、転生すると予測した。
つまり、シュタイナーは、
「アーリマンは姿を持って、この地球に現れる」
こと、そして、その力の意味は
「地球の人々がキリスト的な精神(唯物論ではない精神性)に向かうことを阻止すること」
というように言っていたようなのですが、その後何となく英語で「アーリマン、アーリマン」と検索していましたら、ありゃまん(おいおい)、これに関してとても具体的なページを見つけたのでした。
それは、2019年11月に、スイスでおこなわれたテリー・ボードマン (Terry Boardman)という方の講演が収録されたページで、タイトルは、
「アーリマンが人間の姿として現れるのはいつで、そして、どこで?」
という講演でした。
この内容がかなり具体的で興味深いもので、シュタイナーの 1900年代初頭の数々の講演から、
「 2001年に、悪魔的存在は地中に《人間の姿を持ち》誕生した」
という仮定を、ほぼ結論づけているのです。
これをザラッと読みまして、私は、
「あー、なんだ。もうアーリマンが生まれてたのか。そりゃ、世界も悪魔的になるわな」
と急に愉快な気持ちになり、暗い気持ちも吹っ飛んでしまいました。
なるべくして、この世はこういうようになっている。
いずれにしましても、すでに悪魔的存在はこの世にいるようなのです。
人間として。
この仮説が正しければ、彼は今、19歳です (彼女かもしれないですが、特性を考えると、おそらく「彼」だと思います)。
シュタイナーは、彼は 2033年から 2040年代頃までに本格的に社会に台頭すると見ていました。
そして、シュタイナーが最も重要だとしていたのは、アーリマンが地上に出現することは、必ず起きることだけれども、
「人類がアーリマンの唯物論的な衝動に抵抗して《唯物論から脱却して精神性に目ざめる》こと」
だとしています。
この「アーリマンの自我の特性」は、中世の哲学者フランシス・ベーコンの『ニュー・アトランティス』という未完の著作にも書かれていたそうですが、以下のような特徴があるのだそう。
・人々が羊のように統治された社会規則
・父性主義的な支配者
・テクノロジー至上主義
・ビジネス至上主義
・精神性が軽視される
「わー、まさに今じゃん」と大喜びする私でしたが、着々と「悪魔的世界」は完成に向かっているのだなあと改めて思います。
今回は、そのテリー・ボードマンさんの講演をご紹介しようと思います。講演会ですので、当たり前ですが、ものすごく長いページですので、ある程度、要点を書いています。それでもわりと長いです。
なお、テリー・ボードマンさんは、この2019年11月のこの記事に、今年 5月に「追記」をしていまして、そこに以下のように書かれていました。
[PS. そして今 2020年3月、社会経済秩序の完全な変革をもたらすために、医療パンデミック危機の疑わしい操作が見られています。現在の危機の全体的な動作は「収縮」です。地球規模での恐怖、制限、完全な統制、自由の停止 – すべてが途方もない速さで影響を受けました。]
いずれにしても、今年のこの異常な社会の流れというものも、とても納得できた気がします。
悲嘆しているよりも、自分たちがいかに「唯物論的社会から少しでも離脱できるか」ということを真剣に考えなさいと言われているのかもしれないですね。
なお、講演の内容の中で、「天文学とアーリマン」の部分と、「数字とアーリマン」について述べられていた部分は、長いのと難解なこともあり、割愛しています。もし、翻訳ができるようなら、メルマガなどに少しずつ書かせていただくかもしれません。
なお、「 3千年紀」という言葉が何度も出てきますが、3千年紀とは、西暦紀元による 3番目の千年紀で、西暦 2001年から西暦 3000年のことで、つまり今のことです。
それでは、ここからです。
アーリマンが人間の姿として現れるのはいつで、そして、どこで?
The Incarnation of Ahriman – When and Where?
Threeman.org 2020/03/26
ルドルフ・シュタイナーは、1919年後半にアーリマンの化身について 8つの指摘をしました。これらの 8つの指摘に移る前に、おそらく「予備的」と見なすことができるシュタイナーのいくつかの以前の発言に注目したいと思います。
1918年7月16日、ボリシェヴィキ (レーニンが率いた左派の一派)によるロシアでのロマノフ家の処刑の日、シュタイナーは、ベニスの総督で、「アーリマン精神の化身」について語りました。
シュタイナーは、アーリマン自身についてではなく、転生についてを最初に示しましたが、そのことについては、その後、1919年10月27日、スイスのチューリッヒのシュタイナーの講演で、アーリマン的精神について以下のように語っています。
「三回前の紀元前千年紀の初めにルシファーの化身(人間の姿をとること)があったように、そして、ゴルゴタの秘蹟の時に、キリストの化身があったように、西洋において、アーリマンが人間の姿をことがあるでしょう。私たちの現在の地上でのこの後の千年紀において…」 (シュタイナー 1919/10/27)
ここでシュタイナーは、アーリマンの精神性について述べただけではなく、アーリマン自らが化身することについて語りましたが、その時期的なことは曖昧なままにしていました。
現在(2019年11月)はシュタイナーの言った 3千年紀の中にいますが、シュタイナーは以下のように同じ講演で述べています。
「ルシファーの化身が一方の極で、そして、キリストの化身が中央にあり、アーリマンの化身がもう一方の極にあるのを見ると、人はこの歴史的な人間の進化の過程をほぼ 6千年以内に目撃することになるのです」(シュタイナー 1919/10/27 )
これは、この講演のあった数日後の 1919年11月1日のことを知っているように、アーリマンの化身はおそらく 3千年紀の終わりにだけ起こることを意味するということなのでしょうか。
2つの転生のうち、紀元前 3千年紀の初めにルシファーが現れた場合、アーリマンは紀元前 3千年紀の終わりに、たとえば 2900年頃に現れるはずだということを示唆しています。
この疑問についてはまたすぐに述べます。
これらに続いて、シュタイナーは、1920年11月28日の講演で、彼は私たちの時代を「アーリマン的な汚染、感染 (ahrimanic contamination, infection)」(の時代)として語っていました。
1924年7月20日には、シュタイナーは、アーリマンが 1880年代から 20世紀を通じて人間の魂を通して立案者として「出現する」と述べました。この際、3千年紀のアーリマンの化身については言及されませんでした。
しかし、それ以前の講演で彼は非常に明確に宣言しています。
「ルシファーの受肉的な化身、そしてキリストの受肉的な化身があったように、キリスト時代の第 3千年紀の一部に、西洋でアーリマンの受肉的な実際の化身があります」 (1919年11月1日)
人智学者のハンス・ピーター・ファン・マネン氏はこの声明について 1996年に以下のように書いています。
「それは、3千年紀の初めであることを意味する – それは、西暦 2000年であるのかもしれないし – それとも、もっと早いかもしれない。後者の場合は、転生(アーリマンの化身)事象は 20世紀の最後の年に始まり、その後 21世紀の最初の年(2001年)にクライマックスになるという結論に達することを意味する。私の意見では、非常に慎重に行われるとすれば、後者の 2番目(21世紀の最初の年)の可能性の方向を示す方向にある」
ピーター・ファン・マネン氏は以下のように続けました。
「そのとき、私たちはルシファーとアーリマンの両方がそれぞれの 3千年紀の初めに転生し、それのための状態を整えることを理解している。シュタイナーは、人々に対して、誰もが自分で確認できる事実に基づいて、自由に判断を下せるようにしたかったので、正確な予言や指摘などをしなかかった」
次は、それより先にピーター・ファン・マネン氏に提起された 3千年紀に関しての質問への回答を示します。 1919年にシュタイナーが言及した、アーリマンの現代の時代への準備の兆候を見ると、次のことがわかります。 (※ その時代の社会では、以下のようなことが顕著になってくるという意味だと思われます)
1. 宇宙の機構的見方(宇宙は単なる物質だという見方)の広がり
2. 経済学がもたらす社会生活。 社会三層化論の回避/拒否
3. ナショナリズムの蔓延
4. 政党政治の広がり
5. 聖書の内容を文字通りに解釈することに基づくキリスト教観
6. 統計学
7. 飲食による無意識の精神受容
8. 肉体生活における優れた独創性
(※ 社会三層化論とは、シュタイナーによって提唱された社会論で、「精神生活における自由」「法律上の平等」「経済生活における友愛」の異なる理念の原則に基づいて運営される社会のこと。Wikipedia)
さらに、前述のことはすべて、シュタイナーの時代以来すでに起こっていたことに加えて、今は、原爆やインターネットなど、シュタイナーの同時代の人たちには想像もできない多くのことが加わっていますが、しかしシュタイナー自身は 1920年11月28日にこうも言っています。
「 19世紀の最後の 3分の 1のように、非常に急速にアーリマン化と同じような何かが社会で発達したような時代はあまりありませんでした。」
その後、ドイツ・ベルンで 1919年11月に行われた講演でシュタイナーは次のように述べています。
「人間の心は肉体生活の領域で非常に独創的になります。そして、肉体生活におけるこの非常に独創性の成長によって、アーリマンが具体化できる肉体的な個性が可能になり、(アーリマンの出現は)不可避となります。」(シュタイナー 1919/11/04)
ここでシュタイナーが言っていること、つまり、 アーリマンが受肉して「人間の外側の器」を得て化身する方法がどのようなものなのかはわかりません。遺伝子工学のことなのでしょうか? クローン?
クローンで生まれた羊のドーリーは 1996年にスコットランドのロスリン研究所で作成されました。その動物には、研究所で「 6LL3 」の番号が与えられました。Lはアルファベットの12番目の文字で、6 + 12 + 12 + 3 = 33 です。最初のハイブリッド人間クローン(男性の脚の細胞と牛の卵から作成)は、1998年11月に作られ、 12日後に破壊されました。
しかし、シュタイナーの発言の文脈は、実際には遺伝子工学の仮定をサポートしてはいません。
アーリマンと21世紀
アーリマンは彼の化身に向かって進んだはずです。なぜなら、1899年 - 1900年の「知覚の扉」の開放以来、ますます多くの人々が霊的現実に目覚め、物質主義の奇妙な部分を見抜いているからです。
第二に、エーテルキリストの時代はすでに始まっており(1933年頃)、2033年にその最初の世紀が完成します。
第三に、ミカエル (大天使)の時代はすでに 2世紀に入っており(1979年)、精神化のミカエル的衝動が強くなっています。
第四に、2029年には、第五ポストアトランティス時代が第二期間( 308年:1413 - 1721 - 2029年 )から第三期間(「三位一体期間」)に移行します。
そして第五に、人類は 21世紀に 21になります。これは人類にとって重要な自我世紀です。
(※ この「 21世紀に 21になる」というのは、ちょっと意味がよくわからないです。原文は、「mankind becomes 21 in the 21st century」です。)
アーリマンの自我が、「人間がエーテル性キリストであることを人間自身が悟らないようにすること」であるならば、アーリマンは確かに今世紀の時代にそれ(人類の精神性への移行を阻止すること)をしなければなりません。
もしアーリマンが(目的を)成功することができるなら、人類はこの第五のポストアトランティス時代(1413年 - 3573年)において、そのグローバルな自我(キリスト)と団結することに失敗し、人間社会に、一種の全体主義的な悪夢が降りかかるでしょう。
これはフランシス・ベーコンの『ニュー・アトランティス』 (1627年 / 未完)に、ベンセレムという名の架空の島として出てきます。
そこは、「人々が羊のように統治された社会規則にある 21世紀の場所」です。
そこでは、父性主義的な寡頭政治学者たち、テクノクラート、ビジネスマン、および政治、軍事、メディアにおける彼らの部下たちが支配し、この第五ポストアトランテティス時代には、個人が自律性を発達させ、精神的存在としての自分自身を認識し、倫理的な方法で考える能力を適用する「意識魂の時代」は、完全に挫折しています。
《※訳者注》 ここから天文学のこと、そして、数字(年代と666のことなど)についての長い内容が語られるのですが、ここでは割愛します。
第一の結論
そして、私は最初の結論に達しました。
アーリマンの物理的な乗り物(人間の姿の器)は、1999年 8月のグランドクロスと皆既日食の時に考案され、その 9か月後の 2000年5月初旬に生まれました。
その「人間の外見の器」を持った人間は、2000年5月に生まれると仮定します。2003年には、人間の外見の器は3歳になります。
2000年5月から 2001年5月まで彼は立って歩くことを学んでいたでしょう。
2001年5月から 2002年5月まで、彼は話すことを学んだでしょう。
2002年5月から2003年5月まで、彼は「考えること」を学んだでしょう。
2008年は彼が人間となって 9年目でした。子どもの発達の 9年目/ 10年目は、アーリマンが子供の潜在意識の経験に陥る年でもあります。
2008〜 2009年は、経済の「津波」によって特徴付けられました。その後、「器」の進化は次のようになります。
・誕生から 21歳までは、「器」は目立たないままですが、世界で起きるさまざまな事象は、特に7 - 9 - 12 - 14 - 18歳 と 21歳のときに器の発達の段階を「反映」します。
・その後、彼は 2021年に「完全に成人になる」ことになります。
・その後、彼は 2030年代の世界の舞台で自分の存在を感じさせようになります。
・彼は、2033年までに、少なくとも 3年間は認識されないままでいることを好むため、仲介を介して世界問題を支配します。2033年からの 3年間は、ゴルゴタの秘蹟の 3年間から 2000年目であり、ルドルフ・シュタイナーが「 1933年にアビスから獣がやって来る」と示したときから 100年後です。
2011年から 2012年にかけて、彼は木星の最初の帰還、つまり 12年サイクルを経験しました。 2012- 14年に彼は思春期を通過しました。
(※ この後の部分は、19世紀から 21世紀までに起きた事件や事象を、数多く羅列していますが、割愛します)
結論
述べてきましたように、アーリマン的な化身はすでに始まっており、彼の「人間としての外観の器」は 20年前のものであり、今後、彼自身の仲介者や代理人を通じて世界情勢の舞台に上がると私は考えています。その時期は、おそらく 2030年以降から 2040年代までです。私が確信している、彼の活動の実際の地理的な場所は、最初はアメリカ南西部になるでしょう。
最後に、シュタイナーはアーリマンの化身について 以下の3つの重要なポイントを強調していました。
これは重要なことです。
・アーリマンの唯物論的衝動に対する抵抗を通じて精神性に目覚めれば、それは長期にわたって善をもたらすことができます。
・アーリマンの(悪としての)存在が人々に認識されない場合、彼の影響は有害になります。
・重要なことは、人類は、現れたアーリマンの姿に対し、それに対してぼんやりとしていてはならないということです。
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