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人類の覚醒と真実 地球という場所の真実 日本の未来

[衝撃]最初期のアメリカ先住民が縄文時代の日本人だった可能性が浮上 : 米アイダホ州で発掘された1万6000年前の石器が語る古代人の大陸移動の真実

投稿日:

2019年8月30日の科学誌サイエンスより


science.sciencemag.org




 

人類の大陸移動についての従来の説が覆される可能性も

何だか最近は驚くべきニュースが次々と入ってきまして、8月31日の「ミツバチは肉食だった」ことがわかったという記事以来の、この 10日くらいの間の In Deep は、自分でも「こんなに驚くようなニュースが続くのは珍しいな」と思います。

そんな中の、今回のアメリカでの科学的研究の発表も、相当驚くべきもので、冒頭のサイエンスに掲載された論文に端を発します。

これそのものがとても衝撃的でありまして、これまで、アメリカ大陸に最初に定住したのは、クローヴィス文化というものを作り出した人たちだとされていました。

この年代が、放射性炭素年代測定によると、1万3000年前から、8500年前の間とされていまして、つまり、最も古い時代だった場合でも、1万3000年前くらいが、アメリカ大陸最初の人類の定住期だったと見られていました。

ところが、冒頭のサイエンスの記事にありますように、アイダホ州で発掘された石器や遺物は、放射性炭素年代測定により、

「 1万6500年前のものだとわかった」

のです。

つまり、今まで考えられていたより、場合によっては、3000年も昔に、アメリカに人類が定住していたという可能性が出てきたのです。

これ自体が大きな発見なのですが、この研究について、研究を率いた米オレゴン州立大学のローレン・デイビス教授に、アメリカの科学メディアが取材をしている中で、デイビス教授は、

「発掘された石器や遺物が、日本で見つかったものと非常に似ている」

と話しまして、そして、デイビス教授たちの研究チームは、現在、

「アメリカ大陸の最初の入植者は、日本から大平洋を渡ってやってきたという僅かな能性を捨てられない」

ということになっているのです。

平たくいえば、「アメリカの最初の先住民族は日本人だったかもしれない」ということをも示すものでもあります。

この発掘と研究自体は、10年に渡って続けられているものですが、まだ人骨の遺伝子の解析などの調査は進んでいないようで、現時点ではあくまで仮説ですが、非常に刺激的なものです。

今回は、そのローレン・デイビス教授の言葉を引用して、独自の記事を書いていましたアメリカのメディア記事をご紹介します。

なお、発掘されている場所はアイダホ州のクーパーズ・フェリーと呼ばれるところで、正確な場所の指定ではないですが、報道などから、大体の場所として、以下の記事の赤い円内にあると思われます。

米アイダホ州クーパーズ・フェリーのある場所

Google Map

では、ここからです。

 


Japanese Artifacts Found in Idaho Predate Earliest Known Humans in America
Mysterious Universe 2019/09/07

日本の石器がアイダホ州で見つかり、その時代は、最初期のアメリカ人と考えられているものよりはるかに古かった


クーパーズ・フェリー

 

科学において、「この発見はすべてを変える可能性がある」という表現はやや過剰であるものだが、しかし、アイダホ州からの最新のニュースは、北米大陸に最初に定住した人類について、これまでの定説を覆すかもしれない。

アイダホ州で見つかった石器と動物の骨の破片は、放射性炭素年代測定により 16,600年前のものだとわかった。この 16,600年前という年代は、これまでアメリカへの最初の入植者たちの文化と考えられているクローヴィス文化より 1,000年以上遡る。

さらに驚くべきことは、このアイダホ州で見つかった石器は、他のどの地域と同じ特徴を持っていたかということだ。それは、シベリアでなく「日本」で見つかったものと一致したのだ。

科学メディア「 SCIニュース」の取材に、この研究の研究者である米オレゴン州立大学のローレン・デイビス教授 (Professor Loren Davis)は以下のように述べている。

「下層の考古学的地層に 14,000年以上前の放射性炭素が含まれていることを初めて見たとき、私はとても驚きましたが、同時に懐疑的でした。それで、それが正しいことを確認するために、より多くの放射性炭素年代測定を実行したのですが、下層の年代は一貫して、14,000年前から 16,000年前を示したのです」

デイビス教授は、アイダホ州のクーパーズ・フェリー(Cooper’s Ferry)として知られる地域で発掘調査を 10年間行っている。この調査は、この地域の初期の先住民に関する論文から始まった。

クーパーズ・フェリーは、サーモン川の曲がり角にあり、サーモン川は、コロンビア川の主要な支流であるスネーク川によって供給される。

デイビス教授はこのように言う。

「この 10年間の調査の中で、発掘される年代はどんどん古くなってきています。最初は、この場所が、これほど古い年代が発掘される場となるとは思っていませんでした」

デイビス教授と研究チームは、これまでに 189個の石器の遺物(工具、発射体、刃など)に加えて、炭と、火によって割れた岩、そして、86個の大きな動物の骨の破片を発見した。

これらの石器や遺物の年代は、アメリカ大陸の最初の入植者によるものと長い間考えられているクローヴィス文化よりも古い。また、これらの石器や遺物の特徴は、クローヴィス文化の特徴とは違っていた。

そして、デイビス教授は、 SCIニュースに以下のように述べた。

「クーパーズ・フェリーで発見された最も古い遺物は、北東アジア、特に、日本で見つかった古い遺物と非常によく似ているのです」

なんと日本! サーモン川は、スネーク川、そしてコロンビア川へと連なり、それは太平洋につながっている。これまでは、アメリカ大陸への最初の入植者たちは、シベリアからアラスカを辿って歩いてやって来たと考えられていた。

しかし、アメリカ大陸への最初の入植者は、そうではなく、大平洋を船で横断してアジアからやって来た可能性が出てきたのだ。

これについて、デイビス教授は以下のように述べる。

「これらの古い石器や遺物が、北東アジアのものと似ている理由としては、はっきりとしたことは言えないにしても、ひとつの可能性としてあるのは、この人たちは、大平洋を渡ってきたということです。そして、そこからコロンビア川の河口を見出し、その沿岸から移動してきたのではないかと」

しかし、このデイビス教授の予測は、あくまで可能性があるということであり、決定的なことを意味するものではない。

クーパーズ・フェリーで発見された石器群

sci-news.com

科学メディア「ライブサイエンス」では、米コロラド大学ボルダー校の北極高山研究所の研究員ジョン・ホッファー(John Hoffecker)氏が、その研究の中で、クーパーズ・フェリー周辺のアメリカ先住民は、当時の日本人との遺伝的関係を持たないことを指摘している。

あるいは、移動の中で絶滅した種族もいたのかもしれないが、いずれにしても、現時点では、北アメリカ大陸の最初の入植者が日本から大平洋を渡ってやってきたというのは仮説でしかない。

デイビス教授とチームは、クーパーズ・フェリーで発見された骨と、南米チリやテキサス州、オレゴン州など他の場所で発見された骨との遺伝的な比較調査を望んでいる。

今のところは、今回の発見が「すべてを変える」という段階になっているわけではないかもしれないが、しかし、今から 1万6000年前の時代に「日本から船でアイダホ州にやって来た人たちがいたのかもしれない」ということも、少なくとも可能性としてはあるのだ。

研究が進む中で、アメリカ大陸最初の人類に関してのこの神秘的な結果の結論が明らかになっていくのかもしれない。


 

ここまでです。

平たく言いますと、1万6000年前に、下の図のようなことが起きていた「可能性」が出てきたということです(海を渡っているのが埴輪だぞ)。

1万6000年前に起きていた「かも」しれないこと


Google Map, city.mito.lg.jp

なお、この「 1万6000年前」というのは、今の学問では、「縄文時代が始まった頃」でもあります。

そう考えますと、

「縄文時代の開始と共に、日本とアメリカで同じような石器文明が開かれた」

というのは、それがもし事実だとすれば、不思議な話ではあります。

だいたいやねー(なんで竹村健一さん)、当時の造船技術で、日本から大平洋まで海を渡ることなんてできるのかなとも思いますしね。縄文人は空でも飛んでいたんですかね(投げやりかよ)。

まあ、以下の記事でもふれさせていただきましたけれど、もともと日本人の出自は「よくわからない」のです。

日本人はエイリアン : 核DNAの解析の末「オリジナルの日本人が周辺アジアのどこにも見つからない」ことで日本人の出自が完全にわからなくなっている今だからこそ言ってみる

上の記事でも書きましたけれど、それまで、日本人のルーツというのは、アフリカ大陸から、ユーラシア大陸へと人類が進み、現在の中国や朝鮮半島から人々が日本にやってきたのだろうと。

しかし、核 DNA の解析はこれを否定していまして、

「日本人はどこから来たのかよくわからない」

ということになっています。

そして、アメリカ大陸に最初に定住した人たちも、従来の説では、ユーラシア大陸から現在のシベリア、そして、アラスカと歩いて渡り、アメリカ大陸に到着したということになっていました。

しかし、今回の研究は、このアメリカ大陸のほうの人類のルートも、従来の説とは異なっている可能性を示したものです。

当時の人類がどのように移動して、どのように各地に出現したのかは、わからない部分が多いままで、そして、古代の日本人に関して、また謎が増えたということなのかもしれません。

ちなみに、今回の発見に関しては、海外の一般の報道では「日本から」という部分はあまり強調されていませんが、ここは日本ですので、その部分を強調した記事とさせていただきました。





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